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独自の取り組み多彩に

ボランティア部の活動報告にもあるように県内37高校が特色づくり活動発表会を行いました。2月7日(土)神戸ハーバーランド・スペースシアターで開催された発表会には県立高校生約170人が参加し、自分の通う学校ならではの取り組みや成果を紹介し合い、交流を深めました。

ステージ発表の部は県立上郡高校和太鼓部「椿」の演奏で開幕し、彼らの力強い演奏は聴衆を魅了しました。また、県立村岡高校が地域の魅力を探るため、アウトドアスポーツや紙すき体験などの学習に励んでいる様子を生き生きと紹介しました。

芦高はボランティア部が「伝えて繋げる」をテーマに、東北大震災復興ボランティアを中心にポスターセッションの部で真摯に発表しました。発表後の質疑応答も活発で、ボランティア部の活動に興味を持ってくれた他校生との交流も深まりました。幸いにも足を止めて発表を聞いてくださり、励ましていただいた次長にも感謝申し上げます。

この発表会をとおして、県立高校生たちは県内37高校の独自の多彩な取り組みを自分の目で確かめることができ、お互いによい刺激を受けたのではないかと思います。高校生が考える学校の特色づくりや取り組む活動は無限にあります。堂々と誇りを持って自校の取り組みを発表する高校生の瞳が例外なく輝いていたのが印象的でした。とても寒い一日でしたが、私も発表を聞いているとあっという間に時間が過ぎ、心豊かな気持ちで帰路に着きました。

このように高校生の瞳が輝く舞台を提供してくださった県教育委員会高校教育課の皆様にこの場を借りて御礼申し上げます。

校長 八木 基雄

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芦高の魅力・特色づくり活動を発信 明日神戸で!

2月7日(土)13時より神戸ハーバーランドセンタービル地下1階にあるスペースシアターにて、兵庫県教育委員会主催の「高等学校魅力・特色づくり活動発表会」が開催されます。これは県教委の施策である「高校生ふるさと貢献活動事業」及び「インスパイア・ハイスクール事業」等における学校独自の特色ある活動内容や成果などを生徒が発表することにより、生徒の主体的な参画意識を高め、県民の皆さんに広く情報を発信することを目的としています。

学びたいことを学べる高等学校の魅力や特色づくりを推進している阪神昆陽高等学校・阪神昆陽特別支援学校など8校がそれぞれのテーマに沿ったステージ発表を行います。またポスターセッションの部においては、本校の他に県立神戸、県立御影、県立伊丹、県立西宮など31校がそれぞれの学校の魅力や特色などを紹介します。

芦高からは「伝えて繋げる」をテーマに掲げ積極的にボランティア活動を推進しているボランティア部の皆さんがプレゼンテーションを行います。一人でも多くのオーディエンスが芦高ポスターセッションを訪問してくださるといいのですが・・・。このオフィシャルブログをご覧の皆さんもハーバーランドまでどうぞ足をお運びください。

*詳細は兵庫県教育委員会ホームページをご覧ください。

http://www.hyogo-c.ed.jp/~board-bo/kisya26/2701/2701228..pdf

ポスターセッションの部参加校

①県立御影           ⑰県立加古川東

②県立神戸                    ⑱県立加古川西

③県立夢野台                 ⑲県立西脇

④県立神戸甲北            ⑳県立北条

⑤県立舞子                     ㉑県立松陽(定時制)

⑥県立淡路                     ㉒県立姫路東

⑦県立洲本(定時制)  ㉓県立家島

⑧県立尼崎                     ㉔県立夢前

⑨県立伊丹                    ㉕県立山崎

⑩県立川西緑台          ㉖県立姫路工業

⑪県立西宮                    ㉗県立相生産業

⑫県立芦屋                   ㉘県立龍野北

⑬県立有馬                   ㉙県立赤穂(定時制)

⑭県立篠山東雲         ㉚県立浜坂

⑮県立明石                   ㉛県立生野

⑯   県立明石西     以上31校

〈 スケジュール〉

13:00 開会   (12:40開場)

13:10 オープニング /ステージ発表➊ ( 上郡 )

13:35 ステージ発表➋( 村岡 )

13:55 ポスターセッションタイム1

13:55~14:10 奇数番号

14:15~14:30 偶数番号 ( 12 芦屋 )

14:35 ステージ発表➌ (  淡路三原 )

