11月7日(木)に1年次対象の国際理解教育講演会を実施しました。
今回は、パナソニックオペレーショナルエクセレンス株式会社でCSR・企業市民活動の仕事に従事しておられる多田直之さんを講師にお招きしました。多田さんは、世界の無電化地域に電気を供給する取り組みを推進しておられます。多田さんから世界の課題や企業としての取り組みと成果、私たちにできること等についてお話しいただきました。
国際協力や貧困支援等は、自分たちから遠く離れた問題だと考えがちですが、無関心でいるのではなく、自分たちにもできることがあることに気づく良い機会となりました。
以下は、生徒の感想です。
「最初にお話しされていたSDGsのことで、【自分のこととして考える】というところに、とても納得しました。たしかに、今の私たちはある程度裕福な暮らしをさせてもらっているから、SDGsや電気が無いといった状況は身近ではありません。でも、だからといって、このままふれることなく放置してしまうと、いつか私たちのもとにも他の国の力が必要な時が来るかもしれません。今現在、電気などがしっかりと普及していな地域にソーラーランタンを届けるということは、その地域の人たちの力にもなれるし、私たちもCDや本をリサイクルすることで、少しうれしくなり、お互いに良いことがたくさんあるなと講演会を聞いて感じました。もしこの先、身近にBOXがあったら、そこに私もリサイクルして、このプロジェクトに参加したいと思います。
「今の最大の課題は、人々が”無関心”なことだと述べていて、私自身も誰かがしてくれると人任せにしてしまったり、そもそも今どのような現状なのか理解していないところもあるので、状況を改善していくためにもまずは情報を取り入れて理解していきたいと思います。」
文責:国際教育課