カテゴリー別アーカイブ: 化学部

第39回近畿高等学校総合文化祭 自然科学部門

11/16,17

化学部は11/16,17に京都工芸繊維大学(京都市)で行われた近畿総文祭自然科学部門に出場しました。

行楽シーズン真っ只中ということで満員電車で初日はポスターセッションのみなので私達は聴衆側でディスカッションに参加しました。その後、巡検研修が行われ、私達はノーベル化学賞を受賞された田中耕一さんで有名な理科機器メーカーである島津製作所の創業記念館での研修を受けました。

 

二日目には口頭発表が行われ私達は化学分野で「ホット―ケーキの色を科学する」というタイトルで発表しました。これは今の3年生が1年生の時にWEBで書かれていることと科学文献との矛盾に疑問を持ったことから始まった研究で、昨年の全国総文優秀賞や8月のSSH生徒研究発表会でJST理事長賞の研究のきっかけとなったものです。去年の県総文の口頭発表での優秀賞により近畿総文への出場権を得ましたが、その研究は継続部分も含めてSSH生徒研究発表会で発表したこと、口頭発表であること、研鑽と交流が一番の目的である大会であることなどを踏まえて、昨年のポスター最優秀賞をいただいた内容をベースに進めた研究を発表することにしました。ホットケーキの色の研究は32,33回生が始めた研究テーマです。そのためおそらく今回が最後の発表なるだろうということで32回生の卒業生も見に来てくれました。


(直前に仮説を裏付けるデータが出たのでそれも加えて発表しました)

発表後の評価シートでは「わかりやすい発表」「目の付け所がすごい」などたくさんほめていただけました。
現在は34回生が中心となって二種類の溶液の混ざり方の研究を進めています。こちらについても引き続き応援よろしくお願いします。

第43回兵庫県高等学校総合文化祭 自然科学部門発表会

11月9日、10日

兵庫県高等学校総合文化祭自然科学部門発表会が行われ、物理部と化学部が参加しました。化学部は口頭発表物理分野で「物理的手法を用いた溶液の拡散の可視化」というタイトル,ポスター(パネル)発表では「溶液の拡散を可視化する」というタイトルで発表しました。

初日の口頭発表では発表直前と発表中と二度のパソコンのトラブルに見舞われましたが臨機応変に対応し、制限時間ギリギリに発表を終えることができました。質疑応答では厳しい質問ばかりでしたが誠心誠意応対できました。口頭発表後のポスターフリーセッションでは応援に来てくれた31回生の先輩の助言を受けながらなんとか形にすることができました。

2日目のポスターセッションは別の31回生の先輩が応援に来てくれました。3年生だけではなく卒業生の助言を得たこともあり、研究たくさんの方とディスカッションができ、今後の研究へのヒントもたくさん頂けました。

今回の発表会では30回生の研究を参考に他校の生徒が継続的に研究してくれました。互いに切磋琢磨できる大会を通じて一回り大きく成長できたと思います。ここまで研究も決して順調ではなく、化学の領域まで到達できず、助言を得るために物理分野での出場を決めたのですが、部員が2年生2名、それもどちらも今年から入部したため初めの大会でした。直前まで考察が二転三転しており口頭もポスターも前日に完成するという、決してベストな状態ではなかったのですが、一回一回の発表でどんどん修正を重ねていった結果、物理分野優秀賞(2位相当)とポスター優秀賞のダブル受賞で2年連続での近畿大会への出場権を獲得しました

今週末は京都工芸繊維大学で行われる近畿総文に出場します。昨年のポスター最優秀賞を受賞した研究を発展させ「ホットケーキの色を科学する」という題目で2,3年生が口頭発表する予定です。応援よろしくお願いします。

SSH生徒研究発表会 報告(4) 2日目午後

2日目午後「たくさんのご支援、ありがとうございました。」

全6校が発表を終えた午後にも1時間程度ポスターセッションがありました。
全体発表に残ったということで、昼休みから取材も含め、たくさんの方がポスターに来てくださいました。正規の開始時間にはJSTの職員の方とカメラマンさんが来たりと前日とはちょっと様子が違いました。

