「70期生」カテゴリーアーカイブ

書道部 颯爽展をふりかえって

5月2日から4日にかけて、芦屋高校書道部校外展を芦屋市民センターにて開催させていただきました。

保護者の方々や、芦屋高校の先生方、あしかび会の方々、書道部OBの皆様、たくさんの方が来てくださいました。
来てくださいました皆様、本当にありがとうございました。
このように展覧会を開催することができたのも、今までの先輩方はもちろん、狩谷申子先生をはじめとする顧問の先生方のおかげです。
お越しいただいた方とお話ししていると、たくさんの繋がりがあり、この展覧会が開催できたのだとひしひしと感じました。
4日の最終日には全国総合文化祭出場記念特別席上揮毫としての全紙作品制作を観ていただいたり、母の日が近いということで両親への感謝の気持ちを表現した書道パフォーマンスをさせていただいたりと、保護者の方々とも深く繋がることができたのではないかと思います。
入部したばかりの76期の新入生も一緒に活動でき記念祭へむけての意識向上にも繋がったように感じました。
とても、学びの多い展覧会となりました。

芦屋高校書道部はこれからも感謝の気持ちを忘れずにこれからも活動していきます!
本当にありがとうございました。

書道部 部長 74期 藤川彩花
文責:書道部顧問

“The best is yet to be.”     最上のものは将来にある!

2月27日(金) 昨日の雨が70期生の門出を祝福するかのように朝方には上がっていました。70期生は強運の持ち主なのかもしれません。

ご来賓各位や保護者の皆さん、教職員、在校生の大きな拍手に迎えられ入場してきた70期生。それぞれの顔には、芦高生として3年間やりきった自信と誇り、明日からの新たな社会への意気込みが見て取れました。国歌斉唱に引き続き、芦高第67回卒業証書授与式が厳粛に滞りなく終了しました。外は少し寒かったですが、本当に温かい卒業式になりました。まさに出席者全員で作り上げた“We are 芦高!”の気概が感じられました。最高の卒業式でした。

先ほどまで賑やかだった仮設校舎は、一昨日までの静けさが戻ってきました。芦高70期生の前途に幸多かれと祈ります。詳細や写真は後日のオフィシャルブログ「校長室の窓から」に譲るとして、今日は70期生への餞に私がPTA会報に寄稿した拙文を紹介します。

県芦屋 PTA会報(平成27年2月27日 第85号)より

芦高70期生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。保護者の皆様には、お子様のご卒業を心よりお慶び申し上げます。皆様のこれまでの子育てのご苦労を思うと、喜びも一入のことと拝察いたします。本日、お子様が社会の有為な人材として、新たな世界へ飛翔する日を迎えられたことを共に喜びたいと思います。

70期生の皆さん、「自治・自由・創造」の教育綱領のもと、創立74年の伝統を誇る理想の精舎で、「芦高生」として思う存分青春を謳歌した3年間は如何でしたか。本日、ついに皆さんは真っ白な芦高というキャンバスに思い思いに描いてきた最高傑作(masterpiece)を完成しました。そんな皆さんの個性豊かな色彩に彩られたキャンバスの片隅に、ほんの少しでも私の存在が描かれているならこの上なく幸せです。

皆さんとは縁があって、沖縄への修学旅行、県立西宮との定期戦、記念祭、体育祭等々の学校行事をとおして、数多くの忘れ得ぬ思い出と楽しい時間を共有してきました。昼休みや放課後などに校長室を訪ねてきては、いろいろな話をしてくれた芦高生がたくさんいるのも70期生です。そんな皆さんとお別れするのはとても寂しいことですが、涙をぐっと堪えて新しい門出を祝福します。

再会を期して、昨年好評を博したNHK朝の連続テレビドラマ「花子とアン」の名シーンから、女学校の卒業式でのブラックバーン校長の式辞を紹介して餞のことばとします。

“If some decades later, you look back on your time with us here and you feel that these were the happiest days of your life, then I must say your education will have been a failure. Life must improve as it takes its course. Your youth you spend in preparation because the best things are never in the past, but in the future. I hope that you pursue life, and hold onto your hope and your dream until the very end of the journey.”

