11月4日(木)、生徒指導部では兵庫県自転車協同組合の方々にご協力いただき、自転車点検を行いました。
総点検台数495台のうち、153台に要整備箇所が見つかりました。
結果は下記報告のとおりです。
安全に登下校するために、また地域の安全環境作りのために、日頃からの自転車整備のご協力をお願いいたします。
当日お手伝いくださった学年部、国際理解推進部の委員の皆様、ありがとうございました。
10月4日(月)、受験を間近に控えた3年生を対象に保健講演会を実施しました。講師には兵庫教育大学 臨床心理学コース助教授の伊藤大輔先生にお越しいただきました。
誰もが多かれ少なかれ抱えている「ストレス」ですが、同じストレッサー(ストレス要因)を経験してもその反応に個人差があるのは、ストレッサーに対してどのように反応(コーピング)したかが大きく影響しているからだということをわかりやすく教えていただきました。
コーピングの例として、脱フュージョン:「思考」は「現実」ではない、頭ではなく「今ここに」に注意を向ける、「出来事」ではなく「考え」が「感情」に影響する、等を提示くださり、またそれらを踏まえ、人それぞれの考え方の癖や性格・性質に合わせて、それぞれの対処を試していけばよいのだとわかりました。
また生徒それぞれのコーピングのパターンを知る実践ワークを行いました。このワークショップも大変好評で、自分のことがわかっていなかった、自分の思った通りだった、気づいていない自分に気づけた、また一方では、聞いてばかりではなく(友達と結果を交わすこともでき)こうした取り組みがあったので楽しかった、という声もありました。 自分の気づいていなかった思考の癖に妙に納得している様子で、自己分析のよい機会になり、心理学に関心のある生徒には非常に興味深かったようです。
教員にとっても、漠然としたストレスのお話ではなく、具体的な考え方の転換方法を知ることができ非常にためになりました。特に、「思考は現実ではない」という考え方は、ストレスをためやすい生徒に対して、こう考えてみたら?とすぐに使える内容でとても実践的でした。
受験生ということでお話のなかでも多くの配慮をしてくださり、温かくかつ楽しく実践的な講演でした。伊藤先生をはじめ運営にあたっていただいた先生方、事務の方々、ありがとうございました。
36回生は、10月20日(木)ネスタリゾート神戸に遠足に行きました。
数日前までの暑さが嘘のように急に涼しくなり、寒暖差や天候が心配されましたが、お天気に恵まれ快晴の中、遠足に出かけることができました。
前日までの10月考査の疲れも感じさせることなく、色々なアクティビティを楽しむ36回生でした。
ネスタリゾート神戸内のホテル宴会場にて昼食をとりました。グループごとに黙食。メニューはカレーと三食弁当です。みんな口々に「美味しかった!」と言ってくれました。
昼食後もアクティビティは続きます。
16時、参加者全員元気に学校に到着しました。
遠足を楽しんだ36回生、気持ちも新たに明日からの授業に備えます。
10月14日(木)の放課後、職員カウンセリングマインド研修を実施しました。
講師には、兵庫教育大学の隈元 みちる先生にお越しいただき、「学校で行うケース会議」と題して講演していただきました。
前半は、「ケース会議」と「事例検討会」の違いや、「ケース会議」を行う際の原則などについて教えていただきました。
特に、相談者(事例提供者)を責めないということや、終了時刻を守ること、発表の機会が同じく与えられるという原則は守らなければならないと言われました。実際に、現段階で行われている様々な会議ではこれらの原則が守られていないこともあるように思われます。
冒頭で先生がおっしゃっていたように、近年生徒が示す困難や問題が多様化・複雑化しており、学校で対応するには、担任や部顧問など直接生徒に関わる職員だけでなく、チームによる支援が必要です。
後半はグループに分かれ、司会者(ファシリテーター)を中心に話し合いを行いました。司会者は場を作る責任者となり、参加者にも様々な配慮が求められ、とても難しい役ですが、会議をより効率的に行うために重要な存在であることが分かりました。