14:55 ステージ発表➍ ( 阪神昆陽、阪神昆陽特別支援 )

15:15 ポスターセッションタイム2

15:15~15:30 偶数番号 ( 12 芦屋 )

15:35~15:50 奇数番号

15:55 ステージ発表➎ ( 神戸工業 )

16:15 ステージ発表➏ ( 明石城西 )

16:35 閉会

芦高は74年の伝統に裏打ちされた魅力、地域に根ざした学校づくりや特色づくりの工夫を一層推進します。また、芦高の魅力や特色についてあらゆるメディアを通じて情報を発信します。今後も一層のご支援をよろしくお願い申し上げます。

校長 八木 基雄

 

「日本を感じる!」JENESYS2.0 韓国青年訪日研修団来校

2月9日(月)韓国の在外公館から選抜、派遣された中高生36名が芦高を訪問して芦高生たちと交流活動を行います。

この韓国青年訪日研修は、外務省の「21世紀東アジア青少年大交流計画」JENESYS Programme (Japan-East Asia Network of Exchange for Students and Youths)の一環として、「日本を感じる」をテーマに地方訪問やホームステイ、日本企業の訪問、学校訪問での活動を通し、“Cool Japan”を含めた日本の魅力に対する理解を深めたり、両国の相互理解と信頼関係の増進に寄与することを目的としています。

2月2日(火)に来日し、4日(水)東京でのオリエンテーションを経て、日本の家庭でのホームステイ、外務省はじめ様々な施設、観光地や文化遺産等を見学したあと、芦高生との交流活動を体験します。

〔研修日程は公益財団法人 日韓文化交流基金のホームページをご覧ください。*http://www.jkcf.or.jp/wp-content/uploads/2015/01/d51307bf56e903d1b02e8189d670650c.pdf

韓国研修団の皆さんには、芦高生との交流活動をとおして、日本を感じ、日本の魅力をひとつでも多く発見していただければ幸いです。また、皆さんのような中高生の若い世代が、民間親善大使としての役割を担い、両国の絆がますます深まるようになることを願っています。

芦高生の皆さんは、昨年10月の台湾新北市立三重高級中学との交流に次いで2回目の国際交流事業になります。言葉の壁や文化の違いに戸惑うこともあると思いますが、そこは若者同士、共通の話題を探して真の意味での“heart to heart”、“face to face” のコミュニケーションを図り、交流活動を大いに楽しんでください。

*この韓国青年訪日研修団のお知らせはメーリングリストにより同窓会役員の皆様にも紹介されています。あしかび会(同窓会)事務局は仲事務局長を中心に、事務処理及び名簿管理の効率化を図るために積極的にIT化を推進されています。いつも母校芦高の魅力を発信してくださることに感謝しています。

校長 八木 基雄

芦高での交流活動の概要は次のとおりです。

時  程 内        容
1限 8:40〜9:25 グラウンド西側でバス降車後、あしかび会館へ
2限 9:35〜10:20  
(体育館へ移動) (歓迎レセプション次第)    
歓迎レセプション ・学校長挨拶
・訪問団代表挨拶  
・記念品贈呈  
・訪問団代表生徒によるパフォーマンス
3限 11:10~11:55 ・DVDによる学校説明
・自治会執行部による校舎案内等
4限 12:05〜12:50 ・バディの授業等参加
昼休み ・バディと共に昼食
5限 12:05〜12:50 ・バディの授業等参加
6限 14:30〜15:15  

交流活動

・自治会長挨拶  
・訪問団生徒代表挨拶
・日本文化体験(茶道お点前、お琴演奏)
・歓迎行事(書道部によるパフォーマンス)
・記念撮影  
出発    

“天文学の父”と呼ばれる偉大な先輩-石塚 睦氏

1月30日(金) この間、新年の挨拶を交わしたばかりなのに、あっという間に1月が過ぎ去ろうとしています。外は冷たい雨模様になり、阪神間でも雪化粧になるかもしれません。受験シーズン真っ只中の今週末、積雪や凍結の影響がでなければいいのですが。

いつも貴重な芦高関連の情報をいただく同窓会「あしかび会」の仲事務局長から、芦高の前身 旧制県立芦屋中学の卒業生で、芦屋から遠く離れた地、ペルーで『天文学の父』と賞賛されている石塚 睦氏(芦中3期生)が出演されるテレビ番組の案内が届きました。

