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職員救急法講習会(第 2 回 アクションカードを使用した救急法)

10 月考査 2 日目の 10 月 21 日(金)、体育館で職員救急法講習会を実施しました。今回は、アクションカードを使用した救急法ということで、

① 体育館で傷病者が発生
② 応援要請 (救急車要請) と AED を取りに行ってもらい、心肺蘇生法を開始
③ 職員室から応援に駆け付け、現場のリーダーと本部のリーダーを 決める
④ リーダーの指導の下、保護者連絡係、救助係、周りの生徒対応係、救急車誘導係などの役割に分かれてそれぞれの任務を行う

というような流れで訓練を実施しました。

訓練を行う中で、「第一発見者の役割が多すぎる」や「本部(職員室)からは現場の状況が見えてこないため、現場の指示と重なる部分があった(救急車誘導にどちらからも向かってしまった)」「体育館から職員室まで応援要請を実施してから、先生方が到着するまで4 分近くかかった」「心臓マッサージは本当に体力を消耗するため、しっかり圧迫を続けるためには交代要員がたくさん必要」などの 感想や改善点が出てきました。

これらの改善点は今後訓練を実施していく中で、修正していきたいと思います。

今回、お忙しい中、講師としてお越しいただきました神戸医療福祉専門学校三田校の荒木様、藤谷様本当にありがとうございました。

職員人権研修会兼カウンセリングマインド研修会

10 月考査初日の 10 月 20 日(木)放課後、「生徒の抱える課題への対応~カウンセリングマインドと生徒の人権尊重に着眼して~」と題して研修会を実施しました。

毎年、人権研修会やカウンセリングマインド研修会は外部講師を招聘して実施していましたが、今回は北摂三田高校の現状をより良いものにするために!ということで、本校生徒指導部保健担当の西先生が講師となり実施しました。

今回の研修会はまず「四季の中で自分が好きな季節の場所に座る、前から6 列目までに座る」という普段とは異なる状況で始まりました。

開始してすぐに行われた、 「なぜあなたはその季節が好きなのですか?」というグループワークでは、どの季節のグループも大盛り上がりで様々な意見が出されていました。

研修会の中で出てきた、「価値観は違って当たり前」「特別支援教育とは様々な視点を持つこと」「生徒には複数の教員で多面的にかかわる」などを念頭に置いて、可能な限りリスクマネジメントをしながら、生徒同士のちょっとした衝突なども見守りつつ日々の業務に励みたいと思います。

職員救急法講習会

7月7日(木)、午後から三田市消防本部の方2名にお越しいただき、職員救急法講習会を実施しました。

今年も、新型コロナウイルス感染予防対策として、「20名以下に限定して実施すること」とされていましたので、各部・各学年より半分の人数が集まって実施しました。(今回受講できなかった職員は10月か12月に実施予定です)。

実際にダミー人形を使用して胸骨圧迫を続けると、想像以上に疲れました。講師の方からは、「疲れて圧迫の強さが弱くなることは絶対にあってはならないので、できるだけ多くの人数でこまめに交代しながら胸骨圧迫を続けることが大切だ」と教わりました。大切な命を救うためにはチームワークが大切であることを実感しました。

また、傷病者を発見して意識がないことが分かった際、人手を集め、救急車要請とAEDを持って来てもらうのですが、最近ではAEDは町中で普及されつつあり、コンビニにはほぼ設置されているということも分かりました。

講習中に出た疑問や質問にも丁寧に答えてくださり、とても有意義な講習会になりました。お忙しい中、お越しいただいた、三田市消防本部の方々、本当にありがとうございました。

県大-HGLC 地域デザイン実習③

本校の人間科学類型は課題研究への取り組みが大きな特徴です。その基礎を学ぶため、7月14日(木)・8月3日(水)・4日(木)の3日間にわたり、「県大-HGLC 地域デザイン研修」に参加しました。

