日別アーカイブ: 2025年6月12日

生物野外活動部 令和7年度 活動報告⑦

県総体登山大会

日程      令和7年6月6日(金)~ 8日(日)      天候      曇/晴

場所    氷ノ山山系(養父市)

 丹有総体に引き続き、県総体に男女(各1チーム4人ずつ)そろって出場しました。普段からバリバリ登山の練習をしている強豪校の山岳部に混じり、何一つ引けを取らない奮闘ぶりを見せてくれました。結果は、男子6位入賞、女子5位と健闘しました。
(生徒8人の感想をそのまま載せています。長文もありますがお許しください。)

〔2年M.Y〕(男子)
 県大会に初めて出場して感じたことは、丹有大会とは全然雰囲気が違うことです。特区の時には強豪校はみんなで声を掛け合っていたり、そもそも歩くのが速かったりと、いろいろ差を感じました。他には幕営審査で自分が点を落とす原因をつくってしまってので普段から気を付けながらテントをたてようと思いました。先輩達と登る山がこれで最後になってしまったので寂しいです。

〔2年N.S〕(女子)
 まず、丹有大会の直前に怪我をして出られなかったため、無事県大会は出場することができて良かったです。その点、最近運動ができていなったので体力が落ちていないかと心配でしたが、スタート地点から登山口までのタイムが結構縮んで、結果特区のタイムが過去最高の48分でとても驚いたとともにうれしかったです。縦走も去年は時間内に完走できなかったのが、コースが変わって下りの小豆転がしが大変でしたが、無事時間内にゴールできたので前と比べて成長を感じました。炊事審査、歩行審査も満点でしたが、大会自体が今年から本格的になってきてかなり審査やテストが厳しく難しかったので、装備審査で不備があったり知識テストであまりいい点がとれませんでした。来年は、大会の要項の細かいところまで読み把握して早めに準備しようと思います。

〔2年T.K〕(男子)
 今回は初めての県大会となり、登山大会の雰囲気をしっかりと体験することができました。まず初めに反省点ですが、知識テストが今回は1番の反省点でした。前日バタバタしていましたが、それでももう少し点が取れただろ、と思ってしまいました。特区では丹有の時よりか体力に余裕を持って歩けたと思います。しかし来年は読図と記録書を書かないといけないので、さらに体力を高めないといけないなと思いました。大会で他に思った事は、選手同士でよい雰囲気が作れていたことです。私は吹奏楽部で、コンクールでは他校と交流することがあまりなかったのですが、例えば特区では、ぬかす時にも、ファイトーや頑張ってくださいや、お疲れ様ですなどコミュニケーションを頻繁にとっているところが印象的でした。

〔2年H.Y〕(女子)
 今回の県総体は、私にとって2回目になりました。前回の大会とは大きく違い、ルートも変われば参加校の数もずいぶんと増え、これは厳しい戦いになるぞと覚悟していたのですが、案の定その通りでした。とくに私にとって辛いと感じたことは、読図の際に全く通ったことの無い道を読まねばならなかったことです。フラッグを見つける度、今まで通った道を必死に思いだし(それでも見当がつかない)、この後どんな道が来るのかも予想して印をつけなければなりませんでした。結局読図は5/10という結果になりました。しかも、1点は大会運営のミスで増えたボーナス、2点は先輩が助けてくれたもので、私自身の実力で取れたものは2点しかありませんでした。来年の大会が思いやられます。しかし、とても嬉しく感じたこともあります。東尾根避難小屋までの特区レースで、48分と、去年の59分という記録からタイムを大きく伸ばしゴールできたことです。去年は全く足が動かず、息も絶え絶え、先輩に励まされながら倒れこむようにゴールしました。今年は、なんだか楽しい気持ちで登れたのです。私が励ます側に回っていました。特区についたときも全然疲れていませんでした。きっと今までのトレーニングや縦走の経験、そして天候に恵まれたが故の安眠がこの結果をうんだのでしょう。この結果を受けて、1年のトレーニングは無駄ではなかった、と確信し、非常に嬉しいです。これからのトレーニングも欠かさず、来年は更に良い結果を出したいです。

〔3年T.R〕(女子)
 最後の高校登山でした。まずはお疲れ様でしたと自分に言いたいのと、色んな人の支えがたくさんあって無事終えられた感謝の気持ちが大きいです。登山というのは、自分が自分の責任をとらなければ当たり前の話だし、チームで動くので協力が必須だと思います。至らないところが多かった私ですが、登山中に大きな怪我が出なかったことということはやはりチームのみんなの助けがあってこそだと感じました。とてもやりがいのある部活でした。自分の弱さをしれた部活であったと思います。後これからの人生で、この部活で学んだ自分の強み弱みを処理しておこうと思います。

