月別アーカイブ: 2023年8月

陸上競技部 全国総体 報告

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令和5年度、写真はInstagramにアップします。そちらをご覧ください。

女子400m 

全国総体準決勝進出!

8月2日から北海道で行われた全国総体に400mで出場しました。

結果は66人中13位でした。

陸上競技人生初めての全国大会で、過度に緊張せずに自分の走りを楽しもうと臨みましたが、目標としていた表彰台には届きませんでした。

いつも通りを心がけていたつもりでも、どこかで気持ちで負けてしまったところがあったと思います。

大きな大会で、自分の走りを堂々と出来るのが最後に勝ち切る選手なんだと心から実感しました。

ですが、2年生で全国総体を経験できたのは、来年にも、そしてその先からの陸上競技人生の糧になると思います。

今回の貴重な経験を無駄にしないために、日々の練習や冬季練習で、競技面でも、精神面でも、より一層強い選手になり、来年最後の総体で輝けるように精一杯頑張ります。

今回の試合で、周りの方々の支えや、応援の偉大さを改めて実感しました。私ひとりの力で、ここまで上がってくるのは、不可能です。

挫けそうな時も、緊張してた時も、どんな時も寄り添ってくれた部活の仲間や、北海道まで駆けつけてくれた家族、付き添いのマネージャーさん、ライブ中継で応援してくれた友達、顧問の前田先生のご指導、遠征先でのサポートのおかげです。

本当にありがとうございました。

新たな目標に向かって、これからも地道に努力していきます。

これからも陸上競技部の応援、よろしくお願いします。

兵庫県立北摂三田高等学校 

陸上競技部 齋藤朱里

華道部活動報告 7月13日(木)

本日の花材 ヒマワリ、リアトリス、ドラセナ、ソケイ

夏のお花であるリアトリスを高く入れ、中心に黄色のヒマワリを入れ、左右の広がりにドラセナとソケイを用いました。

カレン先生と3年生にとっては最後の活動となりました。

師範のお免状を取得されたカレン先生。宮田先生より証書を授与していただきました。

3年生とカレン先生に後輩たちが用意していたプレゼントを渡します。

宮田先生と顧問の田中先生からお話がありました。
穏やかな時間の流れる華道部の活動でした。

京大-HGLC科学者育成プログラム 3日目

人間科学類型は、地域課題の解決やグローバルリーダーとしての資質を育成することを目標に課題研究活動に取り組んでいます。その取り組みの一環として、1年生の夏休みに3日間の「京大-HGLC科学者育成プログラム」を実施しています。

3日目(8/3)は、「天文学とそれに携わる研究者」と題して、午前中に京都大学大学院理学研究科附属花山天文台(京都市山科区)、午後から京都大学大学院理学研究科(京都市左京区)を訪れました。

午前中は、花山天文台を訪れました。ちょうど京都の東山の裏側の山中に天文台はあります。京都大学には3つの天文台がありますが、花山天文台は最も古く1929年に設置された歴史と伝統ある天文台です。観測の主力は飛騨天文台へ移りましたが、花山天文台では現在でも太陽物理学や恒星物理学などの研究が続けられているそうです。国内の屈折望遠鏡としては3番目の大きさを持つ45㎝望遠鏡が本館に、現役としては日本最古の18㎝屈折望遠鏡が別館に置かれ、それらを用いながら研究者の方々に解説をしていただきました。2つともとても古い望遠鏡なので、今でも手動で稼働させたり、おもりを用いて半自動で稼働させたり、現代ではある意味時代遅れとも思える方法で研究が行われていたのには驚かされると同時に、そのような機材でも充分最先端の研究ができるのだということに驚かされました。

また、訪れた時から、建物のデザインが1日目に訪問した阿武山観測所に似ていると思っていましたが、その通りで、同じ設計士がデザインした建物だとわかりました。冷房設備も十分でない中、私たち高校生のために汗をかきながら熱心に解説をしてくださった姿がとても印象に残りました。

