理系学問の面白さを

本日は文系・理系の進路選択に向けて、理系の楽しさを知る機会として、大阪大学大学院から森勇介教授にご講演いただきました。

理学と工学は違いがよくわからないと言われるが、理学は「わからないことをわかるようにする」、工学は「できないことをできるようにする」ことだという話から始まり、非常に興味深い話を多く伝えてくださいました。

イノベーションとは小さな発明発見から社会に広がりを見せるもので、あんぱんで有名な木村屋のあんパンは最初売れなかった。まずパンが欧米人に合わせた食感だったため、パサパサで、欧米人に比べて唾液が少ない日本人には合わなかった。が、結果は心の持ちようで決まり、諦めず続けたことで皇后陛下に気に入られるまでになり、今の信頼や収益につながっている。

研究は理屈ではなく直感で。偏差値ではなく精神の鍛錬の中で作られる。

その他にも成功する会社は企業文化を持ち、強い競争力、高い利益率、適切な先行投資、イノベーション創出を繰り返し続けている。
戦略も企業も文化の前では役に立たない。という名言もあるほど文化は偉大であるという話もいただきました。