月別アーカイブ: 2022年2月

2年6組人間科学類型特別授業③

 2月18日(金)5限、ブライトリング・ジャパン(株)ムスタファ・ギュル先生に「遠くてとても近い国トルコ」というテーマで特別授業をおこなっていただきました。

 「とても流暢な日本語を操るトルコ人」がギュルさんの第一印象でした。トルコで生まれたこと、日本で結婚したこと、日本にあるスイスの時計会社に勤めていることなどの生い立ちを聞くうちに、2-6の生徒はどんどんギュルさんの魅力に引き込まれていきました。トルコの一般的な紹介に始まり、トルコにおける最近のコロナウイルス事情から、そこから垣間見られるトルコ人の人柄や特徴と、日本人との比較まで話をしてくださいました。

 エルトゥールル号の話やイラン・イラク戦争の際の日本人救出秘話では、日本とトルコの親密さを改めて確認しました。そして、ヨーロッパとアジアの境界にあり、両方の特性を持つトルコという国に、生徒たちはとても興味を持ったようです。

 今日の特別授業で、「日本人とは違うけど、どこか日本人にも似ている」トルコの特徴を深く学びました。異文化理解や多文化共生を学ぶ、良いきっかけになったと思います。

課題研究外部発表会 (三田学生サミット 学生のまちづくりコンテスト&交流会)

 人間科学類型は、地域課題の解決やグローバルリーダーとしての資質を育成することを目標に課題研究活動に取り組んでいます。2年生の後半は、校外の課題研究発表会に参加し、日頃の研究成果を発表する機会を設けています。昨年度から続くコロナウイルス拡大の影響で、「三田学生サミット 学生のまちづくりコンテスト&交流会」が2/13(日)にオンライン(リモート)開催で行われました。本校からは2名の生徒が参加しました。

 前半の「学生のまちづくりコンテスト」では、市内を拠点にまちづくり活動を行っている学生(10グループ)がそれぞれの活動内容や取り組みたい活動を発表するものです。本校からは人間科学類型(2‐6)の早川優菜と宮定凌大が参加しました。

 早川優菜のテーマは『三田市学力向上プロジェクト』です。学力トップを維持し続けている秋田県の教育方法を基に、学力向上の取り組みや高校生も参加できるボランティア活動を提案しました。宮定凌大のテーマは『商い!飽きない!空きない? ~三田市の商店街への提案』です。他県の商店街復興モデルを参考にして、三田市のほんまち商店街・本町センター通りの活性化への提案でした。その後のフリートークでは、大学生や社会人・民間企業の職員・行政関係者など、様々な立場の方々から発表に対するアドバイスを頂きました。

 発表やフリートークが白熱した影響で、最後の交流会は時間を短縮して行われました。大学生や社会人に混じって議論を交わすことに刺激を感じるとともに、自分の研究分野に対する知見がより一層深まりました。

 今回の学生サミットは三田市役所が旗振り役となり、三田市の地域活性化と交流の一環として行われました。他の発表会とは異なり、私たち高校生も地域の一員であることを改めて実感できたイベントでした。また、オンライン会議ソフト(Zoom)を利用したイベントでしたが、パソコンの画面を通して人と意見を交わすことの難しさや面白さを経験し達成感も得られました。

11/20(土)理化部活動報告(ハイマートフェスト)

11/20(土)の午後、フラワータウン市民センターにおいて、ハイマートフェストが開催されました。理化部は入浴剤づくりとハンドクリームづくりのブースを出しました。部員が2人しかいない中、来ていただいた市民の方々にきっちりと提供できるのか、不安もありましたが、2人がそれぞれの持ち場で力を発揮して、滞りなく終えることができました。また、この場において、総合文化祭で発表した展示も行い、この半年近くの間に、2人の部員が成長したことを感じられました。

11/6(土)、7(日)理化部活動報告(兵庫県総合文化祭自然科学部門発表会)

11/6(土)、7(日)、兵庫県総合文化祭自然科学部部門発表会が行われました。11/6(土)は神戸高校でパワーポイントを用いた口頭発表を、11/7(日)はバンドー神戸青少年科学館でポスター発表を行いました。研究テーマは「ヒトの重量に耐える紙筒の構想」です。昨年度からの継続研究でした。自然災害が起きた時、避難場所になる学校には紙がたくさんあるので、それを使って短時間で容易にヒトの重量に耐える紙筒を作れるのか、またその紙筒の上に座ることはできるのか、というこの2点の疑問から研究を行ってきました。

口頭発表もポスター発表もはじめてでしたが、2人の部員は緊張しながらも堂々と発表を行いました。また、7(日)のポスター発表では、他校のポスターにも大いに興味を示し、発表に対して熱心に耳を傾ける姿が見られました。

