本校卒業生で、今回のパラリンピックに出場していた山田拓朗選手(NTTドコモ所属)が、競泳男子200m個人メドレー決勝で8位入賞、第2泳者として出場した400mメドレーリレー決勝でも8位入賞の快挙を成し遂げました。
特に、400mメドレーリレーでは、日本記録を予選で約6秒、決勝で約2秒連続して更新し、1日で約8秒も短縮するという圧巻の結果となりました。
山田選手は生まれつき左腕のひじから先がない状況の中、幼いころから水泳を始め、史上最年少の13歳でアテネパラリンピックに初出場しました。本校卒業後、筑波大学に進学し、大学卒業後はNTTドコモに所属し競技を続け、前回のリオパラリンピックでは50m自由形で銅メダルを獲得する実績を残し、今大会で連続5回目の出場となります。
山田選手に限らず、パラリンピックに出場する選手たちを見ていると、障がいの有無にかかわらず、人間のもつ可能性がいかに大きいものであるかを実感させられます。できないことよりも、できることを最大限追求していく姿勢が大切なことをあらためて教わった気持ちになりました。
山田選手、おめでとうございました。そして、ありがとうございました。