また、発言する側も、言ったことが責められない・絶対に自分にも発言の機会が回ってくると思うと何を言うのか真剣に考え、安心して発言することができました。
課題はまだまだ尽きませんが、今回学んだことを活かせることができればと思います。隈元先生、お忙しい中講演して下さり、本当にありがとうございました。
人間科学類型は、地域課題の解決やグローバルリーダーとしての資質を育成することを目標に課題研究活動に取り組んでいます。その活動の一環として、京都大学大学院理学研究科の協力を得て京大‐HGLC 科学者育成プログラムを行っています。コロナウイルス感染拡大の影響により、昨年度に続き今年度も残念ながら、夏休みの3日間の実習(ベーシックコース)は中止になりました。しかし、その後に本校で実施している実習(アドバンストコース)は実施できることになりました。
このアドバンスト(advanced)コースは、京都大学大学院理学研究科から指導者を招き、約半年間にわたって天文学の研究を続けていくものです。今年度は1年生(1-6)から6人、2年生(2-6)から3人、さらに今年度は理化部から1人が加わり、合計10人が参加することになりました。昨年度の研究も経験している2年生3人に、1年生7人が加わり、この研究のための新しいチームが結成されました。そして指導者として、京都大学大学院理学研究科宇宙物理学教室の反保雄介先生に参加していただいています。このチームで9月から月1回のペースで実習を続け、来年の3月に実施される日本天文学会高校生ジュニアセッションで研究内容を発表することが目標です。今回(9/28)が記念すべき1回目の実習でした。
実習の初めに、7月まで実習を続けていた前チーム(2・3年生)の発表を見学しました。研究内容のレベルの高さに一同圧倒される場面もありましたが、同時にこのような難しい課題に挑戦したいという意欲も湧いてきました。
今回初めて10人が顔を合わせたものの、天文学への知識や興味・関心も様々で、まずは反保先生の指導のもと、天文学の基礎をレクチャーしていただき、今後の目標や展望を全員で確認しました。普段の勉強や部活との両立は大変ですが、これからの研究がとても楽しみです。
兵庫県の緊急事態宣言が、9/30(木)まで延長されました。これに関連して、学校行事等に変更がありますのでお伝えします。
【体育祭(9/22(水))について】
・当日は、無観客で実施いたします。保護者の方のご観覧はできません。
・プログラムを短縮し、昼食なし、半日のみの開催といたします。
・会場の片づけにあたっている生徒は、昼食が必要です。(食堂は営業します)
・教員数に限りがあるため、行事実施中の安全確保の観点から、今回のライブ配信は行いません。
【秋季遠足について】
報道等でご存じの方も多いと思いますが、緊急事態宣言の発令によって、多くの小学校・中学校の修学旅行の日程が延期されています。そのため、今秋の校外行事のスケジュールが非常に混みあっており、施設・バスの予約が困難な状況となっています。
そこで、以下の対応といたします。
・各学年がそれぞれ別日程で実施を検討することにいたします。
・日程の設定が不可能な場合は、やむを得ず中止にする場合があります。
引き続き、感染拡大防止へのご協力をよろしくお願いいたします。
また、兵庫県も若年層へのワクチン接種をすすめております。前向きなご検討をお願いいたします。
接種のため登校できなかった場合は「公欠」、接種後に腕の腫れ、倦怠感等があり登校できなかった場合や、発熱が生じた場合には「出席停止」の扱いになります。いずれも欠席日数にはカウントされません。
8月7日(土)8時30分から約1時間、学校周り、通学路等のゴミ拾いや草抜きを行いました。育友会員をはじめ、先生方、生徒会や部活動の生徒の皆さん、約150名の方々にご参加いただきました。