口頭発表に関しては奨励賞をいただきました。また、審査員の先生方からは激励の意味も込めて厳しい意見をいただきました。研究の前段階の準備がとても大切であることに気付かされました。来年度はさらに力をつけてこの場に戻ってきたいと思います。

華道部活動報告 1月27日(木)

(材料)雲龍柳、カーネーション、スターチス、ツバキ

 金色にコーティングされた雲龍柳を自由に流し、緑で赤いつぼみを持ったツバキでかたまりを作り、間にカーネーションとスターチスを入れました。

先生の作品
生徒の作品

人間科学類型(1-5)特別授業③

 2月7日(月)5限、兵庫県立大学国際商経学部 森谷 義哉 准教授に「経営学とは -統計学の立場から-」というテーマで特別授業をおこなっていただきました。

 授業の始まりは、その独特な朴訥とした話し方に、大学の先生らしくない?印象を受けました。しかし徐々に、テンポの良いプレゼン資料と巧妙なやり取りに惹き込まれ、あっという間の65分でした。

 三田市民に馴染みの深いesコヤマや神戸電鉄を例に挙げて、マーケティングとは何かをわかり易く解説をしてくださいました。生徒からは続々と手が挙がり、活発な意見が交わされました。

 また、数学と統計学との関わりや、数学や統計学を学ぶことの重要性を私たちに説いてくれました。一見違う学問分野でも実は関連性があることを学びました。今、高校の授業で学んでいるすべてのこと、学校生活すべてが、私たちの将来の学びにつながっていることを改めて教えて頂きました。

36回生 第1学年 模索「ディベート本戦 決勝戦」

2月1日(火)5限、模索のディベート本戦の決勝戦が行われました。
準決勝の5組優勝チームvs5組2位チーム、1組優勝チームvs4組優勝チームから勝ち残った5組F班vs4組D班の決戦となりました。

準決勝(1月25日)の様子

 準決勝は、初めて学年全体でのディベートとなり、出場者の緊張も増したと思います。審査をしている観戦生徒の反応も大きく、中間発表では観戦者同士で意見を出し合い討論となっている様子でした。
 1組は、欠席者もあり3人での戦いとなりましたがよく頑張りました。4組は、よく練られた立論を掲げてディベートマッチに挑みました。5組は優勝チームと2位チームのリベンジマッチとなったこともあり、白熱した討論となりました。

決勝(2月1日)の様子 4組D班vs5組F班

 決勝は、コロナ感染症予防のため各教室へリモートの形で行われました。さすがに決勝らしくとても熱い闘いとなりました。その内容のレベルの高さに、他教室で審査している多くの生徒から「とても見ごたえがあった。」と感想がありました。

 結果は5組F班の優勝となりました。両チームともとてもよく頑張り、良い経験となったことと思います。
 学年主任講評からは、対戦により肯定否定のどちらの立場からも意見を出す必要のあるディベートをすることで、1つのデータにどう意味づけするかによってその説得力が変わること、いかに周囲を納得させられる意味づけが大切かとういうこと、これらが2年生からの課題研究に生かせるのだということを教えていただきました。

8/21(土)、25(水)理化部活動報告(第2回自然科学部リーダー研修会)

 8/21(土)と25(水)の午前中、兵庫県高文連自然科学部が主催する研修会「研究テーマからプレゼン作成まで」にオンラインで参加しました。総合文化祭自然科学部門発表会で全国大会に導いた先生や全国大会に参加された経験のある大学生から話を聞かせていただいたり、現在作成中のプレゼンテーションに対して指導をしていただいたりしました。本校の理化部員は、この時点で総合文化祭での発表経験者はいなかったので、とても参考になりました。

人間科学類型(1-5)特別授業②

 2月3日(木)4限、大阪大学大学院工学研究科 森 勇介 教授に「試験で実力が発揮できるようになる心理学的アプローチ」というテーマで特別授業をおこなっていただきました。森先生には5月25日の模索講演会で講演をしていただき、その際の気さくな人柄や巧妙な話しぶりが印象に残っていました。今回は特別授業という形で再びお話をしていただけるということで、授業の前から期待が膨らんでいる生徒も多くいました。

 森先生のお話はご自身の生い立ちから始まりました。幼少期からずっと強いトラウマを抱えていたこと。そのトラウマが、飛行機で偶然隣に座ったカウンセラーとの出会いがきっかけで解消されたこと。そしてその経験から、心理学アプローチを広く社会へ普及させようとしていること。さらに、トラウマから解放されたお陰で様々な人と出会い、その出会いが自らの研究に大いに役立ったこと。などを、お話しいただきました。

 まさに今回の授業は“目からウロコ”のお話でした。周りからは成功しているように見える人でも、人それぞれ深い悩みがあり、前向きに物事を考えられるようになることで、目の前の世界が変わるのだと知りました。大学教授でありながら、起業家で僧侶でもある森先生のお話に、生徒はすっかり虜になった1時間でした。