カテゴリー別アーカイブ: SSH

オンライン上での学会発表

9月15日,19日

GS科3年の3つのチームが課題研究オンライン上での学会発表に挑戦しました。

金属のイオン化傾向について研究を行っていたチームは「アルミニウムと亜鉛のイオン化傾向と溶解度の関係」という題で、日本金属学会2020年秋期講演大会(9月15日~18日)に発表しました。初めてのオンライン発表、しかもポスターセッション形式ということでスタート時点からドタバタしてしまいましたが、様々な方々に来ていただき、色々な視点や非常に専門的な観点から助言や指摘を受けました。元々このチームは自分たちの研究について専門家の意見が聞きたいという希望で春期大会に参加予定でしたが、新型コロナウイルス感染症の影響で中止となっていました。厳しいしい指摘もありましたが、約半年遅れになりましたが要望がかなえられました。また、高校・高専学生ポスター発表の優秀賞を受賞しました。

9月12日に行われた情報処理学会関西支部の支部大会には「遺伝的アルゴリズムから得られた巡回セールスマン問題の解の検討」(最短経路班)と「ナンバープレースの初期状態から難易度を判定できるか」(ナンプレ班)が一般1(アルゴリズム)の分科会で発表しました。こちらは口頭発表形式であったため課題研究発表会のスライドを専門家向けにアレンジして発表しました。どちらも厳しい指摘もありましたが、最後の発表ということで楽しめたようです。また、この両班ともジュニア会員特別賞を受賞しました。
 

夏休みからは本格的な受験モードになっている生徒達ですが、久しぶりの課題研究活動は受験勉強の合間のいい息抜きになったようです。

SSH事業 第6回Agorá 「甘いだけじゃない、糖の話 ―糖類の変色反応―」

9月2日

本校卒業生で、広島大学理学部在学中の髙津舞衣さんが5月に行われたISEFのオンライン大会に日本代表として出場されたことについて、7月末に文部科学大臣特別賞を受けられました。高校在学中の活動に対する表彰であったこともあり、その賞状と記念品が本校に届けられていましたので、今回はその伝達に合わせてAgoráのお願いをしたところ快く引き受けていただきました。

今回は高校3年間の研究内容を1時間弱にまとめていただき研究のきっかけである「ホットケーキはなぜ褐色?」ということと、アメリカでの発表は叶わなかったものの現地で発表する予定だったものをかみ砕いて講演いただきました。Agoráに参加した在校生は、先輩の当時の研究に関する苦労や工夫、貴重な経験を基にした講義内容に終始目を輝かせていました。

講義後は座談会形式で実際に高校時にやってた実験をしながら苦労したことや高校生活について質問に答える形で50分ほどお話しいただきました。

お忙しいところありがとうございました。

※Agoráの前半(講演部分)については髙津さんのご厚意でしばらくの間Youtubeで限定公開しています。

https://youtu.be/VZ7fZvI-Krc

五国SSH連携プログラム

令和2年9月5日(土)

兵庫「咲いテク」推進委員会主催・本校企画の「高校生リサーチプラン発表会」を実施しました。
この発表会は、探究活動のリサーチプランを持ち寄り、互いに助言やコメントをすることにより、今後の活動を計画的、効果的に進めることを目標としています。

1.日程
講義Ⅰ「なぜ高校生で探究活動を行うのか」講師:京都大学  馬場 正昭 先生
講義Ⅱ「リサーチプランのチェックと活用法」講師:本校教諭  木村 智志
実習Ⅰ「リサーチプランの発表」
実習Ⅱ「リサーチプランの改善」
実習Ⅲ「改善策の発表」
講評・振り返り
(助言者)
京都大学  馬場 正昭 先生
神戸大学 杉山 浩一 先生
兵庫県立人と自然の博物館 鈴木 武先生
広島大学  高津 舞衣 さん(本校33回生)

2.発表団体
明石高校、県立伊丹高校、神戸高校、三田祥雲館高校、長田高校、宝塚北高校  計11団体

 

SSH事業 Day camp ~都市コース~

8月22日

SEIZE-daysプログラム「探究ウィーク 1stステップ」の都市コース(4名)は新型コロナウイルス感染症の拡大が宝塚近郊の自家用車の交通量にどのような影響を与えているかについて探究活動を行っています。夏休みに入ってすぐに3年GS科渋滞班の先輩がメンターとなり主にアンケートの作り方やその拡散方法等についてレクチャーを受けました。

今年は新型コロナウイルス感染症の影響で対面でのアンケート調査は難しいということで、Googleフォームというツールを用いて一般の方々にアンケートのお願いをすることにしました。8月22日にはJR西宮名塩駅と宝塚駅近辺でアンケートのお願いするためのビラを配りや近隣の交通事情の確認等を行いました。

