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「今の幸せ」に気づくことから夢が広がる

本日の全校集会で私はこんなメッセージを芦高生に伝えました。

芦高生の皆さんへ

朝夕はかなりの冷え込みが続いています。いよいよ平成26年も押し詰まり、今年最後の全校集会になりました。

3年次(70期生)の皆さんの中には、幸運にも、既に指定校や公募、AO入試等で進路先が決定している人もいますが、年明けには本格的な入試シーズンに突入します。先日、センタープレテストを真剣な眼差しで受験している皆さんの姿を見て、自信を持ってやれば自ずと道は皆さんの前に開くと確信しました。「芦高生」と呼ばれる日々も残り僅かになりました。最後の最後まで「芦高生」としての誇りを胸に、進路実現に向けて果敢に挑戦してください。

2年次(71期生)の皆さん、台湾へ修学旅行お疲れ様でした。4日間という短い期間でしたが、濃密なスケジュールをほぼ完璧に遂行した皆さんの頑張りに心から拍手を送ります。特に熱烈な歓迎を受けた新北市立三重高級中学との学校交流で得た「出会い」や「縁」を大切にしてください。そして、今後は芦高の牽引車の役割を果たしてほしいと大いに期待しています。私は皆さんと台湾で共有した貴重で楽しい思い出と時間を忘れません。

さて、入学以来「芦高生」としての着実な歩みを進めている1年次(72期生)の皆さん、様々な学校行事が終わる度に芦中1期生から連綿と74年間繋がっているバトンを手渡されているのを自覚していますか。遅刻も欠席も少なく、挨拶も大きな声でできるようになりました。400名という皆さんの大きなエネルギーは芦高を更に充実発展させていくには十分です。文武両道を目指して今後も努力を続けてください。そして70期、71期の先輩の大きな背中に学んでください。

さて、ホームページの「芦高オフィシャルブログ~校長室の窓から~」にも書きましたが、先日聴いた腰塚勇人氏の講演会から「命の授業」について少し話します。

腰塚先生は一人一人の生徒を大切にする中学の熱血先生として、また学校運営の要として活躍されていました。そんなある日、スキーでの大事故で首の骨を折り、全身麻痺の身体になりました。入院中、幾度も自分の人生を悲観し、自分自身に襲いかかった不運を嘆いては、涙が止めどなく流れることもあったと話されていました。しかしその後は、また復活して担任をしたい、子どもたちに大きな夢を語りたいという一心で、懸命にリハビリに励まれました。その甲斐あって、奇跡的に社会復帰できるまでに回復し、担任としても完全復活されました。そしてその事故をきっかけに職を辞し、現在に至るまで「命の授業」の講演を通して「命の大切さ」や「命の喜ぶ生き方」を伝えてこられました。

この事故で人生も人生観も大きく変わった腰塚先生は、入院・リハビリ生活を経て、奇跡の復活を遂げたあと、5つの誓いをされました。いずれも心にも響く誓いです。紹介します。

「口」は、人を励ます言葉や感謝の言葉を使うために使おう。
「耳」は、人の言葉を最後まで聴いてあげるために使おう。
「目」は、人のよいところを見るために使おう。
「手足」は、人を助けるために使おう。
「心」は、人の痛みがわかるために使おう。

私のこれまでの人生で、このように自分の身体を使ってきたかといえば、恥ずかしい話ですが、全てに“Yes”とは決して言えません。

芦高に毎日通える、ご飯を食べることができる、思いっきり部活動ができる、仲間と遊べる、本を読める、温かい部屋でぐっすり眠ることができる・・・こんな日常に感謝しつつ、生かされている自分の命に恥じない生き方をしなければならない・・・と自戒しました。

このように、「今の幸せ」に気づくことこそが夢を大きく広げるエネルギーになるのだと思います。日常のありふれた生活ができることに感謝しつつ、夢を大きく広げていく努力が人生をより豊にするのです。

