“The best is yet to be.”     最上のものは将来にある!

2月27日(金) 昨日の雨が70期生の門出を祝福するかのように朝方には上がっていました。70期生は強運の持ち主なのかもしれません。

ご来賓各位や保護者の皆さん、教職員、在校生の大きな拍手に迎えられ入場してきた70期生。それぞれの顔には、芦高生として3年間やりきった自信と誇り、明日からの新たな社会への意気込みが見て取れました。国歌斉唱に引き続き、芦高第67回卒業証書授与式が厳粛に滞りなく終了しました。外は少し寒かったですが、本当に温かい卒業式になりました。まさに出席者全員で作り上げた“We are 芦高!”の気概が感じられました。最高の卒業式でした。

先ほどまで賑やかだった仮設校舎は、一昨日までの静けさが戻ってきました。芦高70期生の前途に幸多かれと祈ります。詳細や写真は後日のオフィシャルブログ「校長室の窓から」に譲るとして、今日は70期生への餞に私がPTA会報に寄稿した拙文を紹介します。

県芦屋 PTA会報(平成27年2月27日 第85号)より

芦高70期生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。保護者の皆様には、お子様のご卒業を心よりお慶び申し上げます。皆様のこれまでの子育てのご苦労を思うと、喜びも一入のことと拝察いたします。本日、お子様が社会の有為な人材として、新たな世界へ飛翔する日を迎えられたことを共に喜びたいと思います。

70期生の皆さん、「自治・自由・創造」の教育綱領のもと、創立74年の伝統を誇る理想の精舎で、「芦高生」として思う存分青春を謳歌した3年間は如何でしたか。本日、ついに皆さんは真っ白な芦高というキャンバスに思い思いに描いてきた最高傑作(masterpiece)を完成しました。そんな皆さんの個性豊かな色彩に彩られたキャンバスの片隅に、ほんの少しでも私の存在が描かれているならこの上なく幸せです。

皆さんとは縁があって、沖縄への修学旅行、県立西宮との定期戦、記念祭、体育祭等々の学校行事をとおして、数多くの忘れ得ぬ思い出と楽しい時間を共有してきました。昼休みや放課後などに校長室を訪ねてきては、いろいろな話をしてくれた芦高生がたくさんいるのも70期生です。そんな皆さんとお別れするのはとても寂しいことですが、涙をぐっと堪えて新しい門出を祝福します。

再会を期して、昨年好評を博したNHK朝の連続テレビドラマ「花子とアン」の名シーンから、女学校の卒業式でのブラックバーン校長の式辞を紹介して餞のことばとします。

“If some decades later, you look back on your time with us here and you feel that these were the happiest days of your life, then I must say your education will have been a failure. Life must improve as it takes its course. Your youth you spend in preparation because the best things are never in the past, but in the future. I hope that you pursue life, and hold onto your hope and your dream until the very end of the journey.”

「今から何十年後かに、あなた方がこの学校生活を思い出して、あの時代が一番幸せだった、楽しかったと心の底から感じるのなら、私は芦高の教育が失敗だったと言わなければなりません。人生は進歩です。若い時代は準備のときであり、最上のものは過去にあるのではなく将来にあります。旅路の果てまで、希望と理想を持ち続け進んでいく者でありますように」

芦高70期生の皆さんと共に過ごした芦高での3年間は私の生涯の宝物になりました。皆さんとの出会いに感謝しています。卒業後は母校芦高の応援団としてよろしくお願いします。

70期生の卒業を祝して      校長 八木 基雄

巣立ちの時を待つ70期生!

2月26日、朝から冷たい雨になりました。いよいよ明日(27日)芦高第70期生の卒業証書授与式が挙行されます。昨日、年次末考査最中にもかかわらず、1,2年次生が式場設営から校内美化まで準備万端整えてくれました。後輩たちの心配りに“We are 芦高!”精神がうかがわれます。明日は素晴らしい卒業式にきっとなります。

今日は久しぶりに登校した70期生で朝から仮設校舎はとても賑やかでした。ひょっとして壊れてしまうのではないかと心配もしましたが、1ヶ月近く静寂の中で過ごした私は妙にわくわくしていました。3年次生は体育館で午前中いっぱい卒業式の予行、校歌の歌唱練習、表彰伝達、同窓会あしかび会入会式など目白押しのスケジュールをこなしました。お疲れ様でした。久しぶりの芦高はいかがでしたか?芦高生と呼ばれるのもあと1日になりました。明日はさぞかし感慨深い一日になるでしょうね。

