月別アーカイブ: 2022年2月

人間科学類型(1-5)特別授業①

2月1日(火)4限、朝日放送テレビ株式会社 技術局放送実施部 神田雅之 先生に「放送局での仕事と働く人々」というテーマで特別授業をおこなっていただきました。私たちに対し事前に宿題(お家で「おはよう朝日です」を見て来ること)が出されたこともあり、講師の先生からどんな話が聞けるのか期待が膨らんでいました。

先生の話をよく聞いていると、私たちの知っているテレビの中の世界はほんの一部分で、残りの大部分は意外にも他の民間企業と変わらないことに驚きました。人事や経理・営業など、いわゆるテレビ番組とは直接関係のない部門で働いている方たちも多くいて、毎日の放送が支えられているのだとわかりました。神田先生ご自身は理系学部出身でテレビやラジオ放送を技術的に支える部門に所属されているそうです。

講演の途中で10分ほど、『「おはよう朝日です」を制作する現場紹介』の動画を観ました。宿題で見た番組がどのようにして作られているのかが、その裏側まで紹介されており、番組制作の大変さと面白さがとてもよくわかりました。

また神田先生からは、「思いを持ち続けていれば、いつかは叶う」と教えて頂きました。どうしても私たちは目先の結果や効果に囚われてしましますが、全く違う観点からアドバイスを頂けたように感じました。

テレビ離れが進み、コロナがそれに追い打ちをかけた今、厳しい社会情勢の変化の中でこれからも稼ぎ続ける自信のようなものを、先生の言葉の端々から感じられたことがとても印象的でした。

7/24(土)理化部活動報告(第1回自然科学部リーダー研修会)

7/24(土)の午前中、兵庫県高文連自然科学部が主催する淡水魚の観察を仁川河川敷で行いました。県下10校から約50人の生徒が参加しました。10グループに分かれて1時間程度、仁川に棲んでいる生物を捕りました。モクズガニ、カジカガエル、ヤゴ等、淡水魚だけではなく、色々な生物を見つけることができました。

 以下は参加生徒の感想です。

 仁川河川敷の水はとてもきれいで、たくさんの種類の生物をとることができました。特に、珍しいナベブタムシをとることができたのでとてもうれしかったです。そして、他校の生徒ともコミュニケーションをとることができ、とても良い経験になりました。

2年人間科学類型特別授業②(1月28日)

 1月28日(金)5限、関西学院大学総合政策学部(都市工学)教授の客野尚志先生に「環境共生の都市・建築計画のあり方」というテーマで特別授業を行って頂きました。

 なお、この講義は、関西学院大学神戸三田キャンパスからリモート中継で行う形で行われました。

 客野先生は、前職で、三田市にある、人と自然の博物館の研究員として勤務されていたこともあり、三田の文化や地形、風土を生かした研究内容には、とても洗練された感があり、デジタルグラフィック技術を用いた森林によるヒートアイランド現象の減少化については、とても説得力がありました。また、関西学院大学総合政策学部で主催されている、リサーチ・フェアで長年企画・運営をされているノウハウを生かして、見やすいプレゼンテーション技術を生かした、豊富なスライドショーも、大変勉強になりました。地元の特性を知り、それを様々な知恵として普遍化していく、まさに「Think  globally , act  locally」を体現されていることを実感できる時間であったと思います。

令和3年度 三田市高校生議会へ参加

1月30日(日)に今年度の高校生議会が開催されました。昨年度に引き続き、オンラインでの参加となりました。市内の各高等学校と特別支援学校に通う生徒14名が高校生議員となり市・議会へ質問をし、答弁が行われました。

よりよい三田市になるように高校生議員は様々な視点から市・議会に質問・提案をしていました。

本校生は「三田駅周辺の飲食店の活性化」、「三田市の発展」について質問しました。

以下、参加生徒の感想です。

髙松議員の感想

まず、オンライン開催になってもこの高校生議会を市の方々に開いていただいたことに大変感謝しています。ありがとうございました。私がした質問に対してあんなにも長文で真摯に回答してくださり、他の高校生議員の面白い見方をした質問には気が付かされ、学んだところが多くありました。他の人にはできないこの貴重な体験は必ずこれから役に立つと思います。来年は後輩に是非参加して欲しいと思います!

松本議員の感想

コロナ禍で行われたオンラインによる高校生議会。オンラインでの開催など予期せぬ出来事もありましたが、無事終えることが出来て良かったです。私は「三田市の発展」について質問させて頂き、質問するためにいろいろ調べていく中で多くの知識を得るきっかけになりました。

学校の夏季課題で“三田市の課題を考える”に取り組みましたが、その際に私ひとりで調べ、考える時の資料数と比べると高校生議会は、実際に市の方が関わり、市の方から貰う資料の多さにはとても驚き、私自身の未熟さと公的機関の凄さを感じました。

2年人間科学類型特別授業①(1月27日)

1月27日(木)5限、シスメックス株式会社バイオ診断薬技術センターバイオ分析技術部部長の 一口毅(いもあらいたけし)先生に「グローバル企業と仕事」というテーマで特別授業をおこなっていただきました。

神戸に本社を置くシスメックスは、血液や尿などを採取して調べる検体検査の分野で世界有数の技術を誇り、世界190カ国と取引をしています。取引をしていない国は、北朝鮮などほんの数か国だそうです。これほどまでのグローバル企業でありながら、私たち高校生はほとんど耳にしたことがありません。実際、2‐6の多くの生徒がこの授業までシスメックスの企業名すら知りませんでした。しかしそれもそのはずで、製品やサービスが直接消費者に接しない、いわゆるB to Bの代表的な企業だと知りました。

まず、自己紹介として、一口先生のこれまでの生い立ちを説明して頂きました。幼いころは海や川で遊ぶのが大好きで、将来は漁師になりたいと思っていたそうです。バイクに夢中になったあと、バイオテクノロジーに興味を抱き、それが今の仕事に繋がっているそうです。また、新型コロナウイルス(COVID-19)の話をしていただきました。ちょうど2年前から世界で猛威を振るっているこのウイルスについて、社内でのプロジェクトチームの一員として従事しているそうです。シスメックスがこんなところでも世界に貢献していることに気づかされました。