8月25日(木)1年生, 26日(金)2年生 於 本校アポロンホール
芸術家の派遣事業としてマイム俳優・演出家・振付家である本校卒業生のいいむろなおき氏をお迎えし、演劇科1,2年生がマイム実習に取り組みました。
1年生は、「スローモーション」や「ボール投げ」、「壁」「人形」「綱引き」などの表現を通して、私たちは普段どのように身体を使っているのか、見えないボールやロープ、壁がいかにも存在しているように見せるにはどうすればよいか、言葉を用いず表現するにはどうすればいいのか、楽しく実践しながらマイムの基礎を学びました。
2年生は、昨年学んだ「スローモーション」や「壁」の動きなどを思い出すとともに、より物語性の強い課題に取り組みました。後半は、マルセル・マルソーの作品『マント』や、久しぶりに帰ってきた自分の部屋での懐かしい思い出との邂逅など、難しい表現にも挑戦しました。その中で、台詞だけに頼らず、身体の状態だけで、しっかりと気持ちを表現し、関係性を作り上げるために、自分の身体をコントロールすることや一緒に演じる相手とどう向き合えばよいのかということなどを考え、実践することができました。