「授業」カテゴリーアーカイブ

芦屋モダニズム 校外授業“旧居留地界隈を巡る”

芦モダ1 金曜日の5.6限の「芦屋モダニズム」では、本校の教員だけでなく、特別講師をお招きして、阪神間の生活文化、芸術などの専門的な講義を受け、さらに実際に校外で解説していただきながら、文化施設の見学も行っています。
 去る、5月8日は、神戸市役所前に集合して、講師の藤井先生のご指導のもと、旧居留地界隈の巡見を行いました。芦モダ2

 まず、神戸市役所の展望ロビーから見える街並みを概説していただいたあと、実際に居留地跡の巡見を開始しました。幕末の居留地の面影をそのまま残す、当時の下水道跡(今も雨水用に使用)や、阪神大震災で大きな被害を受けながら、当時の建物の材料の多くを用いて復元した建築(重要文化財に指定)などを、目で見て確認することで港町神戸の歴史の深さを実感しました。また、巡見の途中で、マラソンや、飲料のラムネなど神戸が発祥地であることがらにもふれていただき、「そうだったのか!」という驚きの連続の授業でした。

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文責:授業担当者

学校設定科目「日本の文化」
-武道実習(弓道)-

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学校設定科目「日本の文化」は、今年も「弓道実習」でスタートしました。弓道の体験を通じて、日本文化の特性である「礼」や「型」を考察します。

今年の授業では武道特有の「残心(ざんしん)」に焦点をあてています。弓道の「残心」は矢が離れたあとの自分の心のあり方をいいます。的に矢が中ったとき、逆に外れた時の心の動きを観察し、記憶してもらいました。次回は、心の動きを表情に出さない武道のあり方にどのような意味があるのかを、座学で追求してゆきます。そして、サッカーやバスケットボールなど欧米由来の「スポーツ」との違いを考えることで、日本の文化に対する理解を深めていきます。

文責:「日本の文化」担当者

71期 3年0学期 補習&学習会

71期では、3年になる前に、1・2年の学習内容の復習をしておこう!

ということで、国語・数学・日本史等 補習&学習会をしました。

日程は3月5日~23日のうち8日間でした。
(当初の予定では6日間でしたが2日延長となりました)

自宅学習+小テストの科目、入試演習と講義形式の科目、自学+質問形式の科目と様々でしたが、私語もなくひたすら問題を解く姿は、すでに受験生としての、自覚を強く感じることができました。
本日、進路ナビ(本校今年度の3年生の受験体験を聞く会)があり、「先輩の話を聞いてやる気が出た!」との感想も多く聞けました。受験生として良いスタートを切ってほしいと思います。

文責:71期年次団

日本史補習10%

補習数学10%

 

「日本の文化」 小笠原雛を折る

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「日本の文化」の授業は、毎年「小笠原雛」作りで締めくくられます。「小笠原雛」は武家礼法家元小笠原家に伝わるもので、折紙による雛人形としては最古といわれています。江戸時代には将軍家のみにゆるされた「御留流」でした。授業では小笠原流礼法をたよりにこれまで「立つ」「座る」「歩く」「礼」「結ぶ」などを学んできましたが、最後は「折る」を取り上げました。また雛祭りを素材に、伝統的な年中行事で大切な五節句についても学びました。

年次末考査にかえて、以下のレポートを作成し、一年の講座を終えました。

レポート課題:「日本の文化」の特質について、「礼の文化」「座の文化」「型の文化」「見立の文化」という視点の一つもしくは複数を用いて、具体的に述べなさい。

文責:「日本の文化」担当者

芦高生の感性 光る

国語運用能力向上講座(2年次対象)で学ぶ芦高生2名の作品が新温泉町主催「第20回前田純孝学生短歌コンクール(佐々木幸綱選)」に入賞しました。

(新温泉町教育長賞)
呼びづらく嫌いであったこの氏名今では社会に凛々しく主張し

2年次 女子

(佳作)
思い出とともに増える好きなもの全部あなたとお揃いがいい

2年次 女子

現在、授業選択者20名うち、11名の生徒の作品がエッセイ・短歌・俳句の全国コンクールで賞をいただいています。この1年、自分の思いを自分の言葉で表現する力を育んできました。のびやかな芦高生の感性がそれぞれの作品に表れています。残り8つのコンクールの結果発表も楽しみです。

