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36回生 第2回球技大会 3月

3月16日(水)、第2回球技大会が開催されました。
当日は、晴天に恵まれとても良い気候となりました。
種目は男子はサッカー、女子はアルティメット行い、元気に競技を楽しみました。アルティメットは接触禁止の競技であり、コロナ禍でも楽しめる種目です。

決勝トーナメントは男子1組対2組、4組対5組、女子は1組同士の対決と、4組対2組で行われ、真剣勝負を楽しみました。結果、優勝は男女ともに1組のチームとなりました。

企画段階から、準備・当日運営とすべて体育委員を中心に、LHR委員、サッカー部の生徒たちが活躍してくれました。生徒たちの成長を感じる行事となりました。

課題研究外部発表会 (三田学生サミット 学生のまちづくりコンテスト&交流会)

 人間科学類型は、地域課題の解決やグローバルリーダーとしての資質を育成することを目標に課題研究活動に取り組んでいます。2年生の後半は、校外の課題研究発表会に参加し、日頃の研究成果を発表する機会を設けています。昨年度から続くコロナウイルス拡大の影響で、「三田学生サミット 学生のまちづくりコンテスト&交流会」が2/13(日)にオンライン(リモート)開催で行われました。本校からは2名の生徒が参加しました。

 前半の「学生のまちづくりコンテスト」では、市内を拠点にまちづくり活動を行っている学生(10グループ)がそれぞれの活動内容や取り組みたい活動を発表するものです。本校からは人間科学類型(2‐6)の早川優菜と宮定凌大が参加しました。

 早川優菜のテーマは『三田市学力向上プロジェクト』です。学力トップを維持し続けている秋田県の教育方法を基に、学力向上の取り組みや高校生も参加できるボランティア活動を提案しました。宮定凌大のテーマは『商い!飽きない!空きない? ~三田市の商店街への提案』です。他県の商店街復興モデルを参考にして、三田市のほんまち商店街・本町センター通りの活性化への提案でした。その後のフリートークでは、大学生や社会人・民間企業の職員・行政関係者など、様々な立場の方々から発表に対するアドバイスを頂きました。

 発表やフリートークが白熱した影響で、最後の交流会は時間を短縮して行われました。大学生や社会人に混じって議論を交わすことに刺激を感じるとともに、自分の研究分野に対する知見がより一層深まりました。

 今回の学生サミットは三田市役所が旗振り役となり、三田市の地域活性化と交流の一環として行われました。他の発表会とは異なり、私たち高校生も地域の一員であることを改めて実感できたイベントでした。また、オンライン会議ソフト(Zoom)を利用したイベントでしたが、パソコンの画面を通して人と意見を交わすことの難しさや面白さを経験し達成感も得られました。

11/6(土)、7(日)理化部活動報告(兵庫県総合文化祭自然科学部門発表会)

11/6(土)、7(日)、兵庫県総合文化祭自然科学部部門発表会が行われました。11/6(土)は神戸高校でパワーポイントを用いた口頭発表を、11/7(日)はバンドー神戸青少年科学館でポスター発表を行いました。研究テーマは「ヒトの重量に耐える紙筒の構想」です。昨年度からの継続研究でした。自然災害が起きた時、避難場所になる学校には紙がたくさんあるので、それを使って短時間で容易にヒトの重量に耐える紙筒を作れるのか、またその紙筒の上に座ることはできるのか、というこの2点の疑問から研究を行ってきました。

口頭発表もポスター発表もはじめてでしたが、2人の部員は緊張しながらも堂々と発表を行いました。また、7(日)のポスター発表では、他校のポスターにも大いに興味を示し、発表に対して熱心に耳を傾ける姿が見られました。

口頭発表に関しては奨励賞をいただきました。また、審査員の先生方からは激励の意味も込めて厳しい意見をいただきました。研究の前段階の準備がとても大切であることに気付かされました。来年度はさらに力をつけてこの場に戻ってきたいと思います。