「今から何十年後かに、あなた方がこの学校生活を思い出して、あの時代が一番幸せだった、楽しかったと心の底から感じるのなら、私は芦高の教育が失敗だったと言わなければなりません。人生は進歩です。若い時代は準備のときであり、最上のものは過去にあるのではなく将来にあります。旅路の果てまで、希望と理想を持ち続け進んでいく者でありますように」

芦高70期生の皆さんと共に過ごした芦高での3年間は私の生涯の宝物になりました。皆さんとの出会いに感謝しています。卒業後は母校芦高の応援団としてよろしくお願いします。

70期生の卒業を祝して      校長 八木 基雄

巣立ちの時を待つ70期生!

2月26日、朝から冷たい雨になりました。いよいよ明日(27日)芦高第70期生の卒業証書授与式が挙行されます。昨日、年次末考査最中にもかかわらず、1,2年次生が式場設営から校内美化まで準備万端整えてくれました。後輩たちの心配りに“We are 芦高!”精神がうかがわれます。明日は素晴らしい卒業式にきっとなります。

今日は久しぶりに登校した70期生で朝から仮設校舎はとても賑やかでした。ひょっとして壊れてしまうのではないかと心配もしましたが、1ヶ月近く静寂の中で過ごした私は妙にわくわくしていました。3年次生は体育館で午前中いっぱい卒業式の予行、校歌の歌唱練習、表彰伝達、同窓会あしかび会入会式など目白押しのスケジュールをこなしました。お疲れ様でした。久しぶりの芦高はいかがでしたか?芦高生と呼ばれるのもあと1日になりました。明日はさぞかし感慨深い一日になるでしょうね。

各種表彰に引き続き、3年間無遅刻無欠席で皆勤賞を受賞した20名の皆さん、部活動と学習活動を見事に両立させ、まさに「文武両道」を貫いた215名の皆さんには「芦高精励賞」を授与しました。皆さんの真摯で不断の努力に敬意を表するとともに賛辞を送ります。また、あらためて明日お礼を述べますが、70期生の皆さんから体育館左側に設置された「自治会歌」の銘板を卒業記念品としていただきました。これからも、古くから歌い継がれてきた「自治会歌」とともに皆さんの母校がさらに充実と発展するように教職員一同尽力することを誓います。

同窓会あしかび会入会式では、仲事務局長の司会進行で、藤野副会長から暖かい歓迎のご挨拶をいただき、幅広い活動の内容をご紹介いただきました。日本国内はもとより世界各国でご活躍の28,000人のあしかび会員の皆さんが、新たな社会に巣立つ皆さんをサポートしてくださいます。明日、そんな皆さんの母校「芦高」に誇りをもって、さらに大きな果てなき空へと飛び立ってください。

校長 八木 基雄

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自信をもって挑戦せよ!-明日から国公立大学前期日程試験

昨日(23日)は3月下旬のような気候でした。最近は太陽が昇る時間も少しずつ早くなってきており、春の足音がすぐそこまでやってきていることがわかります。新しい生命やエネルギーの躍動が随所に見られます。

先週から、家庭学習期間中の3年次生(70期生)の関西を中心にした私立大学の合否状況が届いています。合格した嬉しさのあまり学校まで報告に駆けつけてくれる芦高生。第1志望校が残念だったにもかかわらず、平常心で自習室に通い続け、後期入試や3月入試のチャンスをうかがう芦高生。1年間の進学準備の結果、憧れの第1志望に合格した69期生の喜ばしい報告も聞くことができました。彼と話をしてみると、1年間の試練は人間を大きく成長させるのだということを実感しました。このように、この時期はいつの時代も同じ光景が繰り返されます。

明日から国公立大学の前期日程試験が一斉に始まります。朝日新聞には下記のように志願者数の分析が掲載されていました。

25日に始まる国公立大学入試の2次試験の確定志願者数を、文部科学省が19日発表した。164大学551学部に計47万4546人が出願。全体の募集人員(10万1605人)に対する倍率は4・7倍で前年より0・1ポイント下がった。志願者、倍率ともに、大学入試センター試験が始まった1990年以降で過去最低となった。

 国立(82大学377学部)の倍率は前年と同じ4・3倍、公立(82大学174学部)は前年より0・2ポイント低い6・3倍だった。

この時期には大学入試に関する様々な情報が飛び交いますが、情報を取捨選択し、また情報に惑わされることなく、これまでやってきた自分に自信をもって試験に臨んでほしいと思います。合否はともかく、最後までやりきった自信はこれからの人生に十分に生かせることができます。最後の最後まで粘り強く頑張れ!芦高70期生の皆さん!

