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平成28年度前期終業式(お話)

平成28年9月30日

 平成28年度前期終業式 式辞

兵庫県立芦屋高等学校長 岡田 学

 県立芦屋高等学校は、単位制・2学期制の学校です。今年は、夏休みを縮め、創立記念日を前倒しにして、3日間の秋休みを設けました。今日は終業式です。皆さんには、前期の通知表が渡されることと思います。 自分の半年間を振り返って、他の評価もして下さい。部活動はどうでしたか、家庭学習はできていますか、ルール・マナーは守れましたか?結果ばかりではりません。過程も大切です。
2日前、リオ・オリンピック セーリング470級で5位に入賞した、吉岡美帆先輩が来てくれました。前期・後期の式に来れないかとお願いしたのですが、スケジュールが合わず、28日の午後の来校になりました。せっかくのチャンスなので、学校に来ていた一部の運動部のみなさんにも集まってもらって、話を聞かせてもらいました。レースにかける思いとかオリンピックでの様子とか、話もおもしろかったのですが、私がすごいなと思ったのは、気負うことなくたんたんと話してくれる姿でした。「風や波が強ければ、自分たちの方が有利です。勝つ自信があります。」「絶対、東京オリンピックでメダルを取りたいです」落ち着いた表情に、オリンピックで戦ってきた経験からの自信、覚悟が見えたような気がしました。芦屋高校の先輩が世界で戦っている!!本当に嬉しかったです。
吉岡先輩が、リオ・オリンピックに出場できるようになったのは、177cmの身長、オリンピック経験者の吉田愛選手に出会えたことがきっかけだと思います。しかし、ヨットが好きで大学でも真剣にレースに出ていたからこそ生まれてきたチャンスだと思います。「チャンスは、つかみとるものだ」と話してくれました。
今、ここにいるみなさんにも、チャンスは同じように来るのです。自分の人生を決めるチャンスが。しっかり前を見ていて下さい。
先日、みなさんの授業の様子を見て回りました。ほとんどの人が、教科書を広げ、先生の話に一生懸命ノートを取っていました。学ぶことに無駄はありません。「素粒子のニュートリノの研究で宇宙のことがわかっても、自分には関係ない。」という人がいます。そんなことはありません、学ぶ姿が大切なのです。関係ないと思っていた知識が、思わぬところで役に立つことがあるのです。自分のチャンスをつかみたいなら、1時間、1時間が真剣勝負と思って、授業を受けて下さい。自分のチャンスは、自分でつかんで下さい。

ニュージーランド語学研修説明会

4月23日(土)10:00~11:30大講義室
ニュージーランド語学研修説明会が行われ、14家庭の保護者・生徒の参加がありました。

グローバル社会が進展する中で、英語のコミュニケーション力は今後の社会人として必須の能力となっています。芦屋高校では、英語のコミュニケーション力を伸ばす上で、実際に海外に行き、現地の文化に触れることや同世代の中・高校生と生活を共にしたり、語り合うことがとても大切であると考え、海外語学研修を再開することになりました。

今年は、7月23日(土)~8月6日(土)の約2週間、ニュージーランドでホームスティをしながら、現地の高校生等と交流しコミュニケーション力を身につけます。
本日の説明会では、研修旅行を企画するISA(株)小島さんから、語学研修の大切さ、ニュージーランドの魅力、研修プログラムの内容等について説明がありました。

第1回の説明会は終わりましたが、定員にはまだ余裕がありますので、希望があれば早急に担任の先生に申し出て下さい。

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平成28年度前期始業式 式辞(お話)

平成28年4月8日

1学期始業式 式辞

兵庫県立芦屋高等学校長 岡 田  学

 今日から新学期が始まります。
新学期を迎えて、みなさんは胸をわくわくさせていることでしょう。今年度を、学習に、部活動に、そして進路実現に向けて、充実した1年にしましょう。

3月の終業式では、春休みという休業期間を使って、なぜ学びたいのか、何が学びたいのか、考えて欲しいと話しました。考えてくれたでしょうか。
私にとっての答えは、知らなかったこと、興味があることを学ぶのは、楽しいからだということです。
なぜ、昼の空が青くて、夕焼けが赤いのか?ある人が実験で教えてくれました。
嬉しくて仕方なかった。
虹が出る原理は習ったが、自分で作れると楽しい。
だから理科が大好きになった。
試験で良い点を取るために勉強するそれは、身近な目標としては大切である。しかし、大学に入って、もっと学ぶ楽しさを味わって欲しい。そのために一生懸命今は、英単語を覚えて欲しい。そんな風に今の自分を見つめてもらえたらと思っています。