『ペルー国民から「ペルーの天文学の父」と親しまれ活躍されている3期生の石塚 睦さんが、1月30日(金)午後8時からのテレビ朝日系の番組「世界の村で発見!こんなところに日本人」に次男のホセ・イシツカさんとともに出演されます。石塚さんは1947年旧制芦屋中学卒業、1957年京都大学から太陽コロナ観測のためペルーに単身派遣、様々な困難を不屈の精神で乗り越えて半世紀以上にわたり天体観測の分野で活躍されています。』

 *あしかび会のホームページにも一般投稿(10月24日)にご活躍の様子が写真入りで掲載されています。ご覧ください。  http://ashikabi.org/wordpress/?p=1974

 番組のホームページによると、石塚氏を訪問するのはタレントのモト冬樹氏。そして石塚氏については次のように紹介されています。

60年前、南米ペルーに渡った日本人がいた。待っていたのは厳しい大自然、そしてテロ組織との闘い。標高4600㍍・峻険なアンデスの山間でペルーの天文学のためにその身を捧げた85歳の日本人と、その想いを引き継いだ親子二代の壮大な人生ドラマ」

 芦高生の皆さん、あしかび会員の皆様、地域住民の皆様、保護者の皆様、本校の偉大な卒業生の波瀾万丈の人生ドラマをどうぞご覧ください。私も楽しみにしています。

校長 八木 基雄

芦高オープンカレッジ⑦開講

 1月29日(木)第7回は「阪神間モダニズムと写真~芦屋カメラクラブ~」をテーマに開講されました。講師は株式会社ハナヤ勘兵衛の桑田 敬司氏(芦高51期生)です。

芦屋は明治末期から昭和初期にかけて大阪・神戸の財界人及び商人の避暑地・保養地、神戸からの外国文化や文化人の集まりの地として位置づけられていました。1929年、阪神国道(現 国道2号線)が開通すると、芦屋の国道沿いに写真材料店を開店したハナヤ勘兵衛、ニューヨークでスタジオを開業し、後にパリを中心にヨーロッパで活躍した中山 岩太らが中心となって創立した「芦屋カメラクラブ」。その作風、前衛的な作品や活動について講義が展開され、受講者の皆さんからは活発な質問が、桑田氏からはその質問に対しての丁寧な解説がありました。

次回は平成26年度最終回です。芦屋学研究会、本校非常勤講師の高木應光氏による「白州 次郎~知られざる真実に迫る~」です。ご期待ください。今後も生涯学習の場として芦高オープンカレッジをよろしくお願いするとともに、一人でも多くの受講者をお待ちしています。

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芦高オープンカレッジ最終回については下記のとおりです。

*日時 2月25日(木)10:00~11:30

*場所 あしかび会館

校長 八木 基雄

“We are 芦高!All for One”-芦高70期生に捧ぐ

1月26日(月)から芦高70期生は家庭学習期間に入ります。大学入試センター試験も終わり、各予備校のデータ分析が出そろいました。それらのデータ分析をもとに、本校でも年次団と進路課を中心に国公立大学二次出願検討会が開催されました。そしてその結果を踏まえて、休みの今日(24日)も出願先検討のための三者面談が行われています。面談に向かう希望に満ちた芦高生の姿に頼もしさを感じました。   

休みの日にもかかわりませず、学校までご足労いただきました保護者の皆様に感謝申し上げます。年次団はお子様の進路実現に向けて親身になってサポートしますのでご安心ください。

さて、いよいよ関西を中心に私立大学の入試も本格的になります。現役生の最大のメリットは「最後の最後まで実力は伸びる」ということです。安易に妥協することなく、最大限に実力を発揮して進路実現を叶えてください。次に70期生の皆さんに会えるのは2月26日の卒業式予行の日です。毎朝、登校時に会えないのは少し淋しいですが、皆さんの晴れの卒業式に向けて、私たちも着々と準備を整えておきます。合否結果に一喜一憂することなく、地に足をしっかりつけて、最後は自分を信じて果敢に挑戦してください。皆さんの笑顔に再会できるのを楽しみにしています。私は70期生の健闘を祈り、聞こえない「がんばれ」の声を送り続けます。耳を研ぎ澄ますと聞こえるかもしれません。

