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GS科SSH全国生徒研究発表会でMg電池班が化学部門最優秀・審査委員長賞を受賞

2024年8月7、8日

GS科3年の課題研究電池班(岩本脩、上田悠人、内田有香、加藤大幹)がSSH全国生徒研究発表会で化学部門最優秀となり、審査委員長賞を受賞するという快挙を達成しました。
本発表会は全国のSSH(スーパーサイエンスハイスクール)校や過去に指定を受けたことがある学校(経験校)から、SSH事業採択による研究成果を各校が持ち寄り発表するもので、全国から231件(うち化学部門では50件)の発表がありました。
本校からは電池班が「Mg電池の固体化」について発表しました。限られた7分の発表時間の中でこれまでやってきたことをできるだけわかりやすく伝えるために、内容を練りに練り、発表練習も何度も繰り返してきました。1日目ポスター発表ブースには全国の多くの方々が訪れ、セッションを繰り返し精一杯伝えました。
1日目の最後に書類・ポスター発表審査の結果が全体会で発表されました。数学・情報から地学の6部門からそれぞれ最優秀発表が選出され、その6件の発表が2日目のコンベンションホールの大舞台でステージ発表を行います。その中で見事、化学部門の最優秀に名前が呼ばれ、大画面に映し出された時は驚きとうれしさと緊張でいっぱいでした。その後、歓喜も一瞬に翌日に向けての発表準備に取り掛かりました。

2日目は、全国へネットでライブ配信されるとともに千人を優に超える聴衆の前で、GSⅡ、Ⅲで取り組んできた研究を、これまでの発表経験を踏まえて、精一杯、堂々と発信しました。この大舞台での堂々とした発表ぶりは見事でした。残念ながら全部門をとおしての優秀、最優秀とはなりませんでしたが、ここでの経験は今後の人生において大きな財産となるでしょう。
これまで、研究や発表を校内外の多くの方々に様々な場面で支えていただきありがとうございました。

GS科「青少年のための科学の祭典(丹波会場)」に出展

2024年7月28日(日)

GS科1年生有志が丹波市氷上町の丹波ゆめタウンポップアップホールで開催された「青少年のための科学の祭典(丹波会場)」に出展しました。科学の祭典とは、地域の子どもたちに科学の楽しさや不思議さを体験してもらうイベントです。本校は「ジャイロのふしぎ」のブースを出展し、CDジャイロカーや自転車のホイール、ペットボトル投げ等でジャイロ効果を体験してもらいました。GS科の生徒にとっても、よい体験となりました。

「10th SCIENCE CONFERENCE IN HYOGO」で発表しました

2024年7月14日(日)

GS科3年生の課題研究班(3名)が「10th SCIENCE CONFERENCE IN HYOGO」で発表してきました。科学的な内容の研究を英語でポスター発表する大会で、兵庫県教育委員会と県内のSSH指定校が主催しています。今回は16校から30チームが参加しました。午前中は神戸大学の先生による講演「Shape of Data」を聴講し、午後に英語によるポスター発表を行いました。各校のALTの方々や参加生徒が聴衆となり、英語で発表、英語で質疑応答しました。本校生徒の発表題目は「Effective Way of Placement of Diagonal Brace Based on the Collapsing Simulation」(シミュレーションソフトを用いた、建物の倒壊を防ぐための効果的な筋交いの配置に関する研究)でした。全部で4回の発表を行い、たくさんの聴衆に来ていただきました。よい経験ができたようです。

「GSⅡ 和蝋燭班」が (有)松本商店を訪問

GS科  2024年6月1日(土)

この課題研究班は、趣のある炎を保ちつつ、「芯切り」という作業をしなくてもよい和蝋燭の開発を目指すもので、先輩方の意思を受け継いで、日本の伝統の継承に一翼を担おうとするものです。「芯切り」とは燃え残った蝋燭の≪芯を定期的に切り落として除去する作業で和蝋燭に特有なものです。この作業をしなくてもよいように、芯を最後まで燃焼させるにはどうすればよいかと研究を続けています。この意思を受け継いだ本年度の課題研究和蝋燭班の4人が、メーカーである有限会社松本商店を訪問し、製造工程を見せて頂くとともに、和蝋燭の仕組みや良い点、悪い点について深く詳しく教えて頂きました。和蝋燭の奥の深さに感心しつつ、あらためてその開発の難しさを感じるとともに、何とか開発して和蝋燭を広めたいという思いに灯が点きました。お忙しい中お時間を作って頂いた有限会社松本商店代表取締役松本恭和様ほんとうにありがとうございました。

GS科  2024年5月24日(金)