その後も1日目を超える数の生徒さんや先生、大学の先生が見に来ていただき、
ROOTや信州総文,生態学会などで出会った先生・生徒さんが声をかけに来てくれました。
タイから参加している大学生の方が私たちの研究に興味を持っていただき、英語でセッションすることができました。
その中で「タイでは有機化学を学ぶのはバンコクの大学でしかできない」ということを教えていただき、日本では母国語で化学を学べること、どの県にも化学を学べる学校があることが世界では普通ではないということに改めて気づかされました。

大会最後の結果発表。あとは何賞になるかです。
そして見事、科学技術振興機構理事長賞(2位相当)を受賞しました。

この2年間、先生、先輩、後輩、友人、他校の方々、大学の先生方など非常にたくさんの方々にご支援いただきました。
私たちが発表会を通じて気付いていたのは、私たちのポスターの参考文献と謝辞の対象者が群を抜いて多かったことです。つまり今回の受賞はすでに卒業された多くの化学部の先輩方,大学の図書館で参考文献を借りてきてくださった物理部の卒業生、学会等で助言をしていただいた研究者の皆さん、実験の協力をしていただいた大学など研究機関の方々、そして顧問や日頃私たちの活動に理解をいただいている北高の先生のおかげです。
これらがなければ、今回、受賞どころか発表そのものがかなわなかったと思います。
そしてこの大会に出場できたことだけではなく、このような恵まれた環境で日々活動できたことが何よりも幸運なことだと感じています。
改めてこの場をお借りしてお礼を申し上げます。本当にありがとうございました。

私たちは3年生なので、来年度のSSH生徒研究発表会に発表者としては参加できません。
しかし、私たち化学部はもちろんGS科の1,2年生や物理部も現在各々のテーマの研究を進めているところです。
来年に向けて互いに切磋琢磨し私たちよりも素晴らしい発表を期待しています!

SSH生徒研究発表会 報告(3) 2日目午前

2日目午前「悔いのない発表ができました!」

運命の大会2日目の朝。
6時から再度練習し、微調整と質疑応答用のスライドを整理。朝食では「初心に戻ろう」と、研究のきっかけであるパンケーキをみんなで食べました。会場への移動中もスマートフォンに入れたスライドを使ってずっと練習。パソコン提出後も、自分たちのパソコンで練習。それでも開会までには少し余裕が出てきたのか、他校の発表を楽しもうという気持ちになっていました。
1校目の物理の発表ではとてもレベルの高い内容とその発表方法に感動しました。

そして2校目。自分たちの番です。
3人全員で発表に臨みました。
懸念していた時間も結果10秒以上を余らせ、特に大きなミスもなく質疑応答も堂々とできました。結果、自信の持てる悔いのない発表を終えることができました。

後の4校の発表は、純粋にその素晴らしさに感銘を受けました。
その後のお昼休憩では互いに質問したりして交流を深めました。

SSH生徒研究発表会 報告(2) 1日目夜

1日目夜「10分のプレゼンを作る!?」

さて喜びもつかの間、ここからも大変でした。
1日目の後、化学の審査員の先生から助言とエールをいただいたのち、他の5校と一緒に諸注意と口頭発表と表彰式のリハーサル、そして当日使用するパソコンを渡されました。

実は念のために、近畿総文に向けた口頭発表用のスライド資料を用意していました。
これは、大会直前にアゴラにいた1,2年生に聞いてもらっていたものです。今回はこれをもとに作り替えることにしましたが、審査員からの助言をすべて反映させると確実に規定時間の10分を超えてしまいます。リハーサルと説明を終えて会場を出た時点で18時を過ぎており、スライドの提出まで14時間ほどしかありませんでした。
(後日、近畿総文用には別内容のものを作ってもらうことになりました。)

