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県大-HGLC 地域デザイン実習②

本校の人間科学類型は課題研究への取り組みが大きな特徴です。その基礎を学ぶため、8月5日(木)・6日(金)の2日間にわたり、「県大-HGLC 地域デザイン研修」に参加しました。

2日目(8/6)の活動場所は姫路です。北摂三田高校からは案外近く、大型バスに乗り1時間ほどで到着です。姫路市民会館で太田先生と大学生が私たちを迎えてくれました。さっそく班ごとに分かれ、姫路のまちのフィールドワークです。大学生の誘導・案内のもと町の中を歩きながら気が付いたことを確認・記録していきます。学校から持参したタブレットで写真や動画を撮影しました。撮影したこれらの映像は、午後からのグループワークの際に見返すことになります。事前に大学生が設定したルートに従い、約90分のまち歩きです。前日からの班に分かれて、姫路城→大手前通り→キャッスルガーデン→アクリエ姫路→おみぞ筋→みゆき通り のルートを辿りながら、「歩きたくなるまちのイイトコ探し旅 in姫路」のテーマで調査を行いました。しかも、この日のためだけに大学生がマップを作成してくれました。実際にまちを歩いてみると、歩道に設置されたベンチやテーブル・マンホール、駅ビルからのキャッスルビュー、古くからの商店街など、あらゆるところにアイデアや工夫が施され、市民を支え観光客をもてなしてくれていることに気付き、「やっぱり姫路はスゴイなぁ…」と感心させられました。一方で、もしかしたら自分たちの地元でも、工夫やアイデア次第で、市民を支え観光客を呼び込む仕掛けができるのではないか、と考えるようにもなりました。

昼食後はグループワークです。この2日間で学んだことを振り返りながら、「自分たちのまちを良くするイチ押し提案!」を協議しました。フィールドワークを行って、実際に見て歩いた経験が加わることで、1日目の協議と比べると具体性と現実性が飛躍的に進歩しました。そして最後に、2日間の活動の集大成として5分間の班別発表を行いました。発表したいことがありすぎて、内容を1枚のポスターに纏めることが大変な班や、喋ることが多すぎて5分間では収まらない班など、とても活発な発表が展開されました。

最後のプログラムは、お世話になった兵庫県立大学環境人間学部のキャンパスツアーでした。大学はテスト期間中ということもあり、静寂に包まれたなかで、歴史あるキャンパスを短い時間でしたが存分に味わいました。特に、NHK朝の連ドラの撮影でも使われたという立派な講堂が印象的でした。

帰りのバスの中で、この2日間を振り返りながら、あることを思い出しました。1日目の最初のガイダンスの時に、担当の先生が「課題研究に必要な3つの学び方」と「もう一つ大切なこと」と仰っていました。その大切なもう一つが分かったような気がします。それは「他者と協力すること、つまりコミュニケーションの大切さ」だと思います。一方的に送られてくる情報や、効率的に得られる数理的な情報で満足するのではなく、人や場所と直接コミュニケーションをとることで初めて分かることがあり、また仲間や関わっている人と共有することでそれらは深まっていくことを、この2日間の活動を通じて学びました。

日中の最高気温が35℃を超す熱い中、2日間の実習は行われました。途中でリタイアする生徒も出るかと事前には心配していましたが、そんな心配は一切無用でした。学びたいという生徒たちの熱気がそれ以上に高まり、熱さを吹き飛ばすあっという間の2日間でした。そして、私たちの実習をサポートしていただいた兵庫県立大学の太田尚孝先生、5人のステキなお兄さんお姉さん、本当にありがとうございました。この2日間で学んだことを活かして、これからの課題研究活動に取り組んでいきたいと思います。

県大-HGLC 地域デザイン実習①

本校の人間科学類型は課題研究への取り組みが大きな特徴です。その基礎を学ぶため、8月5日(木)・6日(金)の2日間にわたり、「県大-HGLC 地域デザイン研修」に参加しました。この2日間の活動を通じて、課題活動に必要な3つの学び方を経験しました。1つ目は「専門家の話を聞いて事前に基礎的な知識を得ること」、2つ目は「ビッグデータを活用して多くの情報を効率的に入手すること」、3つ目は「実際に自分の足で現地を見て回って感じること」です。ちょうど1つ目が5日の午前、2つ目が午後、3つ目が6日の活動にあたります。

