化学部」カテゴリーアーカイブ

化学部 高校生国際シンポジウムで優秀賞を受賞

2025年2月19日、20日

化学部が鹿児島市の宝山ホールで行われた第10回高校生国際シンポジウムで優秀賞(全国6~15位相当、化学・地学・環境分野で2位相当)を受賞しました。

本シンポジウムは全国で進められている課題研究,探究活動の発表会および審査会で、人文社会学の研究から自然科学や数学、ビジネスの分野までの幅広い分野の研究成果をスライド部門またはポスター部門に分かれて発表するもので、各スライド発表の最優秀賞の中からグランプリを決定し,文部科学大臣賞が授与されるほか、各部門,分野の最優秀発表者には,シンガポールで行われるGlobal Link Singaporeへの推薦参加資格が与えられます。スライド部門では全国32都道府県から205件もの応募がありましたが、シンガポールを目指してがんばりました。無事、書類審査を通過し、スライド発表を実施することができました。その結果、化学・地学・環境分野で優秀賞(分野2位相当)となり、最優秀賞を逃しシンガポールでの発表は叶わないことになりました。あと一歩というところだったために悔しさが優りました。しかし、本分野で全国2位相当、全体でも6~15位相当の快挙で、立派でした。

GS科,生物部,化学部 サイエンスフェアin兵庫 研究発表

2025年1月26日

神戸大学統合研究拠点、甲南大学FIRSTなどを会場とした「サイエンスフェアin兵庫」にGS科2年生全員が参加し、GS科1、2年の代表班、生物部2年生、化学部1年生が研究発表を行いました。
この発表会は、県教育委員会が主催し県内SSH 16校を中心として、神戸大学や甲南大学、兵庫県立大学、神戸薬科大学、そして研究機関、企業、団体からの参加も加え、兵庫県の科学技術教育の推進を目指した盛大な発表会です。
GS科1年生の発表は、授業「GSⅠ」の取り組みである「探究WEEK」で実施したミニ研究について発表し最優秀に選ばれた4人の班が行いました。GS科2年生の発表は、Wallstat班、時計班、和蝋燭班、オートマトン班、カラメル化班の発表で、Wallstat班、時計班、オートマトン班は初めての校外発表となりました。生物部はホウレンソウにできる白色顆粒についての研究、化学部は、天然多糖類で固体化した二次電池の開発に関する研究について発表しました。

今回の発表会のテーマは「飛び込め科学の世界 繋ぐこれからの未来」で、GS科1年生が創作したものです。未知への恐れに怯むことなく飛び込み、科学技術で未来を開拓していって欲しいですね。

GS科2年,化学部 高・中学校化学研究発表会

2024年12月25日

12月25日 クリスマスに大阪大学豊中キャンパス大阪大学会館講堂で開催された、日本化学会近畿支部主催 高・中学校化学研究発表会に、GS科2年課題研究チョコレート班、カラメル化班、化学部電池班が参加し、口頭発表を行いました。チョコレート班はチョコレートを長期保存すると油脂が浮き出て結晶化し白化するというファットブルーム現象を防止する方法を検討した結果を、カラメル化班は糖を加熱したときに進むカラメル化の反応機構について検討した結果を、化学部電池班は、天然多糖類を用いたダニエル電池の固体二次電池化について発表しました。ポスター発表やオンライン発表の機会はあるものの、ステージで口頭発表する機会は少なく貴重な経験となりました。

電気化学会関西支部高校生チャレンジで優秀賞・奨励賞 受賞

2024年11月30日

GS科2年 課題研究 物理蓄電池班、化学部が京都大学吉田キャンパスで開催された、電気化学会関西支部主催の電気化学研究会高校生ポスター発表会「高校生チャレンジ」で発表し、化学部が優秀賞、物理蓄電池班が奨励賞を受賞しました。物理蓄電池班は、振り子の原理を使って歩きながら発電するデバイス開発に関するもので、化学部の発表は、天然多糖類で固体化した亜鉛の電池で二次電池(充電が繰り返しできる電池)化を達成したものです。本会は電気化学に関する関西地区の大学、大学院、高専生の発表会と同時開催の高校生のポスター発表会で、電気化学に関する専門性が高い多くの大学の先生や院生、大学生らとのポスターセッションにより専門性の高い貴重なご意見、ご指摘を伺うことができました。また、大学生らの発表に参加し将来の自分の姿を重ね合わせ、一段と視野を広げた一日となりました。とくに課題研究物理蓄電池班は初めての外部発表で緊張もありましたが、回を重ねるごとに堂々とした姿が見られるようになりました。

化学部  近畿地区高等学校 自然科学部合同発表会 ポスター発表 優秀賞受賞

2024年11月24日

自然科学系部活動の近畿合同発表会が京都教育大学で開催されました。本会は数年に一度の開催となる近畿総合文化祭の代替発表会で、県総合文化祭で最優秀と認められたことから推薦されて出場するもので、鳥取県からの参加も含め、近畿地区各県代表の23団体のポスターセッションを繰り広げました。
本校化学部は「イチゴによるアルミニウムの溶解」をテーマにポスター発表を行い、内容が優秀であった5団体に贈られる「優秀賞」を受賞しました。
本校化学部の発表者らは、日ごろの鍛錬により緊張することもなく、他府県の高校生や先生方を前に、楽しく堂々と発表し、質疑にも的確に応答しました。また、他府県の発表も聴きました。兵庫県の発表会とはまた違った雰囲気があったり、目新しいテーマがあったりと、県を越えての発表会の面白さを感じ、有意義な時間を過ごすことができました。
好評を博した「イチゴによるアルミニウムの溶解」の研究ですが、恐らくこれが最後の発表となります。
見たり、聞いたり、読んだりして頂いた皆様ありがとうございました。

化学部 県高校総合文化祭自然科学部門 2部門において最優秀賞を受賞 完全連覇!