人間科学類型(1-5)特別授業③

 2月7日(月)5限、兵庫県立大学国際商経学部 森谷 義哉 准教授に「経営学とは -統計学の立場から-」というテーマで特別授業をおこなっていただきました。

 授業の始まりは、その独特な朴訥とした話し方に、大学の先生らしくない?印象を受けました。しかし徐々に、テンポの良いプレゼン資料と巧妙なやり取りに惹き込まれ、あっという間の65分でした。

 三田市民に馴染みの深いesコヤマや神戸電鉄を例に挙げて、マーケティングとは何かをわかり易く解説をしてくださいました。生徒からは続々と手が挙がり、活発な意見が交わされました。

 また、数学と統計学との関わりや、数学や統計学を学ぶことの重要性を私たちに説いてくれました。一見違う学問分野でも実は関連性があることを学びました。今、高校の授業で学んでいるすべてのこと、学校生活すべてが、私たちの将来の学びにつながっていることを改めて教えて頂きました。

人間科学類型(1-5)特別授業②

 2月3日(木)4限、大阪大学大学院工学研究科 森 勇介 教授に「試験で実力が発揮できるようになる心理学的アプローチ」というテーマで特別授業をおこなっていただきました。森先生には5月25日の模索講演会で講演をしていただき、その際の気さくな人柄や巧妙な話しぶりが印象に残っていました。今回は特別授業という形で再びお話をしていただけるということで、授業の前から期待が膨らんでいる生徒も多くいました。

 森先生のお話はご自身の生い立ちから始まりました。幼少期からずっと強いトラウマを抱えていたこと。そのトラウマが、飛行機で偶然隣に座ったカウンセラーとの出会いがきっかけで解消されたこと。そしてその経験から、心理学アプローチを広く社会へ普及させようとしていること。さらに、トラウマから解放されたお陰で様々な人と出会い、その出会いが自らの研究に大いに役立ったこと。などを、お話しいただきました。

 まさに今回の授業は“目からウロコ”のお話でした。周りからは成功しているように見える人でも、人それぞれ深い悩みがあり、前向きに物事を考えられるようになることで、目の前の世界が変わるのだと知りました。大学教授でありながら、起業家で僧侶でもある森先生のお話に、生徒はすっかり虜になった1時間でした。

人間科学類型(1-5)特別授業①

2月1日(火)4限、朝日放送テレビ株式会社 技術局放送実施部 神田雅之 先生に「放送局での仕事と働く人々」というテーマで特別授業をおこなっていただきました。私たちに対し事前に宿題(お家で「おはよう朝日です」を見て来ること)が出されたこともあり、講師の先生からどんな話が聞けるのか期待が膨らんでいました。

先生の話をよく聞いていると、私たちの知っているテレビの中の世界はほんの一部分で、残りの大部分は意外にも他の民間企業と変わらないことに驚きました。人事や経理・営業など、いわゆるテレビ番組とは直接関係のない部門で働いている方たちも多くいて、毎日の放送が支えられているのだとわかりました。神田先生ご自身は理系学部出身でテレビやラジオ放送を技術的に支える部門に所属されているそうです。

講演の途中で10分ほど、『「おはよう朝日です」を制作する現場紹介』の動画を観ました。宿題で見た番組がどのようにして作られているのかが、その裏側まで紹介されており、番組制作の大変さと面白さがとてもよくわかりました。

また神田先生からは、「思いを持ち続けていれば、いつかは叶う」と教えて頂きました。どうしても私たちは目先の結果や効果に囚われてしましますが、全く違う観点からアドバイスを頂けたように感じました。

テレビ離れが進み、コロナがそれに追い打ちをかけた今、厳しい社会情勢の変化の中でこれからも稼ぎ続ける自信のようなものを、先生の言葉の端々から感じられたことがとても印象的でした。

令和3年度 三田市高校生議会へ参加

1月30日(日)に今年度の高校生議会が開催されました。昨年度に引き続き、オンラインでの参加となりました。市内の各高等学校と特別支援学校に通う生徒14名が高校生議員となり市・議会へ質問をし、答弁が行われました。