ホテルに移動後、作業をしながら食べられるものを調達しに出たとき、同じホテルの三田祥雲館高校の生徒に出会いエールをもらいました。そこで無理を承知で「一度発表を聞いてほしい」とお願いしたところ快く引き受けていただけました。
21時半という時間にもかかわらず、顧問の先生も含めて4名の方に発表を見ていただき、「ここがわかりにくい」「強調すべき点がぼけている」などの助言をいただきました。

そこからは渡されたパソコンと英語で説明するために準備していたパソコン、そして顧問のパソコンの3台に加え、スマートフォンを駆使して、シングルルームに4人で必死でプレゼン資料を作成しました。これまでの発表と違いレーザーポインタが使えないので、アニメーションを駆使し練習、修正を繰り返していると、気がつけば午前1時を大きく回っていました。5時間半立ち続けた疲れと、狭い部屋の中での作業ということもあり、完全に集中力がなくなってきたため、未完成でしたがいったん寝ることにしました。

SSH生徒研究発表会 報告(1) 1日目

1日目「5時間30分のポスターセッション」

私たち化学部3年生は1年生のときから多くの人の協力を受けながら、なんでホットケーキは茶色いのか?、梅ジュースを氷砂糖で作らないといけないのはなぜ?など身近な疑問から「糖」に関する研究を続け、実験を繰り返してきました。
近畿総文へ出場するメンバー以外は6月で引退する予定でしたが、顧問からSSH生徒研究発表会の校内選考会出場の打診があり、参加を決めたものの何を発表するかに悩みました。これまでの研究の全てを発表したい気持ちもありましたが、焦点がぶれやすいことから、「カラメル化の構造的アプローチ」に絞ることを決めました。校内選考会でGS科課題研究との選考を経て、私たち化学部が北高の代表に決まりました。
その後の2カ月間、GS科のみなさんや物理部、先生方、研究でお世話になった甲南大学の甲元先生にもポスターを見ていただき、高校生だけでなく大学の先生方にも説明できるように工夫をして大会に臨むことができました。

大会初日
休憩をはさみ5時間30分にわたるポスター発表がありました。今回のメンバーは全員が学会や論評会に参加したことがありますが、ここまで長時間のセッションは誰も経験がなく当初は戸惑いました。しかし、他校の高校生や大学教授など多くの方々に、これまでの成果を発表し、議論を深めることで、足の痛みを感じないほど楽しむことができました。

このポスターセッションで、翌日の5000人を超える参加者に向けて行う口頭発表校6校を決める審査が行われました。審査員への対応では緊張してしまい、なかなか伝えたいことを上手く伝えることができませんでした。また次々と審査員と高校生や教員が説明を聞きに来られるため予定通りにいかないこともありました。ですが部員3人で協力して対応することでたくさんの質問に対する答えを導き出し、私たちの研究のポイントとそこから得られた新規性を訴えることができました。

1日目の最後は全体発表校の発表です。講評を聞きながらレベルの高い発表や実際にセッションをして面白いなと感じた発表が順当に紹介される中、なんとⅡグループ(化学系)で「兵庫県立宝塚北高等学校」の文字が!これには3人とも予期しておらず、スポットライトが当てられて起立しましたが、しばらく実感がわきませんでした。

SSH研究発表会 報告

8月21日(水)

SSH研究発表会で化学部が科学技術振興機構理事長賞を受賞しました。

校内選考を勝ち抜いた化学部の3年生3名が、8月7日・8日の日程で神戸国際展示場にて開催された令和元年度スーパーサイエンスハイスクール(SSH)生徒研究発表会に参加しました。
初日のポスターセッションで、翌日行われる口頭発表の6校のうちの1校として選ばれ、その口頭発表で科学技術振興機構理事長賞を受賞しました。

この大会は文部科学省から指定を受けた国内218校と、
タイ、韓国、ドイツ、アメリカなど10の国や地域からの招へい校23校が参加する規模の大きな大会です。


今回、受賞の裏でどのようなことがあったのか、化学部の生徒が記事を作ってくれました。このあと4回に分けて紹介します。

化学部 甲南大学で実験の指導を受けました

5月26日(日)