皆さんの卒業式がいよいよ今週の金曜日(27日)に迫りました。「芦高生」と呼ばれる日々もあと4日です。古巣を飛び立つ準備はできていますか?私たちは皆さんが果てなき明日へ飛び立つ日を心待ちにしています。

校長 八木 基雄

最後まで粘り強く!春遠からじ!

お知らせ★
3年次専用自習室(仮設校舎1階)の使用禁止について
推薦入試の関係で下記の日時の使用を禁止します。
 
・2月13日(金)12:00から2月16日(月)14:00まで
 
3年次の皆さんには不便をかけますが、よろしく対応願います。  16日14:00からはいつもどおり使用できます。
  
DSC_02283年次(70期生)が大学入学試験のため家庭学習期間に入り3週間が過ぎようとしています。受験すれば合否はつきものです。いつの時代もこの時期は大学受験生にとって悲喜こもごもの日々が続きます。入試結果に一喜一憂している暇があれば、目標とする大学に合格するまで最後の最後まで粘り強く攻めていきましょう。3月入試や国公立大学の後期入試まで粘れば幸運の女神が微笑むことがよくあります。
 
さて、家庭学習に入ってから仮設校舎の校長室前に設けられた3年次専用の自習教室には朝から夕方まで黙々と自習に励む3年次の姿が絶えることはありません。日によってメンバーは入れ替わったりはしますが、常連もたくさんいます。勉強の合間の息抜きに校長室を訪ねてきてくれる芦高生も多数いるので、70期生と顔を合わす回数は3年次の先生方より私の方が多いかもしれません。中には合格の嬉しい知らせを報告にきてくれる70期生もいます。                    
 
「今日は誰が校長室を訪ねてくれるのか・・・」校舎から遠く離れた仮設校舎での私の日々の楽しみでもあります。大学受験に挑戦している皆さん、エアコン完備の快適な自習室で芦高生としての残り少ない日々を過ごしてみませんか。
 
昨日、物音ひとつしない自習室をそっと覗いてみました。教卓の上には「頑張っている皆さんへ、ご自由にどうぞ」とメッセージが貼られたガラスのビンには甘いキャンディーがいっぱい詰まっていました。これは飾らない先生方の皆さんに対する愛情のひとつですね。勉強で疲れた脳を再活性化するには甘いキャンディーが一番効果的です。キャンディーに込められた先生方の想いを素直に受け止めましょう。
 
2月26日(木)卒業式予行 70期生の皆さんに再会できるのを楽しみにしています。
 
校長 八木 基雄
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“We are 芦高!All for One”-芦高70期生に捧ぐ

1月26日(月)から芦高70期生は家庭学習期間に入ります。大学入試センター試験も終わり、各予備校のデータ分析が出そろいました。それらのデータ分析をもとに、本校でも年次団と進路課を中心に国公立大学二次出願検討会が開催されました。そしてその結果を踏まえて、休みの今日(24日)も出願先検討のための三者面談が行われています。面談に向かう希望に満ちた芦高生の姿に頼もしさを感じました。   

休みの日にもかかわりませず、学校までご足労いただきました保護者の皆様に感謝申し上げます。年次団はお子様の進路実現に向けて親身になってサポートしますのでご安心ください。

さて、いよいよ関西を中心に私立大学の入試も本格的になります。現役生の最大のメリットは「最後の最後まで実力は伸びる」ということです。安易に妥協することなく、最大限に実力を発揮して進路実現を叶えてください。次に70期生の皆さんに会えるのは2月26日の卒業式予行の日です。毎朝、登校時に会えないのは少し淋しいですが、皆さんの晴れの卒業式に向けて、私たちも着々と準備を整えておきます。合否結果に一喜一憂することなく、地に足をしっかりつけて、最後は自分を信じて果敢に挑戦してください。皆さんの笑顔に再会できるのを楽しみにしています。私は70期生の健闘を祈り、聞こえない「がんばれ」の声を送り続けます。耳を研ぎ澄ますと聞こえるかもしれません。

