39回生」カテゴリーアーカイブ

本物に会いに行こう〜富岳と生命機能科学研究センター〜


 
8月5日、希望者15名が、富嶽をはじめとした理化学研究所所管の施設見学を行いました。

 現地集合後、まずは日本が誇るスーパーコンピュータ富岳の見学を行いました。富岳の計算能力がどのようなことに役立つのか、今世界においてどのような位置付けにあるのかなど、「すごい」の具体的な説明を受け、これから日本のスーパーコンピュータが何を目標としているのかなどの展望もお話しいただきました。

 その後の質疑応答において本校生徒から出たものとして、富岳の部屋に柱がないが耐震性は大丈夫なのか、富岳はウィルスに感染することはないのか、AI技術を向上させるためにGPUの搭載数はどうなっていくのか、というような高度な質問まで飛び出しましたが、一問一問に丁寧にご対応いただき有意義な時間となりました。

 その後は生命機能科学研究センターに移り、「命」とはなんなのかということについて考えました。今の研究技術をもってしても「命」とはなんなのかはわかっておらず、「命」を知ることは我々の命を守ることにつながり、だからこそ研究し続ける必要があるということを学びました。

 

 ご説明の中で、顕微鏡開発などの基礎科学というのは仮説の正誤を求めるのではなく、興味から始めたものが大きな成果をもたらすこともあり、とても魅力的なものであるということも学ばせていただきました。

スタディボランティア

 7月22~25日にかけて本校生が市内の小学校2校に分かれ、スタディボランティアを行いました。

 スタディボランティアとは、本校生が小学校に出向き、夏休み課題などの学習支援を行う取り組みで、今年度は14名のボランティアスタッフが携わってくれました。

 小学生は人懐っこく声をかけてくれる子もいれば、緊張して固まってしまう子もいましたが、何より「どうしたらいいんだとう」と困っているお兄さんお姉さんの姿が印象的でした。でも、一生懸命目線を合わせ指を使って伝えたり、笑顔を心掛け、心から子どもたちと接する姿も印象的です。

 緊張した面持ちでぎこちなく接する初日から、終了日には「また会おうね」という会話や「お姉さんのためにプレゼント作ってきた」と言ってくれる子、「みんながサイン書いてくれました」という本校生。最終日の子どもたちの素直なありがとうの気持ちがいろいろな場面で見られ、この取り組みの素晴らしさを改めて感じました。

【生徒感想】

 今日は特に生徒との距離がぐっと縮まった一日でした。雑草抜きでいろいろしゃべっていてとても好かれているんだなと実感できました。今日で最後なのは名残惜しいけれど、先生になっていつかまたお世話になった先生や生徒に会えたらいいなと思いました。

 今日は初めて理科と社会を一緒に勉強したけれど、時間が経ってもう覚えていない問題もあって難しかったです。3日間という短い時間だったけど小学生と勉強するという貴重な機会を設けていただいたことに感謝し、自分のものにしていきたいです。

 丸付けのとき、苦戦しながらも頑張って解けた子には大きな丸をつけたらとてもよろこんでくれた。素直な子が多くてかわいかった。

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                        

全校集会(表彰伝達、壮行会、生徒会認証式)

