カテゴリー別アーカイブ: 化学部

化学部 2018信州総文祭に出場しました(4)

8月9日(木)
大会最終日は信州大学理学部教授の鈴木啓助氏の大会記念講演「北アルプスの雪氷から考える地球環境」と、他県の生徒たちとの生徒交流会、閉会式です。
講演から生徒交流会までは団体・地域がバラバラになるように座席が指定され、お互いの研究の話をしたり、地元の紹介などをネタに交流したりしていました。鈴木先生の講演では好きなことを仕事にする楽しみや、教授自身が昭和基地に行かれた経験をもとにした話を展開され、熱心に話を聞いていました。
生徒交流会では、全団体が全国からバラバラになって班を構成した混成クイズ大会が行われました。長野県や諏訪地区についてのクイズでしたが、「司会者の血液型は?」といったものになり、最後には突然ステージに名産品であるおやきが4つ出てきて「イナゴ入りはどれ?」などの超難問(?)も繰り出され、会場は大いに盛り上がりました。他校の生徒ともたくさん交流でき、互いに刺激をもらいました。

閉会式では、まず来年の全国総文開催県である佐賀県への引継ぎ行われました。佐賀大会の主な会場は国立佐賀大学で、巡検研修では潟スキーなどが体験できるコースも含まれるそうで、ぜひとも来年も参加したいという気持ちが強まりました。
<なび助からあさぎちゃんへのバトンタッチ>
そしていよいよ結果発表です。今年は兵庫県から物理部門に出場がないので、兵庫県の学校では本校の結果が最初に出てきます。
<なんと優秀賞(2~3位相当)に!>
<部長が代表して壇上へ>
化学部は前身の園芸部化学班から数えて4回目の全国総文出場でしたが初回の長崎総文(ポスターパネル発表で文部科学大臣賞)以来の入賞で、「化学部」としては初入賞です。今年度は全国入賞を一つの目標にしてきただけに、念願達成となりました。

閉会式後、信州名産の桜肉料理や交流会でも出題された「バッタソフト」など信州、特に諏訪地方のグルメを食べたり、諏訪大社にお礼参りしたりとぎりぎりまで楽しみ、いよいよ帰路に…。緊張も解け、心地よい疲労に襲われ、気が付くと名古屋でした。
今回の結果は私達だけではなく分光光度計を貸していただいた県立神戸高校や測定結果の分析について助言していただいた甲南大学の甲元先生や京都大学の馬場先生、様々な場面で助言していただいた他校の先生方の支援なしには成し遂げられませんでした。この場をお借りして改めてお礼を申し上げます。
ブログにしては長い文章でしたが、ここまでご拝読いただきありがとうございました。今後も応援よろしくお願いします。
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みなさま、お盆はいかがお過ごしでしょうか?
ちょっと遅くなりましたが、化学部の全国総合文化祭「2018信州総文祭」の生徒の報告を載せました。「優秀賞」とても素晴らしいことです。これからも研究を進めて、さらに努力してください。
良き友と共に、夢を叶える北高で目標に向かって全力で努力する北高生!応援します!!(校長 平松紳一)

化学部 2018信州総文祭に出場しました(3)

8月8日(水)
午前9時から公立諏訪東京理科大学で残りの団体の研究口頭発表と、研究ポスター発表の審査の2巡目がありました。化学部は発表が昨日で終わり、残りの団体の発表を聞くのみでしたが、部員全員が積極的に質問や交流を行い、自分たちの理解と今後の研究のヒントを集めていました。
今日の昼食は今回の開催県の長野県、来年の佐賀県、再来年の高知県の3県の特産品と昨年度の産業(家庭)部門のお弁当コンテスト入賞作品を使ったおもてなし弁当をいただきました。

午後からは巡検研修です。赤石山脈(南アルプス)の北端に位置する入笠山(にゅうがさやま)に長野県立長野高等学校の生徒のガイドで山頂まで登るプログラムです。バス車内やゴンドラでは気圧実験、長野県の地形について学びました。
<左が登山前、右が登山後。チューブの青色の水位が上がっています>
ゴンドラ駅から途中入笠湿地やお花畑を抜け50分ほどの登山。距離は短いものの五色台より勾配が急で岩場もありましたので、山頂に到達したときは霧の中でしたが、達成感がありました。
 