もうひとつ70期生の皆さんへ伝えたいことがあります。今、手元に70期生年次通信“Step by Step”があります。H組担任からの熱いメッセージは皆さんの心に届きましたか。今まで「全員がひとつのために」を合い言葉に様々なことを実践してきた70期生の皆さん、芦高生として課せられた課題は「進路実現」と「卒業式」のふたつになりました。これまで様々な場面で仲間との絆を深め、かけがえのない時間や思い出をたくさん手に入れてきた70期生の皆さん、最後の最後まで” We are 芦高!ALL for One”の精神を忘れないでください。大いに期待しています。

-芦高点描-

*阪神・淡路大震災から20年の今、本館の耐震工事のため23日から仮設校舎に引っ越しました。小雨の中、机と椅子を仮設校舎まで運び入れてくれた70期生の皆さん、ありがとうございました。3年次が家庭学習期間に入るので仮設校舎は事務室、保健室、そして校長室だけになりました。昼前に仮設の校長室に入ると、ホワイトボードには数々のメッセージが書かれていました。家庭学習期間に入る3年次有志からの思いがけないサプライズでした。ありがとうございました。

「校長先生、今までありがとうございました」                 「俺テスト頑張る」                                       「We are 芦高」等々

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*24日(土)学校に立ち寄ってみると、1、2年次の実力テストが実施されていました。皆さん、日頃の学習の成果が発揮できたでしょうか。3年次の先輩は受験の真っ最中です。2年次(71期生)の皆さんは、大成功だった台湾への修学旅行を終え、いよいよ4月からは「受験生」と呼ばれるようになります。先輩からの伝統の襷は確実に引き継いでください。

体育館やグラウンドでは実力テストから解放された芦高生たちの歓声が戻ってきました。これからも「文武両道」を合い言葉に芦高生としての資質を高めてください。そして芦高の先輩諸氏の大きな背中を追ってください。

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春遠からじ、静かな仮設校舎にて    校長 八木 基雄

 

最後は自分を信じて!

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センター試験まであと2日を示す掲示板

大学入試センター試験までのカウントダウンがいよいよ「2」になりました。本館2階への階段の踊り場にある掲示板には、年次団や進路課からの様々な情報が掲載されています。私も時々その掲示板を眺めながら、先生方の芦高生に対する熱い思いや温かい親心を感じ取っています。

1月17日(土)~18日(日)の両日、全国各地で大学入試センター試験が実施され、芦高生は神戸大学や兵庫医療大学等7箇所の会場に分かれての受験となります。今までの成果を発揮して、皆さんのベストが出せるようにしてください。

先日の全校集会でも話しましたが、「受験は団体戦!」と言い古されたことばがあります。70期生が一丸となって、まずはこのセンター試験を乗り切りましょう。またその反面、「受験は孤独な闘い」でもあります。最後はこれまで努力してきた自分自身を信じる他ありません。

ここ数日、昇降口にあるテーブルには、センター入試直前の教科プリントがたくさん並べられています。年次団の先生方の力の入れようが見て取れます。芦高生もそれに応えるかのように加速度を増してプリントがなくなっていきます。両者の意気込みが私にも伝わってきます。

聞くところによると、試験当日、年次団の先生方が最寄りの駅もしくは大学の入り口で芦高生の応援をしてくれるそうです。普段見慣れた先生方を見て、平常心でリラックスしてほしいという親心なんですね。芦高生と先生方の願いや思いはきっと叶います。

「いつやるか?」「今でしょ!」で有名なカリスマ講師 林  修先生は「受験生がんばれ!」という朝日新聞の特集で次のように受験生にエールを送っています。

■「体調管理」も受験科目と思って

 本当に、好きなこと、興味のあることだけしかやらなかったけど、好きで没頭した読書や勉強が、僕の能力を生かした今の仕事につながったのだと思います。そういう意味では、昔から「いま(好きなことをやればいい)でしょ」なのかもしれません。

