カテゴリー別アーカイブ: 化学部

化学部 甲南大学で実験の指導を受けました

5月26日(日)

今秋開催される近畿総文京都大会に向けて、一昨年度から化学部の研究でお世話になっている甲南大学フロンティアサイエンス学部の甲元研究室でサンプルの分析をさせていただきました。

今回は研究の最後の詰めの部分に当たる実験で今回は2つのアプローチの実験させてもらいました。一つはカラメルの中に含まれている物質を核磁気共鳴法(NMR)と赤外分光法(IR)という手法で同定できるかを試みること。もう一つはカラメル溶液の溶質分子やコロイド分子を動的光散乱法(DLS)という手法で比較するというものです。今まで何度も研究室で実験・分析させてもらっていることもあって、今回は実験手順等を確認し2人+大学生1名で並行しながらいろいろな手法でカラメルを分析させてもらいました。

学校に戻ってからは今回の結果について分析していくことになります。高校生にとってはいずれも測定原理が難しいのですが、その原理についても何度も説明してもらったことや扱っている分野を学習し始めたので、ある程度は理解できるようになりました。また、研究室で実験させていただくことで、先生や大学生・大学院生の方からいままでに気が付かなかった視点での助言をいただき、学問の深さを体感するとともにまだまだ勉強不足であることを認識できました。

化学部・物理部 自然科学部リーダー研修会

4月29日(月)

本校で行われた県内の自然科学系部活動のリーダー研修会に化学部3名と物理部1名が参加しました。

今回はブレインストーミングを用いたテーマの広げ方についての実習とポスタープレゼンテーションの実習でした。ポスタープレゼンテーションの実習では本校31回生の水田千尋さんが講師でした。水田さんは1年、2年と2年連続でポスター最優秀賞と化学分野最優秀賞を受賞した化学部の先輩です。今回のレクチャーでは実際にご自身が高校時代に作成したポスターを用いてどのような点に注意をしながら作成したのかを解説していただきました。特に2年生の時は1年生の時とは研究テーマが大きく違いましたが、過去の研究のセッション時に受けた指摘などを踏まえ、さらに改善・工夫をしたことについても説明していただきました。これらのことから常に成長し続ける姿勢が大切だと感じました。
   
午後は実際に作りかけの研究ポスターを渡され、締め切り3日前という設定でどのように直していくかというワークを行いました。また、各校のノウハウや過去の受賞ポスターの良い点などを共有し各班で実際にポスターの校正を行いました。

この経験を生かして次回の発表会では「聴衆にやさしいポスター」を意識しようと思いました。

サイエンスフェアin兵庫に参加した生徒たち <校長ブログ983号>

1月27日(日)
第11回サイエンスフェアin兵庫に行ってきました。会場は神戸市のポートアイランド、今年はニチイ学館ポートアイランドセンター、理化学研究所計算科学研究センター、甲南大学FIRSTの3会場です。
平成21年に初めて開催されて、県内のSSH指定校が中心となって毎年発表をしていますが、それ以外にも本校のような県内の高校、企業、大学、研究機関からの発表もあります。高校生も約40校、100班を超える発表があるため、県下各地から集まっていました。このような機会に、同じ研究テーマの高校生と交流したり、大学の先生方からアドヴァイスをいただくことは大変貴重な機会です。本校のGS科、化学部、物理同好会のみなさんにとって、充実した一日となったはずです。

宝塚北高校からの発表は、次の5つでした。
■宝塚市の渋滞は不可避か?(GS科)
■微生物燃料電池の実用化に向けて(GS科)
■地震の震源を推定(GS科)
■黒色縞模様の幅や面積による色の錯視(物理同好会)
■梅シロップは氷砂糖で作らないとダメなのか?(化学部)
  
  

『止むは吾が止むなり。進むは吾が往くなり』良き友と共に、夢を叶える北高で目標に向かって全力で努力する北高生!応援します!!(校長 平松紳一)

兵庫県高等学校総合文化祭 自然科学部門発表会

11月18日(日)

11月17日の北高ダイアリーに続いて、第42回県総文自然科学部門の紹介です。
本校からは、化学部は口頭発表とポスター(パネル)発表に、物理同好会はポスター(パネル)発表にエントリーしました。その結果、いずれも上位入賞しました。

まずは化学部の報告から

口頭発表部門「糖のカラメル化と還元性に関係はあるのか」優秀賞


ポスター発表「ホットケーキの色を科学する」ポスター最優秀賞

惜しくも4年連続の全国総文出場とはなりませんでしたが、非常に高度な内容にも関わらず、端的かつ分かりやすい発表であったことが評価され口頭発表では化学分野2位に、ポスター発表では2年ぶり4回目のポスター最優秀賞を受賞することができました。この結果、化学部は来年度の近畿高等学校総合文化祭京都大会への出場権を獲得しました。


