大学入試センター試験までのカウントダウンがいよいよ「2」になりました。本館2階への階段の踊り場にある掲示板には、年次団や進路課からの様々な情報が掲載されています。私も時々その掲示板を眺めながら、先生方の芦高生に対する熱い思いや温かい親心を感じ取っています。
1月17日(土)~18日(日)の両日、全国各地で大学入試センター試験が実施され、芦高生は神戸大学や兵庫医療大学等7箇所の会場に分かれての受験となります。今までの成果を発揮して、皆さんのベストが出せるようにしてください。
先日の全校集会でも話しましたが、「受験は団体戦!」と言い古されたことばがあります。70期生が一丸となって、まずはこのセンター試験を乗り切りましょう。またその反面、「受験は孤独な闘い」でもあります。最後はこれまで努力してきた自分自身を信じる他ありません。
ここ数日、昇降口にあるテーブルには、センター入試直前の教科プリントがたくさん並べられています。年次団の先生方の力の入れようが見て取れます。芦高生もそれに応えるかのように加速度を増してプリントがなくなっていきます。両者の意気込みが私にも伝わってきます。
聞くところによると、試験当日、年次団の先生方が最寄りの駅もしくは大学の入り口で芦高生の応援をしてくれるそうです。普段見慣れた先生方を見て、平常心でリラックスしてほしいという親心なんですね。芦高生と先生方の願いや思いはきっと叶います。
「いつやるか?」「今でしょ!」で有名なカリスマ講師 林 修先生は「受験生がんばれ!」という朝日新聞の特集で次のように受験生にエールを送っています。
■「体調管理」も受験科目と思って
本当に、好きなこと、興味のあることだけしかやらなかったけど、好きで没頭した読書や勉強が、僕の能力を生かした今の仕事につながったのだと思います。そういう意味では、昔から「いま(好きなことをやればいい)でしょ」なのかもしれません。
僕自身が特に恵まれた環境にいたという自覚はありますが、一般的に言っても「受験できる」こと自体が恵まれているんです。勉強もままならない環境の子もいるし、経済的な事情で受験できない子も多い。勉強だけしていればほめてもらえる状況でやる気にならない人は、やらなくていい、とさえ思います。ただ、合否という、勝ち負けがはっきり出る受験に真剣に向き合う体験は、必ず人生の財産になりますよ。
本番まであと少し。「体調管理」という科目がもう一つあると思って、万全の状態で挑んでください。
校長 八木 基雄