入笠山は大昔海底だったそうで、アンモナイトの化石がみられることもあるそうです。またこの日は天候がすぐれなかったものの、山頂からは八ヶ岳や御嶽山、運が良ければ富士山が見えるそうです。
<長野高校による地質図の解説>
見えたはずの風景写真とデジタル地質図を用いて、諏訪湖や八ヶ岳等道中見えた場所を確認しながらフォッサマグナの一部である糸魚川静岡構造線や、関東から九州東部へ西南日本を縦断する中央構造線の位置を確認した後、下山時のゴンドラ内で直接目の前に見ることもできました。
夜のミーティングでは配布されていたポスターの縮小版や許可を得て撮影させてもらったポスターの写真を用いて、県総文に向け他校のポスターについてどのように感じたか、ということを共有し、自分たちが同じデータで同じ結論の発表をするならどのように作りかえるか等、ポスターの作成のレベルアップに向けディスカッションしました。
さあ、翌日は大会最終日。信州大学理学部教授の鈴木啓助氏の大会記念講演「北アルプスの雪氷から考える地球環境」、他県の生徒たちとの生徒交流会、そして閉会式です。結果も、大会にかかわっていただいたすべての方々への感謝を忘れずに、最終日も北高生なりに振る舞い、大会を楽しみたいと思います。
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化学部の「2018信州総文祭」レポートでした。
良き友と共に、夢を叶える北高で目標に向かって全力で努力する北高生!応援します!!(校長 平松紳一)

化学部、信州総文祭からの報告(2)

8月7日(火)
全国総文は運動部のインターハイにあたる大会ということもあり、全国から多数の団体が出場しています。各県で選抜・推薦された自然科学系の部活動のみが参加できること、全自然科学系の分野が集まること、発表の配点比率がかなり高いことなどもあり緊張感も全く違います。特に3年生は本大会が最後の発表の場になる生徒がほとんどです。
部門は分野の垣根なく質疑応答が中心のポスターセッションによって審査される「ポスター(パネル)発表」と、物理、化学、地学、生物と4部門に分かれ12分の口頭発表と4分の質疑応答によって審査される「研究発表」があります。私たち化学部は研究発表の化学分野に兵庫県代表として出場しています。

今回の『スクロースのカラメル化はどのようにすすむのか』は、昨年の県総文とはタイトルが変わっています。これは発表時間の都合上、研究のきっかけとなった「ホットケーキの色」はほぼカットし、代わりに先行研究については英語の文献を読み、より状況証拠を固めるために神戸高校にて測定させていただいた結果を入れましたためです。そのため高校生には非常に難解な内容となってしまいました。そのため例年に比べ全体練習を減らし、代わりに測定原理や測定結果の処理などに物理的な思考と数学的な処理ついてちゃんと理解するための勉強時間と伝わる説明をするために質疑応答への対策も十分に行ってうえで、発表に挑むと決めていました。そのために自然にお互いが自分以外の部分も含め一人でも発表できるくらいまで内容を理解して当日を迎えました。
出発前に全員そろって最後の練習。念のためバックアップのペアでも練習しましたが、どちらも時間も含めバッチリ!

長野県についての紹介をところどころに散りばめた開会式では、生徒も参加するところがあり、直前の緊張感をほぐすことができました。

その後、各部員が各々の興味がある発表を聞きに行きました。1つ前の膳所高校の発表前には全員集合、そして15時39分、宝塚北高校化学部の発表が始まりました。会場には平松校長先生だけでなく兵庫県の顧問の先生が全員見に来てくださりました。

緊張はありましたが、自分たちの研究内容を堂々と発表し、制限時間に今後の課題や謝辞等を省略することなく余裕をもってプレゼンテーションを終えました。審査員の方々の質問も事前練習で想定していた範囲内であり、「測定方法など様々な制約があるなか、高校生らしい工夫が多く、素晴らしい研究」と講評いただきました。発表後も、他県の先生からも好意的な評価を大変多くいただき、化学部なりの発表ができたように思います。ハイレベルな研究発表が多くひしめく化学分野でしたが、贔屓目があるかもしれませんが、引けを取らないものだったと思います。

発表後にも、ほかの高校の発表に足を運び、部員全員が質問をすることができました。
化学部の実験と同じ手法を使う実験や、GS科2年の課題研究や10日に控えるGS科1年の発表に通じる研究もあり、部員全員が積極的に交流を深めていました。

