2024年10月5日
GS科1年が学校設定科目「GSⅠ」の授業として兵庫県丹波市の丹波竜発掘現場を訪問し、フィールド実習を行いました。SSHの事業の一貫として大型バスを借り切って現地に向かいました。
講師として兵庫県立人と自然の博物館 主任研究員(兵庫県立大学 自然・環境科学研究所 教授)の池田忠広先生にお越しいただき、特別に丹波竜の里公園の発掘現場で解説していただきました。今年9月3日に1億1000万年前の同地層から見つかった恐竜の化石が「角竜類(つのりゅうるい)」という草食恐竜の新種であると大きく発表されたところでした。
化石の発掘事業にあたられている池田先生から、世界に比べての日本の地層研究のち密さや、地学だけではなく生物学、語学を初め様々な学問に精通することの大切さ、そして最初の化石の発見から発掘までの壮大な事業の中で「もし化石が発掘されなかったらどうしよう」という舞台裏の苦悩までもお聞きすることができました。発掘現場で聞く講義はとても臨場感があり、発掘調査のスケールの大きさや意義深さを感じることができました。お忙しい中、わざわざ足をお運びくださった池田先生本当にありがとうございました。
次週の「GSⅠ」では、統計的な処理を活用して、恐竜の脚の長さから歩行速度を算出しました。