<2つ話をします。>
今年度より、夏季休業中の語学研修旅行を復活し、今年はニュージーランドで2週間のホームスティと現地高校生との交流プログラムを持つことが決まりました。
社会のグローバル化はどんどん進んでおり、皆さんが海外で働くことや、企業での会議が英語で行われることも普通となっています。
グルーバル社会で求められる力は、互いの文化の良さを認め合って、学び合いたいという強い気持ちと語学力・プレゼンテーション力であると思います。その意味で、日本を出て、海外の同世代の人と生活を共にするのは貴重な経験で有り、視野を広げる大きなチャンスであると思います。お金がかかりますが、ぜひ、保護者の方と相談してみて下さい。

次に先輩の話をします。ヨット部で64期生の吉岡 美帆 さんが、セーリング470級でリオデジャネイロオリンピックに出場します。吉岡選手は本校のヨット部出身です。高校の時から始めたヨットが好きになり、ヨット競技を続けたいと立命館大学に入りました。そこでめきめきと頭角を表し、ベネッセのセーリングチームに入り、北京・ロンドンオリンピックに出場した吉田愛選手とチームを組み、世界ランキング3位の成績を上げて、日本代表に選ばれました。吉岡選手は、6月に行われる本校の記念祭に来てくれ、後輩に向けてのメッセージをくれるそうですが、私たちも、ぜひ、リオ・オリンピックに出場する先輩がいることを誇りにして、高校生活を送ってもらいたいと思います。信念を持ち続けて努力すれば、思いは叶うことメッセージをしっかりと受け取ってもらいたいです。

自分を大切に、自分の可能性を信じて、1年間頑張りましょう。

平成27年度後期終業式 式辞(お話)

平成28年3月23日

後期終業式 式辞

兵庫県立芦屋高等学校長 岡田 学

 

平成27年度がまもなく終わろうとしています。みなさんは、この1年間をどのように振り返ろうとしているのでしょうか。
1月の集会でも、“学ぶ意味”についてお話をしてきました。今日もその続きを話します。

昨年に本屋大賞を受賞された上橋菜穂子さんの『精霊の守人』がNHKでドラマ化されたと言うことで、話題になっています。上橋さんのファンタジーの世界は、私も大好きです。上橋さんは文化人類学者でもあり、アボリジニについても長年研究をされています。だから、上橋さんの描く世界は、ファンタジーの世界なのに精密です。風景や動植物、食べ物や衣装、習慣や掟などが、丁寧に描かれていて話に厚みがあるから大好きです。
さて、これもアニメになったのでご存じの人も多いと思いますが、『獣の奏者』の物語の中で主人公エリンが、育ての親ジョウンのもとを離れ、王獣を飼育するカザルムの学舎に入るために試験を受けるという場面があります。
なぜ、獣の医師になりたいか書きなさい。
エリンはこう答えます。
「この世に生きるものが、なぜ、このように在るかを、知りたいのです」「生き物であれ、命なきものであれ、この世に在るものが、なぜ、そのようにあるのか、自分は不思議でならない。小さな蜜蜂たちの営みが、信じられぬほど効率がよいこと、同じ蜂でも多種多様であること、なぜ、それらが、そうであるかを考えると、果てしない問いが浮かんでくる。自分も含め、生き物は、なぜ、このように在るのか知りたい。」
(上橋菜穂子著『獣の奏者Ⅰ闘蛇編』より)

私は、この言葉の中に、上橋さんの考える学びの本質が在ると思います。
大学に入ることは大切ですが、何を学びたいのですか?
私は、様々な物質が、構造式が一つ変わるだけで、形や色までもかわってしまうのが不思議で、化学・ケミストリーの道を選びました。
皆さんにとって、自分が不思議と思うものは何ですが?
春休みは、1年生でも2年生でもない、2年生でも3年生でも少し宙ぶらりんな時期です。だから、自由にものが考えられる時期でもあると思います。

ぜひ、なぜ学びたいのか、何が学びたいのか?
考える春休みにして下さい。

「置かれた場所で咲きなさい!」後期終業式

3月23日(月)平成26年度後期終業式が終わりました。これからしばらくの間春季休業となります。4月、万物が生き生きと躍動する季節。出会いと別れの季節。新しい年度の始まりが近づくと身が引き締まります。終業式の学校長あいさつで、私は次のように芦高生にメッセージを送りました。少し難しかったかもしれませんが、芦高生だけでなく、私たち大人にも当てはまることだと思います。

「置かれた場所で咲きなさい」の著者の渡辺和子氏は現在ノートルダム清心学園の理事長をされています。彼女は30歳間近に修道会に入り、36歳の若さでノートルダム清心女子大学の学長になった人物です。若くして、慣れない土地で大任を任された著者は思い詰め、修道院を出ようとまで思ったそうです。そんなとき、一人の宣教師に教えてもらった詩の冒頭の一行、それが「置かれた場所で咲きなさい」だったということです。(幻冬舎 渡辺和子著「置かれた場所で咲きなさい」を参照しました。関係者の皆様には悪しからずご了承ください。)

芦高生へのメッセージ:“Bloom where God has planted you.”