よりよい三田市になるように高校生議員は様々な視点から市・議会に質問・提案をしていました。

本校生は「三田駅周辺の飲食店の活性化」、「三田市の発展」について質問しました。

以下、参加生徒の感想です。

髙松議員の感想

まず、オンライン開催になってもこの高校生議会を市の方々に開いていただいたことに大変感謝しています。ありがとうございました。私がした質問に対してあんなにも長文で真摯に回答してくださり、他の高校生議員の面白い見方をした質問には気が付かされ、学んだところが多くありました。他の人にはできないこの貴重な体験は必ずこれから役に立つと思います。来年は後輩に是非参加して欲しいと思います!

松本議員の感想

コロナ禍で行われたオンラインによる高校生議会。オンラインでの開催など予期せぬ出来事もありましたが、無事終えることが出来て良かったです。私は「三田市の発展」について質問させて頂き、質問するためにいろいろ調べていく中で多くの知識を得るきっかけになりました。

学校の夏季課題で“三田市の課題を考える”に取り組みましたが、その際に私ひとりで調べ、考える時の資料数と比べると高校生議会は、実際に市の方が関わり、市の方から貰う資料の多さにはとても驚き、私自身の未熟さと公的機関の凄さを感じました。

36回生 模索「ディベート本戦スタート!」

 1月18日(火)4限5限、昨秋から準備してきた模索でのディベートの最終仕上げとしてディベート本戦がスタートしました!

 各クラスの代表者が出場し、テーマ「ベーシックインカム導入の是非」について自分たちの意見を戦わせました。

 どのグループも熱い論戦が交わされ、活気あるディベートとなりました。
準決勝へは1組、4組、5組からは2グループ出場が決まりました。
本戦はまだまだ続きます。

地域創生研修(豊岡フィールドワーク)2日目

人間科学類型(1-5)は、地域課題の解決や地方都市における地域活性化の事例を学び、グローバルリーダーとしての資質を育成するため、地域活性化の先進地域である兵庫県豊岡市を2日間(12/16・17)にわたり訪れました。

2日目(12/17)の午前中は城崎国際アートセンター(KIAC)を訪問し、館長の志賀玲子さんから講演をしていただきました。アートセンターができるまでの経緯から始まりコロナ禍での運営の現状まで、取り巻く環境の変化と関係者の努力の積み重ねが充分理解できました。志賀さんのお話を聞いていると、世界でも稀な“舞台芸術のArtist in residence”として歩み始めたこの施設が、世界の舞台芸術の中心地になる日がそう遠くははないのではないかと思えるようになりました。講演の後は館内施設の見学です。芸術家の皆さんが快適に創作活動に専念できるように、館内には多くの設備が整えられていました。まるで初めからその目的で建設されたかのようで、不思議な感覚になりました。

午後からは、バスで数分ほどの豊岡市役所城崎振興局へ移動しました。昼食を済ませた後、城崎地域の住民による自治組織であるコミュニティー城崎の方々に、その活動内容などを紹介していただきました。世界中から観光客が訪れる有名な温泉街であると同時に、その地域で普通に暮らす地域住民の方々がいます。その活動内容を聞きながら、どこの地域にも存在する当たり前の現実を認識することができました。私たちの住む三田市でも、同じように地域住民の活動が行われていることを再認識する良い機会になりました。

フィールドワークの前に、その後のフィールドワークの情報収集もかねて城崎振興局の職員さん4人にインタビューを実施しました。市役所職員の立場からどのように地域住民と接しているのか具体的な政策がどのように実行されているのかを知ることができました。また、観光客の知らないお薦めスポットなども教えて頂きました。

2日間の研修の最後は、この研修の集大成として城崎温泉街のフィールドワークに臨みました。このフィールドワークのテーマは「城崎温泉の魅力は何か」や「地域活性化のヒントはどこに隠されているか」です。事前に人から聞いたり、インターネットや雑誌で調べてはいましたが、実施に温泉街を歩いて回ることで、新しい発見があったり、温泉街の魅力を体感することができました。コロナの影響もあり、外国人観光客は全くおらず、日本人の客足も少なめでしたが、それでも飲食店やお店には行列もでき、活気のある街だと思いました。