1日目(8/5)は北摂三田高校で行いました。午前中は、三田市役所の方からの講話「三田市の現状と課題」についてです。10年連続人口増加率日本一だった三田市が、その後どのような経過をたどって現在に至ったのか、将来どのような課題を抱えているのか、など、多方面からお話を聞きました。少子高齢化や農家の後継者問題などとても多くの問題を抱えていることが分かりました。高校生の私たちでも何か力になることがあれば、と考えるようになりました。

午後からは、兵庫県立大学環境人間学部都市計画研究室の太田尚孝准教授にお世話になり、講義とグループワーク・発表でした。太田先生の講義「未来の自分たちのまちをデザインするのは誰?」に続き、「地域経済分析システム(RESAS)」を用いながら、演習「RESASを使い倒して自分のまちを知る!」を行いました。ビッグデータという言葉は最近よく聞きますが、これまでそれに直接触れる機会はありませんでした。しかしこのRESASを用いれば、誰でも簡単にビッグデータにアクセスでき、自分で加工・編集までできてしまいます。あまりにも簡単でみんな驚いている様子でした。そのRESASを使って自分の住んでいる地域(自治体)の様々な情報を収集し、比較することを学びました。考え方のコツやソフトの操作は、5人の大学生によるサポートのおかげで作業は順調に進みました。

パソコンでの演習の後は、班ごとに分かれてグループワークです。先ほど集めた情報を持ち寄り、「私が大人になった時の自分たちのまちは○○?」をテーマにした協議です。協議の最中も大学生が要所で的確なアドバイスをしてくれるなど、活発な議論が交わされました。そして最後は1日目のまとめとして班ごとに中間発表を行いました。

京大‐HGLC 科学者育成プログラム エキスパート(expert)コース

人間科学類型は、地域課題の解決やグローバルリーダーとしての資質を育成することを目標に課題研究活動に取り組んでいます。その活動の一環として、京都大学大学院理学研究科の協力を得て京大‐HGLC 科学者育成プログラムを行っています。このエキスパート(expert)コースは、昨年11月から始まったアドバンスト(advanced)コースでの研究成果の集大成を発表するものです。

7月18日(日)はその発表会(第11回高校生天文活動発表会 大阪教育大学)が行われました。例年は大阪教育大学で行われていますが、今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響によりすべてオンラインで実施され、本校から10名の生徒が参加しました。午前中は真貝寿明教授(大阪工業大学)の特別講演「アインシュタインはどこまで正しい? 検証が進む相対性理論」を全員で視聴しました。

昼食後の午後から各参加校の発表が行われ、北摂三田高校は7校中6番目でした。研究のタイトルは『Zwicky Transient Facilityを用いた矮新星の再増光の調査』です。約半年間に及ぶ研究活動をまとめ、それを初めて外部に発表する機会となりました。ポスター発表とも違い、慣れないオンラインでのスライド発表でしたが、メンバー全員で力を合わせ、精一杯の発表を行いました。その後の質疑応答も無難に乗り切り、メンバー一同大きな達成感を得ることができました。

この発表会をもって、科学者育成プログラムは完了し、プロジェクトチームも解散になります。2年生は6か月、3年生の3人にとっては2年間に及ぶ活動を終えることとなりました。コロナウイルス感染拡大の影響で研究活動が制限され、発表会も中止になるなど、多くの困難に直面しましたが、「研究をしてみたい!」「高度な研究に触れてみたい!」の熱意だけでここまで活動を続けてきました。活動を終えてこれまでを振り返ると、大変だった研究の日々が懐かしく思い出され、同時に一回り成長した自分を感じることができるようになりました。これまでお世話になった、京都大学大学院理学研究科の皆さん、特に今田先生、反保さん、お世話になりました。本当にありがとうございました。

人間科学類型発表会(令和3年7月17日)

