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令和7年度定期総会 報告

2025年5月24日、令和7年度育友会総会と教育振興会総会が行われました。

最初に会長挨拶です。

 令和7年度育友会会長を務めさせていただきます、岡見咲織です。日頃より本校育友会活動に深いご理解とご協力を賜り、心より御礼申し上げます。新年度が始まり、あっという間に数か月が過ぎました。生徒たちは新しい環境やクラスにも少しずつ慣れ、それぞれの目標に向かって日々励んでいる姿が印象的です。学習や部活動、学校行事を通して、充実した学校生活を送る子どもたちの姿から、私たち保護者も多くの力をもらっています。育友会としても、年度初めの総会をはじめ、各委員会活動が本格的に始動しました。学校と連携しながら、生徒の安全・安心を支え、よりよい教育環境づくりに取り組んでまいります。また、保護者同士のつながりを深める機会としても、育友会活動が有意義なものとなるよう努めてまいります。

続いて水野議長による議事進行のもと、報告事項や各議案、新役員体制や細則の改正等、すべての議事について審議が滞りなく行われ、承認されました。

辻校長より、今後の教育活動として特に①アジア圏との国際交流②DXハイスクール事業③ふるさと共創プロジェクト を推進し更なる学校生活の充実をはかりたいとのお話をいただきました。

私たち育友会も子供たちが楽しく充実した高校生活を過ごせるよう、学校や保護者の皆様と協力しながらサポートして参ります。

どうぞ宜しくお願い致します。

総会終了後には制服リサイクルの抽選が行われ、ご参加いただいた方には大変喜んで頂きました。

生物野外活動部 令和7年度 活動報告⑥

丹有総体登山大会

日程      令和7年5月24日(土)・25日(日)      天候      雨/曇

場所    氷ノ山山系(養父市)

 今年も丹有総体に2・3年の部員で出場しました。今回は、男子はA,B,Cの3隊(11名)、女子はJ,Kの2隊(5名)の大所帯でエントリーしました。あいにくの天候でしたが、パーティ(隊)の仲間で協力し合いながらそれぞれの使命を全うしました。県総体に出場しない3年生にとっては、最後の大会かつ山行となりました。

〔3年I.H〕
 朝から湿度が高く、陰鬱な曇天の下で始まった一日目。三年生は模試後すぐに荷物を持ってバスに乗り氷ノ山へ向かった。バスの中で天気図の復習をしようと思ったが、車酔いのため断念。これが数時間後に起こる悲劇のきっかけになることをこの時の僕は知る由もなかった。結果は0.75点だった。夜になり風が強く吹いたので、バーナーの火が傾いて米がうまく炊けなかった。米には芯が残っていて、次の日に起こる惨劇のきっかけとなることをこの時は知る由もなかった。翌日、Kが吐いた。この時、何が起こったのか。二日目の朝、早くに起きた僕たちは順調に準備を進め、後は登るだけだった。運良く雨足も弱まり、スタートの福定駐車場に到着した頃、2年生のUが雨具を着込んでいるのが見えた。これがこの後起こる惨劇のきっかけになることをUは勿論、僕たちでさえ知る由もなかった。Uはスタート後すぐに暑くなり、脱ぐのを待っていたら出遅れてしまった。本校最遅のK班に遅れを取り焦る僕たち。急いで足を進めるも、距離はなかなか縮まらなかった。登山口付近でK班を追い抜き、そのまま前の隊に追いつこうとしていた時、Kの歩みが遅くなっていることに気づく。雨が降っているのでカタツムリにでもなってしまったのだろうか。あまりの疲れように見かねたのか、後ろから着いてきた他校の先生が彼を連れて下山していった。さようならK。残った2人できっと山頂にたどり着いてみせる。隊員を捨てて前に進む僕たちの足跡には零れ落ちた涙が光り、山道の泥を静かに照らして地面に溶けていった。Uの歩行速度は驚くほど遅く、僕は童話「ウサギとカメ」に出てくるウサギのような気持ちで彼を待ちながら歩いた。結果的にJ班と競うような形で山頂に到着。しかしここから僕たちの快進撃が始まる。山頂を逃げるように出発した僕たちは、崖を降るカモシカのように華麗な足捌きで泥濘を攻略し、神大ヒュッテを通過、ここまで10分の出来事だった。その後も山頂からの逃走劇は終わらない。Uの足は登りの遅さをまるで感じさせない軽やかなステップを刻み、泥と水溜まりの地獄をくぐり抜けていく。その姿まるで脱兎の如し。30分程度で前にいたB班に合流し、そこからは腹痛に苛まれるA君の後ろについてゆっくり歩いた。登山口の先にあるトイレに差し掛かりふと歩みを止める。そこに居たのは数時間前に志半ばで別れを告げた友Kの姿だった。涙を流しながら抱擁を交わす僕たち。数刻前まで憤怒の涙を流していた天も、この時ばかりは我らの絆を祝福するかのような慈しみの涙を零していた。こうして高校最後の部活が終わり、三年生は受験という最大の山へと歩き出していくのだった。~完~