今朝は少し寒の戻りがあるものの、先週の週末は春真っ盛りという天候でした。宮川の桜の蕾も冬の間にたっぷりとエネルギーを蓄え、開花の時期を今か今かと待っています。本日、皆さんとともに、平成26年度の後期終業式を無事迎えることができることを嬉しく思います。

70期生が古巣を飛び立ち、71期生と72期生だけの芦高生活でしたが、この一ヶ月いかがでしたか。71期生はもうすっかり最高学年としての貫禄が出てきました。「受験生」と呼ばれる1年間になりますが、先輩から受け継いだ誇り高き伝統のバトンを次へと繋いでほしいと思います。そして、県下最大規模の400名を擁する72期生の皆さん、芦高生としての1年間は、皆さんを大きく成長させたのではないでしょうか。4月からは73期生の後輩たち(320名)が入学し、皆さんは中堅年次として芦高を牽引していく役割を担います。スムーズに次代へとバトンを繋げるようにしてくれることを期待しています。

1年の締めくくりに何を話そうかと考えていると、東京のノートルダム清心学園の理事長をされている渡辺  和子さんの」「置かれた場所で咲きなさい」という本が目にとまりました。2012年のベストセラーだそうです。英語でいうと“ Bloom where God has planted you.”です。直訳をすると「神様があなたを植えたところで咲きなさい」ということでしょうか。

「時間の使い方は、そのまま、いのちの使い方なのですよ。置かれたところで咲いてください。」と著者は言います。長い人生の中で「こんなはずじゃなかった」と思うことが次から次へと出てきます。そんな時にも、その状況の中で「咲く」努力の大切さを訴えています。

しかし、どうしても咲けない時もあります。雨風が強い時、日照り続きで咲けない日、そんな時には無理に咲かなくてもいい。その代わりに、根を下へ下へと下ろして、根を張るのです。次ぎに咲く花が、より大きく、美しいものとなるために。

現実が変わらないなら、悩みに対する心の持ちようで変えてみる。いい出会いにするためには、自分が苦労して出会いを育てなければならない。心にポッカリと空いた穴からこれまで見えなかったものが見えてくる。希望には叶わないときもあるが、大切なのは希望を持ち続けること。信頼は98%。あとの2%は相手が間違った時の許しのために取っておくこと。

「ていねいに生きる」とは、自分に与えられた試練を感謝すること。

青春真っ只中の芦高生の皆さんには少し難しいかもしれません。しかし、皆さんには芦高という場所が与えられています。日々の生活で多少意にそわなくても、この芦高という場所で「咲く」努力をしてください。一人一人の「花を咲かせる」という努力こそが芦高という大輪の花になります。

平成27年度も芦高という大輪の花が咲くよう祈念して後期終業式でのあいさつとします。

校長 八木 基雄

きらめき、ときめき 芦高生!

3月19日(木)

ここ数日は暖かい日々が続いています。今日ははあいにくの雨になりましたが、今朝の気温はなんと15℃もありました。校門横にある池のカメ3匹も長い冬眠から目覚め、久しぶりの太陽の光と風を楽しんでいるようです。残念ながら来週は寒の戻りがあるという予報ですが・・・。

学力検査のために自宅での学習を余儀なくされていた芦高生たちが学校に戻り再び賑やかになりました。グラウンドや体育館で、家庭学習から開放された芦高生たちが、喜々として部活動に汗を流す姿を見るのが大好きです。

過日、3月16日(月)、17日(火)、1.2年次だけで行った球技大会は自治会執行部の綿密な計画と運営のおかげで、大盛り上がりでした。グラウンドや体育館ではまるで県西との定期戦かのような声援が響き渡っていました。芦高オフィシャルブログでも1年次の大活躍の様子が報じられていますが、重ねて校長の視点からもお知らせします。

何にでも真摯に懸命に向き合うことのできる芦高生の姿はいつもきらめいています。自治会執行部の皆さん、おつかれさまでした。そしてありがとうございました。

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本日(19日)10:00、3月12日に実施された学力検査の合格者160名を発表しました。これで、2月の推薦入試の合格者160名と合わせて320名の芦高73期生が誕生します。71期、72期の先輩たちは皆さんを迎える準備を着々と進めています。芦高伝統の指導委員も皆さんの入学を全面的にサポートします。創立以来、28,000人の芦高生が青春を謳歌した芦高で新たな一歩を踏み出しましょう。芦高生はいつもときめき、きらめいています。応援します、皆さんの芦高生活!

