お互いを理解しWin-Winの関係を!

상호교류를 즐긴다

2月9日に行った韓国の中・高生との交流についてはこのブログでも紹介したとおりです。今年度、芦高生たちは、台湾や韓国の同世代の若者たちと交流することによって様々な気づきがあり、言葉の壁を越えた人と人との絆を紡いだのではないかと思います。

この交流をコーディネートしてくださった公益財団法人 日韓文化交流基金(THE JAPAN-KOREA CULTURAL FOUNDATION)の中沢氏が訪問団のアンケートを送ってくださいました。韓国の中・高生たちが素直に感じたことがたくさん記されていました。私たちにも新しい気づきがありました。そのことに感謝して、一部を抜粋して紹介します。

【学校訪問に関して】

・一般の旅行では体験できない学校訪問を通して新しい日本の友達がたくさんできたことは貴重な思い出になると思います。

・日本の部活動や教育課程を体験して両国の長所、短所を発見することができた。新しい友達もできて忘れられない思い出となった。

・学業に関しては韓国のほうが進んでいるが、クラブ活動がとても活発に行われていて「学生が楽しめる学校」という印象を受けた。また、生徒会の役割・活動がとても大きいと感じ、韓国でもこのような活動があることを広めて作ることができると良いと思った。

・日本の教育は韓国と同様に詰め込み型教育だと思っていたが、実際には人格と才能を発揮できるような教育をしていたことに驚いた。

・体育館で団員を迎えてくれた時、全校生徒が静かに待っていた姿がとても印象的でした。また授業でも集中して熱心に取り組んでいた様子や教師との壁を感じることなく親しげに話しているようでもとても礼儀正しい態度が強く印象に残っています。自分の生徒にも日本人の親切心、配慮、礼儀正しさなどを伝えたいと思います。一つ残念だったのは、学校訪問の時間が短く団員が生徒たちと別れを惜しんでいたことです。

【自国の人に伝えたいこと】

・研修中に体験した色々なことを友達に伝えたい。

・公共マナーが良いところは、やはり一つの先進国であると感じ、そこは韓国も学ぶべきであると思います。

・日本のサービス業に従事する人たちは、ホテル、飲食店、どこの店でも本当に最善を尽くして業務にあたっているのだと気付かされた。この点は韓国も見習うべきだと感じた。

・日本と韓国、両国の交流と理解を通してお互い発展的なWin-Winの関係を続けていけるよう自分も努力したい。

・日本人の「時間厳守」や「人に優しく自分に厳しく」という考え方は他人に迷惑を掛けないという「配慮」からきているように思う。このような考え方を友達や先生に教えたい。

・友達が日本に対して間違った認識を持っていたら、違っていると教えてあげたいし、日本の良い面を教えてあげ、一度は日本に行くことを勧めたい。

 ・相手に配慮するのはもちろんのこと、スマートで秩序をよく守り、さりげない気遣いと自分より相手のことを先に考える点がとても印象深かった。また、道ではゴミを見かけないし、車のクラクションも聞こえず「すみません」「ありがとうございます」とう言葉が習慣になっている生活習慣と意識は韓国人が一番必要とするもので、学ばなければいけないことではないかと思う。

以上 アンケートより             

お互いに会ってみないとわからない。お互いに話してみないとわからない。芦高生の皆さん、今後も人と人との繋がり、他者を思いやる気持ちや寛容な心をもって、さらに人権感覚や国際感覚を磨きましょう。

中学生の皆さん、芦高では「韓国語」の講座に加えて、4月から「中国語」の講座も開設します。今後も芦高生がグローバル人材の素養を身に付けることのできる様々な舞台を考えています。ご期待ください。

校長 八木 基雄