各種表彰に引き続き、3年間無遅刻無欠席で皆勤賞を受賞した20名の皆さん、部活動と学習活動を見事に両立させ、まさに「文武両道」を貫いた215名の皆さんには「芦高精励賞」を授与しました。皆さんの真摯で不断の努力に敬意を表するとともに賛辞を送ります。また、あらためて明日お礼を述べますが、70期生の皆さんから体育館左側に設置された「自治会歌」の銘板を卒業記念品としていただきました。これからも、古くから歌い継がれてきた「自治会歌」とともに皆さんの母校がさらに充実と発展するように教職員一同尽力することを誓います。

同窓会あしかび会入会式では、仲事務局長の司会進行で、藤野副会長から暖かい歓迎のご挨拶をいただき、幅広い活動の内容をご紹介いただきました。日本国内はもとより世界各国でご活躍の28,000人のあしかび会員の皆さんが、新たな社会に巣立つ皆さんをサポートしてくださいます。明日、そんな皆さんの母校「芦高」に誇りをもって、さらに大きな果てなき空へと飛び立ってください。

校長 八木 基雄

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芦高オープンカレッジ⑧ 知られざる真実に迫りました!

2月26日(木)あいにくの雨になりましたが、芦屋市教委と共催で開催している芦高オープンカレッジ最終回が、多数の受講者の皆様のご出席を得て、好評のうちに終了しました。

最終回は本校非常勤講師、神戸居留地研究会の高木 應光先生による「白州次郎ー知られざる真実を追ってー」をテーマに、彼の生い立ちから幼少時代、ロンドン大学、ケンブリッジ大学時代の学業成績を含めた彼の生き様を学びました。また彼にまつわる野球やサッカー、ラグビーフットボール等についても講義が深まりました。                  

「白州次郎は『サムライ=ジェントルマン』に相応し行動をとろうとした人物だった」と高木先生は最後にまとめをされました。講義の中で、彼の第三者評及び語録まで紹介していただき、受講者の皆さんは、彼の知られざる真実に感心したり、記述の間違いに驚いたり、時には笑いがおこったりして、終始和やかなうちに講義は終了しました。

雨の中、本校までお越しいただいた皆様、ありがとうございました。またこの1年間、芦高オープンカレッジを受講された皆様、ありがとうございました。来年度も芦高オープンカレッジを開講する予定です。テーマや内容については、後日このブログでお知らせします。

校長 八木 基雄

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JENESYS 2.0 韓国青年訪日研修団来校 報告2

2月9日(月)の外務省JENESYS2.0プログラム韓国青年訪日研修団来校について、今回の交流に主に関わったバディの感想を紹介します。

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「私が緊張していたら日本語でたくさん話しかけてくれました。外国に来てもしっかり自分の事や思った事を説明できる、いい意味での自己主張が強く、上手だなと感心しました。韓国では学校が終わってからも夜遅くまで勉強しているそうで、みんな頭の回転がよく、明らかな学力の差を感じました。今回の交流では考えさせられる発見がたくさんありました。とても心に残る交流でした。」

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「この経験はとても外国、外国語に対する興味や関心がわいた良い経験だったと思います。異文化に触れる事によって今までとは違う観点で世界を見られるようになりました。」

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「日本語、日本の文化を学び、日本を愛してくれている研修団の方々に対してどのように感謝の気持ちを伝えたらいいのかわからないほど感謝しています。そして今回の出会いがきっかけでもっと自分が日本の事を知り、学び、好きになるべきだと実感しました。本当に私たちにとってとてもよい経験になりました。」 

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「一緒に日本史の授業を受けましたが、日本の歴史上の人物の名前をたくさん知っていて驚きました。本当に短い時間でしたが、とても楽しかったです。」 

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「一緒に笑ったり、お弁当を食べたりしている間にお互い少し打ち解け始め、伝えたいという気持ちと理解したいという気持ちがより強くなるにつれ、伝わる事が増えていきました。」

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「バディが日本の文化・歴史についてとても興味を持ってくれていたこと、また言語が違っていても同じ話を共有して笑いあえるということにとても感激しました。」

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「自分では気づかなかった日本の素晴らしさを知り、誇りを持つ事ができました。言語や文化の違いという壁はありますが、今はそれに不安を抱くより、その先にある人と人同士のつながりに注目したいと思います。」

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生徒の言葉から感じることは、文化の違いを超えた”Face to face” “Heart to heart”の交流になったということでした。そして芦高生が世界へと目をむけグローバルな考え方を持ち始めていると実感しました。

 文責:国際理解教育担当

 

 

 

 

 

 

