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2018 オーストラリア語学研修(7月26日)

研修5日目、本日も昨日と同じ時程で進みます。朝はreadingの授業です。

ここWhites Hill State Collegeでは現在readingに力を入れており、Prep(幼稚園生)から文字を習い始め、12年生(高校3年生)まで英語の授業があります。もちろん英語だけでなくどの教科でも語彙を増やし表現力を伸ばす工夫が取り入れられています。

Readingの授業では、レベル別に10人ほどのグループに分かれ、グループ毎に担当の先生がつきます。各自の読書量やレベルは担当の先生が管理し、半年毎のレベルチェックで新しいグループが組まれます。生徒は好きな本を選び毎日読書することが宿題になっているようですが、図書館の本には難易度別に色分けされたシールが貼ってあり、生徒が自分のレベルにあったものを選びやすいよう工夫されています。

壁に難易度別の色分けが貼ってあります。
本を入れる籠も色分けされています

1時間目は、8年生(中学2年生)のReadingの授業に参加しました。各グループに芦高の生徒2、3人ずつ加わります。読書といってもグループごとに異なる題材を扱い、小説だけでなく、歴史や科学に関する本や新聞記事、政治を題材にした4コマ漫画まで多岐にわたります。知らない単語もグループの生徒が簡単な単語に言い換えてくれるので、辞書なしでも話についていくことができました。

机や椅子は自由に動かすことができます
ソファーは図書館に来た生徒がくつろいで本を読めるように、だそうです

 

2時間目は芦屋高校の生徒だけのグループでElizaという孤児の話を読みました。絵や題名から内容を推測し、実際に声に出して読んだ後は先生の解説で内容を理解します。最後に本の話題を実生活に結びつけて考える活動がありましたが、「私の姉もElizaのように面倒を見てくれる」「かわいそうな話で『おしん』に似ている」など、面白い答えが出ました。

 

 

Morning Teaのあとは、バディーとの授業です。お互いに興味のある話題もわかり、会話がさらに弾むようになってきたようです。

  

 

 

ホームステイ先の方に迎えに来ていただき家に帰ります。Have a good evening!

2018 オーストラリア語学研修(7月25日)

研修4日目、“Good morning!”と朝の元気な挨拶から始まります。授業が始まる前から何名かが英語で昨日ホストファミリーやバディーとしたことを教えてくれました。だんだん話すスピードも速くなってきています。

 

1時間目はEnglish conversationです。まずはバディー、ホストファミリー、日本の好きなところについて話します。ペアを変えて何度も繰り返し行い、話すことに慣れてきたところで次のアクティビティーに移ります。

ペアを変えながら何度も繰り返します
指示がわからなければ必ず質問すること、と言われています

次はrunning dictationです。コアラの生態について2人で協力して学んでいきます。先生方からもよくできているとお褒めの言葉をいただきました。

コアラの生態について読みます
忘れないよう走ってペアに伝えに行きます
バディーがそれを書きとめていきます
できたら続きを確認しに行きます
再度、ペアが書き留めます 。他のペアよりはやくできるかな?

 

2時間目は魚について生物の授業です。理科室に移り、水槽を観察します。どの水槽にどんな魚がいるかを聞き、エサを食べる様子を観察します。先ほどやったrunning dictationを応用し、魚についての情報を先生から聞き取り、ペアに伝えます。

どの魚がどの水槽にいるか、絵と見比べています
先生の話を聞いて…
ペアは紙に書いていきます
魚の絵も皆上手だと先生に褒めていただきました

 

Morning Teaの時間にはまたバディーが迎えに来て、3時間目の授業とLunchを一緒に過ごします。

昼からはSports Dayが行われました。同時並行でBush Walkや来週開催のSchool Musicalのリハーサルがあり、バディーが行くところに一緒に参加しました。Musicalは来週木曜日の夜、本番を見せていただけることになっています。楽しみですね。

 

2018 オーストラリア語学研修(7月24日)

研修3日目、英語ばかりの環境にもずいぶん慣れ、積極的に英語を使おうという姿勢が見られます。

1時間目の授業は生物、昨日観察したsquirrel glider(モモンガの一種)についての講義です。生態に関する難しい単語や重要表現は先生方が簡単な単語で言い換え、写真や動画を使いながら解説してくださるので一生懸命メモしています。

   

Collegeの校内にある人口の巣を観察し、squirrel gliderを守る活動についても学びました。

 

 