もうひとつ70期生の皆さんへ伝えたいことがあります。今、手元に70期生年次通信“Step by Step”があります。H組担任からの熱いメッセージは皆さんの心に届きましたか。今まで「全員がひとつのために」を合い言葉に様々なことを実践してきた70期生の皆さん、芦高生として課せられた課題は「進路実現」と「卒業式」のふたつになりました。これまで様々な場面で仲間との絆を深め、かけがえのない時間や思い出をたくさん手に入れてきた70期生の皆さん、最後の最後まで” We are 芦高!ALL for One”の精神を忘れないでください。大いに期待しています。

-芦高点描-

*阪神・淡路大震災から20年の今、本館の耐震工事のため23日から仮設校舎に引っ越しました。小雨の中、机と椅子を仮設校舎まで運び入れてくれた70期生の皆さん、ありがとうございました。3年次が家庭学習期間に入るので仮設校舎は事務室、保健室、そして校長室だけになりました。昼前に仮設の校長室に入ると、ホワイトボードには数々のメッセージが書かれていました。家庭学習期間に入る3年次有志からの思いがけないサプライズでした。ありがとうございました。

「校長先生、今までありがとうございました」                 「俺テスト頑張る」                                       「We are 芦高」等々

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*24日(土)学校に立ち寄ってみると、1、2年次の実力テストが実施されていました。皆さん、日頃の学習の成果が発揮できたでしょうか。3年次の先輩は受験の真っ最中です。2年次(71期生)の皆さんは、大成功だった台湾への修学旅行を終え、いよいよ4月からは「受験生」と呼ばれるようになります。先輩からの伝統の襷は確実に引き継いでください。

体育館やグラウンドでは実力テストから解放された芦高生たちの歓声が戻ってきました。これからも「文武両道」を合い言葉に芦高生としての資質を高めてください。そして芦高の先輩諸氏の大きな背中を追ってください。

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春遠からじ、静かな仮設校舎にて    校長 八木 基雄

 

伝えて繋げる-芦高ボランティア部

阪神・淡路大震災から20年目の節目にあたり、震災犠牲者への哀悼の意を示すとともに、震災で得た経験と教訓を次世代に継承し、災害に強いまちづくりを進めるるため、芦屋市では様々な事業が展開されています。                                          

芦屋市の災害で得た知見を「伝承し、未来に繋げる」というコンセプトが、芦高ボランティア部の「伝えて 繋げる」という活動方針と合致するということで、芦屋市広報番組「あしやトライあんぐる」の特集で様々な意欲的な取り組みが紹介されています。

この番組は芦屋市役所広報国際交流課が制作したもので、ケーブルテレビで1月下旬まで放映されます。内容と放送時間は下記のとおりです。なお、広報番組「あしやトライあんぐる」は、11ch(一部地域を除く)でご覧ください。芦高ボランティア部のユニークな活動と生き生きとボランティアに取り組む芦高生の姿がご覧になれます。

芦屋市役所Webページ 芦屋市広報番組ガイドより

 http://www.city.ashiya.lg.jp/kouhou/tv.html

1月16日~1月31日(後

芦屋市広報番組 あしやトライあんぐる 放送時間(15分)

オープニング

山手緑地 (1)午前9時 

(2)正午

(3)午後3時

(4)午後6時

(5)午後10時30分

DVDの貸出可

トピックス

展覧会「光の空-阪神・淡路大震災から20年-芦屋」冬の通常展「谷崎潤一郎 人と作品-震災と谷崎」ロビーギャラリー展 「『あの日』から20年-阪神大震災の記録」

特集

阪神・淡路大震災から20年 伝えて繋げる芦屋高校ボランティア部

お知らせ

第51回モンテベロ市学生使節を募集

エンディング

芦屋の四季

 

校長 八木 基雄

あのひをわすれない-伝えて繋ぐ

平成27年1月16日(金)

明日(1月17日)は阪神淡路大震災から20年目を迎える節目の日です。 1・17「ひょうご安全の日」の行事の一環として、本校でも阪神淡路大震災追悼行事を行いました。

午前8時、自治会執行部のメンバーと朝練に励んでいたラグビー部員たちと私は本校敷地内の石碑に献花し、黙祷を捧げました。また、8時30分からのショートホームルームでは、私が放送をとおして追悼文を読み上げ、芦高生並びに教職員全員で黙祷を捧げました。