自信をもって挑戦せよ!-明日から国公立大学前期日程試験

昨日(23日)は3月下旬のような気候でした。最近は太陽が昇る時間も少しずつ早くなってきており、春の足音がすぐそこまでやってきていることがわかります。新しい生命やエネルギーの躍動が随所に見られます。

先週から、家庭学習期間中の3年次生(70期生)の関西を中心にした私立大学の合否状況が届いています。合格した嬉しさのあまり学校まで報告に駆けつけてくれる芦高生。第1志望校が残念だったにもかかわらず、平常心で自習室に通い続け、後期入試や3月入試のチャンスをうかがう芦高生。1年間の進学準備の結果、憧れの第1志望に合格した69期生の喜ばしい報告も聞くことができました。彼と話をしてみると、1年間の試練は人間を大きく成長させるのだということを実感しました。このように、この時期はいつの時代も同じ光景が繰り返されます。

明日から国公立大学の前期日程試験が一斉に始まります。朝日新聞には下記のように志願者数の分析が掲載されていました。

25日に始まる国公立大学入試の2次試験の確定志願者数を、文部科学省が19日発表した。164大学551学部に計47万4546人が出願。全体の募集人員(10万1605人)に対する倍率は4・7倍で前年より0・1ポイント下がった。志願者、倍率ともに、大学入試センター試験が始まった1990年以降で過去最低となった。

 国立(82大学377学部)の倍率は前年と同じ4・3倍、公立(82大学174学部)は前年より0・2ポイント低い6・3倍だった。

この時期には大学入試に関する様々な情報が飛び交いますが、情報を取捨選択し、また情報に惑わされることなく、これまでやってきた自分に自信をもって試験に臨んでほしいと思います。合否はともかく、最後までやりきった自信はこれからの人生に十分に生かせることができます。最後の最後まで粘り強く頑張れ!芦高70期生の皆さん!

皆さんの卒業式がいよいよ今週の金曜日(27日)に迫りました。「芦高生」と呼ばれる日々もあと4日です。古巣を飛び立つ準備はできていますか?私たちは皆さんが果てなき明日へ飛び立つ日を心待ちにしています。

校長 八木 基雄

芦高生の見た震災復興-芦高の記録と芦高の果たす役割

IMG_2466芦高には、先日このオフィシャルブログでも紹介した校門側の「阪神・淡路大震災の碑」の他に、体育館1階入口側面に、当時、本校体育館等で避難生活を余儀なくされた皆さんから感謝の気持ちを込めて寄贈された記念銘板がひっそりと設置されています。その経緯を芦高に長く勤務されている芸術科のI先生に伺いました。するとI先生から、「復興をめざしてー県立芦屋高校 震災の記録」と「阪神・淡路大震災生徒記録集」5冊を紹介していただき当時の生々しい記録を辿っていきました。  

平成7年1月17日の避難所開設から5月28日の閉鎖まで、地域住民の皆さんの避難所として芦高体育館が開放されました。避難者数は開設当初の約1,500名が最多であったとのことです。(下記避難者数をご覧ください。)芦高及び県立武庫高校の職員はじめ芦高生や卒業生、四条畷市や可児市の職員の皆さんがボランティアとして避難所生活を余儀なくされた皆さんのお世話をするとともに避難所をスムーズに運営しました。

閉鎖前の5月13日「心揺さぶる出会い これからの糧に」をテーマに関係者約200名が集い大親睦会が開かれ、当時の芦屋市長も招かれました。親睦会の開会に際して、当時の校長は「このような会合ができるとは夢のような気がする。地域のみなさんと深いつながりができて喜んでいる」と話されたそうです。

銘板には次のように記されています。

心揺さぶる出会いに これからの糧に                                                    –5月13日、当避難所に関わる方 が一堂に会して開催した大親睦会の趣意書より-

  阪神・淡路大震災(1995年1月17日午前5時46分)により、当所が避難所となりました。閉所にあたり、お世話になった方々への感謝と、当避難所がかげがえのない出会いの場であったことを記念して、ここに記録として残します。            

                             1995年5月28日

避難者数の推移                                  開設当初 約1,500名                            2月1日   約650名                             3月1日   約450名                              4月1日   約250名                             5月1日   約150名  

      兵庫県立芦屋高等学校避難所 避難者 一同

IMG_2470あれから20年の歳月が過ぎました。当時避難所生活を余儀なくされていた地域住民の皆さんはいかがお過ごしでしょうか。体育館のステージに立つ度に、最多1,500名の避難者の皆さんの避難生活のご苦労が忍ばれ心が痛みます。確かに街は復興したように見えますが、皆さんの心の復興はまだまだではないかと拝察いたします。 