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校長 八木 基雄

 

伝統の襷を繋ぐ-自治会機関誌「芦笛」発刊

IMG_2541校長室に所蔵されている活版印刷されたセピア色の「芦高十五年史」を紐解くと、「自治会各部の発展」と題して、文化部や運動部の活躍の様子が臨場感たっぷりに語られています。そして各部が機関誌なるものを発刊して、その評価と真価を堂々と世に問うています。

たとえば、昭和21年に創刊された文芸部の機関誌「花火」、同年4月創刊、伝統の鉄道研究部の会誌「パンタグラフ」(現在も発刊されています。)、昭和22年創刊の弁論部の機関雑誌「論窓」、そして、昭和23年創刊の自治会機関誌「芦笛」。中でも極めつけは、前述の「花火」とともに芦高文芸の黄金時代を形成したと評される純文芸誌「ほろばしゃ」で、創刊されたのは昭和24年のことです。このように昭和20年代の芦高は様々な機関誌の発刊ラッシュの時期であり、それぞれの作品がそれぞれの時代を鮮明に映し出し、まさに芦高の教育綱領「自治・自由・創造」を具現化したものだと言えます。しかし、「はやり廃れはいつの時代も世の常」のことばどおり、時を経るにつれて、時代背景もあり、隆盛を極めた機関誌の発刊は鳴りを潜めてしまいました。

今回はその機関誌の中で昭和23年の創刊以来、第68号を数える自治会機関誌「芦笛」を紹介します。先に紹介した「あしたづ」と同様に、巻頭言を掲載することにより紹介に代えます。

昭和23年の創刊から、この機関誌「芦笛」は第68号を数えます。まずは、誇り高き伝統の炎を絶やすことなく、「芦笛」という重みのある伝統の襷を繋ぐことができた自治会執行部の真摯な努力を讃えます。そして私は、この「芦笛」の巻頭を三度飾ることのできる巡り合わせに感謝しています。本校の前身である旧制県立芦屋中学の創立以来、「自治・自由・創造」という教育綱領のもと、この「芦笛」に代表される様々な自治会活動が、「芦高」を活性化する大きな牽引力となっているのは間違いありません。平成26年4月、「自治会が学校運営」という朝日新聞の学校紹介の見出しは決して大げさな表現ではありません。

さて、この「芦笛」には、「芦高生」たちが、この1年間に辿ってきた輝かしい青春とその足跡が余すことなく掲載されています。本誌を開くと、「芦高生」一人ひとりの脳裏には、自分だけにしかわからない思い出や「芦高生」として共有した楽しく貴重な時間が、きっと鮮やかに蘇ってくることでしょう。凛とした第66代会長の後を継いだ第67代会長の温厚な人柄や個性がよく反映されたこの「芦笛」が、目の前に広がる洋々たる前途に思いを馳せ、遠きイデアを育む「芦高生」の大切な心の拠り所になることを願っています。

結びに、今後も「芦高生」の皆さんが、この理想と希望の精舎をますます充実発展させてくれることを期待して発刊をお祝することばとします。

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「芦笛」に「捨てゼリフ(3年次)」というコーナーがあります。「後輩へ一言」から抜粋してみます。71期生、72期生の芦高生、先輩からの熱いメッセージを素直に受け取りましょう。

◎できるだけたくさんのことに挑戦してみてください。

◎高校生活、楽しくなるかは自分次第!

◎これからも、しんどいこと、辛いこと、悔しいこととか思い通りに行かないことがいろいろあると思うけど、ちゃんと最後までやり切ることで得るものもあるから、あきらめずに頑張れ!

◎「やりたい」を実行すること。それが芦高の良さを生かせる3年間。

「心に響いた言葉」というコーナーで“One Direction”を挙げてくれた卒業生がありました。最後に「芦高への愛を五・七・五で叫ぶ」のテーマから、二首紹介します。

   「芦高は 笑顔と笑いで あふれてる」

「芦高よ マジで最高 リスペクト」

 

旅立ちの日に-中学校の卒業証書授与式に想う-

〔神戸市立本山南中学校〕

今日はもうひとつ旬の話題をお知らせすることにします。  

3月10日(火)、3月中旬とは思えない寒い朝、午後からは降雪の天気予報が出されていました。神戸市立中学校では一斉に卒業証書授与式が行われました。私は本山南中学校の卒業式に臨席しました。卒業生が大きな拍手の中退場するまで約2時間、終始厳粛に温かい式が挙行されました。お世話になった恩師、学校、そして伝統の継承者としてバトンを託す後輩たちへの温かいメッセージと感謝の気持ちが込められた送辞と答辞はほんとうに素晴らしかったです。卒業生全員が母校への愛を再認識している様子がよくわかりました。