今秋開催される近畿総文京都大会に向けて、一昨年度から化学部の研究でお世話になっている甲南大学フロンティアサイエンス学部の甲元研究室でサンプルの分析をさせていただきました。

今回は研究の最後の詰めの部分に当たる実験で今回は2つのアプローチの実験させてもらいました。一つはカラメルの中に含まれている物質を核磁気共鳴法(NMR)と赤外分光法(IR)という手法で同定できるかを試みること。もう一つはカラメル溶液の溶質分子やコロイド分子を動的光散乱法(DLS)という手法で比較するというものです。今まで何度も研究室で実験・分析させてもらっていることもあって、今回は実験手順等を確認し2人+大学生1名で並行しながらいろいろな手法でカラメルを分析させてもらいました。

学校に戻ってからは今回の結果について分析していくことになります。高校生にとってはいずれも測定原理が難しいのですが、その原理についても何度も説明してもらったことや扱っている分野を学習し始めたので、ある程度は理解できるようになりました。また、研究室で実験させていただくことで、先生や大学生・大学院生の方からいままでに気が付かなかった視点での助言をいただき、学問の深さを体感するとともにまだまだ勉強不足であることを認識できました。

化学部・物理部 自然科学部リーダー研修会

4月29日(月)

本校で行われた県内の自然科学系部活動のリーダー研修会に化学部3名と物理部1名が参加しました。

今回はブレインストーミングを用いたテーマの広げ方についての実習とポスタープレゼンテーションの実習でした。ポスタープレゼンテーションの実習では本校31回生の水田千尋さんが講師でした。水田さんは1年、2年と2年連続でポスター最優秀賞と化学分野最優秀賞を受賞した化学部の先輩です。今回のレクチャーでは実際にご自身が高校時代に作成したポスターを用いてどのような点に注意をしながら作成したのかを解説していただきました。特に2年生の時は1年生の時とは研究テーマが大きく違いましたが、過去の研究のセッション時に受けた指摘などを踏まえ、さらに改善・工夫をしたことについても説明していただきました。これらのことから常に成長し続ける姿勢が大切だと感じました。
   
午後は実際に作りかけの研究ポスターを渡され、締め切り3日前という設定でどのように直していくかというワークを行いました。また、各校のノウハウや過去の受賞ポスターの良い点などを共有し各班で実際にポスターの校正を行いました。

この経験を生かして次回の発表会では「聴衆にやさしいポスター」を意識しようと思いました。

サイエンスフェアin兵庫に参加した生徒たち <校長ブログ983号>

1月27日(日)
第11回サイエンスフェアin兵庫に行ってきました。会場は神戸市のポートアイランド、今年はニチイ学館ポートアイランドセンター、理化学研究所計算科学研究センター、甲南大学FIRSTの3会場です。
平成21年に初めて開催されて、県内のSSH指定校が中心となって毎年発表をしていますが、それ以外にも本校のような県内の高校、企業、大学、研究機関からの発表もあります。高校生も約40校、100班を超える発表があるため、県下各地から集まっていました。このような機会に、同じ研究テーマの高校生と交流したり、大学の先生方からアドヴァイスをいただくことは大変貴重な機会です。本校のGS科、化学部、物理同好会のみなさんにとって、充実した一日となったはずです。

宝塚北高校からの発表は、次の5つでした。
■宝塚市の渋滞は不可避か?(GS科)
■微生物燃料電池の実用化に向けて(GS科)
■地震の震源を推定(GS科)
■黒色縞模様の幅や面積による色の錯視(物理同好会)
■梅シロップは氷砂糖で作らないとダメなのか?(化学部)
  
  

『止むは吾が止むなり。進むは吾が往くなり』良き友と共に、夢を叶える北高で目標に向かって全力で努力する北高生!応援します!!(校長 平松紳一)