「40回生」カテゴリーアーカイブ

人権講演会~いのちをつなぐメッセージ~

本日、人権講演会を開催しました。

第1部では、2005年のJR福知山線脱線事故で犠牲となられた本校卒業生・小前宏一さんのお母様と、宏一さんの高校時代の担任であった本校教員の古川先生による対談が行われました。小前さんの幼少期や高校時代の様子、事故後に見つかったノートに記されていた「努力することの大切さ」という言葉などが紹介され、「やりたいことがあったら挑戦してください」というお母様からのメッセージが生徒たちの心に深く響きました。

第2部では、音楽ユニット「ちめいど」による演奏会が行われました。命の大切さをテーマにした楽曲や、「当たり前だと思っていた日常が宝物」という言葉を通して、生徒たちは日々の生活や周囲の人々への感謝について考えを深めました。

ご講演いただいた小前様、そして演奏を通して大切なメッセージを届けてくださった「ちめいど」様に心より感謝申し上げます。お話や音楽を通して、生徒たちは命の尊さや日々の生活のありがたさについて深く考えることができました。貴重な機会をいただき、誠にありがとうございました。

体育祭

10/9、体育祭を開催しました。晴天に恵まれ、生徒たちが全力を出すには最高の一日となりました。

開会式・全校体操

障害物競走

綱引き(準々決勝・準決勝)

台風の目

スウェーデンリレー

綱引き(決勝)

部活動行進

部活動リレー

玉入れ

4×100mリレー(A決勝・B決勝)

4×200mリレー(A決勝・B決勝)

棒引き

大縄跳び

閉会式

クラスや学年を超えた全員が応援しあい、励ましあい、お互いを称えあう姿が見られた素晴らしい体育祭となりました。ご来校された保護者の皆さま、ご来賓の皆さま、本当にありがとうございました。

体育祭予行を行いました

10/7に体育祭の予行を行いました。綱引き、スウェーデンリレー、女子4×100mリレー、男子4×200mリレーは予選が行われ、各クラス全力を出した熱い展開となりました。

最後に大縄跳びの練習もあり、本番へ向け、一致団結する気持ちを高める予行となりました。

後期始業式・芸術鑑賞会

10月1日、郷の音ホールの大ホールにて、後期始業式と芸術鑑賞会を行いました。

後期始業式での校長先生の講話では、日本語の面白さをテーマに「『薄い』の対義語を『厚い』と『濃い』で勘違いしてしまった」というエピソードを、芸術鑑賞会の落語にちなんで扇子を使ってお話されました。「今日くらいはたくさん笑って楽しみましょう」と締めくくられ、普段は勉強や部活に忙しくしている本校生徒たちの肩の力を抜いてくださいました。

芸術鑑賞会では桂福龍さんの落語、柳貴家雪之介さんの曲芸、桂かい枝さんの英語落語を鑑賞しました。福龍さんは「寄席入門」として落語の楽しみ方をお話いただき、その後は誰もが知っている「寿限無」を基にした落語を披露してくださいました。
雪之介さんの曲芸では生徒が参加する場面もあり、大いに盛り上がりました。危険な芸のときは客席から悲鳴が上がることもありましたが、初めて見る曲芸に生徒たちは大満足のようでした。
かい枝さんは英語落語をわかりやすい表現で面白く披露してくださり、オチの部分では生徒たちも楽しそうに笑っていて、日本の古典芸術本来の面白さと近代化の融合を経験できた、よい鑑賞会になりました。

キャリア研修  大阪教育大学訪問

8月7日(金)、1・2年生の希望者11名が大阪教育大学を訪問しました。

JR三田駅を出発し、JR大阪環状線、近鉄線を乗り継いで大阪教育大学前駅に到着しました。その後、3基のエレベーターを乗り継ぎ、大学へ向かいました。

到着後、まず時計台へ向かい、JR福知山線脱線事故で犠牲となられた本校の先輩に黙とうを捧げました。この時計台は亡くなられた先輩のご両親の寄付によって建立されたものです。