校長先生は式辞で「夢を育てましょう」「心を育てましょう」「絆を育てましょう」と卒業生にお祝いのことばを送られ、最後に万感の思いを込めて全員で「旅立ちの日に」を合唱しました。(この歌は卒業式での定番で、名曲ですよね。)

〔芦屋市立精道中学校〕

3月11日(水)、今朝も底冷えがしました。午前9時半から、 「強さ・かしこさ・思いやり」をスローガンに掲げる芦屋市立精道中学校の卒業式でした。240名が校長先生から卒業証書を一人ずつ授与されました。答辞作成委員会のメンバーが作成した答辞を4名の代表がそれぞれの感情を込めて読みました。精道中が維持継承してきた伝統文化に新たな文化を吹き込むようにと後輩たちに送ったメッセージは迫力がありました。

校長先生は式辞の中で、1964年に日本で開催された東京オリンピックのマラソンランナー君原 健二選手の「私はよく(走るのを)止めたくなることがあるのです。でも、あの角まで、あの電柱まで、もう少し走ろうと思いながら走るのです。」ということばを引用されてお話をされました。校長先生の前に壁が立ちはだかったとき、「あの電柱までもう少し、あの電柱まで」ということばを唱えられ、自らを叱咤激励してこられたそうです。このことばに込められた「焦るな、ムリをするな」という教訓を卒業生の皆さんに託されました。そして校長先生の学校経営のスローガンである「強い人間」「かしこい人間」「思いやりのある人間」に成長してほしいという思いを託されました。

最後はやはりあの卒業式にぴったりの名曲、「旅立ちの日に」の合唱が体育館いっぱいに響き渡りました。

「意味のないいさかいに  泣いたあの時

心かよったうれしさに 抱き合った日よ」

それぞれの中学の卒業式で、勇気を翼にこめて、希望の風にのり、この広い大地に夢を託した卒業生の皆さん、芦高が皆さんのその熱い思いを真正面から受け止めます。そして、明日受検する皆さん、今夜はゆっくり眠って、最後は自分自身、そして3年間共に過ごしてきた仲間を信じてがんばりましょう。

校長 八木 基雄

(お知らせ)明日12日(木)全県で学力検査が実施されます。19日(木)合格者発表までの間、芦高オフィシャルブログを休みます。

 

お互いを理解しWin-Winの関係を!

상호교류를 즐긴다

2月9日に行った韓国の中・高生との交流についてはこのブログでも紹介したとおりです。今年度、芦高生たちは、台湾や韓国の同世代の若者たちと交流することによって様々な気づきがあり、言葉の壁を越えた人と人との絆を紡いだのではないかと思います。

この交流をコーディネートしてくださった公益財団法人 日韓文化交流基金(THE JAPAN-KOREA CULTURAL FOUNDATION)の中沢氏が訪問団のアンケートを送ってくださいました。韓国の中・高生たちが素直に感じたことがたくさん記されていました。私たちにも新しい気づきがありました。そのことに感謝して、一部を抜粋して紹介します。

【学校訪問に関して】

・一般の旅行では体験できない学校訪問を通して新しい日本の友達がたくさんできたことは貴重な思い出になると思います。

・日本の部活動や教育課程を体験して両国の長所、短所を発見することができた。新しい友達もできて忘れられない思い出となった。

・学業に関しては韓国のほうが進んでいるが、クラブ活動がとても活発に行われていて「学生が楽しめる学校」という印象を受けた。また、生徒会の役割・活動がとても大きいと感じ、韓国でもこのような活動があることを広めて作ることができると良いと思った。

・日本の教育は韓国と同様に詰め込み型教育だと思っていたが、実際には人格と才能を発揮できるような教育をしていたことに驚いた。

・体育館で団員を迎えてくれた時、全校生徒が静かに待っていた姿がとても印象的でした。また授業でも集中して熱心に取り組んでいた様子や教師との壁を感じることなく親しげに話しているようでもとても礼儀正しい態度が強く印象に残っています。自分の生徒にも日本人の親切心、配慮、礼儀正しさなどを伝えたいと思います。一つ残念だったのは、学校訪問の時間が短く団員が生徒たちと別れを惜しんでいたことです。

【自国の人に伝えたいこと】

・研修中に体験した色々なことを友達に伝えたい。

・公共マナーが良いところは、やはり一つの先進国であると感じ、そこは韓国も学ぶべきであると思います。

・日本のサービス業に従事する人たちは、ホテル、飲食店、どこの店でも本当に最善を尽くして業務にあたっているのだと気付かされた。この点は韓国も見習うべきだと感じた。

・日本と韓国、両国の交流と理解を通してお互い発展的なWin-Winの関係を続けていけるよう自分も努力したい。

・日本人の「時間厳守」や「人に優しく自分に厳しく」という考え方は他人に迷惑を掛けないという「配慮」からきているように思う。このような考え方を友達や先生に教えたい。