次は物理同好会です。

「黒色縞模様の幅や面積による色の感知」ポスター発表優秀賞(ベスト8相当)
前身の園芸部物理班から3年ぶり2回目の受賞になりました。近畿総文への出場権獲得にはあと一歩及ばなかったものの物理と生物の両方の視点からの研究が評価されたようです。


どちらの部活も人数が少ないのですが、それを補うため、実験を繰り返し、先行研究の論文を何本も読み、専門家の意見も聴き、ポスターの作り方も研究し、発表練習を何度も繰り返しました。賞をいただくことだけが目標ではないのですが、両チームとも受賞できて本当によかったです。

化学部、物理同好会ともこれから発表会が続きます。引き続き応援よろしくお願いします。

兵庫県高等学校総合文化祭 自然科学部門発表会第1日 <校長ブログ928号>

11月17日(土)
第42回兵庫県高等学校総合文化祭の自然科学部門発表会が神戸市のポートアイランドにあるバンドー神戸青少年科学館で開催されています。自然科学部門の部長として昨日の準備から明日の片付けまで詰めています。
第一日は、開会式に始まり口頭発表で22団体が発表して、15時30分から53団体のポスター発表が行われました。ポスター発表は明日も行われます。本校からは、化学部が口頭発表とポスター発表に、物理同好会がポスター発表にエントリーしています。約400名の高校生が参加して、口頭発表、ポスター発表を通じて、発表だけでなく交流も盛んに行われています。
  
<前日準備。本校、神戸高校、六甲アイランド高校の生徒で準備しました>
  
<開会前。地下ホールには立ち見の生徒もいっぱいです>
  
<本校化学部の発表。緊張しましたが、しっかり発表できました>
  
<ポスター発表。高校生どうしの交流が深まりました。とてもいい経験です>
『止むは吾が止むなり。進むは吾が往くなり』良き友と共に、夢を叶える北高で目標に向かって全力で努力する北高生!応援します!!(校長 平松紳一)

第62回日本学生科学賞兵庫県コンクール 授賞式

10月21日(日)

第62回日本学生科学賞兵庫県コンクール(主催:読売新聞社・兵庫県教育委員会 他)の表彰式がバンドー神戸青少年科学館で行われました。今年度は本校からGS科1年生と化学部の2チームが応募しました。
GS科1年生(Al&Zn班:7名)の「AlとZnのイオン化傾向の逆転現象はなぜ起こるのか」が兵庫県教育長賞と読売新聞社賞(中央予備審査へ進出)を、 化学部の「糖の構造とカラメル化反応に関する研究」が佳作を受賞しました。
教育長賞は高校生の中では1,2位に、佳作は3,4位に相当する賞です。

化学部は、今年の全国総合文化祭で指摘された内容を踏まえ、昨年度から継続発展させた研究で、2年連続の入賞です。前身の園芸部化学班から数えて3回目の入賞となりました。
GS科は、夏休み前後に行った自然科学探究「探究基礎実習Ⅱ」の実験において、教科書の記載と異なった実験結果が得られたことをきっかけとし、夏休み中も「プレゼンテーション実習Ⅱ」や第2回学校説明会,京都大学課題研究発表会等に向けて進めてきた研究をまとめたものです。
今年のノーベル賞を受賞される本庶佑先生の言葉にあった「教科書を疑う」ことをスタートとし、まだ学習していないことを自ら調べ探究する姿勢が評価されました。

GS科のチームは中央予備審査と京都大学課題研究発表会に向けて,化学部は県総合文化祭に向けてこれからも研究を続けていきます。応援よろしくお願いします。

化学部 2018信州総文祭に出場しました(4)

8月9日(木)
大会最終日は信州大学理学部教授の鈴木啓助氏の大会記念講演「北アルプスの雪氷から考える地球環境」と、他県の生徒たちとの生徒交流会、閉会式です。
講演から生徒交流会までは団体・地域がバラバラになるように座席が指定され、お互いの研究の話をしたり、地元の紹介などをネタに交流したりしていました。鈴木先生の講演では好きなことを仕事にする楽しみや、教授自身が昭和基地に行かれた経験をもとにした話を展開され、熱心に話を聞いていました。
生徒交流会では、全団体が全国からバラバラになって班を構成した混成クイズ大会が行われました。長野県や諏訪地区についてのクイズでしたが、「司会者の血液型は?」といったものになり、最後には突然ステージに名産品であるおやきが4つ出てきて「イナゴ入りはどれ?」などの超難問(?)も繰り出され、会場は大いに盛り上がりました。他校の生徒ともたくさん交流でき、互いに刺激をもらいました。