日本とは違い、休憩なしに2時間目の音楽の授業へと進みます。

まずはKookaburra Song(ワライカワセミの歌)です。初日に突然誰かに「ハハハハ!」と大声で笑われて驚いた生徒がいましたが、この鳥の鳴き声でした。歌詞を確認した後、先生のギターに合わせて歌います。また、オーストラリアを代表する歌であるWaltzing Matildaを鑑賞しました。オーストラリアの伝統的な言い回しで、今まで学習したことのない単語が多く出てきましたが、動画を見ながら一つ一つ丁寧に解説していただきました。

 

 

2時間目が終わるとお待ちかねのMorning Teaの時間です。バディーが迎えに来てくれ、ここからは3時間目、Lunch、4時間目と一緒に過ごします。

 

 

バディーとの授業でcoffee shopへ校外学習に行く生徒に同行しました。家庭科の‘Hospitality’という選択授業で、普段は調理室でサンドウィッチやコーヒーの種類と作り方、お客様への提供のしかたなどを学んでいます。今日はスクールバスでお店へ行き、実際にコーヒーを味わいながら店員の方にインタビューをします。このお店は実習コーナーも併設しており、機械の違いや清潔に保つ方法についても熱心に見学していました。オーストラリアには長年スターバックスが参入できなかったというほど独自のコーヒー文化が発展しているというのもうなずけます。

   

 

2018 オーストラリア語学研修(7月23日)

研修2日目、本日からWhites Hill State Collegeに通います。

最初の授業は先生方の紹介と学校のルールの説明、学校見学です。幼稚園から高校生まで通う学校で、様々な年齢のクラスがあります。私たちが主に通うのはArts Asia Learning Centerという外国出身の生徒がブリスベンの学校に通う前に英語力を養うための施設です。一定以上の語学力がついた生徒はオーストラリアの学生と一緒にぞれぞれの学校に通うことができます。

学校見学では幼稚園から高校までの教室を案内していただきました。

 

 

AALC内
これから使用する教室です
Adiminiatration Office
校内は広く自然もいっぱいです。
technology designの授業の作品を見せていただきました

 

2時間目からは、各人のバディーの受けている授業に参加し、バディーと対面しました。授業が終わってmorning teaの時間には、皆すぐに打ち解けました。

3,4時間目の授業もバディーと一緒です。日本語でいう古典にあたるシェークスピアの『ロミオとジュリエット』など、大学英語並みに難しい授業でも、バディーの力を借りながら少しでも理解しようと頑張っています。「一生懸命伝えようとしてもらっているのにわからない。」「もっと話したいのに言葉が出てこない!」というもどかしさもあるようですが、先生方やバディーからも、わからなくて当たり前、少しでも聞き取れたらそれでいいんだよと言われています。

ひとりひとりにバディーがつきます
ランチが終わり談笑しています

 

お昼からは芦屋高校の生徒だけでの特別授業です。今日のテーマは「オーストラリアの動物について」ということで、多くの動物を教室に招いていただきました。実際に見るだけでなく、触れたり、におったりして肌で体験します。両生類、爬虫類、最後には哺乳類のウォンバットも登場し、先生方も思わず一緒に興奮してしまうほど貴重な体験でした。

先生の板書に助けられながら生態を学びます
spiny leaf insect
green tree frog
blue tongue lizard
single back lizard
python
black head python
long neck turtle
squrrel glider
fawny frog mouth
crocodile
wombat

 

ホストファミリーのお迎えで家に帰ります。See you tomorrow!!

2018 オーストラリア語学研修(7月22日)

研修1日目、まずはMt. Coot-thaの上からブリスベンの街を一望しました。

 

次に、Lone Pine Koala Sankutuariに向かいました。Fish&Chipsのお昼を食べた後、思い思いに園内を散策しオーストラリアに住む動物の生態を観察しました。残念ながら人数制限のためコアラは抱けませんでしたが、カンガルーとの触れ合いを楽しみました。

 

 

学校へ向かうバスに乗っている間にも、ガイドの方よりオーストラリアの生活や英語の特徴、ホームステイの注意点などをお聞きしました。

最後はいよいよホストファミリーとの対面です。皆バスから降りる時は緊張の面持ちでしたが、お出迎えいただいたそれぞれの家族に温かく迎えられ、笑いあいながら家に帰っていきました。

 

 

 

【ボランティア部】 高大接続事業 神戸大学 

2018年度 高大接続事業 神戸大学 報告

1.日時 2018年7月18日(水) 14:00~16:30

2.場所 神戸大学 鶴甲第2キャンパス

3.連携 神戸大学 国際人間科学部 原田和弘 准教授

4.内容
14:00~15:00 【講義】
・大学学部選択や大学の仕組みついて
・神戸大学での専門・研究について
・神戸大学の高齢者研究、原田先生の研究について

15:10~16:00 【発表と質疑応答】
・芦屋高校ボランティア部の活動報告とシミュレーション発表
・今年度から始めた地域の高齢者宅への訪問の発表と質問
・原田先生から高齢者の心理や健康を考慮して回答いただく