・友達が日本に対して間違った認識を持っていたら、違っていると教えてあげたいし、日本の良い面を教えてあげ、一度は日本に行くことを勧めたい。

 ・相手に配慮するのはもちろんのこと、スマートで秩序をよく守り、さりげない気遣いと自分より相手のことを先に考える点がとても印象深かった。また、道ではゴミを見かけないし、車のクラクションも聞こえず「すみません」「ありがとうございます」とう言葉が習慣になっている生活習慣と意識は韓国人が一番必要とするもので、学ばなければいけないことではないかと思う。

以上 アンケートより             

お互いに会ってみないとわからない。お互いに話してみないとわからない。芦高生の皆さん、今後も人と人との繋がり、他者を思いやる気持ちや寛容な心をもって、さらに人権感覚や国際感覚を磨きましょう。

中学生の皆さん、芦高では「韓国語」の講座に加えて、4月から「中国語」の講座も開設します。今後も芦高生がグローバル人材の素養を身に付けることのできる様々な舞台を考えています。ご期待ください。

校長 八木 基雄

連綿と繋がるバトン-生徒作品集「あしたづ」 第31号発刊

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 同窓会あしかび会ホームページで既に紹介されていますが、芦高生の作品集「あしたづ第31号」が発刊されました。図書課長から毎年巻頭言をと依頼されるのですが、芦高生の立派な作品を前にして、なかなか筆が進まないのが常でした。この生徒作品集「あしたづ」は、芦高の伝統に裏打ちされた連綿と繋がるバトンなのです。巻頭言を掲載することにより「あしたづ」の紹介とします。

生徒作品集「あしたづ 31号」が発刊されることに敬意を表するとともに、30年以上も芦高の歴史を彩ってきた「あしたづ」の巻頭を3度も飾ることのできる幸運な巡り合わせに感謝の意を表します。また、芦高生たちが主役で活躍した様々なドラマや舞台の集大成と言っても過言ではないこの「あしたづ」を自信と誇りを持って発刊できる喜びを感じています。

ご存知のように、昭和59年に創刊されたこの「あしたづ」は、芸術科作品から感想文、研究レポート等に至る様々な教科・分野での学業成果を一括して収めた作品集としてこれまで一定の評価を得てきました。今号でも芦高生たちの豊かな感性に裏打ちされた見事な作品が多数収録されています。この「あしたづ」をご覧になる皆さんは、きっと作品の完成度に大いに目を奪われ魅せられることと思います。                                               

 私は本校着任以来、学校経営のテーマを「ドラマティック(Dramatic)・ドラスティック(Drastic)芦高~魅力ある芦高・芦高生の創造~」と掲げ、先生方には芦高生たちが様々な舞台でドラマティックに主役を演じることのできる舞台づくりをお願いしてきました。また、「文武両道」をスローガンとして、芦高生の発信力や論理的思考力を育んできました。このような芦高生の個性や感性、能力を伸長する試みのなかで、久しく休眠状態であったボランティア部、書道部、ESS部が見事に蘇るとともに、活動の幅を一層広げ、各方面において高い評価を得ています。それらの活動の一端が本誌にも収録されています。例えば、今年の夏、1年間の学習と準備を経て、ボランティア部と書道部のコラボで、東日本大震災復興ボランティアに出かけ、仮設住宅で暮らす被災者の皆さんや、宮城県立多賀城高等学校生徒会とも心の通った交流を図ることができました。そしてその活動の成果が高く評価され、ボランティア部は全国4,400のランティア団体の中から40団体のひとつに選考され「プルデンシャル・ボランティア・スピリット賞」を受賞したのは特筆すべきことです。

時は今、加速度を増しながら押し寄せるIT革命の波に晒されています。その一方では、高校生のプレゼンテーション能力の養成が優先課題となり、通信機器の急速な進化に起因するコミュニケーション能力の欠如が声高に叫ばれています。そして人間の基本的なコミュニケーションの手法である heart to heart、face to face といったコミュニケーションの手法の重要性が再認識されています。そのような状況の中、図書課を主担として取り組んできたこの「あしたづ」プロジェクトが、そんな喫緊の課題を容易く解決する糸口になるのではないかと自負しています。芦高生の皆さん、TwitterやLine等で無意味に投稿したり呟いたりするよりも、この「あしたづ」で自己表現に挑戦しましょう。最後になりましたが、「あしたづ」の編集に携わった図書課の先生方、そして誰よりもこのプロジェクトに参画してくれた芦高生たちに感謝し、芦高の歴史とともに未来永劫「あしたづ」が発刊され、これからも連綿とバトンが繋がることを祈念して巻頭言とします。

校長 八木 基雄

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70期生全員で紡いだ絆に乾杯!

