あのひをわすれない-伝えて繋ぐ

平成27年1月16日(金)

明日(1月17日)は阪神淡路大震災から20年目を迎える節目の日です。 1・17「ひょうご安全の日」の行事の一環として、本校でも阪神淡路大震災追悼行事を行いました。

午前8時、自治会執行部のメンバーと朝練に励んでいたラグビー部員たちと私は本校敷地内の石碑に献花し、黙祷を捧げました。また、8時30分からのショートホームルームでは、私が放送をとおして追悼文を読み上げ、芦高生並びに教職員全員で黙祷を捧げました。

〔追悼文〕

『平成7年1月17日、午前5時46分に発生した阪神淡路大震災では、6,400名以上もの尊い命が失われました。

本校では、生徒3名、卒業生31名の尊い命が失われ、芦屋市内でも多くの家屋が倒壊し、多くの住民が避難生活を余儀なくされました。

あれから20年目の節目を迎えた今朝8時、自治会執行部・ラグビー部のメンバーと私は、本校敷地内の石碑に献花し、黙祷を捧げ、亡くなられた方々を追悼しました。

芦屋市内の石碑に刻まれている、

「わすれない あなたのことを わすれない あのひのことを」

という言葉を胸に、亡くなられた方々を追悼し、今から全員で黙祷を捧げたいと思います。』

私たちは、あれから20年の節目を迎えることのできる奇跡に感謝しつつ、生かされている自他の命を大切に、犠牲になられた方々に恥じない生き方をすることこそが一番の弔いになるのではないか。またこの教訓を次世代に伝えて繋ぐことが私たちの使命ではないかと思います。

近い将来、私たちの身に降りかかってくるかもしれない自然災害への防災対策・災害対応を考えるうえで「自助/共助/公助」をキーワードとして防災・減災について意識していきましょう。

〔参考までに〕

自助とは、自ら(家族も含む)の命は自らが守ること、または備えること
共助とは、近隣が互いに助け合って地域を守ること、または備えること
公助とは、市町村をはじめ警察・消防・ライフラインを支える各社による応急・復旧対策活動

1月11日(日)、12日(月) サンテレビで放送された県民情報番組「ひょうご”わいわい”」では本校 淺堀主幹教諭(芦高35期生)の防災教育の取り組みを中心に放送されました。(芦高オフィシャルブログ「次世代に伝えて、繋ぐ防災教育」にも掲載しています)その動画配信が始まりました。よく企画・構成された特集番組になっていますので、当日の放送を見逃された皆さん、再度番組をご覧になりたい皆さんは次のURLをクリックするとご覧になれます。

なお、この企画をオファーしていただきました兵庫県企画県民部 広報課、兵庫県教育委員会事務局 教育企画課、兵庫県立御影高等学校、サンテレビジョン他関係者の皆様にこの場を借りて御礼申し上げます。

○特集「未来につなぐ防災の教え」
 阪神・淡路大震災の経験や教訓を次代に伝える防災教育。兵庫県の防災教育副読本と、副読本を生かそうとする教職員の姿を取材。

※兵庫県インターネット放送局「ひょうごチャンネル」
http://hyogoch.jp/channel/programview/id/1424/

※サンテレビ番組ホームページ
http://www.sun-tv.co.jp/yy/movie/kensei/150111.html

 校長 八木 基雄

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