日別アーカイブ: 2025年7月21日

垣根を超えた駆除活動~サクラの木を守るため~

  7月11日(金)三田祥雲館高校にお声かけいただき、本校の生物野外活動部(4名)と理化部(7名)が外来種でサクラなどの樹木を食い荒らし、枯死させるクビアカツヤカミキリの生態調査を行いました。

 まずJR相野駅に集合し、今回の対象となる生物がどれほどの危険性があり被害をもたらしているかの説明を、県立人と自然の博物館の三橋弘宗研究員と県立自然保護協会の山崎紫副理事長にしていただきました。その後徒歩で「ふれあいと創造の里」に移動し活動を開始しました。ここは昨年初めてクビアカツヤカミキリが確認され、今年も幼虫や成虫が確認されている場所です。

 メスの成虫が1匹でも確保されれば1000匹の発生を阻止できるということで、生徒たちは使命感を持ちながら活動を行っていました。

三橋先生による話
サクラの木を判別するのも初めて
見つけ方を理解し捕獲へ!

 今回は遺体の発見に留まりましたが、「いないという発見も科学にとっては貴重な情報である」という話をいただき、生徒たちにとっても意味のある活動であったという思いになったと感じました。

理化部員が先生に!~こうみん未来塾~

 6月21日(土)北摂三田高校の化学教室にて本校理化部の部員8名が先生となり、科学の楽しさを伝える催しが開催されました。今回生徒になってくれたのは、三田市が行う事業『こうみん未来塾』の広報誌に応募してくれた小学生12名、中学生3名です。

 最初はお互いに緊張しながら言葉数少なく始まりましたが、時間が経過するごとに共通の興味「科学」を通じて会話が増えていきました。

 葉脈標本を作製するための葉の採取から始まり、水酸化ナトリウムで葉肉の分解をしている間に、今回は科学を活用したマジックを班に別れ習得し、披露するという企画を先生たちが考えました。

まずは自己紹介!
準備してきたものを
披露するときだ!
何気ない会話が増えていく
科学には慎重を必要とする
ことも…

 今年の理化部は昨年の先輩から引きついだ「自分たちで」を大切に、企画から準備だけではなく、参加してくれた生徒たちにもその大切さを伝えながらこの時を過ごしました。そのことで先生と生徒との会話も増え、終わるころには「また今度」「これからの企画にも参加させてください」という会話がいろいろなところでされていました。

伝えるって難しい…
うまくできているか
先生のチェック
作った葉脈標本でしおり作り

 これからも先生たちの企画を楽しみにしていただきたいです。