早いもので、3月弥生に突入しました。そこかしこに新しい命の躍動が感じられます。学区拡大に伴う初めての複数志願選抜で、私たちも最後の詰めを慎重に行っているところです。芦高を志願している受検生の皆さん、当日は安心して受検してもらえるように、万全の体制を整えます。皆さんには、中学校の卒業式が来週に迫っています。最後の最後までベストを尽くして、自信をもって受検に臨んでください。

さて、2月27日、まるで70期生の新たな門出を祝福するかのように雨もあがり、多数のご来賓各位並びに保護者の皆様にご臨席を賜り、厳粛にそして温かく卒業証書を314名に授与しました。名門芦高で卒業証書を3度授与することのできた運命の巡り合わせに感謝するばかりです。

心のこもった自治会副会長の足立さんの送辞では、これまで自治会執行部でお世話になった頼もしい、憧れの先輩を送り出すという喜びと寂しさが素直に伝わってきました。前自治会長の上田 楓さんの答辞には、3年間の大好きだった芦高への熱い思いと、後輩たちへ、お父さんやお母さん、支えてくださった家族や先生方への温かいメッセージがたくさん込められていました。時折、感涙で答辞を読めなくなる場面もありましたが、最後まで立派に読み終えることができました。ステージ上で上田さんの答辞を聞いていて、私も涙があふれてきました。(実は、私は式辞の時から感極まっていたのです・・・)式場でも多くの保護者の皆様や教職員が彼女の感動の答辞に涙しました。

彼女が答辞で、後輩たちに問いかけた「私たちは頼れる先輩だったでしょうか。私たちは私たちが憧れた先輩のようになれていたか少し不安です」の答えは、この温かい卒業式にありました。皆さんは立派に後輩たちの憧れの存在となり、理想の「芦高生」像になりましたよ。

芦高大好き70期生の洋々たる前途に、そして70期生全員で紡いだ最強の絆に乾杯!

この写真は卒業後のホームルームでの最後の集合写真です。この写真ではあまりわかりませんが、みんないい顔して写っています。私の卒業記念にと、卒業生の一人が私にプレゼントしてくれた写真です。ありがとうございました。70期生と共に過ごした3年間は私の一生の宝物になりました。

皆さんへの熱い思いを込めた式辞を掲載しておきます。

 

 式        辞

 翠ヶ丘の梅がかぐわしく薫り、芦屋川の桜がその蕾を膨らませ、新たな生命とエネルギーを生み出す春の躍動が、随所に感じられるようになりました。本日、このような佳き日に、兵庫県立芦屋高等学校第67回卒業証書授与式を挙行するにあたり、多数のご来賓各位並びに保護者の皆様にご臨席を賜りましたことは、私たち教職員の大きな喜びとするところであります。高いところからではありますが、厚くお礼申し上げます。

 芦高70期生の皆さん、卒業おめでとうございます。そして、限りなく深い愛情でお子様を育まれ、支えて来られた保護者の皆様、お子様のご卒業、誠におめでとうございます。心よりお祝いを申し上げます。晴れて巣立ちの日を迎えた314名の皆さんは、今どのような感慨に浸っているのでしょうか。そしてまた、この創立74年の伝統と創造の学舎で、誇り高く「芦高生」と呼ばれ続けた3年間は、これからの皆さんの人生の中でどのような位置を占めることになるのでしょうか。

70期生の皆さんは、「自治・自由・創造」の教育綱領の下、「文武両道」を目標に掲げ、芦高の活気あふれるエネルギーの源流として、学習はもとより自治会活動や部活動に一生懸命取り組み、古き良き伝統の継承者として、立派にその役割を果たしてきました。本日、私たちは自信をもって、皆さんを有為な人材として新たな社会に送り出すことになります。本校は普通科単位制としては県下でも後発校ですが、多様な生徒の多様なニーズに対応する特色ある教育課程や伝統の自治会活動、そして丁寧なガイダンスとキャリア教育等の学校力が高く評価され、今や県下高等学校を先導するまでに至りました。そんな環境の下で、芦高の新たな歴史を彩るとともに、自己実現のために努力を惜しまなかった70期生の皆さんに敬意を表します。また、3年間にわたり無遅刻無欠席をとおして「皆勤賞」を受賞した20名の皆さん、「文武両道」を果たして「芦高精励賞」を授与された215名の皆さんに心から賛辞を送ります。縁があり、芦高という素晴らしい学校で、皆さんに巡り会った校長として、これほど嬉しく、誇らしいことはありません。