東日本大震災での大津波の教訓から、標高3.9㍍に位置する芦高は芦屋市の津波避難ビルに指定されています。これまで数回地域住民の皆さんと共同で避難防災訓練を行い減災・防災意識を高めてきました。来る3月10日には南海トラフを起因とする地震・津波を想定した避難訓練を行います。ご協力をよろしくお願いします。

「備えあれば憂いなし」 

今後も芦高は地域住民の皆さんの万が一の際の避難所として、また災害時の司令塔として、常に「自助・共助・公助」の精神を養っていきます。

ここにあらためまして、阪神・淡路大震災、東日本大震災で尊い命を亡くされた方々のご冥福を祈り、哀悼の意を表します。

校長 八木 基雄                                                                           

 

 

歓迎!未来の芦高生!

IMG_2471地域に根ざす芦高には毎日訪問者が絶えることがありません。今年は阪神・淡路大震災から20年という節目の年でもあり、校門の側にある「阪神・淡路大震災の碑」に哀悼の意を表しながら手を合わせてくださる卒業生や地域住民の方もたくさんいらっしゃいます。今年の1月17日の朝には、芦屋市長も慰霊に来てくださいました。

この碑は平成10年1月17日、本校同窓会あしかび会員の皆様の浄財により、阪神・淡路大震災で無念にも命を落とされた在校生3名と卒業生30名の御霊を慰霊するために建立されました。

1月中旬、近隣の小学生や保育所の保育園児の皆さんが、阪神・淡路大震災の教訓を学び次世代に伝えるため、この碑を訪れ小さな手を合わせてくれました。

「勉強したくても大きな地震で勉強することができなくなったお兄さんやお姉さんの分までしっかりお勉強して、将来は芦屋高校で勉強できるようになりましょうね!」

と先生が語りかけると、保育園児たちはいっせいにうなずいていました。私は先生の話を素直に聞ける保育園児の皆さんを微笑ましく眺めていました。皆さんが芦高生となる時には創立90周年が目の前に迫っています。歓迎します!未来の芦高生!

校長 八木 基雄

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“文武両道”のさわやかな芦高生

 

「文武両道」をスローガンに掲げ、日々多感な青春時代を謳歌している芦高生。芦高の一日の始まりはいつも賑やかです。

グラウンドでは朝7時過ぎに野球部が元気なかけ声とともに早朝練習を始めます。その練習に励む声が阪神芦屋駅まで聞こえることがあります。体育館ではバスケットボール部がシャトルランの音楽をBGMにランニングでウオーミングアップを始めます。トレーニングルームでは冬場の体力と身体づくりに懸命なカヌー部員がいます。サッカーやラグビー部員も負けてはいません。

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昼休みはといえば、昼食もそこそこにグラウンドに飛び出してくる野球部員。黙々とグラウンド整備をしています。また寸暇を惜しむかのように練習に励むラグビー部員の賑やかな声がグラウンドに響きます。テニスコートではリズミカルにストローク合戦が繰り広げられます。

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「午後からの授業、居眠りしないのかなぁ」と心配つつ眺めていると、私を見つけて例外なく大きな声であいさつをしてくれます。昼休みの短時間でも効率よく練習し、授業にも真剣に向き合える芦高生に感心するばかりです。

放課後には剣道部、柔道部、卓球部、陸上競技部、弓道部が加わり芦高キャンパスはなおいっそう賑やかになります。

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上の写真は夜間の部活動の様子です。本校はかつて定時制課程の県立武庫高等学校と校舎を共有していました。(現在、県立武庫高校は県立西宮香風高等学校に統合されています。)幸いにもまだ使える照明灯を有効活用しています。(残念ながら既に照明灯のひとつは壊れてしまっています。)申請をすれば、公式試合の1週間程前から午後7時まで使用することができます。秋から冬場にかけて日没が早くなる季節には、思う存分練習ができてとても助かります。

グラウンドは他校に比べるとかなり狭いので、日々練習に工夫を加えお互いに譲り合いながら部活動に励むのは芦高草創期からの古き良き伝統です。

風はまだ冷たいですが、今日は春を思わせるような日差しが降り注いでいます。国道2号線から南に延びる桜並木の蕾が、冬の間にたっぷりとエネルギーを蓄えて、今か今かと開花のタイミングをはかっています。確実に春の足音はすぐそこまで来ています。そんなさわやかな一日、今もグラウンドから芦高生の元気な声が聞こえてきます。

IMG_2485〔推薦入学 合格者発表〕

本日午後2時、2月14日に実施した平成27年度推薦入試における160名の合格者を発表しました。

 