また、並行して出身中学校にお願いしてアンケートのお願いを配布させていただきました。
8/22の解散時点で300近い回答がありました。実際に各中学校への依頼や道路の使用許可の書類作成など色々な経験ができました。2学期からの2ndステップでの発表会目指して頑張ります。

2年GS科 GSⅡ(課題研究)

8月20日(木)

今年から始まったGSⅡは「化学」+「生物」+「情報」+「課題研究」の融合科目です。学校再開後は座学中心で課題研究は下調べが中心でしたが、2学期から徐々に課題研究の時間が増えていきます。さて、今年の課題研究は現在2~4名ずつの14班に分かれています。
今は夏休みですが、2学期の課題研究本格化に向けて、2年GS科の生徒達は補習や部活動の合間にリサーチプランの作成やそのための予備実験等を進めています。今回はその様子を少し紹介します。

衛生に関しての研究を行っている班(3名)は、実験結果の評価方法にどんな手法が使えるか色々試しています。
(酸化還元滴定で評価できる?)

プラナリアの研究を行っている班(4名)は、役割分担しながら進めています。詳細な実験計画を検討するするチームは、高校生バイオサミット(オンライン開催)に参加し、審査員の先生から受けた助言をもとに詳細な実験計画を考えています。また実験装置を作るチームは予備実験を繰り返しながら動画解析ソフトとの調整をしながら進めています。
 (初めてオンライン発表会に参加)

ヤドカリの研究を行っている班(2名)は、ネットから得られない文献や絶版になっている文献を入手するために大学の先生や千葉県の博物館に問い合わせたりしました。また、実験に使用する西宮や姫路の海岸に行き海棲ヤドカリを観察調査したり、実験用のヤドカリや貝殻などを採集したりしながら2学期から本格的に実験を進める準備を行っています。

(ヤドカリの採集調査では遊びに来ていた小学生にも協力してもらいました。)

この他のチームも研究に必要なプログラミングの勉強をしたり、装置を設計・組み立てしたりと試行錯誤しながら進めています。今年は特に暑いため、想定より温度が上がってしまって実験がうまくいかなかったり、実験生物が弱ったり死んでしまったりと思い通りにいかないことも少なくありませんが、短い夏休みを上手く活用しているようで、2学期が楽しみです。

SSH事業 Day camp ~生物コース~

8月3日~17日

コロナ禍の影響で今年度のサイエンスキャンプは中止となりましたが、希望者対象のSEIZE-daysプログラム「探究ウィーク 1stステップ」は昨年より一つ増やして3つのプログラムに分かれて実施されています。今回はそのうち生物コースの活動の様子をお伝えします。

生物コース(3名)はダンゴムシを用いた探究活動を行っています。まず初めに3年GS科ダンゴムシ班の先輩がメンターとなってレクチャーを受けました。研究の進め方や時間がなくて解析できなかったことなどの体験談を交えながらデータのとり方のコツやテーマのヒントなどを貰いました。

8月5日には生物部の生徒も一緒になり県立人と自然の博物館で研究員の鈴木武先生にダンゴムシを中心としたいろいろな動物を見せてもらい生物観察や野外観察などのレクチャーを受け、実際に実験に使うダンゴムシやワラジムシなどを採集しました。
珍しいダンゴムシも見せてもらいました

生物部は二ホントカゲをゲット!

学校に戻ってからは生物教室で実験です。現在は補習や部活動の合間に来てちょっとずつiPadを用いてダンゴムシの行動を記録したり,体重を測ったりしながら3年生の実験の再現や追試を行っています。

今年は短い夏休みですが、色々な経験ができました。2学期からの2ndステップに向けて色々データが取れたので発表会目指して頑張ります。

SSH事業 Day camp ~環境コース~

2020年8月4日(火)
本校のSSH事業として夏休みに「Day camp」を行っています。普段はできない野外調査を行ったり科学工作活動をしたりして、短期の探究活動を行います。今年度は①生物コース(姫路市でのヤドカリ調査)、②環境コース(三田市の竹林調査とGIS入門)、③都市コース(宝塚駅および名塩駅の渋滞調査)の3コースを用意しました。今回は、8月4日に行われた環境コースの活動を紹介します。
参加生徒は1年生6名です。JR三田駅を出発し、初めて見る地形図を見ながら起点となる桑原の欣勝寺に向かいました。雷が鳴った時に、「くわばら、くわばら」と唱えれば雷が落ちてこないという話を聞いたことがありますか。桑原の欣勝寺はその由来となった地として知られています。欣勝寺を出発し、城山公園~兵庫中央病院~松ヶ丘小学校~大歳神社~JR新三田駅まで巡回しました。竹林に出会う度に地形図で現在地を確認し、地図に色鉛筆で着色し、手帳に記録をつけていきました。日焼けと蚊の襲撃には悩まされました。それでも1日が終わり、地形図に自分のルートマップが完成した喜びは大きいものがありました。山を歩きながら友達と話し合うって何て楽しいことだろう。いい1日でした。あ、忘れていました。城山公園近くでのビッグニュース。なんと鹿に出会ったんです。鹿の子模様がとてもきれいな鹿でした。不意に目の前にあらわれ、ぴょんぴょんと跳ねるように去っていきました。あっという間のできごと。これも忘れられない思い出になるでしょう。今回作成したルートマップをもとにGIS(地理情報システム)を使って竹林の分布について探究していく予定です。
城山公園キッピースタジアム