午前中は、大学の概要について説明を受けた後、学内の施設(外国語学習支援ルーム、キャリア支援センター、附属図書館など)を見学しました。大学の広大な敷地や図書館の充実した設備に圧倒されました。また、大学生が実際に授業を受けている様子や、図書館で自習したり、グループで話し合ったりしている様子を見学し、大学の雰囲気を肌で感じることができました。

昼食は、大学生に混じって大学生協の食堂を利用し、それぞれ思い思いの昼食を楽しみました。

午後は、池上特任教授による模擬授業「子どもの成長に立ち会える喜び」を体験しました。大学での講義の雰囲気を味わうだけではなく、誰もが安心して話ができる環境を作るこことの大切さや、子どもの権利について学ぶ貴重な機会となりました。

以下、参加した生徒の感想の一部を紹介します。

・自宅から大学に通学する場合の実際のルートで大学に行くことができ、貴重な体験でした。

・大学の中に入ると想像の何倍も広く、図書館でも所蔵冊数の多さにとても驚きました。

・「先生になりたい!」という夢と目標の人たちが集まっていて、大学の生徒同士で頑張っていけるのが素敵だと感じました。

・大学の雰囲気は落ち着いていてどの施設も充実していました。特に図書館は話し合いができる場所と、静かに個人で集中できる場所が確保されていて落ち着て勉強ができそうだと思いました。

・実際に教員として小学校で働いていた先生の話を聞くことができて、教えることの難しさや楽しさを感じることができました。

・夏休みに実際に大学に行って、先生の話や、模擬授業を体験することができて将来の職業についてたくさん考えることができた良い時間でした。

9/30 HGLC グローバルデザイン研修

今回の研修は2年生の人間科学類型の生徒が、日伯協会とJICA関西を訪問し、移民の歴史や国際協力、難民について学びました。

まず日伯協会では、ブラジルに渡った日本人移民の歴史についてお話を伺いました。現在、ブラジルには約250万人の日系人が暮らしており、世界最大の日系人社会となっています。

日本では明治時代から海外への移民が盛んになり、ハワイやアメリカ本土へ多くの日本人が渡りました。しかし、日本人が安い賃金で働くことから現地の人々の仕事を奪うとみなされ、迫害を受けた歴史もあります。1924年にはアメリカで排日移民法が成立し、日本人はアメリカ以外の移住先にも目を向けるようになりました。

一方、ブラジルでは1888年にアウレア法が成立し、コーヒー農園などで働く労働力が不足していました。そこで、移民を受け入れたいブラジルと、海外へ移住したい日本の考えが一致し、日本人のブラジル移住が始まりました。しかし、言葉や食文化、生活習慣の違いに加え、厳しい労働環境もあり、農園を離れる人も少なくありませんでした。

そのような中でも、コーヒー農園に残った日本人は、間作などの工夫をしながら少しずつ資金を蓄え、自分たちの農地を手に入れていきました。その後、日本人同士で協力して農地を広げ、農業を発展させていきました。

また、日本人はブラジルの農業やアマゾンの開拓にも大きく貢献しました。コーヒーの輸出に使うジュートの生産や、ピメンタ(胡椒)の栽培などにも関わり、さらに中央高原のセラード開発では、大豆の大規模な栽培にも貢献しました。

こうした日本人の勤勉さや工夫、協力する力などが評価され、「ジャポネース・ガランチード」という「日本人は信頼できる」という言葉につながったことも印象に残りました。

その後、JICA関西を訪問し、国際協力について学びました。研修では「お腹が空いたらどうする?」「知らない言葉が出てきたらどうする?」といった身近な質問から、世界には私たちが当たり前だと思っていることが当たり前ではない人々がいることを教えていただきました。