2024年11月9日(土)、10日(日)
神戸バンドー青少年科学館で開催された県総文の研究(口頭)発表部門、ポスター発表部門の両部門で最優秀賞を受賞し、昨年度に続いての完全連覇の快挙を達成しました。そして、来年8月開催の全国総合文化祭香川総文、12月鳥取で開催される近畿総文への出場権を獲得しました。
本発表会は兵庫県下の自然科学系の部活動が1年間の研究や活動の成果を発表するもので、研究(口頭)発表24件、ポスター発表48件の中から両発表とも堂々の最優秀発表に選ばれました。
研究は、天然多糖類由来の物質で固体化した電池の二次電池化を達成したもので、環境負荷への配慮、持続可能性を追求したものです。仮説を立てて実験により検証し、考察し、現象の解明を粘り強く繰り返し、それをわかりやすく発表したことが、大学や高校の先生、そして他校の多くの高校生から評価を頂き、両部門での受賞となりました。
分析でお世話になった公益財団法人東洋食品研究所の方々、実験や発表練習をサポートして下さった先生方、生物部のみなさん、本当にありがとうございました。

 

化学部 日本金属学会高校生ポスターセッションで最優秀賞、優秀賞をW受賞

2024年9月18日

化学部が大阪大学豊中キャンパスで行われた2024年日本金属学会秋期講演(第175回)大会 高校生ポスターセッションで2件の発表を行い、最優秀賞(2位相当)、優秀賞(3~10位相当)をW受賞しました。
本発表会は、日本の科学技術を支えてこられた歴史と伝統の日本金属学会の定期発表会の中で、高校生も参加しポスターセッションを行うというものです。本年度は大阪大学で開催されるということで対面での参加が叶い、多くの大学の先生、企業の研究者、大学、大学院生に見てもらい意見を頂くことができました。
研究は「天然多糖類による金属イオンの捕捉とその応用」および「天然多糖類による電池の固体化-二次電池化を目指して-」で、何れも本年度になってから1,2年生でコツコツと実験に励んできたもので、一所懸命に自分達の取り組みを伝えました。本テーマでは初めての発表ということもあり、研究内容がどのように他の方々に受け止められるか「ドキドキ」でしたが、受賞につながり「ホッ」としました。ここでのアドバイスや経験を今後に生かし、よりよい研究、発表に深めていきます。

 

化学部・生物部 「青少年のための科学の祭典2024」に参加

令和6年9月7日(土) 於 バンドー青少年科学館

化学部8名及び生物部4名が「青少年のための科学の祭典2024」に参加し、午前と午後の部に分かれて、幼児や児童向けの実験演示ブースを出展しました。
午前の部「指型ろうそくを作ろう」では、化学部が歯科用アルギン酸塩印象材というもので、歯型のかわりに指型をとり、指紋までくっきり再現された「リアルな指型ろうそく」を作りました。幼児や児童たちに化学の魅力が伝わるように、安全面に配慮しながら、できるだけ自分達で作れるように、丁寧に実験のコツを伝えていました。保護者からの専門的な質問に対しても、物怖じすることなく、的確に回答していました。
午後の部「キラキラ宝石を作ってみよう」では、生物部が、アルギン酸ナトリウムを塩化カルシウム水溶液に入れて、表面だけが水に溶けないカプセルを作りました。カプセルの色を4色(黄赤緑青)から選び、自分だけのカプセルの形、宝石ができることから、序盤より長蛇の列ができましたが、焦ることなく落ち着いて対応していました。幼児・児童たちは、その化学的な現象の突然の変化に目を輝かせていました。
両部活動ともに、大盛況となり、化学の魅力を伝えることのできた1日となりました。生徒にとっても、化学の魅力を再認識する機会となって、よい体験になりました。

化学部 全国総文(ぎふ総文)2024に参加

2024年8月3~5日

化学部の2、3年生が全国高等学校総合文化祭(ぎふ総文)2024に参加してきました。昨年度の県総合文化祭自然科学部門発表会にて最優秀賞を受賞し、兵庫県代表としての出場の推薦を受けたものです。
発表はポスター発表で、3年生としても、「イチゴ」のテーマとしても最後の発表となるため、渾身の力を込めて発表しました。審査委員の大学の先生からわざわざ参考となる論文のコピーを渡してもらったり、高校生どうしセッションしたり、全国から集まった様々な方々と交流したり、自分たちの研究を全国の方々に聞いてもらったりと、北高の名を轟かせてきました。とても貴重な経験となりました。夜はレストランで会食し、楽しい、夏の思い出となりました。
参加にあたっては様々な方面でご支援、ご声援いただきありがとうございました。

化学部 大阪公立大学工学研究科井上研究室を訪問しました

2024年7月25日

化学部が大阪公立大学大学院工学研究科井上研究室を訪問しました。訪問のきっかけとなったのはGS科3年生の課題研究発表会でした。保護者審査員としてご参加いただいた本校GS科生の保護者の方に井上教授を紹介頂いたのがきっかけでした。
化学部では、井上研究室での研究内容に類似する内容について研究を進めていることから、今回訪問しご助言頂いたり、研究の様子を見学させてもらったりしました。専門家から専門知識に基づいたご指導やご助言を頂き、半信半疑で進めていたことに自信が持てたり、課題を乗り越えるためのきっかけを与えてもらえたりし、非常に貴重な機会となりました。ますます研究活動へのテンションを上げる半日となりました。
井上教授をはじめ、井上研究室の方々、ご紹介頂いた保護者様、お世話になりありがとうございました。