今回の発表者は昨年のみやぎ総文のバックアップ要員でした。SSH校である高知小津高校科学部と還元等の定量法や単糖の性質について昨年度から現在までに至る様々な実験結果について情報交換をすることができました。
明日は午前は観覧のみで、午後には巡検研修として本校は入笠山登山が予定されています。台風の接近による天候不順が不安ですが、自分たちなりに学びを深めていきたいと思います。
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発表の日の様子は、生徒の目線でかなり詳しい報告です。他校との交流もできて、なかなか充実した全国大会になっているようです。この後も頑張ってください!
良き友と共に、夢を叶える北高で目標に向かって全力で努力する北高生!応援します!!(校長 平松紳一)

化学部、信州総文祭からの報告(1)

8月6日(月)
化学部が、8月7日(火)~9日(木)にかけて長野県茅野市の公立諏訪東京理科大学等で開催される第42回全国高等学校総合文化祭(2018信州総文祭り)自然科学部門に3年生1名、2年生2名、1年生1名で出場しました。

今大会は長野県で開催されることもあり、今年も前日入りをしました。旅館へのバスの関係もあり、諏訪大社上社本宮と上社前宮を参拝し、入賞と台風回避を祈願しました。上社二つはかなり離れており、全行程約4kmありましたが長野県は兵庫県ほど暑くはなく、全員が無事参拝できました。最終日に同神社の下社春宮と下社秋宮を訪れる予定だったので、御朱印帳を集める部員もいました。(4つ御朱印を集めれば記念品が!)
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一足先に帰ってしまったので化学部の部員から全国総文の報告がメールで送られてきましたので紹介します。
良き友と共に、夢を叶える北高で目標に向かって全力で努力する北高生!応援します!!(校長 平松紳一)

化学部、全国での発表お疲れ様でした(^^)<校長ブログ863号>

2018信州総文祭での化学部の発表が先ほど行われました。
「スクロースのカラメル化はどのように進むのか」というテーマでの発表でした。きれいに作り込んだスライドで、とてもわかりやすく説明ができたようです。
審査委員の先生からも、研究の過程がわかりやすくて良かったとの講評もいただきました。
発表は明日も続き、明後日には記念講演会、生徒交流会、そして表彰式が行われる予定です。たっぷり全国の雰囲気を味わってください。
そして今回、写真部も全国出場を果たしています。ここから50kmほど離れた安曇野市豊科近代美術館で展示されています。
放送部のNHK全国放送コンテスト連続出場だけでなく、他の文化部も大いに頑張っています。これからも応援します(^^)
  
<兵庫県から出場した他の3校も順に見ることができました>
<本校化学部の発表の様子>

『止むは吾が止むなり。進むは吾が往くなり』良き友と共に、夢を叶える北高で目標に向かって全力で努力する北高生!応援します!!(校長 平松紳一)

第11回科学交流合宿研修会―2018サイエンス・コラボレーションin武庫川―(2日目)

7月24日(火)

2日目、朝食後から約1時間半、昨日のプレゼンテーションの推敲や発表練習を行いました。

8番目に1年の部員は六甲アイランド高校2年生2人,武庫川女子高校1年生1人の4人チームで、メタンハイドレートの解説と課題となっている採掘方法の提案について発表しました。

14番目に2年の部員は尼崎小田高校の1年生2人の3人チームで、2010年のノーベル化学賞を受賞した鈴木-宮浦クロスカップリングの有用性について実習時に撮影した動画を交えながら発表しました。

発表後は昼食をはさみ、認知に関する研修を英語で受けました。

閉会式では先のプレゼンテーションの表彰が行われ、1年の部員の発表班は全体の2位に入り、表彰されました。

今回の交流合宿を通じて得た経験を次の県総合文化祭に生かしていきたいと思います。
これからも応援よろしくお願いします。

化学部 第65回日本生化学会近畿支部例会に参加しました

5月26日(土)

5/26(土)に兵庫医科大学にて行われた日本生化学会の近畿支部例会に参加し,「市販のパン酵母の二糖及び単糖の発酵能とその取込み」という内容で3年生2名と2年生1名がポスター発表を行いました。この研究は昨年の3年生の研究を今の2年生が引継ぎ,昨年度の発表会で助言を得たことを活かして行った生化学系の研究です。