〔3年O.C〕(女子)
 なんと、去年にあげた6つの反省点を見事全てクリアしていました!!残念ながら、北摂三田女子は表彰台に立つことは出来ませんでしたがとにかく嬉しかったことは、去年の反省点を今回に活かせた事です。特に、私たちが恐れていた急な斜面をひたすら登る特区では、驚くことに去年より約12分短縮して登ることが出来ました。私を先頭に残りのメンバーもしんどそうにしながらも真剣に登ってくれたので、このような成果が生まれたのだと思います。メンバーに感謝の気持ちでいっぱいです。前進するためには、反省から改善点を見出し、少しずつ解決していくことだと思います。今回の大会で、前回とは別で山ほど改善点がありました。来年は強くなった北摂三田であるために、後輩に沢山情報提供できるように引退後も支えてあげたいです。

〔3年T.J〕(男子)
 ついに引退の時が来てしまいました。今回の県大会は、個人の目標では、近畿大会に出場するというものでした。しかし、やはり現実は、なかなかうまくいかないなと思いました。まずは、知識テスト。2日目の縦走前のチームが発表された時僕たち北摂三田は、Bチームだったので、知識テストが低かったのかなとかなり絶望してました。案の定、後で結果を見ても知識テストは、他校に比べてだいぶ低かったです。知識テストについては、県大会は、丹有大会に比べて難易度が高くて、僕自身登山知識が少し低かったので、その点は、県大会を甘くみていたのと、後輩たちともっと早い段階から対策をしておけば良かったなと今になって思います。そして、2日目、大会で1番恐れていた縦走が始まりました。初め、僕たち北摂三田は、じゃんけんの運などもあって、ほぼ最後尾からのスタートでした。しかし、1日目の結果で絶望していた僕たちは、ここで点を稼ぐしか無いと思い切ってスタートしました。スタートして、最初のスキー場あたりで、メンバーが少しキツそうなこともあって、先頭の神戸高校や長田高校とは、徐々に離れされていきました。東尾根登山口に入るとさらに差が顕著に現れ、もっと離され、見えなくなってしまいました。それでも僕たちは、何とか励まし合って特区ゴールの神大ヒュッテにたどり着くことができました。今思うと僕やTMくんなど3年生で体力のある者がもっと荷物を持ってあげれたら2年生の負担が少しでも減ったかなと反省しています。その後の縦走は、最後少し時間が危なくて早歩きになったけど、特に問題なくゴールすることができました。そして、縦走も終わり、炊事後に知識テストや読図が返ってきました。(炊事は、上手にできて、過去一美味しいそば飯でした。)今回の大会で僕自身1番反省しているのがこの読図です。読図は、僕がほとんど考えていて、丹有大会では、簡単だったので、油断していたところ、県大会で失敗しました。やはり県大会は、採点が厳しく、1mmよりずれていると減点だったり、初めて通った小豆転がしなどは、いくつか落としました。今思えば、読図さえ、満点ならば近畿いけたのにと思いますが、やっぱりそのためには、対策が全然足りて無いなと思いました。3日目は、みんなで登山でした。登山のルートは、鉢伏山を登るルートで、中学校時代の転地学習を思い出しました。鉢伏山周辺は、木がほとんど生えていなくて、鉢高原や反対側のハチ北の景色も見ることもできて景色に感動させられました。そして、最後の結果発表。僕は、4位以上は、絶対無いなと思っていて、「頼む5位であってくれ」と願っていました。結果は、北摂三田6位。惜しくも1.1点差で近畿ならず…とても複雑な気持ちでした。「読図があっとけば…」「特区がもっと早かったら…」としばらく考えていました。それでも現実を受け入れて、入賞しただけでもありがたいことだなと思い、チーム内で励まし合いました。これで僕たち3年生の実質の野活の活動は、終了です。家に帰ってからも今までの数々の野活の活動を振り返ってみると、普段カラカラの僕の目も潤うほどのたくさんの良い思い出がありました。本当に2年と2ヶ月は、あっという間でした。(この前入ったばかりなのに…)僕は、心の底から「この生物野外活動部に入って良かったな」「本当に良い思い出がたくさんあるな」と感じています。野活は、他の部活では、味わえない思い出がたくさんあって僕は、野活がとても好きです。野活に入ったからこそ、山の壮大さや写真と実際に見る景色の違いやスキーの楽しさ、すれ違う人との挨拶の常識、みんなと一緒にキャンプをする楽しさを感じたり、同時に山の厳しさや自然の怖さなど、いろんな面で学ぶことがたくさんあって、最初入部した時とは、だいぶ価値観が変わったと思います。正直ここだけの話、中学の時は、部活がしんどかったり、楽しくなくて、憂鬱で部活をあまり楽しく感じずに活動をしている時期もありました。でも、野活は、本当に楽しくて、学校へは、半分部活を楽しむために行ってました。僕の思う野活の良い点は、何といっても自由さ、ストレスフリーなところだと思います。日々の練習も自分たちで好きなところに走りに行って、平日に溜め込んだストレスも休日の登山でたくさん解放できて、中学の練習中にピリピリしてしょっちゅう怒られるような部活に比べて、本当に天国みたいな部活です。マジで楽しくて、少なくとも僕自身は、この部活に合ってるな思いました。まだ活動できる1年生、2年生がとても羨ましいです。もし、「中学校の部活が合ってないな〜」と感じている人がいたら、強く勧めます。そして、今まで先輩たちには、たくさん面倒を見てもらいました。本当に心強くて、先輩が引退した時には、心ぼそかったです。個性の強い先輩たちからお手本のような完璧な先輩などどの先輩もとても優しくて、雰囲気が最高で接しやすかったです。どの先輩も僕の自慢の先輩です。あとから入ってきた後輩は、頼りない先輩ばっかで申し訳無いと思っています。中には、いろんな無茶振りもあったかもしれません。本当についてきてくれて感謝です。そして、これからの部活を頼みます。同年代の女子部員とは、交わる機会は、少なかったかもしれないけど、よくやばい男子達のいる中耐えてくれたなと申し訳ない気持ちと感謝の気持ちがあります。
 そして、もともと10人いた男子部員(たぶん)は、途中で増えたり、減ったりしたけど、たくさん良い思い出が作れて、良かったです。みんな個性の強いキャラでみんないいヤツです。時には、ふざけたり、時には、縦走や大会、文化祭、目標に向かって頑張ったり、お互いに支え合って、本当に心強かったです。それぞれの得意な分野や個性があって、賑やかな部活でした。そして、3年生になって部長の大変さが本当によくわかりました。IT元部長やTM部長など部長に任せすぎたところを反省しています。何かあったら部長に任せたり、部長が考えたランニングのコースに文句などを言ったりなどよく考えると僕含めたくさん自分勝手なところがあり、それを統率する部長という役割は、本当に重すぎて、ストレスの溜まる仕事だと思います。部長に何でも負担させすぎずに僕も副部長として、もっと部長の手助けしたら良かったなと今になって反省しています。本当に部長という大役お疲れ様でした。顧問のHT先生には、感謝でいっぱいです。こんな楽しい活動ができて、こんなに良い思い出ができたのは、何より顧問のHT先生の協力が無いと絶対に実現できないことです。学校のお仕事や住職のお仕事など本当にお忙しい中、ほとんど1人でこんなにも多くの部員を支えてくださり感謝でいっぱいです。野活の活動では無いのに母子のトレランにまでも来てくださって、ゴールまで待ってもらっていた時は、本当に嬉しかったです。たくさん迷惑をかけたと思いますが本当にお世話になりました。ありがとうございます。最後に、僕たち3年生は、成し遂げることができなかったけど、来年、是非近畿大会目指して、目標実現してほしいです。君たちなら後1年もあるので希望しかありません。断言します。頑張り次第で絶対目指せます!でも、ピリピリせずに、1番は、部活を楽しむことです。たっくさん楽しんで2年生は、後1年、1年生は、後2年貴重な部活の時間たくさん楽しんでくださいね。今後の生物野外活動部を陰ながら応援しつつ、野活の繁栄、存続を願っています。たくさん楽しんで!!