3日目(8/4)の活動場所は姫路です。北摂三田高校からは案外近く、大型バスに乗り1時間ほどで到着です。アクリエひめじで太田先生と大学生が私たちを迎えてくれました。まずは、アクリエひめじの概要を簡単に説明していただきました。正式名称は「姫路市文化コンベンションセンター」と呼ぶそうで、2000席を備えるホールや、国際会議も開催できる巨大な展示場も備えており、2021年に利用が始まった新しい施設です。県立大の太田先生は周辺の都市計画やこの施設の活用に携わっているそうで、その縁もあり今回特別に見学ができるようになったそうです。なお、今日のテーマ「まちに開かれた施設を提案!」は、このアクリエひめじの活用方法を高校生の視点から考えてみるというものです。

概要説明の後はグループに分かれ、施設見学と姫路駅までの周辺地域のフィールドワークを行いました。大学生がそれぞれのグループに付き添い、私たちをサポートしてくれました。そして歩きながら気が付いたことを学校から持参したタブレットで写真や動画を撮影しました。撮影したこれらの映像は、このあとのグループワークの際に見返すことになります。約1時間のフィールドワークでしたが、施設や街を実際に見て歩くことで、初めて気づくこともたくさんあり、貴重な体験ができました。

次は、アクリエひめじに戻りグループワークを行いました。まずは、今日のテーマ「まちに開かれた施設を提案!」のアイデアをグループごとに出し合いながら議論を進めていきました。議論が行き詰まるとサポートの大学生が上手にリードしてくれ、班ごとに活発な議論が展開されました。昼休みを挟んで午後からもグループワークは続き、発表に向けての資料作成も同時に始まりました。同じクラスでも学校では、時間をかけて議論したりアイデアを出し合ったりする機会は以外に無く、このような経験がとっても新鮮に感じられました。

最後は発表です。グループ毎に今日のテーマ「まちに開かれた施設を提案!」のアイデアを全員の前で紹介しました。それぞれの班が全く違ったアプローチで独創的なアイデアがたくさん飛び出しました。施設の方や太田先生も驚くようなアイデアがいくつもあったようです。2日目も同じように三田でフィールドワークからグループワーク・発表の流れを経験しましたが、今日は2日目の経験も生かして、より議論が深まり、良い発表ができたように感じられました。最後は、施設の前で記念撮影をしてお別れです。この3日間でお世話になった太田先生や県立大の大学生とのお別れがちょっぴり寂しかったです。3日間の実習が充実していたことの成果のような気がしました。

帰りのバスの中で、この3日間を振り返りながら、あることを思い出しました。1日目の最初のガイダンスの時に、担当の先生が「課題研究に必要な3つの学び方」と「もう一つ大切なこと」と仰っていました。その大切なもう一つが分かったような気がします。それは「他者と協力すること、つまりコミュニケーションの大切さ」だと思います。一方的に送られてくる情報や、効率的に得られる断片的な情報で満足するのではなく、人や場所と直接コミュニケーションをとることで初めて分かることがあり、また仲間や関わっている人と共有することでそれらは深まっていくことを、この3日間の活動を通じて学びました。最後に、私たちの実習をサポートしていただいた兵庫県立大学の太田尚孝先生、4人のステキなお姉さん、本当にありがとうございました。この3日間で学んだことを活かして、これからの課題研究活動に取り組んでいきたいと思います。

県大-HGLC 地域デザイン実習②

本校の人間科学類型は課題研究への取り組みが大きな特徴です。その基礎を学ぶため、7月14日(木)・8月3日(水)・4日(木)の3日間にわたり、「県大-HGLC 地域デザイン研修」に参加しました。

2日目(8/3)は三田市内で行いました。三田市役所で集合し、県大の太田先生と大学生と顔合わせの後、三田市役所都市整備課長 中根隆嘉氏からの講演会です。「三田駅前の再開発事業」の演題で、駅前再開発の進捗状況や問題点など行政の立場からのお話をしていただきました。その後、場所を駅前に移して、三田地域振興㈱経営統括部長 森田泰氏の解説のもとキッピーモールやその周辺を見学しました。駅前再開発の現状や課題について、民間企業の立場からのお話をしていただきました。私たちは利用者の視点だけでしか考えたことはありませんでしたが、お二人の話を聞いて、多面的な視点から再開発をとらえることができるようになり、新しい発見が多くありました。

