講演会」カテゴリーアーカイブ

1年生を対象に、ガン教育講演会(特別講演)を行いました

11月29日(月)、1年生と保護者を対象に「がん教育講演会」を行いました。本講演会は、生涯のうち国民の2人に1人は何らかのがんにかかると言われていることを受け、「がんに関する正しい知識を広げ自他の健康と命の大切さについて学ぶ」目的で、兵庫県での指定モデル校として、保健科目の特別授業と合わせて取り組んでいるものです。本校は、モデル校として今年で3年目となります。今年度は、大人も知る機会が少ない「がん診断後の暮らし」について、「たなかホームケアクリニック」(三田市けやき台)の田中章太郎先生に、語っていただきました。

実際に先生が携わられた患者さんの身近な事例を挙げ、どのような暮らしを続けたのかを、非常に具体的でわかり易く教えていただきました。最初は、「死の話なんて嫌だなあ」「どうせ死ぬならがんで死にたくなるかもだなんて、変わった人が来たなあ」と思っていた生徒たちも、がんになってもそれまでの生活を断念することなく(治療を受けながら)今まで通りの生活を送ることができること、入院だけでなくそうした選択肢もあるということ、早期発見(定期健診)が最も要であること、などを知るにつれ、ほとんどの生徒が「がんに対する意識が大きく変わった」と述べていました。特に生徒たちに印象的だったのは、「がんで何もできなくなり介護が必要になるのは旅立つ前の10日間」であるということでした。

多くの生徒にとって「死」また「生」について深く考える良い機会になったようです。自分の大切な人々を思い浮かべながら聴いていたのでしょう、家族にも今日の講演の内容を伝えたい、という生徒も多かったです。自分や家族を含む身近な人が将来がんにかかるかもしれないという前提で、与えられた時間をどのように過ごしたいか、過ごさせてあげたいか、しいてはどのように自分の生を生きたいかということについて、生徒たちだけでなく、教員自身も考えさせられる内容でした。がんを通じて、大切な「命の教育」「死生学」を教えていただきました。

また、田中先生に直接お礼のメッセージを送った生徒もいたとのことで、自らアクションを起こすその行動力に、大変頼もしさを感じました。

公私ともにお忙しい中、大変貴重なお話をしていただいた田中先生をはじめ、事例として語ることを許可していただいたご遺族の方、スケジュール調整をしてくださったクリニックのスタッフの方々、準備に携わってくださった先生方、本当にありがとうございました。今後も日本中の高校生たちががんについての学びを深められるよう、祈念いたします。

四校交流会

講師 仲島正教氏 (教育サポーター)

演題 「あーよかったな あなたがいて ~優しさという温かい貯金~ 」

11月25日(木) 、まちづくり協働センター多目的ホールにて、三田市内県立高等学校育友会(PTA)四校交流会が開催されました。昨年度につづき今年度も新型コロナウイルス感染防止のため、講演会のみの開催となりました。

講演会には、教育サポーターとして全国各地で授業づくりや人権教育、子育て等の講演を行っている仲島正教氏をお招きしました。ご自身の教師生活の中で、出会った子どもたちや保護者との体験から学んだ「つながりと感動」を元に、涙と笑いあふれる内容でした。「見てくれていると心が通じ合う」「大人は子どもの未来の応援団」「優しさの貯金は使えば増えていく」など、心に響くお言葉をたくさんいただきました。

コロナ禍だからこそ、人とのつながりを大切にしなければならない、と改めて実感いたしました。

受験生のためのストレスマネジメント講演会(高3保健講演会)

 10月4日(月)、受験を間近に控えた3年生を対象に保健講演会を実施しました。講師には兵庫教育大学 臨床心理学コース助教授の伊藤大輔先生にお越しいただきました。

  誰もが多かれ少なかれ抱えている「ストレス」ですが、同じストレッサー(ストレス要因)を経験してもその反応に個人差があるのは、ストレッサーに対してどのように反応(コーピング)したかが大きく影響しているからだということをわかりやすく教えていただきました。

 コーピングの例として、脱フュージョン:「思考」は「現実」ではない、頭ではなく「今ここに」に注意を向ける、「出来事」ではなく「考え」が「感情」に影響する、等を提示くださり、またそれらを踏まえ、人それぞれの考え方の癖や性格・性質に合わせて、それぞれの対処を試していけばよいのだとわかりました。

