ヨット部 平成29年度全国高等学校総合体育大会ヨット競技大会

8月10日~16日に和歌山のセーリングセンターで行われた全国高等学校総合体育大会ヨット競技に女子420級、男子FJ級、女子FJ級の3チームが出場しました。長くインターハイ種目であったFJ級は今年度で終了となり、来年度からは420級に加えて1人乗りのレーザーラジアル級が採用されます。男女のFJ級は代々長く大切にされてきた艇に乗り、有終の美を飾るべく臨んだ大会でした。

男子FJ級は第3レースに1位でトップホーンを鳴らし、最終日前日までは男子FJ級は6位、女子FJ級は4位につけていました。最終的には女子FJ級5位入賞、男子FJ級11位、女子420級14位の結果となりました。最終日に逆転されてしまい、少し悔いの残る結果ではありましたが、レースに出たメンバーはもちろん、陸上や応援のメンバーも含め、全員で最後まであきらめず帆走り抜きました。

ご声援ありがとうございました。以下は出場生徒の感想です。

女子420級

私たちは近畿予選を1位で通過し、インターハイに出場しました。しかし、本番では自分たちの力を十分に発揮することができず、悔しい結果となりました。しかし、最後まで応援してくれたチームのみんなや先輩、先生、保護者の方々のおかげで最後まで全力でレースに挑み、貴重な経験をすることができました。来年は後輩たちに想いを引き継ぎ、私たちが果たせなかった入賞という目標に向かって頑張ってほしいと思います。3年間ありがとうございました。

男子FJ級

今回は「インターハイ」という大きな舞台に近畿、兵庫、そして芦屋を代表して出場することができ、とても嬉しく思いました。

会場は様々な地域で活躍する強豪ばかりで、今までの大会とは比べ物にならないほど緊張した空気がありました。しかし、そんな中で自分たちの走りをして勝たなければなりません。レースには毎回ペアでよく話し合い、海の上では互いに情報を共有し合って挑みました。そして第4レースには1位をとることができました。29艇の一番前を走っているという事に、緊張と同時に興奮がとまりませんでした。

ヨットは小学校や中学校からの経験者も多い競技であり、その時のレースはその経験の差を努力で埋めることができた瞬間だと思いました。毎日毎日学校が終われば海に行き、仲間たちと練習し、それがようやく大きな結果に結びつきました。そして、その結果に至るまでの2年半、毎日のように船を出して指導してくださった顧問の先生方や、一緒に練習してくれた仲間たち、いつも僕たちを支えてくれた保護者への感謝の気持ちでいっぱいでした。

最終日のレースで残念ながら表彰台を逃しましたが、自分たちの実力は出し切れたと思います。この大会で勝ちや負け、多くのことを経験し、とても楽しく終わることができました。

女子FJ級

今回インターハイに参加させていただいて、女子FJで5位という結果を残すことができました。今年でFJ級が最後で、2年間優勝することを目標に練習してきました。インターハイに出ることさえ危ぶまれた時期もありましたが、ペアで支え合って今回夢の大舞台で活躍することができました。芦屋にトロフィーを持って帰ることはできなかったけれど、最後は船を輝かせることができたと思います。

2年半共に練習してきた73期をはじめ、後輩、OB・OGの先輩、藤井先生・本田先生・北口先生・狩谷先生のご指導のおかげで取れた結果です。

こんなすばらしい青春を過ごせて幸せでした。本当にありがとうございました!!

文責:ヨット部顧問