曙光女中(台湾)とのオンライン交流会

曙光女中(台湾)とのオンライン交流会
令和5年5月24日(水)・31日(水)

一昨年、昨年に引き続き、台湾の曙光女中とオンライン交流会を実施しました。今回のテーマはSDGsです。
本校からは希望者(全員1年生)とESS部1年生の計20名が参加し、2グループが「ごみ処理」について、2グループが「食品ロス」についてのプレゼンテーションを行いました。
参加者全員が1年生で準備期間が限られていたにもかかわらず、大変素晴らしい発表内容でした。また、質疑応答の時間には、お互いの国の文化や高校生活について話し合い、和やかで友好的な雰囲気の交流会となりました。

次回はより多くの生徒が参加してくれることを期待しています。

 

  

学校設定科目「GSⅠ」 探究基礎実習Ⅰ

令和5年5月27日(土)

GS科1年生全員を対象に、「探究基礎実習Ⅰ」を実施しました。京都教育大学村上忠幸先生、亀田直記先生による講義と実習を行いました。事前に行った「マルチプル・インテリジェンス チェックシート」をもとに構成された4人のグループに分かれ、身近な現象を題材とした問いに対し実験・考察を行いました。
約2時間の実習でしたが、グループで議論と試行錯誤を繰り返しながら、充実した探究の時間となりました。実習後は、「デボノの帽子」を活用した振り返りを行いました。グループのメンバー同士で、6色ある「デボノの帽子」の色を用いた省察を通して、さまざまな考え方を知り、共有していました。また、京都教育大学から学生1名もTAとして指導していただきました。ありがとうございました。
学校設定科目「GSⅠ」では、答えのない課題に立ち向かうために、考える過程や協働的な活動を大事にした探究基礎実習を取り入れています。今後も、「気づく力」「繋ぐ力」「伝える力」「見通す力」「挑戦する力」を高めていきます。

37回生卒業公演劇場下見

4月27日(木) 於 ピッコロシアター大ホール

卒業公演を2ヶ月後に控えた演劇科3年生が、上演会場となるピッコロシアター大ホールの下見を行いました。

まずは、劇場職員の方より、ピッコロシアターの成り立ちや劇場の特徴について説明を受けました。
その後、それぞれの担当ごとに上演を想定し、気になることを念入りにチェック。講師の先生方からも機構の説明や実際の見え方・見せ方についてのアドバイスをいただきながら、確認していきました。
実際に舞台に立ってみて分かったことも多く、これから考えるべき課題も明確になってきました。ぜひ、この経験を上演に生かしてほしいと思います。

なお、今年の卒業公演は6月17日(土)を予定しています。

中学生及びその保護者の方で観劇を希望される場合は、本校HP「中学生の皆さまへ」のページにおいて、観劇申込みのご案内をしています。
本校生徒及び保護者の方については、後日、ご案内いたします。

サッカー部 2023 U18リーグ戦結果と総体のお知らせ

リーグ戦
第1節  VS 伊丹北  0-1 ●
第2節  VS 鳴尾   3-2 〇
第3節  VS 宝塚西  6-1 〇
第4節  VS 西宮北  2-0 〇
4節終了時点で勝ち点9 得失7 首位で総体ブレイクに入ります。
6月17日から後半戦がスタートします。

R5総合体育大会 組み合わせ
1回戦 5月3日(水) VS 西宮今津 11:30 県伊丹会場
2回戦 5月13日(土) VS 市立西宮 14:30 伊丹西会場
3回戦 5月20日(土) VS 神戸弘陵 10:00 神戸弘陵会場
厳しい組み合わせではありますが、全力で挑みます。
会場へは、公共交通機関でお越しください。
応援よろしくお願いします。

37回生3年 京都東山遠足を実施しました

2023年4月21日(金)

37回生3年生は京都東山へ遠足に出かけました
少し前の予報では天候も心配されていましたが、当日は夏日を思わせるような晴天で散策日和となりました。3年生となり、高校生活での貴重な学年行事の一つとして、それぞれ思い思いに班別活動を行い、クラスメイトとの仲を深める良い機会となりました。

GS科オリエンテーション&自由研究発表会(1年生)

2023年4月15日(土)

GS科1年生対象にオリエンテーションと自由研究発表会が行われました。オリエンテーションでは、GS科および学校設定科目「GSⅠ」についての説明を聞き、ラボノートが配布されました。自由研究発表会では班別に分かれ、過去に行った自由研究について発表を行いました。初めての発表に緊張しながらも活発な質疑応答が出来ており、よい雰囲気で「GSⅠ」をスタートさせることができました。

令和5年度 離任式・対面式

令和5年4月11日(火)

体育館にて、令和5年度の離任式・対面式を実施しました。
離任される先生方10名から、全校生徒へメッセージをいただきました。先生方のご健康と新天地でのご活躍を願っています。
離任式に続いて、新1年生と2・3年生との対面式を行いました。新入生のみなさん、何か困ったことがあれば、遠慮なく先輩に尋ねてください。

第39回入学式

令和5年4月10日(月)