閉会式では、まず来年の全国総文開催県である佐賀県への引継ぎ行われました。佐賀大会の主な会場は国立佐賀大学で、巡検研修では潟スキーなどが体験できるコースも含まれるそうで、ぜひとも来年も参加したいという気持ちが強まりました。
<なび助からあさぎちゃんへのバトンタッチ>
そしていよいよ結果発表です。今年は兵庫県から物理部門に出場がないので、兵庫県の学校では本校の結果が最初に出てきます。
<なんと優秀賞(2~3位相当)に!>
<部長が代表して壇上へ>
化学部は前身の園芸部化学班から数えて4回目の全国総文出場でしたが初回の長崎総文(ポスターパネル発表で文部科学大臣賞)以来の入賞で、「化学部」としては初入賞です。今年度は全国入賞を一つの目標にしてきただけに、念願達成となりました。

閉会式後、信州名産の桜肉料理や交流会でも出題された「バッタソフト」など信州、特に諏訪地方のグルメを食べたり、諏訪大社にお礼参りしたりとぎりぎりまで楽しみ、いよいよ帰路に…。緊張も解け、心地よい疲労に襲われ、気が付くと名古屋でした。
今回の結果は私達だけではなく分光光度計を貸していただいた県立神戸高校や測定結果の分析について助言していただいた甲南大学の甲元先生や京都大学の馬場先生、様々な場面で助言していただいた他校の先生方の支援なしには成し遂げられませんでした。この場をお借りして改めてお礼を申し上げます。
ブログにしては長い文章でしたが、ここまでご拝読いただきありがとうございました。今後も応援よろしくお願いします。
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みなさま、お盆はいかがお過ごしでしょうか?
ちょっと遅くなりましたが、化学部の全国総合文化祭「2018信州総文祭」の生徒の報告を載せました。「優秀賞」とても素晴らしいことです。これからも研究を進めて、さらに努力してください。
良き友と共に、夢を叶える北高で目標に向かって全力で努力する北高生!応援します!!(校長 平松紳一)

化学部 2018信州総文祭に出場しました(3)

8月8日(水)
午前9時から公立諏訪東京理科大学で残りの団体の研究口頭発表と、研究ポスター発表の審査の2巡目がありました。化学部は発表が昨日で終わり、残りの団体の発表を聞くのみでしたが、部員全員が積極的に質問や交流を行い、自分たちの理解と今後の研究のヒントを集めていました。
今日の昼食は今回の開催県の長野県、来年の佐賀県、再来年の高知県の3県の特産品と昨年度の産業(家庭)部門のお弁当コンテスト入賞作品を使ったおもてなし弁当をいただきました。

午後からは巡検研修です。赤石山脈(南アルプス)の北端に位置する入笠山(にゅうがさやま)に長野県立長野高等学校の生徒のガイドで山頂まで登るプログラムです。バス車内やゴンドラでは気圧実験、長野県の地形について学びました。
<左が登山前、右が登山後。チューブの青色の水位が上がっています>
ゴンドラ駅から途中入笠湿地やお花畑を抜け50分ほどの登山。距離は短いものの五色台より勾配が急で岩場もありましたので、山頂に到達したときは霧の中でしたが、達成感がありました。
 
入笠山は大昔海底だったそうで、アンモナイトの化石がみられることもあるそうです。またこの日は天候がすぐれなかったものの、山頂からは八ヶ岳や御嶽山、運が良ければ富士山が見えるそうです。
<長野高校による地質図の解説>
見えたはずの風景写真とデジタル地質図を用いて、諏訪湖や八ヶ岳等道中見えた場所を確認しながらフォッサマグナの一部である糸魚川静岡構造線や、関東から九州東部へ西南日本を縦断する中央構造線の位置を確認した後、下山時のゴンドラ内で直接目の前に見ることもできました。
夜のミーティングでは配布されていたポスターの縮小版や許可を得て撮影させてもらったポスターの写真を用いて、県総文に向け他校のポスターについてどのように感じたか、ということを共有し、自分たちが同じデータで同じ結論の発表をするならどのように作りかえるか等、ポスターの作成のレベルアップに向けディスカッションしました。
さあ、翌日は大会最終日。信州大学理学部教授の鈴木啓助氏の大会記念講演「北アルプスの雪氷から考える地球環境」、他県の生徒たちとの生徒交流会、そして閉会式です。結果も、大会にかかわっていただいたすべての方々への感謝を忘れずに、最終日も北高生なりに振る舞い、大会を楽しみたいと思います。
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化学部の「2018信州総文祭」レポートでした。
良き友と共に、夢を叶える北高で目標に向かって全力で努力する北高生!応援します!!(校長 平松紳一)

