芦屋高校書道部出演のJCOM『ジモトトピックス』放送予定日時
1/13(土)・1/14(日)
11:00~、17:00~120:30~
1/15(月)~1/19(金)
7:00~、11:00~、20:30~
場合によっては急遽放送日、内容が変更になる場合があります。
文責:書道部顧問
こんにちは 書道部です。
1月2日 神戸阪急 地元高校生による新春パフォーマンス応援ありがとうございました。
1月1日の能登半島地震を受け神戸阪急さん話し合い「あけましておめでとう」などの嬉しいことおめでたいことを言葉にしない本番となりました。
今、書道できることに感謝し取り組みました。以下みんなの感想、おもいです。
年が明けてほんの数日の間に様々なことが起こっている今、この今だからこそ私たちにできることを模索しながら
芦屋高校書道部 現役生&卒業生一丸となって一筆一筆に想いを込めて揮毫させていただきました。
能登半島地震を受け、「祈り」と「YELL」というパフォーマンスを追加しました。被災された方々やニュースを見て心を痛めた方々への力になればと思い、想いを込めて書きました。
神戸阪急さんの書き初めパフォーマンスをみて入部を決めた部員もいます。春につながることを願います。
私たちが書くだけではなく観客のみなさまにも体験していただきあたたかい作品に仕上がりました。
また昨年12月には
「書道」がユネスコ無形文化遺産の提案候補に選定されました。私たち一人ひとりが「書道」を大切にしていこうという気持ちが大事なんだと改めて痛感する機会となりました。
初めて1年5名のメンバーで取り組んだパフォーマンス先輩方や先生に支えられ成功できました。これからの活動に向けて大きな一歩を踏み出せた場になりました。
文責:書道部顧問
新年あけましておめでとうございます。今日、3学期の始業式を行い、新しい年がスタートしました。
2学期の終業式は、寒波の影響のため放送で行いましたが、今回は体育館で実施しました。朝の冷え込みは厳しかったですが、太陽の光が柔らかく体を包み込んでくれ、さほど寒さを感じずにすみました。
式辞では、「自分」について考える機会としてニつのことを話しました。一つは、今回の石川県の地震に触れ、「今自分たちにできること」を考えてみてほしいと伝えました。もう一つは、成人の日で報道された新成人の価値観「自分らしさを大切にする」の自分らしさとは何かという問いかけです。
芦高生のみなさんが、何となく毎日を送るのではなく、社会の課題や未来を自分ごととして捉え、自らの存在価値を見出していける、そんな2024年になることを願っています。
2学期終業式を行いました。全国的に厳しい冷え込みとなり、各ホームルーム教室で放送による実施に切り替えました。終業式の式辞は、以下の文章をタブレット等で見てもらいながら、話をしました。
2学期終業式 式辞
今週になって急激に気温が下がり、本格的な冬らしくなってきました。日本海側では今日から明日にかけて大雪になるそうです。2学期の終業式では、みなさんに「雪かき」の話をしようと思います。
4月に着任したときにも話しましたが、私は芦屋高校に来る前、但馬にある村岡高校に勤めていました。冬になると、「村高除雪隊」というフレーズをよく耳にしました。村高除雪隊、村高とは村岡高校のこと、除雪とは積もった雪を取り除くことです。村高除雪隊とは、名前のとおり、地域へ出ていき、雪かきをする高校生たちの名称です。
村岡高校には、全校生が3年間通じて取り組む「村高発☆地域元気化プロジェクト」という活動があり、その中に地域福祉班というグループがあります。地域の福祉について考えたり、活動したりするグループで、普段は、花の宅急便といって、自分たちがプランターで育てた花を一人暮らしの高齢者や病院、介護施設などに届けたり、射添っ子教室といって、近くの射添小学校で放課後こどもクラブの手伝いなどをしています。それが冬になると、この地域福祉班をベースに、ボランティア部や野球部などの有志が加わって、「村高除雪隊」を結成します。冬限定の雪かき部隊です。
ところで、みなさんは雪かきをしたことがありますか。とんでもなく大変な作業です。学校のように少し広い場所になると人の力だけではどうしようもありません。除雪機、除雪車、ブルドーザーなどの機械に頼らないと何もできないです。そして、一番辛いのは雪かきのペース以上に雪が積もることです。車を動かすために運転席側から雪を落としていって、車を1周して戻ってみると、すでに、さっき落としたのと同じぐらい雪が積もっていたなんてこともありました。多い日には、それこそ1日5回以上雪かきした日もあります。
やっても、やっても終わりが見えてこない、それが雪かきというものです。明日も雪が降る、でも今、目の前の雪かきをしないと買い物にも行けない。それが、雪国の生活です。
村高除雪隊は、特に機械が入れない狭い小学校の通学路や、集落で人が集まる公民館までの坂道、いざというときに使わなければならない消火栓までの道など、依頼があれば放課後に出向いていって汗だくになりながら雪かきする、そんな活動です。