16:00~16:30 【キャンパス内見学】
図書館・大講義室・研究室・障害者運営のカフェ等

【生徒の感想から】
今回の高大接続事業でたくさんの驚きや発見がありました。
高齢者の方で声が届きにくい時に、僕は高音の方がよく聞こえるだろうと思っていました。しかし、今日教えてもらったことは低音の方が聞き取りやすいということです。このことにはとても驚きました。僕にはとても耳の悪い祖母がいるのでお盆に帰った時には声をいつもより低くして話したいと思います。
話を聞く時は、受容、共感、傾聴が大切ということも教わりました。
このことは高齢者だけでなく誰とでも話す時に大切だと思うので今後このことに気をつけて話を聞きます。
今回の高大接続事業で今後の自分に役立つようなことをたくさん教えてもらいました。
僕はボランティア部に入り、1年生から3年生まで続けてきました。
2年前を振り返ると今の自分があるのはボランティア部で活動してきたことがとても活かされていると思います。本日は貴重な経験、ありがとうございました。3年男子

高大接続事業で神戸大学を訪問し、まずは私たちの知らない大学の事、原田先生の紹介をしていただきました。原田先生の行なっている事の中で興味深かったものが「鶴甲いきいきまちづくりプロジェクト」というものであまり繋がりのなかった鶴甲の人がこのプロジェクトに約100人参加したと聞いて驚きました。11月には県政150周年のイベントがありますがどうすれば多くの人に参加していただけるかという課題はこれから必ず考えなければならないことなので参考になりました。
芦高ボランティア部の活動報告、シミュレーション発表とお宅訪問の説明をした後には私達の質問に答えていただきました。質問の答えの中で印象深かったものは高齢者の方が話す話題への反応のポイントは受容、共感、傾聴ということです。私たちが反応に困るような話題でも話す方は話したくて話しているので敏感になりすぎず3つのポイントで会話しようと思いました。原田先生の鶴甲のプロジェクトを進めている時の話を聞いて、私たちのお宅訪問も全ての人が賛成して参加していただいてるわけではありませんが大切な取り組みだと信じて進めて行きます。
原田先生の専門外の事も質問してしまいましたが、先生としてだけでなく子供の親としての目線で答えてくださってこれからプロジェクトを進めていく上で必要な事を聞けました。ありがとうございました。2年女子

【学んだこと】
・呼び方をおじいちゃんとかではなく、しっかりと名前で呼ぶこと。
・声が聞こえない時は、相手の方に聞こえる方の耳を伺い、お話すること。
・席を譲る時は、2回ほど聞いて反応に応じること。
・運動として、スクワットなどを取り入れること、など

【印象に残ったこと】
原田先生が、よく沢山怒られると言っておられたのには驚きました。
善意で行っていることでも、やはり色々な考え方の人がいて、よく思われない方もやはり少なからずいるんだなと思いました。
それに対しても丁寧に対応されてるという話を聞いて、すごくかっこよく感じました。

【感想】
普段高齢者の方の事を専門的に研究されている方のお話を伺う機会は無いので、今回このような場を設けさせて頂いて、これからの人生に役にたつようなことを沢山聞けました。
本当にありがとうございました。
これからのお宅訪問などに生かさせて頂きたいと思います。1年男子

文責:ボランティア部顧問

【PTA】第44回近畿地区高等学校PTA連合会大会に参加


7月15日(日)に、近畿地区高等学校PTA連合会大会兵庫大会が神戸国際展示場で開催されました。本校からは、辻井校長、濱﨑副会長他6名、計8名が参加しました。
開会式に続き、住田裕子弁護士による記念講演「変革期の今…人、意識、どう変わる」が行われました。女性の社会進出が難しい時代に、検事を経て弁護士となった住田氏は、子育て中も仕事を続けたいという強い思いがあったそうです。子供を持つのは親にとって修行になり、仕事に生かされたと語られたのが心に残りま した。
実践発表では、県立高校3校のPTA会長がPTA活動の発表をしました。 本校の辻井校長は、助言者として参加されました。どのPTAも、文化祭の一般開放、清掃、見守り、地域行事参加など、地 域交流を熱心にされていると感じました。
今大会で学んだことをPTA活動にも子育てにも活かしたいと思います。(文責:総務課)