〔3年K.R〕
 あの日、2023年5月の終わり あの日のことを今も鮮明に覚えている。まるで昨日の事のように。優しくて偉大なM先輩、1番まともそうで1番狂っていたI先輩、政治に異様に詳しいN先輩、あまり絡みがなかったN先輩。かけがえのない先輩に囲まれ僕の野活人生は始まりを告げた。この始まりの日があの惨劇に繋がることは誰も予想していなかった。
2023年5月 新入部員歓迎ハイク
高校生活初めての部活動。この日僕は緊張と期待で胸を膨らませていた。初めて会う人たちと打ち解けることが出来るか不安だったが気がつけば仲良くなっていた。始まりは順調だった。
2023年5月 丹有登山大会
初めての宿泊を伴う登山。先輩の指導もあってひいひい言いながらも何とか登りきることが出来た。頂上から景色を見る余裕はなかったけど初めてにしてはよくやったと思う。キャンプが趣味なこともあり幕営や炊事は問題なくこなした。この辺りで後に惨劇に巻き込まれるI君と仲良くなる。
2023年6月 文化祭
高校生活初の文化祭。前例のない試みをやりたいという思いがあり自分の持ち得るスキルを使い強風オールバックの替え歌とMVをI君とともに制作した。始めるのが遅かったのもあり徹夜といった無茶はしたが何とか完成させた。先輩や先生方にも好評で嬉しかった。部活動は順調だ。この辺りで持病の治療に入り部活動に出ることが減っていく。
2023年7月 夏山合宿
夏休みを利用した遠方への登山合宿。まだ知識も少なくかなり先輩に任せてしまっていることもあり先輩の忘れ物や悪天候に見舞われ、槍ヶ岳登頂とはならなかった。今となっては良い思い出だ。ここでひとつ上の先輩とかなり仲を深めた。皆優しくて愉快な先輩だ。夏山強化は体調の悪化により行けなかった。
2023年9月 島合宿
今年からの試みで島合宿というものをした。登山とは打って変わって島へ行ってアウトドアを楽しむというものだった。釣りや海水浴など好きな部類の活動ばかりでとても楽しかった。I先輩ととても仲良くなった。充実した部活動生活を送れている。
2024年1月 スキー合宿
この部活に入った最大の理由と言っても過言でないスキー合宿。スキーは好きなので入部した頃から楽しみにしていた。長野県へ夜行バスでの移動。集団でのスキー。初めてのことだらけでワクワクしていた。雪質も良く天候もよく充実したスキー合宿だった。1年生での活動はこれでおしまい。
2024年4月 後輩が出来る
2年生になり後輩が出来た。男子4名女子3名の後輩だ。部活を休みがちだった僕は教えることはあまりなかったけれど慕ってくれて嬉しかった。この日、後に惨劇に巻き込まれることとなるU後輩の誕生である。
書くのがめんどくさくなってきたので端折っていく
2024年5月 丹有登山大会
大所帯になったため先輩と僕たちのみの山行となった。特段問題も起こらず終えることが出来た。かなりタイムも縮んでいていい感じだ。引退まであと1年。同時に惨劇まであと1年。
2024年6月 文化祭
去年に引き続きMV制作にIとともに励んだ。今年は「好きな惣菜発表ドラゴン」の替え歌だ。去年同様褒めて貰えた。
2024年7月 夏山強化合宿
しんどかった。本当にしんどかった。ずっと置いていかれる。一緒のペースで進んでいたU後輩だけが心の支えだった。この日彼とかなり仲良くなった。今年の夏山合宿は体調不良により欠席となった。行きたかったなぁ。
2024年9月 島合宿
去年とやることは変わらず。友人を埋めたり楽しく過ごした。
2025年1月 スキー合宿
去年もスキー合宿の後数回スキーに行ったおかげでかなり上達していたと思う。来年はないけれどいつかこのメンバーでまた来れればいいなと思う。2年生も終わりだ。惨劇まで後5ヶ月。
2025年4月 後輩が出来る
あまり絡むことはないが後輩が増えた。結構たくさんいた。これからの野活を頼む。
※kその後の新人歓迎登山と九州弾丸フェリーは諸事情により欠席
2025年5月 丹有登山大会
惨劇はこの日に起きた。雨天により何も上手くいかない。風で火が傾き米が半生でカレーは2種類が混ざり合い辛みの後に嫌な甘みが来るといった絶望的な味。このカレーが惨劇のトリガーとなる。その後からずっと気分が悪かった。周りに悟られると心配されて面倒なので言わなかったがかなり辛かった。朝起きてみると気持ち悪さ倍増。スープをなんで見ても収まらない。スタート後登山口までは何とか行ったが体調は最悪。最後の登山になるし後輩もいる。練習にはあまり来れなかったなんとも言えない先輩だったが最後くらいいい姿で終わりたい。そう思って登山口に進んだ。10分後無念のリタイアである。篠山産業の先生に連れられ同じ隊のIとU後輩に別れを告げる。その後トイレに行き喉に指を入れ僕は吐いた。全部カレーを吐いたあと僕はかつてないほどスッキリとしていた。僕の部活動生活最悪の1日

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北摂三田高校HP 生物野外活動部のページ (前年までの記録)
http://www.hyogo-c.ed.jp/~hokusetsusanda-hs/seikatsu/bukatsu/seibutsu.html

MINDSHIFT CHALLENGE (アジアスタディツアー)

6月2日、全校集会で、「MINDSHIFT CHALLENGE アジアスタディツアー」の紹介と募集が行われました。

本校は国際理解教育を積極的に推進しています。生徒たちが多様な価値観に触れ、多角的な視野を養えるよう、多くの生徒の皆さんの、チャレンジを期待しています。

参加を希望する人は、書類提出期限が6月20日16時になっています。質問の機会も設けていますので、積極的に行動してみてください。