〔3年T.M〕(男子)
 野活で培ってきた集大成である県総体、出場できない仲間の分まで死力を尽くしてきた。目標としていた近畿大会への夢はあと一歩、あと0.1歩届かなかった。快挙を成し遂げることが出来なかった無念や登山大会のシビアな世界を痛感したと同時に、引退という寂しさが湧き上がってきた。もちろん涙も流した。知識問題をおろそかにした点、昨年は満点だった登山記録で多くミスしていた点など責任の重さを強く感じている。最後の大会で嬉しかったことは、さんざん失敗してきたそばめし(炊事)を過去一美味に仕上げられたことである。昨年悔いが残った装備審査で完璧に成し遂げられたのも達成感があった。この実戦経験を後輩たちに引き継ぎ、更に上のレベルまで進出してくれることが私の願いである。
 さて、、浜辺で埋め込まれても笑っていたN.K.君、スキーで何度も助けてくれたF.Y.君、持ち前のセンスで野活を照らしてくれたY.K.君、奇声を上げて動物と会話したI.H.君、最後まで頑張った発表ドラゴンK.R.君、軟弱でもサングラスがかっこいいA.S.君、いつも長旅を共にしたC.K.君、ボードの爪痕を遺したK君、かつての野活の爆弾N.D.君、そして時にはライバルとして、時には相棒として最後まで切磋琢磨したT.J.君。活動を共にした野活女子、いつのまにか頼れる背中を見せる後輩たち、野活に入部する契機となった偉大な先輩方、あなたたちと会えたことを感謝しています。そして何よりも、活動が少しでも楽しいものとなるよう工夫し貴重な休日を登山やスキーに充ててくださったH.T.先生。最後の最後までご指導いただき本当にありがとうございました。色褪せぬ思い出が数えきれないほど生まれました。
 「野活に入部してよかった!」と一切の迷いなく言うことができます。二年半の貴重な経験を他分野に生かし、またこの大好きな部活にOBとして必ず戻ってきます!!!

北三野活 の BLOG は ココ  生物野外活動部のBLOGをまとめて見ることができます

北摂三田高校HP 生物野外活動部のページ (前年までの記録)
http://www.hyogo-c.ed.jp/~hokusetsusanda-hs/seikatsu/bukatsu/seibutsu.html