学校設定科目「日本の文化」は、今年も「弓道実習」でスタートしました。弓道の体験を通じて、日本文化の特性である「礼」や「型」を考察します。
今年の授業では武道特有の「残心(ざんしん)」に焦点をあてています。弓道の「残心」は矢が離れたあとの自分の心のあり方をいいます。的に矢が中ったとき、逆に外れた時の心の動きを観察し、記憶してもらいました。次回は、心の動きを表情に出さない武道のあり方にどのような意味があるのかを、座学で追求してゆきます。そして、サッカーやバスケットボールなど欧米由来の「スポーツ」との違いを考えることで、日本の文化に対する理解を深めていきます。
文責:「日本の文化」担当者