化学部、信州総文祭からの報告(2)

8月7日(火)
全国総文は運動部のインターハイにあたる大会ということもあり、全国から多数の団体が出場しています。各県で選抜・推薦された自然科学系の部活動のみが参加できること、全自然科学系の分野が集まること、発表の配点比率がかなり高いことなどもあり緊張感も全く違います。特に3年生は本大会が最後の発表の場になる生徒がほとんどです。
部門は分野の垣根なく質疑応答が中心のポスターセッションによって審査される「ポスター(パネル)発表」と、物理、化学、地学、生物と4部門に分かれ12分の口頭発表と4分の質疑応答によって審査される「研究発表」があります。私たち化学部は研究発表の化学分野に兵庫県代表として出場しています。

今回の『スクロースのカラメル化はどのようにすすむのか』は、昨年の県総文とはタイトルが変わっています。これは発表時間の都合上、研究のきっかけとなった「ホットケーキの色」はほぼカットし、代わりに先行研究については英語の文献を読み、より状況証拠を固めるために神戸高校にて測定させていただいた結果を入れましたためです。そのため高校生には非常に難解な内容となってしまいました。そのため例年に比べ全体練習を減らし、代わりに測定原理や測定結果の処理などに物理的な思考と数学的な処理ついてちゃんと理解するための勉強時間と伝わる説明をするために質疑応答への対策も十分に行ってうえで、発表に挑むと決めていました。そのために自然にお互いが自分以外の部分も含め一人でも発表できるくらいまで内容を理解して当日を迎えました。
出発前に全員そろって最後の練習。念のためバックアップのペアでも練習しましたが、どちらも時間も含めバッチリ!

長野県についての紹介をところどころに散りばめた開会式では、生徒も参加するところがあり、直前の緊張感をほぐすことができました。

その後、各部員が各々の興味がある発表を聞きに行きました。1つ前の膳所高校の発表前には全員集合、そして15時39分、宝塚北高校化学部の発表が始まりました。会場には平松校長先生だけでなく兵庫県の顧問の先生が全員見に来てくださりました。

緊張はありましたが、自分たちの研究内容を堂々と発表し、制限時間に今後の課題や謝辞等を省略することなく余裕をもってプレゼンテーションを終えました。審査員の方々の質問も事前練習で想定していた範囲内であり、「測定方法など様々な制約があるなか、高校生らしい工夫が多く、素晴らしい研究」と講評いただきました。発表後も、他県の先生からも好意的な評価を大変多くいただき、化学部なりの発表ができたように思います。ハイレベルな研究発表が多くひしめく化学分野でしたが、贔屓目があるかもしれませんが、引けを取らないものだったと思います。

発表後にも、ほかの高校の発表に足を運び、部員全員が質問をすることができました。
化学部の実験と同じ手法を使う実験や、GS科2年の課題研究や10日に控えるGS科1年の発表に通じる研究もあり、部員全員が積極的に交流を深めていました。

今回の発表者は昨年のみやぎ総文のバックアップ要員でした。SSH校である高知小津高校科学部と還元等の定量法や単糖の性質について昨年度から現在までに至る様々な実験結果について情報交換をすることができました。
明日は午前は観覧のみで、午後には巡検研修として本校は入笠山登山が予定されています。台風の接近による天候不順が不安ですが、自分たちなりに学びを深めていきたいと思います。
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発表の日の様子は、生徒の目線でかなり詳しい報告です。他校との交流もできて、なかなか充実した全国大会になっているようです。この後も頑張ってください!
良き友と共に、夢を叶える北高で目標に向かって全力で努力する北高生!応援します!!(校長 平松紳一)

化学部、信州総文祭からの報告(1)

8月6日(月)
化学部が、8月7日(火)~9日(木)にかけて長野県茅野市の公立諏訪東京理科大学等で開催される第42回全国高等学校総合文化祭(2018信州総文祭り)自然科学部門に3年生1名、2年生2名、1年生1名で出場しました。

今大会は長野県で開催されることもあり、今年も前日入りをしました。旅館へのバスの関係もあり、諏訪大社上社本宮と上社前宮を参拝し、入賞と台風回避を祈願しました。上社二つはかなり離れており、全行程約4kmありましたが長野県は兵庫県ほど暑くはなく、全員が無事参拝できました。最終日に同神社の下社春宮と下社秋宮を訪れる予定だったので、御朱印帳を集める部員もいました。(4つ御朱印を集めれば記念品が!)
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一足先に帰ってしまったので化学部の部員から全国総文の報告がメールで送られてきましたので紹介します。
良き友と共に、夢を叶える北高で目標に向かって全力で努力する北高生!応援します!!(校長 平松紳一)