 令和3年7月17日(土)の午後1時半から4時の間、兵庫県立人と自然の博物館ホロンピアホール及びホワイエにて、毎年恒例の人間科学類型発表会が行われました。今年度は、新型コロナウイルスの影響により、本校在校生・保護者のみの参加となりました。

 本発表会は、本校人間科学類型3年生の生徒にとっては、学校設定科目「人間科学」における研究成果を発表する、集大成の場であります。35名が発表を行った、前半部門のポスターセッションでは、事前のリハーサルも含めて、活気溢れた様子が伺えました。また、1・2年生の人間科学類型の生徒も、発表見学及び質疑応答に積極的に参加していました。

 また、後半部門では、代表生徒4名によるステージ発表が行われ、「高校生の孤立化」「人気ご当地キャラクターの作成」「飲料を用いた電気の発生」「私たちの暮らしと野鳥」という多種多様な研究テーマについて、パワーポイントスライドを用いた合計1時間のプレゼンテーション活動を行いました。

 

そして、最後のまとめとして、兵庫教育大学大学院特任教授・淺野良一先生による講評が行われ、閉会となりました。

36回生 第1学年球技大会

7月15日(木)第1学年球技大会が行われました。
雨天のため、男子バレーボール・女子ドッジボールと雨天用に準備していた室内の競技をしました。

開催に際し、木南主任、八尾先生指導のもと、準備・運営は体育委員がすべて行いました。

サッカー部、バレーボール部、バスケットボール部の生徒たちが審判として球技大会独自のルールを作り、当日の準備にも関わってくれました。残念ながら雨天により競技は変わり、審判はバレーボール部と体育委員になりましたが、どの部もよく頑張ってくれました。

開会式・閉会式の運営司会も体育委員が行いました。
よく頑張ってくれた委員さんたちありがとう!
色々な制限のある中でも、競技を明るく楽しむ36回生の姿に元気をもらいました。

保健講演会(2年 性教育)

 7月13日(火)、2年生保健講演会を実施しました。講師に市立加西病院産婦人科の東田 太郎先生にお越しいただきました。

 普段見ることができない病院内部の様子を見せていただいたり、毎回全力で出産に向き合っている医師の方々のお話も聞かせていただきました。

見せていただいた出産直後の幸せそうな家族の写真には心が温かくなりました。

仕事としては辛いこと、逃げたいことも多いけれど、誰よりも先に命に触れることができる“医師”という職業についても触れてくださいました。

講話の中で、救いたくても救えなかった命の話や大災害での辛かった経験などにもふれていただきました。こうして元気に過ごせていることのありがたさを改めて実感しました。 

最後に、出かける前には必ず挨拶をすることの大切さや、「今辛いことがあってもいつかきっと追い風になるときがあるから・・・」とのメッセージをいただき、とても心の温まる講演会でした。お忙しい中、講演をしていただき、本当にありがとうございました。

36回生 第1学年科目選択説明会

7月2日(金)考査後、来年度類型選択・科目登録に向けて科目選択説明会を行いました。

始めに学年教務の八尾先生より概要説明がありました。


Google Classroomを利用した科目登録など新しい試みも始まります。

学年主任 木南先生より

 7月の希望調査入力、夏休みの三者面談を経て、9月から本登録となります。
 36回生全員の自己実現に向けて、より良い選択となるよう学年としてサポートしていきたいと思います。

職員救急法講習会

7月2日(金)、午後から三田市消防本部の方2名にお越しいただき、職員救急法講習会を実施しました。

今年は、新型コロナウイルス感染予防対策として、「20名以下に限定して実施すること」とされていますので、各部・各学年より2名ずつ集まって実施しました。

今年は、例年とは異なり、いきなり『倒れているひとがいる』というシミュレーションから始まり、実際に職員室前のAEDを取りに行ったり、交代しながら胸骨圧迫を行いました。

 講習の中で、講師の方より何度も繰り返して言われたことは、AEDを誰もがすぐに使える状態にしておくこと、胸骨圧迫は消防隊が到着するまで絶え間なく実施することで訓練の大切さを教わりました。