午後からはインタビュー体験が行われました。6人ずつの7つの班に分かれ、3か所の事業所にインタビューをしに行くというものだ。本町商店街を中心に様々な業種・業態の8つの事業所がその対象です。江戸時代から先祖代々受け継がれてきた商店もあれば、三田市内で唯一残った銭湯、最近になって起業し三田に根を下ろしつつある事業所などの社長や店長・従業員の方々に、直接聞き取り調査を行いました。どれも魅力的な事業所ばかりで、そこで働いている人々もとても魅力的な方々でした。皆さん三田や本町商店街に思い入れがあり、盛り上げていきたいと熱意を持っている方々ばかりでした。1か所目はインタビューもままならず、聞きたいことの半分も聞けませんでしたが、3件目になると要領もわかり、事業所の方との間合いや距離の取り方なども分かるようになってきました。インタビューとは、こちらが聞きたいことを一方的に問いかけるのではなく、相手の思いをくみ取りながら、相手が話したいと思える雰囲気を作ることが大切だとわかりました。

インタビュー体験の後は、商店街の真ん中にあるほんまち交流館縁に集合し、班別協議と発表を行いました。『地元高校生が考える三田駅前・三田市中心市街地活性化大作戦!」と題し、これまで学んだことを基にして、地元高校生が考える活性化大作戦のキャッチコピーとその内容を大学生のサポートを受けながら班ごとで検討しました。その後、参加者全員の前で班別に発表を行いました。昼間にインタビュー体験でお世話になった方々も見学に来てくれる中、活発で独創的なアイデア満載の発表が行われました。

三田市民でありながら足を運ぶこともなかった地元の商店街に、とっても魅力的な人々が長い歴史と新しいアイデアを織り交ぜながら地域を形作っていることが分かりました。これからは通り過ぎるのではなく、一歩足を踏み入れて、私もその地域の一員になれるかもしれないと思うようになりました。最後に、インタビュー体験の時間の合間に食べたお蕎麦がとっても美味しかったです。今日一日で、お気に入りの場所がたくさん増えました。

県大-HGLC 地域デザイン実習①

本校の人間科学類型は課題研究への取り組みが大きな特徴です。その基礎を学ぶため、7月14日(木)・8月3日(水)・4日(木)の3日間にわたり、「県大-HGLC 地域デザイン研修」に参加しました。この3日間の活動を通じて、課題活動に必要な3つの学び方を経験するそうです。1つ目は「専門家の話を聞いて事前に基礎的な知識を得ること」、2つ目は「ビッグデータを活用して多くの情報を効率的に入手すること」、3つ目は「実際に自分の足で現地を見て回って感じること」だそうです。主に1つ目が3・4日、2つ目が14日、3つ目が3・4日の活動にあたるそうです。

1日目(7/14)は北摂三田高校で行いました。午前中の授業を終えてからの午後、兵庫県立大学環境人間学部都市計画研究室の太田尚孝准教授にお世話になり、講義と演習でした。太田先生の講義「未来の自分たちのまちをデザインするのは誰?」に続き、各自のタブレットを使って「地域経済分析システム(RESAS)」を用いながら、演習「RESASを使い倒して自分のまちを知る!」を行いました。ビッグデータという言葉は最近よく聞きますが、これまでそれに直接触れる機会はありませんでした。しかしこのRESASを用いれば、誰でも簡単にビッグデータにアクセスでき、自分で加工・編集までできてしまいます。あまりにも簡単でみんな驚いている様子でした。そのRESASを使って自分の住んでいる地域(自治体)の様々な情報を収集し、比較することを学びました。最後に、2日目と3日目にお世話になる県立大の大学生が作成したビデオメッセージを見ました。次回はどのような学びがあるのか、3週間後がとても待ち遠しい気持ちになりました。