最近、地域学を学べる大学が増えました。代表的なのは、鳥取大学地域学部、福知山公立大学地域経営学部、都留文科大学教養学部地域社会学科、和歌山大学観光学部、追手門学院大学地域創造学部などです。みなさんの中にもそういった分野に興味・関心をもっている人もいるのではないでしょうか。
地域学において、特に山間部で豪雪地帯の地域活性を考えるとき、雪かきが大きなキーワードになります。なぜなら、雪かきが最も生産性がなくて、無駄な作業に見える反面、やらなければ生活が成り立たない、もっと言えば命に関わることだからです。
みなさんは、「自助・互助・共助・公助」という4つのことばを聞いたことがありますか。雪かきをイメージしながら整理してください。
◎自助、自分で助けると書きます。自分でやるという意味です。
◎互助、互いに助けると書きます。隣同士で助け合うって感じです。
◎共助、共に助けると書きます。個人的な付き合いである互助をもう少しシステム化したようなものだと捉えてください。最初に話した村高除雪隊がまさにその存在です。
◎そして、公助、公が助けると書きます。これは市町村などの行政が全体のために行います。国道のような幹線道路が夜通し除雪されているのは行政のおかげです。
足腰の弱った一人暮らしの高齢者にとっては、自分の家の前の雪かきすら大変な作業です。自助だけでは生きていけません。しかし、市町村に国道と同じように家の前も雪かきしてといってもそこまでは対応できません。つまり、公助だけでも生活は成り立ちません。「自助・互助・共助・公助」の4つ、どれか一つでも欠けてしまうと、その地域の雪かきは成り立たなくなります。特に、その地域を活性化して成り立たせるためには、互助や共助は不可欠です。これら4つの雪かきの絶妙な均衡を保つ必要があります。だからこそ、村高除雪隊は地域から必要とされる、地域になくてはならない存在なのです。
地域学を雪かきから考察するって、けっこうおもしろくありませんか。自分も村岡に行って、初めて学びました。
最後に、「自助・互助・共助・公助」の4つをみなさんの芦高生活にあてはめて考えてみてください。
◎自助 自分でできることを自分でやっていますか。残念ですが、できていない人のことがよく耳に入ってきました。せっかく綺麗になった新しいトイレで、洗面台に切った前髪を放置している人、同じく洗面台にいらなくなったおでんの汁を流してしまう人、用をたしたあと汚してしまった便器や床に散乱したトイレットペーパーをそのままにしてしまう人。トイレのことばかりになってしまいましたが、残念な話ですね。
◎互助 困っている友達に手を差し伸べてあげていますか。がんばっている仲間を応援していますか。この時期、3年生で進路が決まった人も増えてきました。でも今現在も目標に向かって努力し続けている仲間がいます。みなさんは、朝の7時から学校に来て勉強している仲間がいることを知っていますか。その仲間のためにできることがあります。自分の家の前の雪かきが済んで、隣を見たらまだ懸命に雪かきしている友達がいます。あなたはそこでどうしますか。
◎共助 これは芦高生として、自分がどう行動するかという視点で考えてください。強制されるのではなく、自分の意思でどうするかを考えてください。例えば、通学服。これはみなさんにとっては私服での登校と同じだから独自にアレンジして着崩してもいいと思っているかもしれません。しかし、それを見ている中学生、地域の人々、卒業生、保護者からは、ただ単に、芦高生が制服をだらしなく着ているとしか見えません。みなさんは、中学生が憧れる芦高生、信頼できて地域を支える芦高生といった大きな期待に、どのように応えますか。
◎公助 学校、兵庫県、芦屋市、保護者、あしかび会など芦高生を支える立場の人たちは、少しでも学びの環境がよくなるよう努力してくれています。最近ではトイレ改修工事や空調工事もその中の一つです。トイレで言えば、清掃当番がやってくれる掃除も公助と言えます。それらをどのように自分につなげるかは雪かきと同じです。いくら大きな幹線道路が雪かきされていても、そこに出るまでの家の前や路地が雪に埋もれていては何も始まりません。
2024年もみなさんの芦高生としての活躍を期待しています。
令和5年度の2学期も残すところあと2日となりました。今日は、全校生で後期防災訓練に取り組みました。
緊急地震速報にあわせてシェイクアウト訓練を行い、その後体育館に集まりました。そこで、「避難行動における心理的特性」についてみんなで勉強しました。各自がスマホを持って集合し、スマホで防災副読本を手元で確認しながら話を聞いていたので、理解も深まったようです。
続けて、津波避難訓練としてクラスごとに国道2号線までの水平避難を行いました。同時に、市内中学出身者とボランティア部で、宮川町自主防災協会のみなさんと協力して、町内の声かけをしながら合同避難訓練も実施しました。
いざというときはいつ来るかもわからないし、訓練と同じ状況になることもありません。そのとき役立つのは、今回の訓練での経験をどのように応用させて活かせるか、ということです。芦高生一人一人が地域の中で大きな力になります。まず、自分の命を守り、そして周りの人たちと一緒に行動できるよう、普段から心がけてくださいね。