 また生徒それぞれのコーピングのパターンを知る実践ワークを行いました。このワークショップも大変好評で、自分のことがわかっていなかった、自分の思った通りだった、気づいていない自分に気づけた、また一方では、聞いてばかりではなく(友達と結果を交わすこともでき)こうした取り組みがあったので楽しかった、という声もありました。 自分の気づいていなかった思考の癖に妙に納得している様子で、自己分析のよい機会になり、心理学に関心のある生徒には非常に興味深かったようです。

 教員にとっても、漠然としたストレスのお話ではなく、具体的な考え方の転換方法を知ることができ非常にためになりました。特に、「思考は現実ではない」という考え方は、ストレスをためやすい生徒に対して、こう考えてみたら?とすぐに使える内容でとても実践的でした。

 受験生ということでお話のなかでも多くの配慮をしてくださり、温かくかつ楽しく実践的な講演でした。伊藤先生をはじめ運営にあたっていただいた先生方、事務の方々、ありがとうございました。

職員カウンセリングマインド研修

10月14日(木)の放課後、職員カウンセリングマインド研修を実施しました。

 講師には、兵庫教育大学の隈元 みちる先生にお越しいただき、「学校で行うケース会議」と題して講演していただきました。

 前半は、「ケース会議」と「事例検討会」の違いや、「ケース会議」を行う際の原則などについて教えていただきました。

 特に、相談者(事例提供者)を責めないということや、終了時刻を守ること、発表の機会が同じく与えられるという原則は守らなければならないと言われました。実際に、現段階で行われている様々な会議ではこれらの原則が守られていないこともあるように思われます。

 冒頭で先生がおっしゃっていたように、近年生徒が示す困難や問題が多様化・複雑化しており、学校で対応するには、担任や部顧問など直接生徒に関わる職員だけでなく、チームによる支援が必要です。

 後半はグループに分かれ、司会者(ファシリテーター)を中心に話し合いを行いました。司会者は場を作る責任者となり、参加者にも様々な配慮が求められ、とても難しい役ですが、会議をより効率的に行うために重要な存在であることが分かりました。

 また、発言する側も、言ったことが責められない・絶対に自分にも発言の機会が回ってくると思うと何を言うのか真剣に考え、安心して発言することができました。

 課題はまだまだ尽きませんが、今回学んだことを活かせることができればと思います。隈元先生、お忙しい中講演して下さり、本当にありがとうございました。

県大-HGLC 地域デザイン実習②

本校の人間科学類型は課題研究への取り組みが大きな特徴です。その基礎を学ぶため、8月5日(木)・6日(金)の2日間にわたり、「県大-HGLC 地域デザイン研修」に参加しました。

2日目(8/6)の活動場所は姫路です。北摂三田高校からは案外近く、大型バスに乗り1時間ほどで到着です。姫路市民会館で太田先生と大学生が私たちを迎えてくれました。さっそく班ごとに分かれ、姫路のまちのフィールドワークです。大学生の誘導・案内のもと町の中を歩きながら気が付いたことを確認・記録していきます。学校から持参したタブレットで写真や動画を撮影しました。撮影したこれらの映像は、午後からのグループワークの際に見返すことになります。事前に大学生が設定したルートに従い、約90分のまち歩きです。前日からの班に分かれて、姫路城→大手前通り→キャッスルガーデン→アクリエ姫路→おみぞ筋→みゆき通り のルートを辿りながら、「歩きたくなるまちのイイトコ探し旅 in姫路」のテーマで調査を行いました。しかも、この日のためだけに大学生がマップを作成してくれました。実際にまちを歩いてみると、歩道に設置されたベンチやテーブル・マンホール、駅ビルからのキャッスルビュー、古くからの商店街など、あらゆるところにアイデアや工夫が施され、市民を支え観光客をもてなしてくれていることに気付き、「やっぱり姫路はスゴイなぁ…」と感心させられました。一方で、もしかしたら自分たちの地元でも、工夫やアイデア次第で、市民を支え観光客を呼び込む仕掛けができるのではないか、と考えるようにもなりました。

昼食後はグループワークです。この2日間で学んだことを振り返りながら、「自分たちのまちを良くするイチ押し提案!」を協議しました。フィールドワークを行って、実際に見て歩いた経験が加わることで、1日目の協議と比べると具体性と現実性が飛躍的に進歩しました。そして最後に、2日間の活動の集大成として5分間の班別発表を行いました。発表したいことがありすぎて、内容を1枚のポスターに纏めることが大変な班や、喋ることが多すぎて5分間では収まらない班など、とても活発な発表が展開されました。