7月18日(金)の全校集会は、酷暑を考慮しオンライン配信にて行われました。

表彰披露では、表彰される生徒たちの明るい表情を見ながら、各教室から拍手を送りました。

近畿大会に出場した陸上部から報告があった後、全国大会に出場する放送部と近畿大会に出場する女子ソフトテニス部への表彰伝達と壮行会を行いました。

生徒会認証式では、生徒会長を始め生徒会執行役員7名が認証されました。新しい生徒会の皆様、これからどうぞよろしくお願いします。

式の最後には第39回の生徒会長が退任の挨拶をし、全校生徒への感謝を述べました。

第39回生徒会の皆さん、北摂三田高校のリーダーとして、また時には縁の下の力持ちとして、一年間本当にありがとうございました。

立会演説会 7月11日

第40代生徒会長を決める、立会演説会が、行われました。

生徒会長候補1名と、副会長候補2名。そして、それぞれの応援者の合計6名が演説し、北摂三田高校への熱い想いを語りました。

今日の選挙で、生徒会長1名と副会長2名が信任されました。一年間、よろしくお願いします。

北摂祭

6月13,14日に北摂祭が行われました。

一年生は、合唱と縁日です。合唱ではそれぞれのクラスが美しいハーモニーを披露しました。

二年生は、展示と模擬店です。各クラスの工夫を凝らした展示はお客様にも大好評でした。

三年生は劇を行いました。脚本を一から作り上げたクラスや、ダンスや歌声を披露したクラス。変わった演出も多く、各クラスの個性が光る時間となりました。

文化部の展示発表やステージ発表も充実しており、大変見ごたえがありました。

生徒会企画や、有志によるステージ発表も盛り上がり、大変充実した二日間となりました。

MINDSHIFT CHALLENGE (アジアスタディツアー)

6月2日、全校集会で、「MINDSHIFT CHALLENGE アジアスタディツアー」の紹介と募集が行われました。

本校は国際理解教育を積極的に推進しています。生徒たちが多様な価値観に触れ、多角的な視野を養えるよう、多くの生徒の皆さんの、チャレンジを期待しています。

参加を希望する人は、書類提出期限が6月20日16時になっています。質問の機会も設けていますので、積極的に行動してみてください。

情報モラル講演会

5月15日(木)、NIT情報技術推進ネットワーク株式会社取締役兼ネット見守り隊監視員であり、大阪府教育委員会ネット対応アドバイザーの筒崎 眞美(つつさき まみ)先生をお招きし、情報モラル講演会が行われました。

保護者の方々にもご参加いただき、スマートフォンの正しい使い方と危険性について、大変分かりやすくご教授いただきました。加害者にも被害者にもならないために、改めて、スマートフォンの利用法やSNSトラブルについて学べる貴重な機会となりました。

着任式・始業式・入学式

本日午前中には着任式と始業式、午後には第40回入学式が行われました。

生徒たちは式場設営を手際よく進め、式後には運動部員も体育館の片づけに協力してくれました。新着任の先生方の紹介時には、北三生たちが思慮深い態度で静かに配慮していた様子が印象的です。桜が彩る新クラスでの高校生活が充実するよう、職員一同全力でサポートしてまいります。ご来賓や保護者の皆様のご出席にも深く感謝いたします。

体育祭 9月20日(金)

晴天に恵まれ、本日体育祭が行われました。

開会式

綱引き

台風の目

部活動行進・部活動リレー

玉入れ

棒引き

リレー

大縄跳び

閉会式

 強い日差しに負けない生徒たちの熱気でどの種目も盛り上がりました。競技に出場する生徒も、応援する仲間も、一つになって熱い闘いを楽しく終えることができました。
たくさんの保護者のみなさまに応援に来ていただき本当にありがとうございました。

パパは女子高生だった ~自分らしく生きること~7月11日人権講演会

 1年生を対象として講師に兵庫県人権啓発協会から前田良さんを招き、自分らしく生きることの大切さをご講演いただきました。
 前田さんは生まれたときは女性でしたが、現在は奥様とお子様二人の父として宍粟市に住んでおられます。

 自分の生まれもった性に違和感を感じたのは幼稚園の時だったそうです。
「分けなくていいものは分けなくていい」
小学校に入学してから、「ランドセルは女の子は赤、男の子は黒」
中学校に入ってから区別は顕著になり、

「自分はズボン、学ランを着たいのにスカート、セーラーを着ないといけない」
この時代、性を分けることはできない。自分の性を判断することができない人もいる時代。
自分の生まれもった性により、素直に人を好きになること、その想いを伝えられないこと。
他者からの、見た目の性と身体の性との違いへの偏見から悩み、死を考えた。
ただ、「まだ男として生きていない」ことに気づいて、生きることを選び、

素直な意見を少しずつ言えるようになった。


いろいろな人が意見を言えるようになるには、周りの環境が大切。
環境や時代の変化や他者を知る学びを続けることが大切。


最後に前田さんが伝えてくださったことが
「他者を理解することはしなくていい。
理解することは難しいから。
ただ、デマに流されるのではなく、私の話を聞いたようにいろいろな人の経験を聞いてほしい。
知ることから始めてほしい。」とおっしゃっていました。

そして「私のような生活を、苦しいとか不幸せとか思わないでほしい。
私は素直に生きれるようになってから、幸せ。」