学校設定科目「GSⅡ」の課題研究「制振解析班」が兵庫県立大学減災復興政策研究科 永野研究室を訪問しました。

この課題研究班は「Wallstat」という木造住宅倒壊解析ソフトウェアを使用した先輩の研究に刺激を受け、自分たちもこのソフトウェアを使用して倒壊解析をしたいと考えている班です。そこで、専門家である永野康行教授を訪問し、色々と倒壊解析についてご指導を頂きました。Wallstatの特性、可能性、限界について丁寧かつ親切に教えていただきました。おかげさまでぼんやりとしていたやりたいことが少しはっきりとし、研究に対する意欲が掻き立てられ非常に有意義な訪問となりました。お忙しい中時間を作っていただいた永野先生および研究室の方々本当にありがとうございました。

 

学校設定科目「GSⅠ」探究実習

2024年6月11日(火)

GS科1年生の学校設定科目「GSⅠ」を行いました。今回は京都教育大学 村上 忠幸 先生と亀田 直記 先生を講師にお迎えして実施しました。前半は「マルチプルインテリジェンス」に関する講義を聴き、後半は探究活動に取り組みました。マルチプルインテリジェンスに基づいて作られた班で探究活動を行いました。難しい課題でしたが、班員がそれぞれの能力を発揮し、仮説検証を進め、正解にたどり着いた班が半数ほどありました。探究後は、誰がどういう場面でどんな活躍をしたかを、個性別に分けられた色別のカードを提示しながら、お互いにふり返りました。また、京都教育大学の学生2名の方にも、探究をお手伝いしていただきました。今回も、いい活動ができたようです。大学の先生、学生の皆様、ありがとうございました。

日本金属学会 高校生ポスターセッション 優秀賞をW受賞

2024年6月10日

GS科の課題研究電池班、化学部の天然多糖類班が3月に行われた日本金属学会春期講演大会高校生ポスターセッションにオンラインで参加し、優秀賞に選ばれその賞状が届きました。
本発表会は、日本金属学会が主催する年に2回の高校生・高専生による発表会で、全国から62件の発表が対面、オンラインで行われました。GS科課題研究電池班は、1年間かけてマグネシウム電池の固体化に取り組んできました。環境負荷が少なく、液漏れによる発火の危険性を伴わない電池の開発に取り組みましたが、試行錯誤の連続で、課題を克服しては次の課題が待ち受けるという苦難の連続で、先が見えない不安と焦りがありましたが、途中で諦めずに最後まで粘った結果、ようやく固体化に成功しました。
化学部の天然多糖類班は、有害な金属イオンを天然の多糖類で捕まえて除去することに取り組みました。この班も実験結果が安定せずに試行錯誤の連続でしたが、それに挫けそうになりながらも諦めずにとにかく実験を繰り返し、最後には、理論以上に金属イオンが捕捉されるという特異な効果を見つけました。
どちらの班も苦労の連続でしたが、諦めずに最後まで粘った結果がこのようなW受賞に結びつきました。この結果は、日本金属学会誌「まてりあ」に掲載される予定です。

   

学校設定科目「GSⅠ~課題研究テーマ設定実習~」

2024年3月8日

GS科1年生が、2年生から行う課題研究のテーマを決める会をもちました。
全員が事前に提出したリサーチプランの中から選ばれたテーマと、先輩方が行ってきた研究から継続して欲しい研究テーマをもとに、テーマ別のブースをつくり、お互いに意見交換を行いました。また、特別に2年生の研究班も参加し、課題研究を進める上で気をつけて欲しいことや研究を通じて自分たちが成長したことなども話してくれました。先輩がメンターとして後輩の指導にあたることは、本校GS科の特徴のひとつです。この後、正式に研究班と研究テーマが決まり、春休みには研究の予算書を作成します。

SSH特別講義「核科学」

2024年3月8日

GS科1年生を対象に核科学の講義を実施しました。
講師は京都大学複合原子力科学研究所 教授の高宮幸一先生です。核反応から始まり、広島市に今なお残る原爆の放射性物質の痕跡を探る研究の概要まで、生徒によく響く内容の講義であったことが事後アンケートからも分かりました。4月には同研究所に全員で研修に行く予定です。
本日はご講義ありがとうございました。

GS科 GSⅠ 校外学習

令和6年3月4日(月)

グローバルサイエンス科1年生が、JICA関西と兵庫県立大学大学院を訪問しました。
JICA関西では、海外協力隊の一員としてモンゴルに派遣され、理科教育に携わられた方の体験談を聞き、その後館内を見学しました。昼食時には希望者がケニア料理をいただきました。
午後はJICA関西に隣接する人と防災未来センターに移動し、兵庫県立大学大学院減災復興政策研究科の永野康行教授による「減災復興学の視点に立つシミュレーションを活用した新たなまちづくり」という講演を聞きました。楽しく、わかりやすい内容で、生徒は熱心に受講していました。
本校のグローバルサイエンス科は国際的に活躍する科学技術者の育成を目標としており、この校外学習は生徒の視野を広め、将来の進路について考える良い機会となりました。