 僕自身が特に恵まれた環境にいたという自覚はありますが、一般的に言っても「受験できる」こと自体が恵まれているんです。勉強もままならない環境の子もいるし、経済的な事情で受験できない子も多い。勉強だけしていればほめてもらえる状況でやる気にならない人は、やらなくていい、とさえ思います。ただ、合否という、勝ち負けがはっきり出る受験に真剣に向き合う体験は、必ず人生の財産になりますよ。

 本番まであと少し。「体調管理」という科目がもう一つあると思って、万全の状態で挑んでください。

               校長 八木 基雄

男女バレーボール部 新人大会

 

12月25日(木)に行われました、バレーボール部新人大会において、

この度、男女ともに県大会出場を果たしました!!

県大会でも日頃の練習が実を結ぶよう、全力で頑張ります。

受検生のみなさん、来年は、ぜひ県芦でバレーボールをしましょう!!

文責:バレー部顧問

祝 県大会出場!!

今朝一番に男子バレーボール顧問から嬉しい報告を受けました。男女とも県大会出場おめでとう。芦高バレー部は久しく県大会から遠のいていましたので、部員はもちろんのこと顧問の先生方の喜びも一入のことと思います。また他校の校長先生からもお祝いのメールをいただきました。ありがとうございます。

部員の皆さん、この県大会出場はチーム一丸となって試合に臨んだ皆さんのたゆまぬ努力の賜です。県大会では日頃の練習の成果を遺憾なく発揮し、芦高生らしく堂々とフェアープレイの精神を発揮し、「さわやか芦高」の名を県下に轟かせてください。皆さんの活躍を期待しています。

芦高バレーボール部OB会の皆様にも物心両面にわたりご支援いただいておりますこと、この場を借りて御礼申し上げます。お時間の許す限り後輩の活躍を試合会場でご覧いただき、叱咤激励していただければ幸いです。

来年も文武両道の芦高生を育てます!ご期待ください。

校長 八木 基雄

 

「今の幸せ」に気づくことから夢が広がる

本日の全校集会で私はこんなメッセージを芦高生に伝えました。

芦高生の皆さんへ

朝夕はかなりの冷え込みが続いています。いよいよ平成26年も押し詰まり、今年最後の全校集会になりました。

3年次(70期生)の皆さんの中には、幸運にも、既に指定校や公募、AO入試等で進路先が決定している人もいますが、年明けには本格的な入試シーズンに突入します。先日、センタープレテストを真剣な眼差しで受験している皆さんの姿を見て、自信を持ってやれば自ずと道は皆さんの前に開くと確信しました。「芦高生」と呼ばれる日々も残り僅かになりました。最後の最後まで「芦高生」としての誇りを胸に、進路実現に向けて果敢に挑戦してください。

2年次(71期生)の皆さん、台湾へ修学旅行お疲れ様でした。4日間という短い期間でしたが、濃密なスケジュールをほぼ完璧に遂行した皆さんの頑張りに心から拍手を送ります。特に熱烈な歓迎を受けた新北市立三重高級中学との学校交流で得た「出会い」や「縁」を大切にしてください。そして、今後は芦高の牽引車の役割を果たしてほしいと大いに期待しています。私は皆さんと台湾で共有した貴重で楽しい思い出と時間を忘れません。

さて、入学以来「芦高生」としての着実な歩みを進めている1年次(72期生)の皆さん、様々な学校行事が終わる度に芦中1期生から連綿と74年間繋がっているバトンを手渡されているのを自覚していますか。遅刻も欠席も少なく、挨拶も大きな声でできるようになりました。400名という皆さんの大きなエネルギーは芦高を更に充実発展させていくには十分です。文武両道を目指して今後も努力を続けてください。そして70期、71期の先輩の大きな背中に学んでください。