〔追悼文〕

『平成7年1月17日、午前5時46分に発生した阪神淡路大震災では、6,400名以上もの尊い命が失われました。

本校では、生徒3名、卒業生31名の尊い命が失われ、芦屋市内でも多くの家屋が倒壊し、多くの住民が避難生活を余儀なくされました。

あれから20年目の節目を迎えた今朝8時、自治会執行部・ラグビー部のメンバーと私は、本校敷地内の石碑に献花し、黙祷を捧げ、亡くなられた方々を追悼しました。

芦屋市内の石碑に刻まれている、

「わすれない あなたのことを わすれない あのひのことを」

という言葉を胸に、亡くなられた方々を追悼し、今から全員で黙祷を捧げたいと思います。』

私たちは、あれから20年の節目を迎えることのできる奇跡に感謝しつつ、生かされている自他の命を大切に、犠牲になられた方々に恥じない生き方をすることこそが一番の弔いになるのではないか。またこの教訓を次世代に伝えて繋ぐことが私たちの使命ではないかと思います。

近い将来、私たちの身に降りかかってくるかもしれない自然災害への防災対策・災害対応を考えるうえで「自助/共助/公助」をキーワードとして防災・減災について意識していきましょう。

〔参考までに〕

自助とは、自ら(家族も含む)の命は自らが守ること、または備えること
共助とは、近隣が互いに助け合って地域を守ること、または備えること
公助とは、市町村をはじめ警察・消防・ライフラインを支える各社による応急・復旧対策活動

1月11日(日)、12日(月) サンテレビで放送された県民情報番組「ひょうご”わいわい”」では本校 淺堀主幹教諭(芦高35期生)の防災教育の取り組みを中心に放送されました。(芦高オフィシャルブログ「次世代に伝えて、繋ぐ防災教育」にも掲載しています)その動画配信が始まりました。よく企画・構成された特集番組になっていますので、当日の放送を見逃された皆さん、再度番組をご覧になりたい皆さんは次のURLをクリックするとご覧になれます。

なお、この企画をオファーしていただきました兵庫県企画県民部 広報課、兵庫県教育委員会事務局 教育企画課、兵庫県立御影高等学校、サンテレビジョン他関係者の皆様にこの場を借りて御礼申し上げます。

○特集「未来につなぐ防災の教え」
 阪神・淡路大震災の経験や教訓を次代に伝える防災教育。兵庫県の防災教育副読本と、副読本を生かそうとする教職員の姿を取材。

※兵庫県インターネット放送局「ひょうごチャンネル」
http://hyogoch.jp/channel/programview/id/1424/

※サンテレビ番組ホームページ
http://www.sun-tv.co.jp/yy/movie/kensei/150111.html

 校長 八木 基雄

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最後は自分を信じて!

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センター試験まであと2日を示す掲示板

大学入試センター試験までのカウントダウンがいよいよ「2」になりました。本館2階への階段の踊り場にある掲示板には、年次団や進路課からの様々な情報が掲載されています。私も時々その掲示板を眺めながら、先生方の芦高生に対する熱い思いや温かい親心を感じ取っています。

1月17日(土)~18日(日)の両日、全国各地で大学入試センター試験が実施され、芦高生は神戸大学や兵庫医療大学等7箇所の会場に分かれての受験となります。今までの成果を発揮して、皆さんのベストが出せるようにしてください。

先日の全校集会でも話しましたが、「受験は団体戦!」と言い古されたことばがあります。70期生が一丸となって、まずはこのセンター試験を乗り切りましょう。またその反面、「受験は孤独な闘い」でもあります。最後はこれまで努力してきた自分自身を信じる他ありません。

ここ数日、昇降口にあるテーブルには、センター入試直前の教科プリントがたくさん並べられています。年次団の先生方の力の入れようが見て取れます。芦高生もそれに応えるかのように加速度を増してプリントがなくなっていきます。両者の意気込みが私にも伝わってきます。

聞くところによると、試験当日、年次団の先生方が最寄りの駅もしくは大学の入り口で芦高生の応援をしてくれるそうです。普段見慣れた先生方を見て、平常心でリラックスしてほしいという親心なんですね。芦高生と先生方の願いや思いはきっと叶います。

「いつやるか?」「今でしょ!」で有名なカリスマ講師 林  修先生は「受験生がんばれ!」という朝日新聞の特集で次のように受験生にエールを送っています。

■「体調管理」も受験科目と思って

 本当に、好きなこと、興味のあることだけしかやらなかったけど、好きで没頭した読書や勉強が、僕の能力を生かした今の仕事につながったのだと思います。そういう意味では、昔から「いま(好きなことをやればいい)でしょ」なのかもしれません。

