8月23日(火) 於:ピッコロシアター大ホール
3年ぶりに開催された阪神地区の夏期講習会「令和の演劇向上委員会 裏方技能検定」に参加しました。今回は、コンクールで必要となる舞台技術やスタッフワークについて検定形式で学ぶ「裏方技能検定」。感染対策に配慮し、午前午後に分かれて、少人数・短時間での開催となり、本校は午後の部で、「定式物士検定2級」と「マイスター検定」にエントリーしました。
『定式物士検定』は、平台・箱馬・開き足などを、指定された形にくみ上げる検定で、審査員3名の判定によって、合否が決まります。本校がエントリーした「2級」は、高さのある課題に取り組みます。午前・午後あわせて5校がエントリーしましたが、4校が「赤3本」で不合格になる中、本校は「白1本、赤2本」で不合格。大変惜しい結果となりました。
『マイスター検定』は、指定の台本に対して、照明・音響・舞台美術のプランを立て、コンクールさながらに位置決め・明かり合わせ・音合わせを制限時間内に行い、上演します。そのスタッフワークを審査員4名が評価・判定し、級が確定します。午前・午後あわせて4校がエントリーした中、3校が3級に認定された中、本校は準2級に認定されました!
参加できる人数が多くなく、また全員揃ってできる練習時間が限られていたため、課題を絞り、装置設置をいかに手際よく行い、正確に短時間で作業できるかという練習を集中して行った成果が充分に発揮でき、高く評価していただけたようです。
他校の技術やスタッフワークにも圧倒され、コンクールに向けてどのような準備や心構えが必要かということを再確認する機会となり、大変有意義な講習会でした。
今回の経験を、11月のコンクールへ生かしたいと思います。