結びに、短いですが明日から冬季休業が始まります。それぞれに健康に留意し、有意義に過ごしてください。また「芦高オフィシャルブログ」をクリックして、私から皆さんへの熱いメッセージを受け止めてください。1月8日には元気な皆さんと出会えるのを楽しみにしています。

*「命の授業」については、腰塚勇人氏の公式ホームページを検索してみてください。

*全校集会の後、3年次の男子生徒が「校長先生、今日の話よかったです。また『命の授業』検索してみます」とコメントしてくれました。毎回きっちり私の話を聞いてくれる芦高生の皆さん、ありがとう。

保護者の皆様へ

本日、保護者の皆様には「冬季休業を迎えるにあたって(お願い)」文書を配付しています。芦高生には「冬季休業中の生活について」のプリントを配付し、ともすれば乱れがちな冬季休業中の日常生活について注意喚起しています。

保護者の皆様におかれましても、どうかお目通しいただき、お子様と共通の話題にしていただければ幸いです。特に犯罪につながりやすいSNSにつきましては十分にご理解とご指導をよろしくお願い申し上げます。

校長 八木 基雄

Epilogue~Time for Taiwan

修学旅行 最終章

12月19日金曜日午後19時40分、私たちを乗せたキャセイパシフィックCX564便は快適な空の旅を終え関西空港に着陸しました。大きな怪我や病気もなく、濃密な全日程を成功裏に終えられことに感謝します。

この充実した4日間は芦高71期生の皆さんにとってきっと生涯忘れられない思い出になったと確信しています。特に新北市立三重高級中学との学校交流や致理技術学院の大学生との班別研修はとても印象深かったのではないでしょうか。

今はやりのLINEやFacebook等といったSNSでの交流ではなく、face to face、heart to heart のコミュニケーションのすばらしさをあらためて感じてもらえれば幸いです。夜市にはわざわざ学校を終えた三重高中の生徒たちが数名、お別れの挨拶に来てくれていました。こんな出会いや縁はきっと人生の糧になるはずです。

71期生の皆さんは72期生へバトンを確実に繋ぎました。12月22日の避難防災訓練の時に話しましたが、今後は、学校に通える、温かい食事ができる、温かい布団の上でぐっすり眠れる、友達と話ができる、将来についていろいろ悩む・・・等々、日常のありふれた生活ができることに感謝しつつ、生かされている自他の命を大切に、心身共に成長させていってください。そして、芦高の牽引車としての役割を果たしてください。

今後、修学旅行の様子については「校長室の窓から」で、折りに触れお伝えします。このブログ(最終章)をもちまして、71期生台湾修学旅行オフィシャルブログを閉じます。どうぞ来年をお楽しみにお待ちください。

最後になりましたが、修学旅行オフィシャルブログを開設中、保護者の皆様はじめ同窓会員の皆様、学校関係者その他多くの皆様にご高覧いただき、励ましのお言葉もいただきましたこと感謝申し上げます。ありがとうございました。

平成26年12月23日                                 71期生と忘れ得ぬ思い出と時間を共有したことに感謝しつつ

校長 八木 基雄

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修学旅行6

修学旅行最終日

様々な役割で忙しい先生方に代わりお知らせします。朝はWi-Fiが安定しています。たくさんの人が一斉にWi-Fiに接続するとどうしても繋がらなくなります。

今朝も台湾はそんなに寒くもなく、曇りです。いま、全員元気で朝食を楽しんでいます。8時30分、チェックアウトで、衛兵交代や足つぼマッサージ、台湾民芸品店を訪問します。

昼食後、桃園国際空港に向かい、3時55分のキャセイで帰国に向けて離陸します。

2日目の学校交流の様子が新北市総合新聞と新北市金馬新聞の一面に紹介されました。またひとつ「芦高ここにあり」を示すことができました。

お迎えの保護者の皆様には、到着場所での自家用車についてご配慮をお願いいたします。

校長   八木   基雄

修学旅行5

修学旅行3日目

今日も台湾は青空が見える好天に恵まれました。朝食は好きなものを好きなだけ食べることのできるバイキングなので、朝から食が進みます。全員が元気で3日目を迎えました。

中正祈念堂までバスで行きクラス写真を撮影後、班別行動に移りました。致理技術学院の学生が班毎に1名ないし2名付いて、計画した思い思いの場所を巡りました。きっとそれぞれ忘れられない思い出と貴重な国際交流の機会になったと確信しています。

