11月24日(木)7時間目に、1年次対象の国際理解教育講演会を行いました。今年度は、JICA海外協力隊員としてガーナへ派遣された相川香菜氏をお招きし、現地の状況や活動体験等についてお話しいただきました。相川氏は、帰国後、起業され、ガーナの女性たちの経済的自立支援を続けておられます。日本から遠く離れたガーナの状況やJICA海外協力隊の活動について学び、視野を広げる貴重な機会となりました。
以下、生徒の感想の一部を紹介します。
(女子)相川さんの講演を聞くまで、ガーナはもっと水道設備などもなくて、発展していないところだと思っていたので、写真を見てすごく色鮮やかで素敵なところだなと思いました。私だったら1人で海外に行って支援活動をするなんて不安で、とてもじゃないけどできないと思いました。しかも相川さんがもっとすごいと思ったところは、JICAでの経験をそのままにするだけじゃなくて、自分で会社を設立して、ガーナから直接材料を輸入して、貧困削減やジェンダー平等に貢献しているところです。そういった経験をするところまでは行っても、その経験を次に活かすことはなかなかできないことだと思うので本当にすごいと思いました。
(男子) ガーナと言えばチョコレートのイメージしかなかったので、今日の講演でシアバターやガーナの衣食住について知ることができてよかったです。19歳なのに小学校に通っている人がいると聞いた時は驚きました。小さな頃にしっかりと教育を受けることができる環境が整っていないことが明白だったので、他の国やボランティアなどで支えていく必要があると感じました。ガーナ国内でもインフラが整っている所といない所があったので、まだ整っていない北部地域も道路などを整備してほしいと思いました。また、ガーナの人々を見て、みんなの笑顔が素敵だと感じました。金銭的には僕たち日本人より潤っているとは思えませんが、そんな僕たちよりも笑顔だったので、幸せはお金で買えるものではないと改めて実感しました。