世界196か国のうち146か国が開発途上国であり、教育や貧困など、さまざまな課題を抱えています。しかし、国際協力は一方的に「助ける・助けられる」という関係ではなく、お互いに支え合う「協力」であることを学びました。

さらに、青年海外協力隊として活動された芳島さんから、実際の経験についてお話を伺いました。インドネシアでは、村人たちとの話し合いから「トイレがほしい」という声が出ました。現地では屋外で排泄することによる感染症が問題となっており、特に赤ちゃんの死因として下痢が大きな問題になっていたそうです。この話から、支援する側が必要なものを決めるのではなく、現地の人々の声を聞き、一緒に解決方法を考えることが大切だと感じました。

最後に、難民についても学びました。難民とは、貧しい人やかわいそうな人ということではなく、戦争や迫害など、自分の意思ではどうすることもできない理由によって故郷を追われた人々です。現在、故郷を追われている人は世界で1億1780万人にも上ると知り、その規模の大きさに驚きました。

今回の研修を通して、移民、国際協力、難民という異なるテーマの中にも、「異なる背景を持つ人々が互いを理解し、支え合う」という共通点があると感じました。今回学んだことを、自分とは関係のない世界の問題として捉えるのではなく、自分自身の生活とつなげて考えていきたいです。

前期終業式

9月28日、前期終業式が行われました。校長先生からは、千葉県で発生した災害についてのお話がありました。災害が身近なものであることを改めて考え、防災への意識を高める機会となりました。

続いて、表彰伝達が行われました。水泳部や女子バスケットボール部、ソフトボール部、男子ソフトテニス部等、輝かしい成績を収めた部活動に加え、校内読書感想コンクールで優秀な成績を収めた生徒たちに表彰状が贈られました。近畿大会への出場を控えた水泳部の壮行会も行われ、全校生一同、応援の拍手を送りました。

次に、後期専門委員会の認証式が行われました。後期委員のみなさん、半年間よろしくお願いします。

最後に、8月にオーストラリアの姉妹校を訪問した25名の生徒から、短期海外研修の報告がありました。報告では、現地での写真や動画に加え、クイズなども取り入れながら、それぞれが経験したことや感じたことを紹介しました。生徒たちが工夫を凝らして進行し、楽しくわかりやすく研修の魅力を伝えてくれました。

全校集会

夏休みが終わり、全校集会を行いました。

はじめに、ALTの着任式が行われ、新しく着任したマディー先生からご挨拶をいただきました。続いて、オーストラリアからの留学生、マディーとハイディーの歓迎式を行いました。留学生一人ひとりが自己紹介と挨拶をしました。緊張した様子も見られましたが、それぞれが一生懸命に日本語で話す姿が印象的でした。挨拶の後には生徒会長から歓迎の言葉が贈られました。これからの学校生活を通して、言葉や文化の違いに触れながら、さまざまな交流が生まれることが期待されます。

校長先生からは、1.01と0.99という数字を例に、毎日の小さな努力の積み重ねが、長い目で見ると大きな差につながるというお話がありました。一日一日の取り組みはわずかなものでも、継続することで大きな成果につながります。日々の学校生活の中で、一つ一つのことを大切に積み重ねていくことの重要性について、生徒たちは考える機会となりました。また、生徒指導部長から講話では、交通ルールについてのお話がありました。日頃から交通ルールやマナーを意識し、自分自身だけではなく周囲の人の安全にも気を配って生活していきましょう。

続いて、全国大会に出場した放送部の大会報告、近畿大会に出場する陸上部の壮行会が行われました。代表生徒の話に、全校生徒が熱心に耳を傾けました。

最後に、表彰伝達を行いました。様々な分野で活躍し、成果を収めた生徒たちが紹介され、全校生徒から大きな拍手が送られました。夏休み中も、それぞれの場所で努力を重ねてきた生徒たちの活躍を、全校で称えるいい機会となりました。