暑い中での作業で大変でしたが、頑張る姿に地域の方から温かいお声をかけていただいたりもしました。コロナ禍のため、今年度初めての育友会活動となりましたが、協力し合い気持ちの良い活動ができました。
朝早くからご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました。
本校の人間科学類型は課題研究への取り組みが大きな特徴です。その基礎を学ぶため、8月5日(木)・6日(金)の2日間にわたり、「県大-HGLC 地域デザイン研修」に参加しました。
2日目(8/6)の活動場所は姫路です。北摂三田高校からは案外近く、大型バスに乗り1時間ほどで到着です。姫路市民会館で太田先生と大学生が私たちを迎えてくれました。さっそく班ごとに分かれ、姫路のまちのフィールドワークです。大学生の誘導・案内のもと町の中を歩きながら気が付いたことを確認・記録していきます。学校から持参したタブレットで写真や動画を撮影しました。撮影したこれらの映像は、午後からのグループワークの際に見返すことになります。事前に大学生が設定したルートに従い、約90分のまち歩きです。前日からの班に分かれて、姫路城→大手前通り→キャッスルガーデン→アクリエ姫路→おみぞ筋→みゆき通り のルートを辿りながら、「歩きたくなるまちのイイトコ探し旅 in姫路」のテーマで調査を行いました。しかも、この日のためだけに大学生がマップを作成してくれました。実際にまちを歩いてみると、歩道に設置されたベンチやテーブル・マンホール、駅ビルからのキャッスルビュー、古くからの商店街など、あらゆるところにアイデアや工夫が施され、市民を支え観光客をもてなしてくれていることに気付き、「やっぱり姫路はスゴイなぁ…」と感心させられました。一方で、もしかしたら自分たちの地元でも、工夫やアイデア次第で、市民を支え観光客を呼び込む仕掛けができるのではないか、と考えるようにもなりました。
昼食後はグループワークです。この2日間で学んだことを振り返りながら、「自分たちのまちを良くするイチ押し提案!」を協議しました。フィールドワークを行って、実際に見て歩いた経験が加わることで、1日目の協議と比べると具体性と現実性が飛躍的に進歩しました。そして最後に、2日間の活動の集大成として5分間の班別発表を行いました。発表したいことがありすぎて、内容を1枚のポスターに纏めることが大変な班や、喋ることが多すぎて5分間では収まらない班など、とても活発な発表が展開されました。
最後のプログラムは、お世話になった兵庫県立大学環境人間学部のキャンパスツアーでした。大学はテスト期間中ということもあり、静寂に包まれたなかで、歴史あるキャンパスを短い時間でしたが存分に味わいました。特に、NHK朝の連ドラの撮影でも使われたという立派な講堂が印象的でした。
帰りのバスの中で、この2日間を振り返りながら、あることを思い出しました。1日目の最初のガイダンスの時に、担当の先生が「課題研究に必要な3つの学び方」と「もう一つ大切なこと」と仰っていました。その大切なもう一つが分かったような気がします。それは「他者と協力すること、つまりコミュニケーションの大切さ」だと思います。一方的に送られてくる情報や、効率的に得られる数理的な情報で満足するのではなく、人や場所と直接コミュニケーションをとることで初めて分かることがあり、また仲間や関わっている人と共有することでそれらは深まっていくことを、この2日間の活動を通じて学びました。
日中の最高気温が35℃を超す熱い中、2日間の実習は行われました。途中でリタイアする生徒も出るかと事前には心配していましたが、そんな心配は一切無用でした。学びたいという生徒たちの熱気がそれ以上に高まり、熱さを吹き飛ばすあっという間の2日間でした。そして、私たちの実習をサポートしていただいた兵庫県立大学の太田尚孝先生、5人のステキなお兄さんお姉さん、本当にありがとうございました。この2日間で学んだことを活かして、これからの課題研究活動に取り組んでいきたいと思います。