 また、「1年に1度はこのような講習を受ける必要がある」と参加した先生方の多数より聞くことができました。お忙しい中、講師としてお越しいただいた、三田市消防本部の方々、本当にありがとうございました。

生物野外活動部 2021 活動報告②

第65回兵庫県高等学校総合体育大会登山大会

日程      令和3年6月5日(土)              天候 晴れ

場所      養父市・鉢伏山周辺

 2年ぶりに県総体登山大会が行われました。例年は2泊3日の登山の大会ですが、コロナ禍のため今年は1日開催となりました。我が生物野外活動部は、3人でオープン参加として出場しました。

 スタート直後。体力を温存して歩いています。
 ただいまゴール!!とても清々しい登山でした。
 最終審査を受けています。少し緊張。。。
 最後に鉢伏山をバックに記念写真。

感想〔1年K.Y〕
 今回の大会は、僕にとって生物野外活動部に入部して初めての山でした。そのため、ついていけるか不安があったのですが実際に登ってみるとそのような不安は消えました。
 しかし、足元に野球のボールくらいの大きさの石や前日の雨で地面が滑りやすい所もあり簡単にはいきませんでした。そんな中、他のチームは、岩場でも走っていて僕たちはもっと頑張らないといけないと痛感させられました。そのような改善点以外も学んだ点はありました。それは、登った時の達成感です。鉢伏山の山頂からは、天候によりはっきりとはと見えなかったものの、日本海が見えました。そして、麓のゴールのラインを越えたときのうれしさは他では感じられないものでした。
 一つだけ残念だと思ったのは、人数が少ないためオープン参加になった点です。これから部員が増えるようにしていきたいです。

感想〔1年M.K〕
 生物野外活動部入部後初の大会に参加しました。本来ならば兵庫県最高峰「氷ノ山」を登るコースですが、コロナの関係で鉢伏山の登山でした。走って山を登っていく高校もあり、レベルの高さを感じました。僕たちは、しっかり着実に進み、読図(ポイントで今どこにいるのか地図を見て把握すること)をしっかりすることを意識して登りました。結果、読図では満点を取ることができました!約1時間でたどり着いた山頂で本来ならばゆっくり景色を眺め、「ヤッホー!」と叫びたいところですが、制限時間もあるので早々に下山しました。短時間の滞在となった山頂でしたがとてもきれいな景色を望むことができました。
 登山の大会への参加は初めてで、どのようなものなのかとても勉強になりました。今回の経験を次回参加するときに生かしたいと思います!!
 生物野外活動部、現在さらなる部員を募集中です!!男子も女子も、どの学年も、新規入部待ってま~す!

感想〔3年N.K〕
  今回、僕たちは県大会に参加しました。初めて1年生二人と山を登るので部長として、しっかりと率先しようと思ったのですが後輩の二人がとても頼もしくびっくりしました。特に読図の場面で自分もわからないような細かい地形の形や先生から言われていたポイントからしっかり旗の位置を読み取れていてすごいと思いました。大会の結果は、タイムはそこそこでしたが読図は満点でした。今回が最後の山登りなので、このような結果で終われて良かったです。後輩の二人にはこの調子で頑張ってもらいたいです。また、いままでご指導のほどしてくださった顧問の先生方や先輩に感謝します。
 この部活を通して、たくさんの新たな経験やスキルを得ることができ、たくさんの人と交流することができて良かったです。この二年間はあっという間に終わり、とても充実していました。この部活に入っていて本当に良かったと思います。 

北摂三田高校HP 生物野外活動部のページ 
http://www.hyogo-c.ed.jp/~hokusetsusanda-hs/seikatsu/bukatsu/seibutsu.html

36回生 模索 小論文講演会

 6月15日(火)5限、第一学習社の河端理恵さんをお迎えし、『小論文ガイダンス』を行って頂きました。

「なぜ、いま〈小論文〉か」というお話から始まる講演に、生徒たちも熱心にメモを取りました。また、お互いに意見を交換し合う場面でも、活発に自分の考えを伝えあい有意義な時間を過ごすことができました。
 2年後の大学受験を見据え、次回から始まる小論文講座に活かしたいと思います。