2日間の研修を通じて、誰も思いつかないような豊岡市の大胆な挑戦に感心する一方で、三田市を含めた日本各地の地方都市にも、同様かそれ以上の可能性が埋もれていることに気づかされました。さらに、それらのアイデアを生み出し、大胆に実行していくリーダーの存在も重要で、そのリーダーに将来の自分もなってみたいと思えるようになりました。お世話になった豊岡市の皆さん本当にありがとうございました。

地域創生研修(豊岡フィールドワーク)1日目

人間科学類型(1-5)は、地域課題の解決や地方都市における地域活性化の事例を学び、グローバルリーダーとしての資質を育成するため、地域活性化の先進地域である兵庫県豊岡市を2日間(12/16・17)にわたり訪れました。

1日目(12/16)は、劇作家の平田オリザさんが主宰する劇団青年団が、東京から移転して新たに本拠地としている江原河畔劇場です。昔の日高町商工会議所だった建物を、劇団の方々も一緒になって改装したそうで、味わい深い趣が感じられました。午前中は、この劇場の代表で俳優でもある村井まどかさんのレクチャーのもと、劇団員の方々とワークショップを行いました。参加者全員で行う簡単なゲームから始まり、最後は班(生徒6~8人)ごとに、自分たちの住んでいる地域を紹介するCMの作製と披露を行いました。これらのワークショップは演劇教育と呼ばれるもので、演劇を通じて参加者がお互いにコミュニケーションを取りながら、良好な人間関係を構築していくトレーニングだと教わりました。

午後からはインタビュー体験を行いました。私たち人間科学類型が2年生から始める課題研究を前にして、聞き取り調査(インタビュー)を実際に体験してみようというもので、午前中の班ごとのワークショップでお世話になった劇団員さんにインタビューしました。質問項目など事前学習で準備はしていましたが、いざ対面してみると思っていたようにいかず苦労の連続でした。一方的に質問するのではなく、相手のこと考え理解し、尊重しながら対話していくことの大切さを実感しました。

劇団員の方々に見送られ、バスで豊岡市の中心部へ移動しました。豊岡市役所へ向かう途中で、バスの車窓から芸術文化観光専門職大学が見えました。今年4月から開講した新しい県立の4年制大学で、芸術文化と観光を学ぶコースが設置されており、現在1学年80人の学生が寮生活をしながら学んでいるそうです。日本全国から集まった入学生の1人に、北摂三田高校を3月に卒業した先輩が在籍していると聞きました。

豊岡市役所では大交流課の谷口雄彦さんに、『深さを持った演劇のまちづくり』をテーマに講演をしていただきました。まず、豊岡市が直面している問題点について触れ、その問題点の解決のために、市役所が様々な取り組みを行っていることを知りました。先ほど訪れた江原河畔劇場や芸術文化観光専門職大学もそれらにあたり、例年9月に行われている豊岡芸術祭の拠点にもなっているそうです。そして、これらの演劇を中心とした芸術文化が街に活気を与え、人々が豊岡に魅力を感じることで、自分たちの街に誇りをもってもらうことを目指しています。その結果、ジェンダーギャップや高齢化の問題に歯止めがかかり、豊岡に活気が戻ることを期待しているそうです。

今日本中で人口減少が問題になっています。特に三田市や豊岡市を含めた地方都市ではそれが顕著に表れています。その解決に向けた取り組みが、豊岡市役所を中心にして動き始めていることにとても興味を持ちました。東京や大都市の真似をするのではなく、自らの強みをより強くすること。言い換えると「ローカルを極めることがグローバルに繋がる」という考え方に衝撃を受けました。私たちの住む三田市や神戸市ではどのような取り組みが行われているか、今日一日を過ごすなかで、新たな興味が湧いてきました。