体育館にて、第39回入学式を挙行しました。
新入生のみなさん、様々なことに積極的に取組み、充実した素晴らしい高校生活を送ってください。

【第39回入学式 式辞】
春のうららかな風に木々が揺られ、木漏れ陽と桜の花びらが舞い踊るここすみれガ丘は、今日はまさに春爛漫という言葉がぴったりのお祝いの日を迎えることができました。本日はPTA会長様、同窓会会長様をはじめ、来賓の皆様のご臨席を賜っております。高いところからではございますが、学校を代表いたしまして厚く御礼申し上げます。
ただ今入学を許可された新入生のみなさん、入学おめでとうございます。私たち教職員はもとより、在校生とともに心から歓迎いたします。また、保護者の皆様、お子様のご入学おめでとうございます。お子様が学校の門をくぐられた姿を見られ、感慨ひとしおの保護者の方もいらっしゃるのではないでしょうか。
さて、本年はいよいよ待ちに待った新時代の幕開けを迎えました。これから始まる北高の高校生活で今までの青春時代を取り返してやるぞ、と希望と期待にあふれている人もいることでしょう。一方、少し不安な心細い気持ちで今日を迎えている人もいると思います。今日からみなさんは宝塚北高校の仲間です。ここには優しい先輩がいます。みなさんを今か今かと入学を待ちわびていた先生や職員の方がたくさんいます。どうぞ安心して高校生活をスタートしてください。
さて、今日はこのあとみなさんが歌う北高の校歌について少しお話をさせていただきます。感染症の影響で本校でも校歌をこの3年間ほとんど歌うことができませんでした。3学期の終業式で本当に久しぶりにみんなで歌うことができました。北高の校歌は私の教員生活においてもこれほどまでにワクワクするような歌詞とメロディーは他にないと断言できます。
作詞は日本を代表する劇作家であり本校演劇科の草創期の礎を築いてくださった演劇科初代科長の秋浜悟史先生、作曲はオーケストラやオペラを初め様々な分野で活躍された日本を代表する作曲家三木稔先生の二人の最強タッグによってこの校歌は生まれました。秋浜先生の校歌に関するお話は、先週みなさんにプリントが配られたと思いますので是非目を通してください。
私は校歌の歌詞から、二つのメッセージが胸に強く響いてきました。まず一つは壮大なスケールを感じさせる他に類を見ない唯一無二のメッセージです。歌詞の中に、太平洋、地球、宇宙船、呼吸、いのち、無限大。ことばを聞いただけでなぜか胸躍るのは私だけでしょうか。秋浜先生はこのような壮大な言葉を連想したときに、アメリカの建築家であり哲学者、詩人でもあるバックミンスター・フラーの「宇宙船地球号」という言葉を思い出したと言われています。奇しくも、現代は世界的な規模の感染症、SDG‘s、世界の様々な国を巻き込んだ紛争、地球温暖化など全世界を舞台にした出来事が私たちのまわりに数多く起こっています。これらを乗り越えていくには、世界の人々と対話を重ね、お互いを理解し、手を取り合って生きていく、すなわち国境のない宇宙船地球号に、我々人類は乗り込み旅をする覚悟が必要だ。そんな壮大なメッセージが校歌の中に込められていると私は思います。
次に、校歌から受ける二つ目のメッセージは「真剣に遊ぶ」ということです。秋浜先生は太平洋、地球、宇宙船・・青春がそこで泳ぐ、すなわち遊泳すると記されました。最近スポーツの世界でもよく「楽しむ」という言葉が出てきます。それは、表面的な楽しさだけではなく、この歌詞のように真剣に遊ぶ、そのために準備をする、力を付けて遊泳する、ということです。さらに、歌詞の中にはルルル、ラララ、そこから来るタカラなど真剣な校歌のなかに遊び心があります。WBC侍ジャパンの大谷翔平選手をはじめ世界を舞台に活躍する人たちには、共通して真剣な中にも遊び心のあるユーモアがあります。まさに、北高の校歌は、真剣さとユーモアが融合する世界に通用する素晴らしい校歌だと思います。そこに日本を代表する三木稔先生の心揺さぶられるメロディーが遊泳し芸術作品と呼ばれる校歌がここに生まれました。是非、誇りを持って歌ってください。
他にも歌詞の中には多面体という言葉が出てきます。先に挙げた「宇宙船地球号」という言葉を作った建築家バックミンスター・フラーの建築物から名付けられたフラレーレンという多面体にも縁を感じますが、これは多方面に青春を切り拓いていこうという気持ちが込められています。
さあ、宇宙船地球号のパイロットはあなた自身です。友達や先輩、先生方、保護者の皆さんなど多面体のような繋がりを持つ方々を乗せて、真剣に楽しく遊泳してください。おっと、その中にはもちろん私も乗せてくださいね。
さて、その乗組員の一人として、私もそんなあなたたちを少しでも応援したいと思っています。校長室前に、その時々みなさんに伝えたい、ちょっと考えてほしいメッセージを「こころの伝言板」という小さな黒板に書いて、日々みなさんに届けています。通りすがりに見てくださいね。
さて、今日からここ宝塚北高校で始まる皆さんの高校生活が、百花繚乱の素晴らしい青春時代
となることを祈念し、式辞といたします。

令和5年4月10日
兵庫県立宝塚北高等学校長 曽谷 功