最後のプログラムは、お世話になった兵庫県立大学環境人間学部のキャンパスツアーでした。大学はテスト期間中ということもあり、静寂に包まれたなかで、歴史あるキャンパスを短い時間でしたが存分に味わいました。特に、NHK朝の連ドラの撮影でも使われたという立派な講堂が印象的でした。

帰りのバスの中で、この2日間を振り返りながら、あることを思い出しました。1日目の最初のガイダンスの時に、担当の先生が「課題研究に必要な3つの学び方」と「もう一つ大切なこと」と仰っていました。その大切なもう一つが分かったような気がします。それは「他者と協力すること、つまりコミュニケーションの大切さ」だと思います。一方的に送られてくる情報や、効率的に得られる数理的な情報で満足するのではなく、人や場所と直接コミュニケーションをとることで初めて分かることがあり、また仲間や関わっている人と共有することでそれらは深まっていくことを、この2日間の活動を通じて学びました。

日中の最高気温が35℃を超す熱い中、2日間の実習は行われました。途中でリタイアする生徒も出るかと事前には心配していましたが、そんな心配は一切無用でした。学びたいという生徒たちの熱気がそれ以上に高まり、熱さを吹き飛ばすあっという間の2日間でした。そして、私たちの実習をサポートしていただいた兵庫県立大学の太田尚孝先生、5人のステキなお兄さんお姉さん、本当にありがとうございました。この2日間で学んだことを活かして、これからの課題研究活動に取り組んでいきたいと思います。

県大-HGLC 地域デザイン実習①

本校の人間科学類型は課題研究への取り組みが大きな特徴です。その基礎を学ぶため、8月5日(木)・6日(金)の2日間にわたり、「県大-HGLC 地域デザイン研修」に参加しました。この2日間の活動を通じて、課題活動に必要な3つの学び方を経験しました。1つ目は「専門家の話を聞いて事前に基礎的な知識を得ること」、2つ目は「ビッグデータを活用して多くの情報を効率的に入手すること」、3つ目は「実際に自分の足で現地を見て回って感じること」です。ちょうど1つ目が5日の午前、2つ目が午後、3つ目が6日の活動にあたります。

1日目(8/5)は北摂三田高校で行いました。午前中は、三田市役所の方からの講話「三田市の現状と課題」についてです。10年連続人口増加率日本一だった三田市が、その後どのような経過をたどって現在に至ったのか、将来どのような課題を抱えているのか、など、多方面からお話を聞きました。少子高齢化や農家の後継者問題などとても多くの問題を抱えていることが分かりました。高校生の私たちでも何か力になることがあれば、と考えるようになりました。

午後からは、兵庫県立大学環境人間学部都市計画研究室の太田尚孝准教授にお世話になり、講義とグループワーク・発表でした。太田先生の講義「未来の自分たちのまちをデザインするのは誰?」に続き、「地域経済分析システム(RESAS)」を用いながら、演習「RESASを使い倒して自分のまちを知る!」を行いました。ビッグデータという言葉は最近よく聞きますが、これまでそれに直接触れる機会はありませんでした。しかしこのRESASを用いれば、誰でも簡単にビッグデータにアクセスでき、自分で加工・編集までできてしまいます。あまりにも簡単でみんな驚いている様子でした。そのRESASを使って自分の住んでいる地域(自治体)の様々な情報を収集し、比較することを学びました。考え方のコツやソフトの操作は、5人の大学生によるサポートのおかげで作業は順調に進みました。

パソコンでの演習の後は、班ごとに分かれてグループワークです。先ほど集めた情報を持ち寄り、「私が大人になった時の自分たちのまちは○○?」をテーマにした協議です。協議の最中も大学生が要所で的確なアドバイスをしてくれるなど、活発な議論が交わされました。そして最後は1日目のまとめとして班ごとに中間発表を行いました。

京大‐HGLC 科学者育成プログラム エキスパート(expert)コース

人間科学類型は、地域課題の解決やグローバルリーダーとしての資質を育成することを目標に課題研究活動に取り組んでいます。その活動の一環として、京都大学大学院理学研究科の協力を得て京大‐HGLC 科学者育成プログラムを行っています。このエキスパート(expert)コースは、昨年11月から始まったアドバンスト(advanced)コースでの研究成果の集大成を発表するものです。