午後からは、天文台からバスで20分ほど移動して白川キャンパスの京都大学大学院理学研究科を訪れました。3日間のプログラムのうち、これまではすべて遠隔地の研究所を訪問していたこともあり、一般の京大生や所謂大学らしさを感じることはありませんでした。しかしこの吉田キャンパスでは、学生が溢れ、研究やサークル活動に励み食堂で歓談する普通の姿を目にすることができました。昼食の後は、いよいよ最後の講演会です。会場は大学院理学研究科のセミナーハウスを使わせていただきました。天井を広く取りながら木材を多用し、前庭には芝生が敷かれたモダンなデザインで、私たち高校生が使うにはもったいない施設でした。講師は大学院理学研究科博士課程に所属する徳地研人さんで、演題は「天文分野で学んだ、研究に必要なスキル」でした。徳地さんの生い立ちから現在に至るまでの経緯に始まり、専門分野である顕微鏡の製作について、最後には私たち高校生へのメッセージを熱く語ってくださいました。理系の硬い研究者をイメージしていたのとは真逆で、とてもわかり易く優しい語り口で、難しい研究の話を解きほぐしながら説明してくださいました。もちろん分からない内容も多くありましたが、その人柄に触れてすぐに引き込まれていきました。そのこともあり、最後の質疑応答では質問が途絶えることなく、大幅に時間を過ぎてしましました。講演後は、徳地さんの案内でキャンパスツアーが急遽行われました。わずか半日でしたが、京都大学とそこで学ぶ研究者の魅力に存分に触れることができました。

この3日間で、京都大学を中心に6か所の研究機関を訪問しました。地震学・水理学・原子力科学・天文学など幅広い学問を知ることができました。自分の知らない世界がこんなにもたくさんあり、こんなにも魅力的であることを初めて知りました。これから進む私たちの進路にはもっと多くの学びが存在し、もっと魅力的な経験が待っていると考えるとワクワクしてきました。しかしそのためには日々の努力を怠らず、いつか訪れるチャンスを見逃さない科学者としての視点「セレンディピティ」を磨く必要があります。その努力を続けることで、いつか川池先生や渡邉先生、徳地さんのような素敵な研究者に自分もなりたいと思うようになりました。3日間でお世話になった多くの研究者の皆さん、支えてくださったスタッフやボランティアの皆さん。本当にありがとうございました。

京大-HGLC科学者育成プログラム 2日目

人間科学類型は、地域課題の解決やグローバルリーダーとしての資質を育成することを目標に課題研究活動に取り組んでいます。その取り組みの一環として、1年生の夏休みに3日間の「京大-HGLC科学者育成プログラム」を実施しています。

2日目(8/2)は、「原子力科学の未来と可能性」と題して、午前中に大阪市立科学館(大阪市北区)、午後から京都大学複合原子力科学研究所(大阪府泉南郡熊取町)を訪れました。

午前中は、自然科学分野の興味や関心を高めるため、大阪市立科学館を訪れました。開館前から多くの入館者が列を作っており、科学館の人気の高さがうかがえました。館内はとても広く、200以上の展示物や実験装置が所狭しと並んでいました。学校の化学や物理の授業では難しくなかなか理解できなかった法則が、見て触れる簡単な実験装置を使いながら直接学べるので、簡単に理解でき自然と頭に入ってきました。それまで苦手だった化学や物理がここではなぜか楽しく感じられ、1時間半があっという間に過ぎていきました。

午後からは、大阪府泉南郡熊取町に場所を移して、京都大学複合原子力科学研究所を訪れました。原子力エネルギー関連および放射線・粒子線や放射性同位元素などの利用に関する研究・教育を行う研究所として、1963年にこの地に設置されました。それ以降、研究用原子炉や加速器を利用して多くの研究が行われ、日本のみならず世界の科学技術の進歩に大きく貢献しているそうです。そして、この研究所では先端科学技術を扱っていることに加え、人体に有害な放射線を扱っていることから、入所前から何重もの厳重なセキュリティ管理が求められ、その度に緊張を強いられたことを覚えています。