2年 キャリア講演会

6月24日(木)6時間目に、2年生のキャリア講演会を行いました。キャリア教育の一環として、今後の高校3年間の過ごし方と将来の進路選択の参考になるように、本校卒業生(24回生)である菊地凌輔氏(株式会社 Makuake キュレーション局局長)・寺井俊裕氏(ゴボウキカク代表)・延岡由規氏(特定非営利活動法人e-Education カントリーマネージャー)の3名に、「その人生 誰のものですか?~こんな先輩もおるんやで~」という演題で講演をして頂きました。延岡由規氏はネパールにいらっしゃったので、オンラインで話をしていただきました。

 初めに、ご自身の高校時代の話をしてくださったので、2年生も親近感を持ってリラックスして話を聞くことができました。どのようにしてわれわれが三田市を活性化するか、どのような起業が考えられるかなど、2年生は主体的に考えることができたと思います。

幸せとは何かという話の中では、昔は大企業に就職することだけが幸せだという発想であったが、今はそうと限らず、自分たちで新しいものを作っていこうという姿勢、起業について積極的に考えていく姿勢も大切だという話があり、生徒ははっとしているようでした。

また海外における活動や活躍の姿を、スライドを通してみることによって、現状を知ったり、将来の自分のことを考えたりする良い機会になったと思います。

この講演会を通じて、しっかりと学ぶ機会を与えられただけでなく、在校生と卒業生が一体化する機会となりました。今後とも続けていきたいと思います。

部活動救急法(熱中症予防)

5 月 26 日(木)、 5 月考査開けの11:30~体育館で1・2年生の部活動加入生徒の代表者に部活動熱中症予防講習会を実施しました。

講師には大塚製薬株式会社より宮本様にお越しいただきました。
30 分という短い時間でしたが、
① 生活リズムについて
② 熱中症とは
③ パフォーマンスと水分補給
④ 効果的な水分補給とは
とポイントを絞って話していただきました。

ちょうど、2・3日前から急に気温が上昇し、 良いタイミングで話を聞くことができました。
各部の代表者は、今回学んだことを部員に伝達し、部員全員で協力して熱中症予防に努めてください。

36回生 第2学年保護者会 5月24日(火)

5月考査2日目の5月24日(火)の午後、第2学年保護者会を開催しました。

 前半は、1年生と共同の講演会を行いました。
 ベネッセコーポレーションの小林さんを講師としてお迎えし、2022年度入試概況や国公立大学についてご講演頂きました。

 進路実現に向けての日頃の学習のありかたや、苦手克服の重要性、模試受験後の活用法などお話しいただきました。

 後半は、学校長挨拶の後、学年教務・進路・生徒指導よりお話させて頂きました。

 学年教務からは3年次の科目選択について、学年進路からは進路実現に向けての今年度の進路指導の取り組みや2学年としての学習の在り方ついて、学年生徒指導からは登下校やSNSの取り扱いについてなどお話しさせていただきました。

学年主任 木南より

 最後に学年主任より、コロナ禍における修学旅行の今後の予定や、36回生の活動の様子を紹介させていただきました。また、学年団として「36回生が卒業時に北三でよかったと思えるような指導をしていきたい」とお話させていただきました。

 お忙しい中、たくさんの保護者の皆様にご参加いただき本当にありがとうございました。

1年 模索講演会②

5月19日(木)6時間目に、1年生の模索講演会を行いました。この模索講演会は2回企画されており、今回は『理系学問の楽しさ・面白さ』という題で講演を行っていただきました。大阪大学大学院工学研究科から森勇介教授にお越しいただき、ご専門の工学の視点からお話がありました。

森先生は専門の機能性結晶の研究を進める傍ら、そこで開発した技術をもとにベンチャー企業も経営しているそうです。大学での研究とはどのようなものであるかに始まり、どうすれば新しい研究開発ができるか、どのような性格が研究開発に向いているかという話まで、理系の枠にとらわれず幅広いお話をしてくださいました。特に「考えていること・言うこと・行動すること」を一致させることが運を高める大事なポイントだと教わりました。

今日の森先生の話を聞いて、「自分にでももしかしたらできるんじゃないか」と希望が広がっていく、そんな不思議な感覚になりました。