7月18日(日)はその発表会(第11回高校生天文活動発表会 大阪教育大学)が行われました。例年は大阪教育大学で行われていますが、今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響によりすべてオンラインで実施され、本校から10名の生徒が参加しました。午前中は真貝寿明教授(大阪工業大学)の特別講演「アインシュタインはどこまで正しい? 検証が進む相対性理論」を全員で視聴しました。

昼食後の午後から各参加校の発表が行われ、北摂三田高校は7校中6番目でした。研究のタイトルは『Zwicky Transient Facilityを用いた矮新星の再増光の調査』です。約半年間に及ぶ研究活動をまとめ、それを初めて外部に発表する機会となりました。ポスター発表とも違い、慣れないオンラインでのスライド発表でしたが、メンバー全員で力を合わせ、精一杯の発表を行いました。その後の質疑応答も無難に乗り切り、メンバー一同大きな達成感を得ることができました。

この発表会をもって、科学者育成プログラムは完了し、プロジェクトチームも解散になります。2年生は6か月、3年生の3人にとっては2年間に及ぶ活動を終えることとなりました。コロナウイルス感染拡大の影響で研究活動が制限され、発表会も中止になるなど、多くの困難に直面しましたが、「研究をしてみたい!」「高度な研究に触れてみたい!」の熱意だけでここまで活動を続けてきました。活動を終えてこれまでを振り返ると、大変だった研究の日々が懐かしく思い出され、同時に一回り成長した自分を感じることができるようになりました。これまでお世話になった、京都大学大学院理学研究科の皆さん、特に今田先生、反保さん、お世話になりました。本当にありがとうございました。

保健講演会(2年 性教育)

 7月13日(火)、2年生保健講演会を実施しました。講師に市立加西病院産婦人科の東田 太郎先生にお越しいただきました。

 普段見ることができない病院内部の様子を見せていただいたり、毎回全力で出産に向き合っている医師の方々のお話も聞かせていただきました。

見せていただいた出産直後の幸せそうな家族の写真には心が温かくなりました。

仕事としては辛いこと、逃げたいことも多いけれど、誰よりも先に命に触れることができる“医師”という職業についても触れてくださいました。

講話の中で、救いたくても救えなかった命の話や大災害での辛かった経験などにもふれていただきました。こうして元気に過ごせていることのありがたさを改めて実感しました。 

最後に、出かける前には必ず挨拶をすることの大切さや、「今辛いことがあってもいつかきっと追い風になるときがあるから・・・」とのメッセージをいただき、とても心の温まる講演会でした。お忙しい中、講演をしていただき、本当にありがとうございました。

35回生(第2学年)キャリア講演会

6月24日(木曜日)5限の時間に、本校24回生の3名をお招きして、『その人生誰のものですか?~こんな先輩もおんねんで~』という題目で講演を行いました。

3名の卒業生(延岡様、寺井様、菊地様)は、学生時代の起業経験や海外在住、その後のビジネスでの取り組みなど、主体性を持って人生の選択を行い、人生を楽しむことについて、熱く語って頂きました。

また、講演会の座席を自由席で行ったり、講演者自らが生徒と対話形式の質疑応答を行うなど、卒業生ならではの引き出しの多さに、多種多様な価値観を与えていくことの大事さを改めて感じました。

情報モラル講演会

5月24日(月)のLHRの時間に、1,2年生を対象に情報モラル講演会が行われました。

NIT情報技術推進ネットワーク株式会社 代表取締役の篠原嘉一様にお越しいただき、

「安心して使うために知っておきたいネットのリスク」

と題して講演をしていただきました。

SNSやアプリについての危険や、安心して利用するための方法をとても具体的に教えていただきました。

実際に講演会の中で、自分のスマートフォン等の設定を確認する際には、教職員も生徒自身も知らなかったことが多く、度々ざわめきが起こりました。

今回、教えていただけて本当に良かったと安堵するのと同時に、ネットの情報はどんどん更新されていくので、利用は慎重に、そして正しい知識を知るためにアンテナを張っておかなければいけないのだと、考えさせられました。

北三生も、今回の内容をぜひ家族で共有していただきたいと思います。