初めに、三澤毅副所長が研究所の概要説明をしていただきました。次に、放射線治療専門医で文部科学省卓越研究員でもある渡邉翼特定准教授から、『放射線の医学応用について』と題する講演をしていただきました。その講演では先生が進めている、粒子線治療の一種であるホウ素中性子補足療法(BNCT)によるがん治療研究の成果について教えて頂きました。正直言って、講演の内容が難しすぎて高校生には理解できない部分が多くありました。しかし、その研究がどれほど人々の役に立つのかや、その研究の価値は理解できた気がしました。また、渡邉先生が大切にしている「セレンディピティ」という言葉を教えて頂きました。本は「偶然に出会った幸運を見逃さない能力」のことだそうです。これを「科学者としての視力」に置き換え、「実験データに隠された事象を見出す能力は、日々の勉強・体験・知識の積み重ねによって強化できる」と教えて頂きました。

講演の後はいよいよ原子炉の見学です。しかしその前に、担当者から見学時における持ち込み物の確認や注意事項とともに放射線の被ばくを測定する線量計がグループに1つずつ配られました。原子炉の建物に入る前にも被ばく量の測定とオーバーシューズの着用が義務付けられました。減圧された原子炉建屋の中に入り、いざ原子炉を目の前にすると、さすがに緊張が高まり、心臓の鼓動が高まったのを思えています。また、私たちが訪れたときはちょうどフルパワーで稼働している最中だったようです。テレビなどを通して私たちが良く目にするのは発電用の原子炉、いわゆる原子力発電所とは少し違い、私たちが目にしているのは出力の小さな研究用の原子炉でした。それでも十分に大きく、放射能の危険性に違いはないと聞きました。さらに驚いたのは、原子炉の周りを取り囲むように研究室が配置され、原子炉から作り出される中性子を使って実験が行われていることでした。講演をしていただいた渡辺先生も、患者とともにその研究室でがん治療の手術を何度も行っているそうです。

それまでは、原爆や原子力発電所の事故などから、危険で恐ろしいものとしか認識していなかった原子力が、使い方によっては非常に役に立つものであることが分かった。まさにその研究に今日触れることができました。「すべての物事には多面性がある」と渡邉先生が仰っていた意味が良く分かった。これを機会に、日々の学習を怠らずに様々なものに興味を持ち、「セレンディピティ」を磨いていこうと思った。

京大-HGLC科学者育成プログラム 1日目

人間科学類型は、地域課題の解決やグローバルリーダーとしての資質を育成することを目標に課題研究活動に取り組んでいます。その取り組みの一環として、1年生の夏休みに3日間の「京大-HGLC科学者育成プログラム」を実施しています。過去3年間は新型コロナウイルス感染拡大の影響で実施できませんでした。4年ぶりの実施となった今回はプログラムを一新し、幅広い自然科学分野の講義や実習を通じて、科学研究の基礎知識とその手法を学びながら、グローバルな視野を持ち、次世代を担う科学者を育成することを目的としています。

1日目(8/1)は、「防災学(地震・水理)の歴史と現在」と題して、午前中に京都大学防災研究所附属地震予知研究センター阿武山観測所(大阪府高槻市)、午後から京都大学防災研究所宇治川オープンラボラトリー(京都市伏見区)を訪れました。阿武山観測所は、日本の地震研究の先駆けとして1930年に設置された、歴史的にも価値のある地震観測所です。現在でも地震観測は行われていますが、館内には当時使われていた多くの地震観測装置が展示されていました。解説を聞きながら、地震観測の歴史やその手法・観測装置の進化を知ることができました。当時の観測装置は大型で構造がシンプルなため、高校生でもその仕組みが目で見て理解できることが新鮮でした。観測所の屋上に上がると大阪平野が一望でき、このような自然に囲まれた環境の中で、最先端の観測・研究が行われていたことに驚きを感じました。

午後からは、京都市伏見区に場所を移して、京都大学防災研究所宇治川オープンラボラトリーを訪れました。この研究所は、水と土砂に関する様々な観測・実験装置を備えた総合実験施設です。実際に、淀川の支流宇治川の堤防裏に研究所は位置し、河川災害の最前線であることが良く分かりました。まず初めに『都市の氾濫災害に関する京都大学防災研究所の研究』と題して、同研究所流域災害研究センター河川防災システム研究領域の川池健司教授の講演を聞きました。その後グループに分かれ、「雨水流出実験装置」・「実物大階段模型」・「浸水体験実験装置(自動車模型)」の3つの実験装置を使って研究体験を行いました。実際に大規模な大雨・河川災害に直面する機会はない中で、このような実験装置を用いて極限の環境を再現し、それを直接自分の体で疑似体験できることの価値について身をもって学びました。特に「浸水体験実験装置(自動車模型)」では、予想に反して通常のドアよりスライドドアの方が浸水時には開けるのが困難であることが分かりました。