発表には多くの研究者が来てくださり,活発な議論を通していろいろ助言をいただきました。
他にも会では日本新薬株式会社東部創薬研究所の北川先生の「核酸医薬品の研究開発」についてのセミナーに参加したり,内容が高校レベルを超えているものの大学院生の発表を聞き発表の仕方などを勉強することができました。最後に「糖鎖生物学の目指すもの」(大阪国際がんセンター研究所 谷口先生),「脂質により特徴付けられる細胞内オルガネラの新機能」(東京大学大学院薬学系研究科 荒井先生),「シマウマの模様をヒョウ柄に変える方法」(大阪大学大学院生命機能研究科 近藤先生)の3つのシンポジウムに参加し,研究や研究史について紹介していただきました。特に近藤先生は「0円実験」で『Nature』に掲載された論文の話は部員にも驚きとともに「お金がなくても一流の研究ができる」ということを知らせ、やる気を出させたようです。

研究発表については3年生は残すところ信州総文祭(全国大会)のみとなりましたが、文フェスや科学の祭典の準備など楽しみながらあと3か月頑張っていきます。
これからも応援よろしくお願いします。

高校生のためのポスターセッション2017 in 京都大学

3月17日(土)

化学部と物理同好会が、3月17日(土)に行われた『高校生のためのポスターセッション2017 in 京都大学』に参加しました。
これは全国から京都大学が指定あるいは連携している高校の生徒が参加し,日頃の課題探究活動の成果についてポスターを使って発表するものです。京都大学主催のこのような大会はこれまでになく,今年度が初めてとなります。今年度は文理を問わず62件の発表がありました。化学部は「スクロース(ショ糖)を加熱するとなぜ褐色になるのか」,物理同好会は「ぶつかってへんやん!~モンキーハンティング装置の検証~」のテーマで発表しました。1時間を自由に使って,他校の高校生や京都大学の研究者の方々や学生に自分たちの研究について説明することとともに、交流も深めました。
参加した生徒による投票も行われ,化学部の発表が全体の2番に選ばれ,「ポスター優秀賞」を受賞しました。

 
化学部

 
物理同好会

 

化学部 研究論文が「化学と生物」(日本農芸化学会和文誌)に掲載されました

2月1日(木)

昨年3月に日本農芸化学会主催のジュニア農芸化学会で発表した内容が「身近な物質である糖を物性や反応性から識別するという,化学の本質に立ち返った素晴らしい方法」と学会から高く評価されました。そのため,発表内容をまとめた論文が同学会誌である「化学と生物」(和文誌)Vol.56 (2018) No.2に掲載されました。


「農芸化学@HighSchool」糖類を定性的かつ簡単に判別できるか

現3年生の研究ということで掲載に向け主に作業をしたのは昨年の4~7月です。学術誌への掲載ということから再試を重ねて間違いのないことを確認しながら執筆しました。掲載順の関係上,原稿を提出してから時間が経っての掲載となりましたが,卒業式に間に合いました。

現在1,2年生は外部の施設で機器をお借りして実験することになっており、その準備をしながら3月の京都大学での発表会に向けポスターを作成しています。卒業する先輩たちに負けないよう頑張っていますので、引き続き応援よろしくお願いします。

化学部 第61回日本学生科学賞中央審査で入選

12月31日(日)

10月に日本学生科学賞兵庫県コンクールで推薦されて,11月中旬に行われた中央審査会に進出しました。しかしながら、惜しくも最終審査までは進めませんでしたが、入選2等(高校生研究全体の21~30位に相当)という評価をいただきました。

入選に合わせまして12月19日(火)に読売新聞社の取材を受けました。楯などがまだ贈られていないこともあり実感がなかったのですが、取材を通じて部員は入選をしたという実感が湧いてきました。
(取材を受ける中で改めて実験の量が多かったことに部員は気が付いたようです。)
入選についての内容は12月31日(日)付の読売新聞(阪神版・三田版)で紹介されました。

取材に応えています 楯とメダル
楯は1月5日(金)の活動中に届きました。

現在、化学部は今回までの発表で得た助言を踏まえ実験を重ね、次の発表会、そして信州総文2018(全国高等学校総合文化祭)に向けさらに研究を進めています。一緒に頑張ってくれる1,2年生,そして未来の新入生も待っています!