本校の人間科学類型は課題研究への取り組みが大きな特徴です。その基礎を学ぶため、8月5日(木)・6日(金)の2日間にわたり、「県大-HGLC 地域デザイン研修」に参加しました。この2日間の活動を通じて、課題活動に必要な3つの学び方を経験しました。1つ目は「専門家の話を聞いて事前に基礎的な知識を得ること」、2つ目は「ビッグデータを活用して多くの情報を効率的に入手すること」、3つ目は「実際に自分の足で現地を見て回って感じること」です。ちょうど1つ目が5日の午前、2つ目が午後、3つ目が6日の活動にあたります。
1日目(8/5)は北摂三田高校で行いました。午前中は、三田市役所の方からの講話「三田市の現状と課題」についてです。10年連続人口増加率日本一だった三田市が、その後どのような経過をたどって現在に至ったのか、将来どのような課題を抱えているのか、など、多方面からお話を聞きました。少子高齢化や農家の後継者問題などとても多くの問題を抱えていることが分かりました。高校生の私たちでも何か力になることがあれば、と考えるようになりました。
午後からは、兵庫県立大学環境人間学部都市計画研究室の太田尚孝准教授にお世話になり、講義とグループワーク・発表でした。太田先生の講義「未来の自分たちのまちをデザインするのは誰?」に続き、「地域経済分析システム(RESAS)」を用いながら、演習「RESASを使い倒して自分のまちを知る!」を行いました。ビッグデータという言葉は最近よく聞きますが、これまでそれに直接触れる機会はありませんでした。しかしこのRESASを用いれば、誰でも簡単にビッグデータにアクセスでき、自分で加工・編集までできてしまいます。あまりにも簡単でみんな驚いている様子でした。そのRESASを使って自分の住んでいる地域(自治体)の様々な情報を収集し、比較することを学びました。考え方のコツやソフトの操作は、5人の大学生によるサポートのおかげで作業は順調に進みました。
パソコンでの演習の後は、班ごとに分かれてグループワークです。先ほど集めた情報を持ち寄り、「私が大人になった時の自分たちのまちは○○?」をテーマにした協議です。協議の最中も大学生が要所で的確なアドバイスをしてくれるなど、活発な議論が交わされました。そして最後は1日目のまとめとして班ごとに中間発表を行いました。
7月16日(金)、2年生の球技大会が開催されました。
前日の雨のためグラウンドの状態が悪く、前半は体育館でドッヂボールをしました。懸命にボールを投げる生徒、それを必死で受けようとする生徒、まわりから応援をするクラスメートたち…… 熱戦が繰り広げられ、体育館の中には歓声が響きわたりました。
後半、体育館ではドッヂボールに引き続き、女子のポートボールと男子のバスケットボールの試合が行われました。こちらもクラス一丸となった激闘が続き、見ている側も手に汗を握る好試合ばかりでした。
また、ドッヂボールが行われていた間に、体育委員がグラウンドの整備を行い、男子のサッカーも行うことができました。選手の勇ましい声がグラウンドに響く中での試合でしたが、大半の生徒が体育館のほうにいたため、応援席が少し寂しかったです……。
どの試合でも、生徒は皆、教室とは違った生き生きとした姿を見せてくれました。また、クラスを越えてあたたかい声援、拍手がおくられ、興奮の中にも和やかさが感じられる大会でした。
ドッヂボールでは、男子の優勝は6組Aチーム、準優勝が5組Aチームでした。女子の優勝は5組Aチーム、準優勝が5組Cチームでした。男子バスケットボールは、優勝が2組Bチーム、準優勝が6組でした。男子サッカー、女子ポートボールは、順位決定はありませんでした。
今回の大会では、各クラスの体育委員が、企画から準備・試合の進行・後片付け等できびきびと動き、皆を支えてくれました。閉会式では、体育委員への感謝の思いをこめて、あたたかい拍手がおくられました。
学年主任の講評に、「このようなコロナ禍の状況で、こうして球技大会ができることに感謝したい。」とありました。生徒たちには、その言葉をかみしめながら、仲間とともに過ごせる日常を大切にし、今後の学校生活を有意義なものにしてもらいたいと思います。