台湾料理に舌鼓を打ったあと、タイペイアイ劇場に向かいました。中国劇は、日本語の字幕もあり理解することはできましたが、内容的には難しかったと思います。 パフォーマンスには歓声が上がっていました。間もなく台湾最後の夜の消灯時間です。

校長 八木   基雄

お詫びです。

ホテルのWi-Fiの状況があまりよくありません。公開が遅くなり申し訳ありません。

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修学旅行4

修学旅行2日目

今日も全員元気に日程をこなしました。日本では寒波襲来でとても寒いそうですが、ここ台湾では昨日の寒さが少し緩みました。故宮博物院をガイドさんの案内で見学後、三重高級中学との学校交流、免税店での買い物のあと、夕食にモンゴリアンBBQを堪能しました。帰り道、夜市を見て回りました。明日は楽しみにしている班別行動です。

文責:2年次団

今日のメインは三重高級中学との学校交流でした。午後1時前に校門前に着くと校長先生はじめ多くの教職員の皆さんに出迎えられました。ちょうど昼休みの時間で学校の至るところで生徒の皆さんが熱烈歓迎してくれました。

歓迎式典では両校の「友好校」協定の締結式が厳粛に滞りなく挙行されました。今後は相互の国際理解の促進を図っていきます。短時間でしたが、両校の生徒たちはまるで幼なじみかのように仲良くなっていました。言葉の壁を越えた心の通った交流ほど思い出に残り感動するものはありません。

帰国後、あらためて詳細を報告します。ご期待ください。

校長   八木  基雄
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修学旅行3

修学旅行1日目

桃園国際空港に到着後、クラスごとにバスに乗車し、九份に向かいました。九份では、記念撮影やお土産を選んだり、九份の街並みを楽しみました。   大きな怪我や病気もなく、元気に過ごせています。   明日は、三重高級中学と学校交流を行い、夜は夜市を体験する予定です。     image 文責: 2年次団

71期生は注意事項を守り順調に1日目を終えました。台湾は日本と変わらない冬の気候です。でもご心配は無用です。みんな元気に楽しんでいます。千と千尋の神隠しの舞台になった場所はなかなか幻想的で、タイムスリップしたようです。

宿泊ホテルは四ツ星で、部屋も広くて清潔です。予想外の満足度で台湾のホテルライフを満喫しています。明日は学校交流です。芦高71期生が親善大使として活躍してくれることを期待しています。間もなく消灯時間です。

校長  八木基雄

国語運用能力向上講座

2年次20名が受講している「国語運用能力向上講座」では美しい日本語を見直すことで国語力を向上させ、表現力を高めるために、意見文・エッセイ・短歌・俳句を創作し、各種コンクールに応募しています。

(各コンクールでの受賞作品)

「河野裕子短歌賞」青春の歌  [入選]
本読んでファンタジーの中入りこむ私も一緒に戦うからね

「ふれあいの祭典兵庫短歌祭ジュニア部門」  [佳作]
少しずつ蚊取り線香減ってゆくりいんりいんと鈴虫が鳴く
ヒマワリががんばる君に向いている無言で伝える私の想い

「兵庫県川柳祭in西脇 ~テーマ 星~」  [入選]
見てみたい百年前の今日の星
こっそりと星に願いをたくすだけ
空見上げ織り姫さがす夏の空
流れ星儚き願い星に乗せ
天の川思わず恋をしたくなる
見上げるといつもそこにはオリオン座

その他「大阪経済大学  17歳からのメッセージ」では[奨励賞]を受賞しています。まだまだ、年明けに結果が発表されるものが多数あります。感性豊かな芦高生に期待しています。

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文責:授業担当者