文責 授業担当者

「日本の文化」 連歌作品を素材とした書道の授業です

地歴科と芸術科(書道)とのコラボレーションです。授業では主に平仮名の筆の運びについて講義があり、その後、冬休みメール連歌会の作品二十二句を素材として、連歌懐紙を作成しました。独特の様式にとまどいもありましたが、みな真剣に書と向き合い、静寂の内に授業はすすんでいきました。

文責:「日本の文化」担当者

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「日本の文化」 冬休みメール連歌会

冬休みは半世吉(二十二句)に挑戦しました。発句を校長先生にお願いし、年次主任、副主任にもご参加頂きました。このあと 授業で芸術科(書道)の先生のご協力のもと、この連歌を懐紙にしたため、書道の作品として完成させる計画です。

冬休みメール連歌会

賦山何連歌                    尚文捌

初折表
発  ひととせをめぐり思ふや暮の雪       基雄
脇  実を結びたり若き千両           亜矢
三  旅行けば友とのきづな深まりて      真治
四  ゑみがほ溢れ心ほのぼの         さつき
五  蓑虫の衣まとひて風にゆれ         一輝
六  雲間に隠る十六夜の月          侑香
七  肌寒の街を染むるは秋時雨        保乃佳
八  もみぢの道を足早に過ぐ          愛璃
初折裏
一  恋しきや君思ひだす鐘のおと        ののか
二  寄り添ひ眺む海のきらめき        智香
三  夕まぐれいちばんぼしもほの照りて  瑞穂
四  山の端遠くやがてくる闇          万優美
五  はらからとこたつ囲みて夢語り     桐佳
六  鳥居くぐればうら清まりぬ         わかさ
七  八咫烏こちやとまねく熊野みち     レイ
八  ゴール目指して越えてゆく壁       陸哉
九  汗拭ひ東雲の月けざやかに        優
十  きぬ更へいざや旅立ちの時         申子
十一 雪解けの里を巡りて春探し         わかさ
十二 御寺の庭に奏づてふてふ         レイ
十三 今盛る香り楽しき花見酒         陸哉
十四 この歌の会に集ふさきはひ        尚文

平成二十六年十二月十二日 起首
平成二十七年  一月  九日  満尾

(文責「日本の文化」担当者)

 

国語運用能力向上講座

2年次20名が受講している「国語運用能力向上講座」では美しい日本語を見直すことで国語力を向上させ、表現力を高めるために、意見文・エッセイ・短歌・俳句を創作し、各種コンクールに応募しています。

(各コンクールでの受賞作品)

「河野裕子短歌賞」青春の歌  [入選]
本読んでファンタジーの中入りこむ私も一緒に戦うからね

「ふれあいの祭典兵庫短歌祭ジュニア部門」  [佳作]
少しずつ蚊取り線香減ってゆくりいんりいんと鈴虫が鳴く
ヒマワリががんばる君に向いている無言で伝える私の想い

「兵庫県川柳祭in西脇 ~テーマ 星~」  [入選]
見てみたい百年前の今日の星
こっそりと星に願いをたくすだけ
空見上げ織り姫さがす夏の空
流れ星儚き願い星に乗せ
天の川思わず恋をしたくなる
見上げるといつもそこにはオリオン座

その他「大阪経済大学  17歳からのメッセージ」では[奨励賞]を受賞しています。まだまだ、年明けに結果が発表されるものが多数あります。感性豊かな芦高生に期待しています。

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文責:授業担当者

学校設定科目「暮らしの中の書」

11月最後の授業

私たちが一番目にする、学校東側の銀杏の木を題材にして、漢字仮名交じりの書・漢字の書の発展学習に挑戦しました。

それでは、芦高生の作品と感想をご覧下さい。

<感想>

・綺麗な紅葉を見るだけではなく、落ち葉を拾い、その葉に文字を書くだけで作品になり、とても素敵だと思いました。身近な物を作品にするのはとても楽しかったです。

・普段と違って作品の中に自分で拾った銀杏の葉を入れることで色が出てとてもかわいらしい作品が出来上がりました。

・自分で考えた作品を書いて、受験でピリピリした気持ちがいやされて良いものが創れたと思います。切り替えて勉強に取り組めそうです。

<作品>

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文責:授業担当者