日別アーカイブ: 2024年6月17日

生物野外活動部 令和6年度 活動報告⑦

県総体登山大会

日程     令和6年6月7日(金)~9日(日)        天候     晴れ・晴れ・雨

場所    ハチ高原・氷ノ山山系(養父市)

 男女とも正規の4人メンバーで揃って出場したのは今回が「初」でした(昨年女子は3人で出場)。男子は今回が最後となる3年生が3人と2年生が1人、女子は昨年初出場の2年が2人とフレッシュな1年2人で出場しました。結果は、男子が8位、女子が6位と大奮闘しました。

女子チームの感想

〔1年N.S〕
 今回は設営や特区審査に向けて練習や体力づくりをしていたため、丹有大会のときと比べて良い成績を出すことができました。ですが、テント設営が完了した時にハンマーをザックに入れ忘れたり、歩行審査や装備審査でも惜しいところで減点されていました。また、神谷ヒュッテのときに足をくじいてしまい、テーピングの仕方や救急の持ち物が不十分であったため、これからは大会の要項をしっかりと読み準備を怠らないようにしたい。

〔1年H.Y〕
 今回が二回目の大会でした。一回体験したので、ある程度何をするのかとか、どんな道を通るのかがわかっていたので、だいぶサクサク進んだ気はします。今回は氷ノ山の特区レースのかなりタイムを伸ばせたのがすごくうれしかったです。しかし、今回適当に荷物を作ったので、全然重量とかを気にしていなくて、やたらと重い荷物をわざわざ持つことになってしまったこと、テーピングのやり方がわからず、結局他校の人たちがやっているのをまねしてやってみることになってしまったことが、今回の反省点です。次の登山の時に変えたり実践したいことは、計量カップをもっていって、正確に水の量を測ることと、マシュマロを持っていって、クラッカーでチョコレートと一緒に挟んだものをたべることです。

〔2年T.N〕
 今回は前回の反省を活かしてテントの設営の練習もしていたので比較的スムーズに建てることができてよかったです。しかし、ペグなどをザックに入れないといけないと言うルールを知らなくて減点されてしまったので今後はルールを把握することを大前提に考えようと思いました。特訓では休憩の回数をできるだけ減らしてとにかく速く登ることを意識したので今までで1番の成果が出せて良かったです。しかし縦走では怪我人もいたためかゴールに着くのが遅くなってしまって悔しかったです。特区じゃないので急ぐ必要はないと思い込んでいた部分もあったので最後まで気を抜いてはいけないとわかりました。知識審査では、思っていた以上に難しく、丹有大会に比べて点数が取れませんでした。勉強するのがギリギリになっていたので余裕を持って勉強をしようと思います。今年は引退と言うわけではなかったですが、来年は最後の大会なので悔いの残らないように日々のトレーニングに力を入れていこうと思いました。

〔2年O.C〕
 1年生2人と、2年生の計4人で大会に出場しました。2泊3日のフル大会で4人正式に出場するのは初めてで、分からない所が山ほどあり、審査の内容を細かく把握できていなかったことや体力が不十分でした。しかし、チームでしんどそうな子がいたらみんなで全力で応援したり、男女関係なく他校のチームと励ましあったりして特区では目標達成することができ、前回よりもいろんな面で良い成績を残すことができました。少しでも気が緩んでしまったら減点されてしまうので常に気を引き締めないといけないといけないところが精神的に非常に辛かったです。記録を更新できたのはOBの先輩が天気図の書き方を教えてくれたこと、丹有大会で他校の先生方が私たちに減点ポイントについて教えてくれたこと、顧問の先生が大会の細かい資料などを配布してくれたことなどいろんな人から支えられたからなのだと心から感じました。来年の県総体に向けて、登山に十分対応できるような筋トレや実践に近いかたちでトレーニングをしようと思います。『リーダー』として、先輩として後輩に良い技術を教えられるように自分から率先して炊事や地形など山に関することを学ぼうと思いました。今回は本当に良い刺激となりました。来年の最後の県総体は上位に食い込みます!!!!!!!!!