 僕自身が特に恵まれた環境にいたという自覚はありますが、一般的に言っても「受験できる」こと自体が恵まれているんです。勉強もままならない環境の子もいるし、経済的な事情で受験できない子も多い。勉強だけしていればほめてもらえる状況でやる気にならない人は、やらなくていい、とさえ思います。ただ、合否という、勝ち負けがはっきり出る受験に真剣に向き合う体験は、必ず人生の財産になりますよ。

 本番まであと少し。「体調管理」という科目がもう一つあると思って、万全の状態で挑んでください。

               校長 八木 基雄

今ここにいる奇跡を忘れない!-芦屋市成人式-

「私たちは阪神淡路大震災のまっただ中でこの世に生を受け、傷ついた街とともに成長してきました。私たちが生まれてから今日までの20年間は自分一人で歩んできた人生だったでしょうか。きっと一人ではなかったはずです。家族、仲間、そして震災という大きな困難から立ち直った街とともに歩んできた道のりだったでしょう。今年度の成人式はただ大人の仲間入りという式典ではありません。ともに歩んできてくれた人たちへの感謝、そしてこれからの未来も、ともに生きるという誓いが込められた式典です。」

平成27年1月12日、芦屋市民センター「ルナ・ホール」で開かれた式典において、2015成人式企画チーム代表の奥田 考祥くん(芦高68期生、サッカー部、現関西大学2回生)がこのように力強く開会宣言をしました。この日芦屋市で晴れの日を迎えたのは835人。企画チームのよく練られた演出のもと、式典が厳かにそして和やかに滞りなく挙行されました。

式典では「二十歳の軌跡」というテーマで、新成人を代表して精道、山手、潮見の3中学から4人の仲間が成人の誓いを述べました。それぞれの思いには、大震災のまっただ中、非日常的な生活に追われながらも、この世に生を受けた我が子を必死に守り、愛情たっぷりに育ててきた両親への感謝の気持ちが込められていました。

「おかん、今までありがとう!」

と締め括った精道中学校出身のYくんの二十歳の軌跡は会場で出席者の感涙を誘い、私も目頭が熱くなりました。

今年もどこかの式典で一部の傍若無人な成人の振る舞いがニュースで報道されていました。芦屋市の成人式に臨席するのは今回で3回目になりますが、毎年、芦屋市民としての誇りをもった新成人たちが、企画チームが練りに練った演出を素直に受け入れ、本当に素晴らしい式典が行われています。そしてその企画チームには必ず芦高卒業生が携わっています。今年は奥田くんともう一人西田 誠くん(芦高68期生、ソフトテニス部、現関西大学 2回生)が心温まる式典を演出していました。またアトラクションとしてサンドアーティストが家族をテーマにした温かい絵を描き、エンディングは企画チームを中心にした新成人たちがミュージカル「マンマ・ミーア」から「ダンシング・クイーン」のフラッシュモブで飾り、会場は大盛り上がりでした。

卒業しても「芦高ここにあり!」を誇示してくれた68期生の皆さん、成人式おめでとうございます。成人式で仲間と共有した

” hand in hand” 「ともに生きていこう」

という気持ちと感謝の心を大切にして、これからの社会の荒波を生き抜いてください。芦高教職員一同、いつまでも皆さんのご多幸とご活躍を祈念しています。

新しい門出を祝うかのように青空が広がった成人の日。賑わう会場に到着すると「校長先生!」と声を掛けてくれた伊藤 飛躍くん、荒田 駿介くん(何れも69期生)。彼らは「2016成人式企画チーム」の腕章を巻いて撮影並びに誘導の係をしていました。卒業後も至る所で芦高の伝統と誇り高きバトンや襷はこのようにして繋がれていきます。芦高68期生の成人の門出と洋々たる前途を祝福しながら、心豊かに会場を後にしました。

なお、企画チーム代表 奥田くんの開会宣言文の要約が、平成27年1月13日付け朝日新聞、神戸新聞朝刊に掲載されています。

*ブログには実名及び個人情報を掲載していますが、芦高卒業生の4名は快く承諾してくれました。そのうえ、このブログを多くの卒業生に宣伝してくれるとのことです。感謝!

*卒業生の皆様、もしお時間がありましたら、母校芦高へ現況を報告にお越しください。皆様のご来校を心より歓迎します。

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                         校長 八木 基雄