神戸在住の大蔵流狂言師善竹隆司先生をお招きし、3週にわたって狂言の体験授業を行いました。授業内容は以下の通りです。
第1週 講義「狂言とは何か」・狂言「盆山(ぼんさん)」の鑑賞と台詞読み合わせ
第2週 狂言「盆山」の台詞読み合わせと演技の稽古・扇を使った表現(ノコギリを引く、酒を飲む、刀で斬りかかる、物陰に隠れる・・・)
第3週 狂言「盆山」の稽古・発表会。狂言「痺痢(しびり)」の鑑賞・狂言の面について・小舞「うさぎ」の稽古
犬になってビョウビョウと啼く、猿になってお尻をかく、鯛になって背びれを立てる・・・・・。恥ずかしさで最初は声も小さく、演じ方もためらいがちでしたが、発表会では堂々とした演技が見られました。なにより室町時代の人々と笑いを共有できたことがよかったと思います。
文責:「日本の文化」担当者