 さて、皆さんと忘れ得ぬ時間と思い出を共有した3年間を少し振り返ってみることにしましょう。期待と不安に胸を膨らませ、宮川の満開の桜の花に迎えられての入学式、芦高生としての生活の基本や気質を優しく時には厳しく、徹底的に伝授してくれた指導委員の頼もしい先輩たち、伝統の県立西宮高等学校との定期戦で声高らかに謳った「定期戦の歌」、母校愛に燃え、声を限りに応援した仲間たち、対戦成績2敗で迎えた昨年の定期戦は両校優勝の結果で終わり、とても悔しい思いをしました。そして、凛とした第66代上田 楓自治会長の見事な自治の下、時には熱い議論を交わしながら燃えに燃えた記念祭や体育祭、青い空と珊瑚礁の海、夜空にきらめく満天の星を眺めながら、平和や人と人の絆のすばらしさをあらためて感じた美ら海への修学旅行、遅くまで延々と続いた年次レクレーションはなかなか見応えがありました。そして、部活動の集大成、引退試合で溢れ出てきた熱い涙、これらはみな太陽がくれた「青春」という季節に、「芦高生」として謳歌したかけがえのない光り輝く日々であり、この3年間を真摯に生きてきた証でもあります。私にとってもこの3年間の日々は教員生活において 何物にも替えがたい大切な宝物になり、皆さんは後輩たちには憧れの存在となり、理想の「芦高生」像になりました。このように、皆さんは、3年前には真っ白だったキャンバスにそれぞれが思い思いに絵を描き、ついに最高傑作を見事に完成させたのです。そんな皆さんの個性豊かな色彩に彩られたキャンバスの片隅に、ほんの少しでも私たち教員の存在が描かれているならこの上なく幸せに思います。

 人は出会いと別れを繰り返しながら成長していきます。いよいよ皆さんとのお別れの時が近づきました。そこで、昨年好評を博したNHK朝の連続テレビドラマ「花子とアン」の名シーンから、女学校の卒業式でのブラック・バーン校長の式辞を餞のことばとして送ります。この式辞は東洋英和女学院の第十代校長ミス・ブラックモアが実際に卒業生に送ったメッセージです。

 “If some decades later, you look back on your time with us here and you feel that these were the happiest days of your life, then I must say your education will have been a failure. Life must improve as it takes its course. Your youth you spend in preparation because the best things are never in the past, but in the future. I hope that you pursue life, and hold onto your hope and your dream until the very end of the journey.”

 今から15年、20年、30年の後に、皆さんが今日のこの時代を思い返して、なおかつ、芦高時代が一番楽しかった、一番幸福だった、と心底から思うようなことが、もしあるとしたならば、私はそれを芦高での教育の失敗だといわなければなりません。人生は進歩です。今日は昨日よりも良く、明日は今日よりも優れた生活へと、たえず前進していくのが真実の生き方です。若い時代は準備のときであり、その準備の種類によって次の中年時代、老年時代が作られていきます。最上のものは過去にあるのではなく、将来にあります。旅路の果てまで希望と理想を持ち続けて進んで行く者であってください。

最後になりましたが、保護者の皆様、大きく成長されたお子様の姿をご覧になるにつけ、感慨ひとしおのことと拝察いたします。この3年間、本校に賜りましたご理解ご支援に対しまして、厚くお礼申し上げます。在学中は至らぬ事も多々あったとは存じますが、今日の佳き日に免じてご容赦くださいますようお願い申し上げます。

 70期生の皆さんいよいよお別れの時です。この3年間、笑ったり、喜んだり、悲しんだり、怒ったり、悔しかったり、また時には大声で叫びたくなったり、皆さんの喜怒哀楽を共に乗り越えてきた70期生の紡いだ絆は最強です。卒業後は、日本国内はもとより世界各国で活躍している28,000人の同窓会あしかび会員の皆さんがきっと支えになってくださいます。そんな諸先輩の大きな背中を目標に、芦高で培った「人間力」を武器にして、涯なき明日へ飛翔してください。私たち教職員は今後も皆さんへの支援を惜しむことはありません。必要な時にはいつでも母校に帰ってきて、芦高時代を懐かしみ、羽根を休めてください。しかし忘れてはいけないのは、最上のものは決して過去にあるのではないということです。

平和と愛と純情の眉うら若き若人が、遠きイデアを育んだ理想の精舎、皆さんの母校「芦高」はいつでも皆さんが帰ってくるのを待っています。私たち教職員もまた「芦高」の古き良き伝統を維持しながら、芦高生の心の居場所である学校づくりに一層邁進することを誓います。それでは、皆さんの心の故郷である「芦高」でまたお会いすることにいたしましょう。

 70期生の皆さんの今後の活躍を期待するとともに、その前途に幸多かれと祈り、式辞といたします。

 

平成27年2月27日

         兵庫県立芦屋高等学校 第25代 校長 八木 基雄

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