日別アーカイブ: 2024年7月11日

パパは女子高生だった ~自分らしく生きること~7月11日人権講演会

 1年生を対象として講師に兵庫県人権啓発協会から前田良さんを招き、自分らしく生きることの大切さをご講演いただきました。
 前田さんは生まれたときは女性でしたが、現在は奥様とお子様二人の父として宍粟市に住んでおられます。

 自分の生まれもった性に違和感を感じたのは幼稚園の時だったそうです。
「分けなくていいものは分けなくていい」
小学校に入学してから、「ランドセルは女の子は赤、男の子は黒」
中学校に入ってから区別は顕著になり、

「自分はズボン、学ランを着たいのにスカート、セーラーを着ないといけない」
この時代、性を分けることはできない。自分の性を判断することができない人もいる時代。
自分の生まれもった性により、素直に人を好きになること、その想いを伝えられないこと。
他者からの、見た目の性と身体の性との違いへの偏見から悩み、死を考えた。
ただ、「まだ男として生きていない」ことに気づいて、生きることを選び、

素直な意見を少しずつ言えるようになった。


いろいろな人が意見を言えるようになるには、周りの環境が大切。
環境や時代の変化や他者を知る学びを続けることが大切。


最後に前田さんが伝えてくださったことが
「他者を理解することはしなくていい。
理解することは難しいから。
ただ、デマに流されるのではなく、私の話を聞いたようにいろいろな人の経験を聞いてほしい。
知ることから始めてほしい。」とおっしゃっていました。

そして「私のような生活を、苦しいとか不幸せとか思わないでほしい。
私は素直に生きれるようになってから、幸せ。」

6/22(土) 理化部員、先生になった!~自分で学ぶ力を~

 昨年度から三田市との連携事業(こうみん未来塾)として、理化部員が「先生」に扮し、三田市在住の児童、生徒とその保護者の方々を本校の理科室に招き、科学や自然に親しむ活動を行いました。

 企画内容は「葉脈標本を作ろう!&ちりめんモンスターを探せ!」というものでした。

 標本を作るためのツバキの葉の採集から始まり、標本の作製過程で生じる隙間時間には、参加者を飽きさせないための、ちりめんモンスター探しという企画を挿入するなど、彼らならではのおもてなしの精神がみられました。

 また準備などの一切はもちろん、市役所の方との打ち合わせまで自分たちで行いました。

 そして、「先生」たちの「自分の力で考え、発見してほしい」という想いから、保護者の方にはお子様と離れた後方に席を設けるなど、彼らの信念も垣間見る時間ともなりました。

 この活動をもって3年生の卒部となりました。最後には市役所の方からその紹介もあり、ありがたい拍手もいただき、やりがいを感じながら最後の時間を迎えることができました。
 以下、当日の活動の様子と生徒の感想です。



「模索しながら行ったイベントでしたが、参加者の方々にとって身近な科学に触れる良い経験になれば嬉しいです。」1年 Iさん

理化部 〜液体窒素の力〜

 先月本校で行われた北摂祭で、理化部はポスターセッションや演示実験以外にも、液体窒素の力を利用して…身近なものをバラバラにしました!

瑞々しかった花がバラバラに…