男子チームの感想

〔2年T.M〕
 今回の県大会を通して、場の空気感や初めての炊事審査などを経験でき貴重な時間を過ごせたと思っている。同時に名だたる強豪校は、細心の注意を払いつつなるべく点を落とさないという意識をもって大会に臨んでいると気づいた。特区タイムレースの重量を妥協してしまった例など、自分にはそのような心掛けが欠けているように思ったので、悔いを残さずに常に最大のパフォーマンスを発揮できるようにこれからの練習に励みたい。丹有大会からの重要な課題であった天気図は、目標点を超えてはいたものの強豪校には遠く及ばず、普段から習慣化して描き続けることが必要とされる。先輩方との最後の登山になったことを悲しく思うが、この大会で得た知識や経験を無駄なものにすることなく共有し、来年以降の大会につなげていきたい。

〔3年N.T〕
 野活最後の活動を終えました。県総体では昨年より順位は落ち、後輩を近畿大会に連れて行かせられなかったことは残念でした。ですが、この3年間の活動は非常に楽しくできたので良かったです。普段なら行くことの無い金剛山や氷ノ山、登山の活動を超えて秋には家島、冬には長野へスキー合宿へ行ったりと他の部活とは違う合宿ができ、自然の楽しさを知りました。頼れる先輩や面白い後輩がいたりして充実した高校の部活動でした。ここまで支えてくれた親や顧問の先生、共に過ごした池田や松原には感謝しています。これからの野活は今の2年が率いてより良い部活になると信じています。今までありがとうございました。2年頑張れ!

〔3年M.N〕
 自分としての最後の大会が終わって、悔しい結果に終わってしまいましたが、とても楽しい3年間でした。最後の大会で初めて朝ごはんにカステラを食べてみて、とても美味しかったのでもっと早くに初めておくべきだったと悔やんでいます。この県大会などの大会を通して、仲間と協力する大切さ、事前準備の大切さを学びました。氷ノ山に3年間で計5回登りました。登り過ぎだと思います。おかげで足がムキムキになりました。県大会での失敗をもう起こさないためにも、しっかりと後輩に気をつけるべきポイントを伝えて、来年の県大会では完璧にしてくれたら嬉しいと思います。

〔3年I.T〕
 ついに、この日がやってきたか…。今回の山行で高校生活の部活が終わるなんて実感がないまま県大会初日を迎えました。直前の丹有大会の結果を踏まえて、去年より上を目指してみようかと高鳴る期待はハチ高原に降り立った時点で最高潮を迎えていました。最終的な結果としては、数点トラブルがありつつ8位と悔しくはありますが3年間の経験と知識とを出し切った結果ではあるので満足しています。また個人的には審査内容の1つである知識テストで高得点を取れたので、1つ自分の中の目標を達成できて良かったです。2泊3日という未知の領域で自分も仲間もよく頑張ったと思います。思えば私が入部した当初は部員数も少なくこれほどまでに大所帯で賑やかな部活になるとは思ってもいませんでした。そんな中私は部長として引っ張っていけているだろうかと不安になることもありました。登山という危険な活動をする中で、1人たりとも死人を出さず大怪我出さず最後までやってこれたのは、自分だけの力ではないことははっきりと実感されます。支えてくれた先生はもちろんのこと親や友達、馴染みの合宿のお相手校の方々、お世話になったハチ高原はじめ日本の山々、至らないところが多かったと思うけれどそれでも付いてきてくれた後輩、今でも連絡を取り合っている先輩、そして何よりもここまで共に歩んできたはじめ6人だったはずの37回生の2人。色々なものを与えられた2年とちょっとでした。もう我々37回生の出る幕はありません。ここからは38回生以降後輩に託したいと思います。青春をかけた約2年間、本当にお世話になりました。ありがとうございました。

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