月別アーカイブ: 2023年6月

第37回 演劇科卒業公演

6月17日(土) 於 兵庫県立尼崎青少年創造劇場(ピッコロシアター)大ホール

演劇科37回生の卒業公演が、ピッコロシアターで上演されました。
今年の演目は、国枝史郎作戯曲集『レモンの花の咲く丘へ』「死に行く人魚」から『人魚伝説』
でした。
かつて人魚が住んでいたという伝説の残る島を舞台に、さまざまな思惑、葛藤が渦巻く中、守るべきものは何なのか、自分のすべきことは何なのか、一人ひとりが悩み決断し、そして、力を合わせて未来へとこぎ出していく物語は、37回生自身が、悩んだり衝突したりしながらも「やればできる!」を合い言葉に全員で荒波を乗り越え、これからも力強く生きていこうとする姿に重なり、観客の皆さまからも「力強い演技に圧倒された」「苦難を乗り越えて前に進む歌詞に、皆さんの素晴らしい未来が見えたような気がした」「勇気がもらえました」などという感想をいただきました。

37回生は、コロナ禍の中で入学し、さまざまな制限の中で高校生活の大半を過ごしてきましたが、卒業公演では、4年ぶりに、全編マスクをつけずに上演することができました。
また、今年も、中学生の皆さまをはじめ、非常にたくさんのお客さまが足を運んでくださり、文字通り、満員御礼となりました。ご来場いただきました皆さま、本当にありがとうございました。
開催にあたりご支援いただきました皆さまに心より感謝申し上げます。

なお、今回の卒業公演は、宝塚市広報さま、神戸新聞さま、エフエム宝塚さまに取材していただき、各メディアにて紹介していただきました。ありがとうございました。

演劇科外部出演「宝塚子ども伝統文化の森」(狂言)

6月3日(土) 於 ソリオホール

演劇科2年生5名が『宝塚子ども伝統文化の森』第1部「伝統文化を学ぶ子どもたちによる舞台」に出演し、1年生の授業で学んだ「以呂波」「蟹山伏」を披露しました。
紋付き袴姿で演じるのは初めてでしたので、放課後には狂言のお稽古だけでなく、着付けの練習もして、当日は凜々しい姿で堂々と演じきりました。

客席からは、大人から子どもまで多くのお客さまの笑い声が聞こえてきて、自分たち自身も、狂言の面白さを改めて実感することができ、とても貴重な経験となりました。

GS科課題研究発表会

令和5年6月18日(日)

GS科の3年生による「課題研究発表会」を兵庫県立人と自然の博物館ホロンピアホールで実施しました。GS科では1年生の時に、自分たちでテーマを設定し、2年生から本格的に研究を開始し、3年生の6月にその成果を発表します。各研究班はステージでの口頭発表(英語によるアブアストラクトの発表を含む)とホワイエでのポスターセッションを行いました。
次の方々に審査員として来場していただきました。

口頭発表審審査
・大阪大学理学研究科 教授 久保 孝史 先生
・兵庫県立大学減災復興政策研究科 教授 馬場美智子先生
・関西学院大学工学部 教授 山本 倫也 先生
・神戸大学大学院理学研究科准 教授 佐倉 緑 先生
・兵庫県立人と自然の博物館 研究員 鈴木 武 先生
ポスター審査
・京都大学理学研究科 名誉教授 馬場 正昭 先生
・甲南大学理工学部 教授 山本 常夏 先生
・神戸女子大学文学部 特任教授 宮垣 覚 先生
さらに、本校生の保護者、卒業生6名、本校教員が審査を行いました。

発表テーマは次の通りです。
・安定性の高いジャイロ2輪車の製作
・ダイラタンシー流体の剪断増粘性による周期的な応力の検証
・尾翼の形状と迎え角の関係
・黄金比と白銀比の考えを用いた西洋数学に対する和算の利点
・「碁石拾い」の解法数を算出できるプログラムの作成
・竹林の拡大と地理的要因の関連性
・アスファルトへの遮熱性舗装と白い塗装の性質の違いと最適な舗装方法の検討
・ヤドカリの交替性転向反応
・障害物に接した時に植物が見せる挙動
・植物の再生後の変化に関する研究
・ホウレンソウ葉表面の白色顆粒の生成過程および虫に与える影響
・芯切り不要な和蝋燭の開発
・硝酸銅(Ⅱ)水溶液が電気分解で緑色に変化した理由を探る
3年生はこの後、研究内容を論文にまとめ、様々な科学コンクールに応募していく予定です。
審査に来ていただいた方々に厚くお礼申し上げます。

曙光女中(台湾)とのオンライン交流会

曙光女中(台湾)とのオンライン交流会
令和5年5月24日(水)・31日(水)

一昨年、昨年に引き続き、台湾の曙光女中とオンライン交流会を実施しました。今回のテーマはSDGsです。
本校からは希望者(全員1年生)とESS部1年生の計20名が参加し、2グループが「ごみ処理」について、2グループが「食品ロス」についてのプレゼンテーションを行いました。
参加者全員が1年生で準備期間が限られていたにもかかわらず、大変素晴らしい発表内容でした。また、質疑応答の時間には、お互いの国の文化や高校生活について話し合い、和やかで友好的な雰囲気の交流会となりました。

次回はより多くの生徒が参加してくれることを期待しています。