8月5日、希望者15名が、富嶽をはじめとした理化学研究所所管の施設見学を行いました。
現地集合後、まずは日本が誇るスーパーコンピュータ富嶽の見学を行いました。富嶽の計算能力がどのようなことに役立つのか、今世界においてどのような位置付けにあるのかなど、「すごい」の具体的な説明を受け、これから日本のスーパーコンピュータが何を目標としているのかなどの展望もお話しいただきました。



その後の質疑応答において本校生徒から出たものとして、富嶽の部屋に柱がないが耐震性は大丈夫なのか、富嶽はウィルスに感染することはないのか、AI技術を向上させるためにGPUの搭載数はどうなっていくのか、というような高度な質問まで飛び出しましたが、一問一問に丁寧にご対応いただき有意義な時間となりました。
その後は生命機能科学研究センターに移り、「命」とはなんなのかということについて考えました。今の研究技術をもってしても「命」とはなんなのかはわかっておらず、「命」を知ることは我々の命を守ることにつながり、だからこそ研究し続ける必要があるということを学びました。



ご説明の中で、顕微鏡開発などの基礎科学というのは仮説の正誤を求めるのではなく、興味から始めたものが大きな成果をもたらすこともあり、とても魅力的なものであるということも学ばせていただきました。