世界でも防災に関する研究を総合的に行っている研究所は他に例が無く、京都大学防災研究所は世界最先端の研究所であることが分かりました。そして、ここでの研究の積み重ねが、大規模災害から私たちの生活を守ってくれていることを知りました。

1年 模索講演会②

5月18日(木)7時間目に、1年生の模索講演会を行いました。この模索講演会は2回企画されており、今回は『理系学問の楽しさ・面白さ』という題で講演を行っていただきました。大阪大学大学院工学研究科から森勇介教授にお越しいただき、ご専門の工学の視点からお話がありました。

森先生は専門の機能性結晶の研究を進める傍ら、そこで開発した技術をもとにベンチャー企業も経営しているそうです。大学での研究とはどのようなものであるかに始まり、どうすれば新しい研究開発ができるか、どのような性格が研究開発に向いているかという話まで、理系の枠にとらわれず幅広いお話をしてくださいました。最後に「考えていること・言うこと・行動すること」を一致させることが運を高める大事なポイントだと教わりました。 今日の森先生の話を聞いて、「もしかしたら自分にも何かできるんじゃないか」と希望が広がっていく、そんな不思議な感覚になりました。

美化活動

7月29日(土)朝8時30分より約1時間、校内と学校周辺のゴミ拾いや草引きなどの美化活動を行いました。

育友会会員をはじめ、先生方、生徒会や部活動の生徒の皆さんにもたくさん参加していただき、総勢約170名での作業となりました。

終了時間になっても「あともう少し!」と最後まで一生懸命作業している生徒さんの姿が印象的でした。

猛暑の中、朝早くから参加してくださった皆さま、本当にありがとうございました。

生物野外活動部 令和5年度 活動報告⑦

クライミング練習会

日程      令和5年7月30日(日)

場所      グラビティリサーチ梅田

 外は連日猛暑のためこの時期の登山活動は断念し、室内でできるボルダリングを体験しました。ほとんどの部員が全く初めてのボルダリングでしたが、徐々にグレードをアップさせながら個々の限界に挑戦しました。

感想〔1年 O.C〕
 クライミングはきついスポーツだと感じました。レベルが上がるにつれて足を置く場所や安定して握ることのできるホールドが少なくなっていきました。そのときは辛く諦めてしまいました。ですが、ゴールまで登り切りたいという気持ちが強くなり頑張ろうと思えました。次回はどのホールドを使うか考えて、力任せに登らないようにします。

感想〔1年 Y.K〕
 今回ボルタリング体験を通して以外に難しくて驚きました。テレビなどで見ていて自分ならもっとスムーズに登れそうと思っていたのが改められました。オリンピック競技になっている理由も体験して練習量が差を生む競技だと実感したのでよくわかりました。また機会があればやりたいです。

感想〔1年 A.S〕
 クライミング思っていたものよりもずっと難しかったです。最初は握力が大事なのだと思っていたけれどやってみると、握力とは違う、指の力のようなものをよく使うのだと感じました。普段あまり使うことのない筋肉だったので大変だったし筋肉痛も結構しました。そういったところから腕だけで登るのは難しく足も使って登ることが大切だとわかったのでもしクライミングのように登らなきゃならないときは足を使うことを意識していきたいと思います。

感想〔2年 I.T〕
 今回は2回目のクライミングになりましたが前回同様とても手が痛く、腕がパンパンになりました。しかし、前回にギリギリでクリアできたコースのレベルを複数クリアでき、自分の成長を感じられました。8月後半にもクライミングがあるので、そこでもぜひ今回よりも高い難易度に挑戦しクリアしたいです。

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北摂三田高校HP 生物野外活動部のページ (前年までの記録)
http://www.hyogo-c.ed.jp/~hokusetsusanda-hs/seikatsu/bukatsu/seibutsu.html