城山公園キッピースタジアム

竹林の記録中

竹林の記録中

終点の大歳神社

終点の大歳神社

GS科 課題研究発表会

令和2年7月11日(土)

グローバルサイエンス科の3年生による「課題研究発表会」を、兵庫県立人と自然の博物館・ホロンピアホールにて実施しました。この発表会は、3年7組全員が課題研究を発表する場であり、GS科3年間の集大成となるものです。早朝に大雨警報が発表され、予定を一部変更しましたが、14班に分かれて、日本語によるステージ発表と英語によるポスターセッションを行いました。保護者の皆様や審査委員の先生方には、ご多忙中にもかかわらず多数ご出席いただき、誠にありがとうございました。専門家から一般の方までの幅広いご意見を参考にさせていただき、今後の活動に活かして参ります。

内容

1.開会式

宮垣学校長による挨拶
門井GS科長による挨拶

2.発表要旨

1班 … 地理的要因の分析による竹林の移動の予測
2班 … 四つ葉のクローバーの発生要因解明のためのクローバーのカルス誘導法の開発
3班 … 金属イオンを含む環境でのダンゴムシの行動の変化
4班 … ダンゴムシもグリシンを与えると“眠る”のか~アミノ酸投与時に起こる行動変化の分析~
5班 … AlとZnのイオン化傾向の逆転と溶解度の関係
6班 … ダニエル電池を参考にした微生物燃料電池の分割構造の考察
7班 … コッククロフト-ウォルトン回路を用いた昇圧実験
8班 … ブロッケン現象再現実験の改良
9班 … S字旋回するハンドランチグライダーの試行
10班 … 温泉水で野菜は育てられるか‐有馬温泉のさらなる発展を目指して‐
11班 … 防災意識の向上のための災害体験VRの作成
12班 … 宝塚歌劇場前交差点の渋滞解消策を探る
13班 … 遺伝的アルゴリズムを用いた巡回セールスマン問題の解法の提案
14班 … 初期状態に注目したナンプレの難易度判定

3.閉会式

関西学院大学 北原和明教授によるステージ発表部門の講評
京都大学 馬場正昭名誉教授によるポスターセッション部門の講評

 

 

 

 

 

 

GS科 SSHオープン講座

6月27日(土)

 京都教育大学の村上忠幸教授と学部生・大学院生の方々をお招きし、
GS科1年生と1~3年生の希望者を対象に、
「身近な現象の原因を探る」というテーマで実習を行いました。

 本講座では、問題発見能力や課題発見能力、協働的な学習姿勢の育成を目指して、
マルチプル・インテリジェンスに基づいた班分けを行っています。
今回は、実習を通して問題解決方法を探究し、協働的実習を体験しました。

 今後も様々なSSHオープン講座を予定していますので、
GS科以外の生徒の皆さんも積極的に参加してください。

GS科 「共生のひろば」で発表してきました

2月11日(火)、冬晴れ。三田市の県立人と自然の博物館で開催された第15回「共生のひろば」に参加してきました。「共生のひろば」は、小学生からお年寄りの方までの幅広い年代の方が自由に研究発表できる素晴らしい大会です。もちろん、高校生や大学生、各団体の方々の専門性の高い発表も行われます。本校GS科からは2年生の3グループが課題研究の中間報告という形で発表しました。

①口頭およびポスター発表「温泉水で鉄分が多い豆苗は育つか」(大野・露口・手塚)

有馬の温泉水で野菜栽培をするという研究です。神戸新聞の地域版の共生の広場の記事の中で紹介されていた発表です。

 

②ポスター発表「三田市内の竹林の拡大速度と土地の傾斜との相関」(佐々木・森木)

三田市内で拡大している竹林の拡大に関する研究です。分析にGIS(地理情報システム)を用いているのが特徴です。

③「ダンゴムシの行動とグリシンの関係について」(大東・高田・三木)

睡眠サプリメントとして知られているグリシン(アミノ酸)をダンゴムシに食べさせると、ヒトとは異なり、活発に行動するようになったという研究です。また、ダンゴムシが金属イオンを感知しているのではないかという研究も紹介していました。

 

博物館にはたくさんの人が集まり、科学談議に花を咲かせた一日でした。また、発表した3班とも、いろいろな方々から助言をいただくことができました。

いい発表の機会をつくっていただいた、「ひとはく」の職員の皆さん、本当にありがとうございました。

博物館から帰ってきたら、宝塚北高校の梅の木に可愛い花が微笑み始めていました。春が確実に近づいていますね。