合格者の皆さん、「芦高生(73期生)」と呼ばれるようになるまであと少しです。それまで着々と準備をよろしくお願いします。

校長 八木 基雄

JENESYS 2.0 韓国青年訪日研修団来校 報告 1

2月9日(月)の外務省JENESYS2.0プログラム 韓国青年訪日研修団来校について報告します。

全校生で開催した歓迎レセプションでは、韓国からの中・高生36名が、自治会長の横畑さん、副会長の足立さんの司会・進行のもと、全員の拍手で迎えられ体育館に入場しました。訪問団の生徒たちは、芦高生全員での出迎えに大変感動するとともに、アリランの演奏と歌を披露し、芦高生も熱心に聞き入っていました。

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厳粛な歓迎レセプション
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バディーと共に英語の授業

続いて、あしかび会館で自治会執行部の宮崎君がDVDによる学校説明を行うと、訪問団の生徒はカヌーやヨットの選択授業にとても興味を持ったようで、声を上げて感心していました。自治会執行部による校舎案内の後、4限、5限はバディーと共に授業を受け、昼食時間はバディーと一緒に楽しく過ごしました。

6時間目は自治会執行部主催の生徒交流を行いました。

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訪日研修団代表挨拶

両校生徒代表挨拶の後、会長の横畑さんが「千と千尋の神隠し」のお琴での演奏を披露すると、訪問団の生徒が一緒に歌を口ずさんでいました。

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日本文化お琴の演奏を紹介
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和菓子の美味しさに感動

続いて、茶道部は抹茶と和菓子の接待。JポップとKポップを交えた書道部による歓迎パフォーマンスなど、邦楽部・茶道部・書道部の日本の伝統文化を交えたパフォーマンスの全てに訪問団の生徒はとても興味を示し、感激しながら「日本文化は素敵だね」と口ぐちにバディに伝えていました。最後は、訪問団の生徒によるJポップ・絢香の「ワインディングロード」で締め括られました。

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韓国語と日本語の文字をダンスを交えて披露
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Jポップを見事な日本語で絶唱

 とても短い時間の交流でしたが、生徒たちはお互いにすぐに打ち解け仲良くなりとても充実した時間を過ごしていました。訪問団の生徒は皆、日本語がとても上手で、英語の授業でも自分の日本語を使いたいという気持ちがとても強く、最後は日本語で芦高生と話をしていました。

 

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訪日研修団全員集合

次回は国際交流を楽しんだ生徒の感想をお伝えします。

 

 

文責:国際理解教育担当

 

 

 

芦高ホームルーム活動多彩に展開

本校では月曜日と木曜日は7時間授業が組まれています。毎週木曜日7限はロングホームルーム(LHR)の時間です。ふつうはクラス毎に進路、ガイダンス、キャリア教育、人権教育等に使われますが、年に数回は年次集会や全体レクレーションが開かれます。多感な高校生にとってこのロングホームルームは人間関係や社会人としての素養を学ぶために大変重要な意味を持ちます。

少し寒さも緩んだ2月11日(木)グラウンドからとても賑やかな歓声が聞こえるので足を運んでみました。2年次全員がクラス対抗ドッチボール大会を楽しんでいました。高校生がドッチボールなんてと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、意外に盛り上がります。女子生徒に向けて手加減してボールを投げる男子生徒。男子生徒には容赦なく強いボールを投げ返す女子生徒・・・様々な人間模様が垣間見えます。ちなみに主任杯(優勝)に輝いたのはE組だったそうです。

台湾への修学旅行で楽しい思い出を共有した71期生の皆さんは、部活動においては総仕上げの時期を迎え、受験生と呼ばれるようになります。4月に入学してくる73期生の頼もしい先輩として、また伝統を誇る芦高を牽引すべく、芦高のキャンバスを舞台に一人一人が主役を演じてくれることを期待しています。

さて1年次はというと、体育館で年次集会をしていました。2年次とは対照的に静まりかえった体育館では、学校生活、学習、進路について担任の先生方の熱弁が体育館に響き渡っていました。それぞれの個性豊かな熱弁に真剣に耳を傾けている72期生の姿にみなぎる意欲を感じました。最後はやはり年次主任がしっかりと締め括っていました。

県下最大規模の400名でスタートした72期生の皆さんは、ユニトピア篠山での遠足の時と比べるとずいぶん芦高生らしくなりました。毎朝元気でさわやかな声であいさつのできる年次です。4月には73期生の後輩が入学してきます。先輩から受け継いだ芦高生気質を伝えていくのも重要な役割のひとつです。大いに期待しています。

校長 八木 基雄

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