「夏休みメール連歌会」でうたいあげた歌仙36句で連歌懐紙の制作に挑戦しました。本来は連歌会をしながら、参加者が各自書き留めてゆきますが、授業では、毛筆練習の後、一枚の懐紙に自分が付けた句をみんなで書いていきました。書道のご指導は、本校芸術科書道担当の狩谷申子先生にお願いしました。
文責:授業担当者
非常に寒い日が続いた1月下旬、今日も生徒たちはグラウンドをひた走っている。 芦屋高校では、体育の長距離走の一環として、毎年1月に1年次・2年次生を対象として持久走を実施している。男子は6km、女子は4kmを走る。芦屋高校は市街地にあるため町内を走ることは難しく、グラウンドを使って実施している。男子は大コースを20周、女子は中コースを15周走る。 2年次の生徒に話を聞いてみると、「しんどい」という意見もあるが、「1年次より早く走れるようになった」「走っているときに頑張れ等の励ましの声を聞くとやる気が出る」などの前向きな声もあった。冬の体力づくりとして欠かせない芦高の風景になっている。 (文責 授業担当者)![]()
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12月4日(金)、「日本の文化」では、日本の「昔遊び」がもつ文化的な特徴を、お手玉を通じて学びました。講師は「日本のお手玉の会」尼崎支部長の池辺美保子先生。日頃は会の活動として、幼稚園や小中学校などでの普及活動、老人ホームでの交流事業に取り組んでおられます。講義では、お手玉の歴史、そして「昔遊び」に取り組むことが、今の社会でどのような意味をもつのかお話を頂きました。そのあと、お手玉の基本を学び、様々な遊び方をご指導いただきました。
(2年E組柴田華音さんのレポートより)
お手玉に取組むと孤独感をなくせると思いました。はじめはお手玉に熱中するために、途中からは自分以外の人と交流することで、輪のつながりが増えていくと思いました。こうした遊びが復活すれば、家族内のつながりも密になる。つまり人と人とのつながりを作るのがお手玉だと思います。顔と顔を見合わせることが少なくなった今、これは貴重な遊びと思います。
(文責:授業担当者)
神戸在住の大蔵流狂言師善竹隆司先生を講師にお迎えし、狂言の授業を行いました。講義「狂言とは何か」のあと、基本の姿勢・所作を学び、「盆山」という曲に挑戦しました。受講生は二人一組となって主人と盗人を演じました。最後の発表会では、大声で笑う、犬になって鳴く、猿になってお尻をかく、鯛になってヒレを立てるなど、照れくささや恥ずかしさを振り払っての熱演が繰り広げられ、大いに盛り上がりました。
*盆山とは、お盆の上に自然の石や砂で山や川をつくって鑑賞するもので、室町時代に流行。盆山がほしくて知り合いのお金持ちの家に忍び込んだ盗人が、素性を見破った主人に、犬になれ、猿になれ、鯛になれ、さもないと真っ二つにするぞと、さんざんになぶられるというお話。
文責:授業担当者
5月29日の午後の授業時に芦屋の洋館を巡りました。前回の授業で、近代の芦屋の洋館の保存に尽力されている本校OBの建築士の福嶋先生から、概説を頂いて、今回は実地見学に出かけました。
芦屋高校から西に少し歩いたところにある『龍頭の泉』付近で福嶋先生が関わってこられた洋館について、説明されました。(プロテニスプレーヤーの松岡修造さんのおじいさんの邸宅もありました)。
続いて、芦屋警察に行きました。昭和2年築の貴重な建物で、今回は普段は開放していない当時の入口から通して頂きました。工夫を凝らした階段の造りや、漆喰の壁面の天井部の細やかな細工など、重厚で格調高い建物であることを実感させられました。
最後に、旧芦屋郵便局電話事務室(現芦屋モノリス)を訪れました。戦前の逓信省の建物で、写真の窓の格子の細工は当時のままの姿で残されていました。
芦屋高校の近隣には、美しいステンドグラスを施した、当時としては、とてもモダンな洋館が多くありましたが、阪神大震災で大きな被害を受けて、ほとんど失われたと 聞いて、とても残念でした。しかし、今日の巡見では、昭和初期の面影を残す建築に触れることができてとても良かったです。
文責:授業担当者