夏休みが終わり、いよいよ学校生活が再開します。夏休みの気分から気持ちを切り替え、学習や行事、部活動など、それぞれの目標に向かって充実した学校生活を送っていきましょう。

キャリア研修 ~計算科学研究センター・生命機能科学研究センター(BDR)~

8月4日(火)、15名の生徒が理化学研究所の計算科学研究センターと生命機能科学研究センター(BDR)を訪問しました。

午前は、スーパーコンピュータ「富岳」を見学しました。富岳は世界トップレベルの計算能力を持ち、新薬開発や災害予測など、私たちの生活を支えるさまざまな研究に活用されています。

説明では、新型コロナウイルス流行時には、新薬候補を短期間で絞り込む計算に大きく貢献したことや、日本の科学技術を支える重要な基盤であることを学びました。見学後の質疑応答では、生徒から多くの質問が寄せられ、研究者と活発な意見交換が行われました。

午後は生命機能科学研究センター(BDR)を訪問し、生命現象の仕組みや老化、幹細胞、冬眠、細胞死(アポトーシス)など、最先端の生命科学研究について学びました。講義を通して、生命の仕組みを分子や細胞レベルで解明する研究の意義や、その成果が医療や健康科学につながっていることを知る貴重な機会となりました。

今回の見学を通して、生徒たちは最先端の研究に直接触れ、科学研究の面白さや社会への貢献を実感することができました。

HGLC 京大ーHGLC科学者育成プログラム②

7月31日(金)、1年生人間科学類型の生徒たちが、大阪ガスのガス科学館と、京都大学複合原子力科学研究所を訪問しました。

最初に訪れたガス科学館では、動画や実験、タブレットを活用した体験型学習を通して、「エネルギーとは何か」について学びました。

地球温暖化が進む現代において、大阪ガスが環境問題の解決に向けて取り組んでいることや、私たち一人ひとりが日常生活の中でできることについて知り、考える貴重な機会となりました。

特に印象的だったのは、日本が目標として掲げる「カーボンニュートラル」についての学習です。エネルギーを生み出す際には化石燃料の燃焼などにより二酸化炭素が発生しますが、その排出量を可能な限り削減するとともに、植林などによって二酸化炭素を吸収し、排出量と吸収量を実質的に均衡させることで、温室効果ガスの排出を実質ゼロにするという考え方を学びました。

また、大阪ガスが進めている「メタネーション」と呼ばれる技術についても学びました。これは、二酸化炭素と水素から都市ガスの主成分であるメタンを合成する技術であり、エネルギーの利用に伴う二酸化炭素排出量の削減につながることが期待されています。最先端の技術開発に触れることで、科学技術が社会課題の解決に果たす役割の大きさや、科学の面白さを実感することができました。

次に訪れた京都大学複合原子力科学研究所は、京都大学が所有する附属研究施設の一つであり、原子力や放射線に関する最先端の研究が行われている大規模な施設です。

施設では、研究内容の一つである「中性子放射化分析」について説明を受けました。この分析法は、試料をそのまま装置に入れ、原子核に中性子を照射することで原子核を励起状態にし、その際に放出されるγ線を測定することで、物質を構成する元素の種類や量を分析する技術です。試料を溶かしたり壊したりすることなく、高い精度で元素を調べることができることを学びました。

この技術は近年、レアメタルの分析にも活用されており、鹿児島湾の海底からレアメタルの一種であるアンチモンが確認されたことから、これまで資源が乏しいと考えられていた日本近海にもレアメタル資源が存在する可能性があることが明らかになりました。

さらに、中性子放射化分析は、公害問題として知られるイタイイタイ病の原因究明にも大きく貢献しました。原因物質であるカドミウムを特定する上で重要な役割を果たしたことを知り、原子力科学や放射線利用が、資源探査や環境問題の解決など、私たちの社会に幅広く役立っていることを学ぶことができました。