さて、ホームページの「芦高オフィシャルブログ~校長室の窓から~」にも書きましたが、先日聴いた腰塚勇人氏の講演会から「命の授業」について少し話します。

腰塚先生は一人一人の生徒を大切にする中学の熱血先生として、また学校運営の要として活躍されていました。そんなある日、スキーでの大事故で首の骨を折り、全身麻痺の身体になりました。入院中、幾度も自分の人生を悲観し、自分自身に襲いかかった不運を嘆いては、涙が止めどなく流れることもあったと話されていました。しかしその後は、また復活して担任をしたい、子どもたちに大きな夢を語りたいという一心で、懸命にリハビリに励まれました。その甲斐あって、奇跡的に社会復帰できるまでに回復し、担任としても完全復活されました。そしてその事故をきっかけに職を辞し、現在に至るまで「命の授業」の講演を通して「命の大切さ」や「命の喜ぶ生き方」を伝えてこられました。

この事故で人生も人生観も大きく変わった腰塚先生は、入院・リハビリ生活を経て、奇跡の復活を遂げたあと、5つの誓いをされました。いずれも心にも響く誓いです。紹介します。

「口」は、人を励ます言葉や感謝の言葉を使うために使おう。
「耳」は、人の言葉を最後まで聴いてあげるために使おう。
「目」は、人のよいところを見るために使おう。
「手足」は、人を助けるために使おう。
「心」は、人の痛みがわかるために使おう。

私のこれまでの人生で、このように自分の身体を使ってきたかといえば、恥ずかしい話ですが、全てに“Yes”とは決して言えません。

芦高に毎日通える、ご飯を食べることができる、思いっきり部活動ができる、仲間と遊べる、本を読める、温かい部屋でぐっすり眠ることができる・・・こんな日常に感謝しつつ、生かされている自分の命に恥じない生き方をしなければならない・・・と自戒しました。

このように、「今の幸せ」に気づくことこそが夢を大きく広げるエネルギーになるのだと思います。日常のありふれた生活ができることに感謝しつつ、夢を大きく広げていく努力が人生をより豊にするのです。

結びに、短いですが明日から冬季休業が始まります。それぞれに健康に留意し、有意義に過ごしてください。また「芦高オフィシャルブログ」をクリックして、私から皆さんへの熱いメッセージを受け止めてください。1月8日には元気な皆さんと出会えるのを楽しみにしています。

*「命の授業」については、腰塚勇人氏の公式ホームページを検索してみてください。

*全校集会の後、3年次の男子生徒が「校長先生、今日の話よかったです。また『命の授業』検索してみます」とコメントしてくれました。毎回きっちり私の話を聞いてくれる芦高生の皆さん、ありがとう。

保護者の皆様へ

本日、保護者の皆様には「冬季休業を迎えるにあたって(お願い)」文書を配付しています。芦高生には「冬季休業中の生活について」のプリントを配付し、ともすれば乱れがちな冬季休業中の日常生活について注意喚起しています。

保護者の皆様におかれましても、どうかお目通しいただき、お子様と共通の話題にしていただければ幸いです。特に犯罪につながりやすいSNSにつきましては十分にご理解とご指導をよろしくお願い申し上げます。

校長 八木 基雄

芦高70期生の挑戦~センタープレテスト!

12月13日(土)少しだけ寒さが緩んだ土曜日。休みの日の学校を覗いてみました。いつものようにグラウンドでは野球部、サッカー部、ラグビー部が練習に励んでいました。通用門を入りグラウンドの練習風景を眺めていると、私を見つけて大きな声であいさつをしてくれます。いつもながらのさわやかな芦高の自慢の一コマです。

校内に目を向けて見ると、3年次(70期生)が目前に迫るセンター試験に向けて、実際のテストの時間帯に合わせてプレテストを受験していました。午後の始まりに少しだけ受験教室を覗いてみると、一心不乱に問題に取り組んでいる芦高生がいました。なかには指定校推薦や公募推薦で進路先が決定している生徒も受験していて、最後の最後まで学力を伸長しようという真摯な姿勢が見られました。また果敢に受験に挑んでいる仲間に寄り添う姿勢が見えました。

よく「受験は団体戦」だと言われます。年が明ければ本格的な受験シーズンに突入します。芦高70期生が一丸となってそれぞれの自己実現に向けてラストスパートをかけてください。70期生の団体戦での勝利を祈念しています。

慣れ親しんだ「芦高生」と呼称される日々も残り僅かになりました。晴れて古巣を巣立つまで、芦高教職員一同応援しています。

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校長 八木 基雄