演劇科」カテゴリーアーカイブ

37回生卒業公演劇場下見

4月27日(木) 於 ピッコロシアター大ホール

卒業公演を2ヶ月後に控えた演劇科3年生が、上演会場となるピッコロシアター大ホールの下見を行いました。

まずは、劇場職員の方より、ピッコロシアターの成り立ちや劇場の特徴について説明を受けました。
その後、それぞれの担当ごとに上演を想定し、気になることを念入りにチェック。講師の先生方からも機構の説明や実際の見え方・見せ方についてのアドバイスをいただきながら、確認していきました。
実際に舞台に立ってみて分かったことも多く、これから考えるべき課題も明確になってきました。ぜひ、この経験を上演に生かしてほしいと思います。

なお、今年の卒業公演は6月17日(土)を予定しています。

中学生及びその保護者の方で観劇を希望される場合は、本校HP「中学生の皆さまへ」のページにおいて、観劇申込みのご案内をしています。
本校生徒及び保護者の方については、後日、ご案内いたします。

演劇科2年生(37回生) 外部出演「希望の家 クリスマス会」

2022年12月19日(月)

今年も、演劇科2年生が、「希望の家」を訪問しました。
「希望の家」との交流は、約30年続いており、記録によれば、今回で28回目のようです。
今年も、出演人数を制限し、また上演を2回に分けることで、無事に実施することができました。
今年は『飛び出せ!クリスマスの博物館』を上演し、途中、クリスマスソングに合わせて皆さんに簡単な動きを練習していただき、一緒に踊ってもらいました。
準備をしている時から待ちきれずに会場を覗きに来たり、「普段、こういう機会がないから」と、本当に楽しそうに身体を動かしノリノリで踊って参加してくださったり、退場の際には名残惜しく声を掛けてくださったり。利用者の皆さまとの交流は、参加した2年生・1年生にとって非常に貴重な経験となりました。ぜひ来年も無事に楽しく交流できることを願っています。

演劇科2年生(37回生) 外部出演「宝塚市ファミリーサポートセンターお楽しみ会」

2022年12月17日(土)

ピピアめふで開催された「宝塚市ファミリーサポートセンターお楽しみ会」に演劇科2年生22名と1年生6名が参加しました。
第1部は、先日上演した作品を元にした『飛び出せ!クリスマスの博物館』を上演しました。
途中、参加した子ども達と一緒にクリスマスソングを歌ったり踊ったり、折り紙でクリスマスの飾りを作ったり、という観客参加型で、大いに盛り上がりました。
第2部は絵本や魚釣りなどいろいろな遊びが用意されたコーナーのお手伝いもさせていただき、一緒に遊びながら、楽しい時間を過ごしました。
小さなお子さんから、その保護者の方、それをサポートされる会員の皆さままで、幅広い年齢層の方々約60名が参加されるイベントで、子ども達はもちろん、大人のみなさまとも交流することができ、貴重な経験となりました。

演劇科2年生(37回生) 外部出演「上野ケ原特別支援学校との交流会」

2022年11月26日(土)

上野ケ原特別支援学校との交流会において、演劇科2年生が『飛び出せ!夜の博物館』を上演しました。1年生6名も、音響係として参加しました。
今年も、感染症拡大防止のため、小中学部公演と高等学部公演の2回に分け、出演生徒も20人程度ずつの2チームに分かれの上演ではありましたが、児童・生徒の皆さんにも劇中での「ミュージアムじゃんけん大会」に参加してもらい、3年ぶりに文字通りの「交流」を復活することができました。
2年生にとっては初めての校外での上演でしたが、元気いっぱいの演技を披露し、上野ケ原特別支援学校の児童・生徒の皆さんにも楽しんでいただくことができました。

演劇科2年生 特別講義「殺陣実習」

8月29日(月)   於 本校アポロンホール

講師として、役者、時代劇・殺陣指導者である、本校演劇科7回生青山郁彦氏をお迎えし、
「殺陣(たて)」について実技指導をしていただきました。

まずは、身体を使ったアクションの基本に挑戦しました。
頬を叩く、たたき返す、相手の腕をつかむ、殴る、殴り返す…
段階を踏んで、複雑な動きにチャレンジし、表現のコツをつかんでいきます。

続いて、刀の扱い方。
「抜刀、正眼、上段、下段、八双、柳、脇構え、抜き胴、袈裟斬り、斬り上げ、霞、突き、真甲、回って正眼、血振り、納刀」かけ声に合わせて形を決めていき、だんだんと気分も高まってきました。

後半はいよいよ、2人組で殺陣に挑戦し、最後はチームで大立ち回りを演じました。

生徒のリクエストに応じて、先生が流れを組み立ててくれます。戦い方や立ち居振る舞い、リアクションによって、お互いの人間関係、力関係、さまざまなドラマが生まれてきて、演じる方も見ている方も大盛り上がりの中、実習は終了しました。

殺陣の実習ではありましたが、殺陣の技術だけでなく、相手役との関係性の中で演じるために必要な集中力や緊張感、思いやりなど、どのような場面においても大切なことを学ぶ機会でもありました。

演劇科 特別講義「マイム実習」

8月25日(木)1年生, 26日(金)2年生   於 本校アポロンホール

芸術家の派遣事業としてマイム俳優・演出家・振付家である本校卒業生のいいむろなおき氏をお迎えし、演劇科1,2年生がマイム実習に取り組みました。

1年生は、「スローモーション」や「ボール投げ」、「壁」「人形」「綱引き」などの表現を通して、私たちは普段どのように身体を使っているのか、見えないボールやロープ、壁がいかにも存在しているように見せるにはどうすればよいか、言葉を用いず表現するにはどうすればいいのか、楽しく実践しながらマイムの基礎を学びました。

2年生は、昨年学んだ「スローモーション」や「壁」の動きなどを思い出すとともに、より物語性の強い課題に取り組みました。後半は、マルセル・マルソーの作品『マント』や、久しぶりに帰ってきた自分の部屋での懐かしい思い出との邂逅など、難しい表現にも挑戦しました。その中で、台詞だけに頼らず、身体の状態だけで、しっかりと気持ちを表現し、関係性を作り上げるために、自分の身体をコントロールすることや一緒に演じる相手とどう向き合えばよいのかということなどを考え、実践することができました。

演劇科2年生 集中講義「日本舞踊」

8月19日(金),22日(月)  於 本校アポロンホール

演劇科2年生の「日本舞踊」集中講義を、3年生で専門科目として受講する日本舞踊の先取り講義として実施し、二日間にわたり上方舞山村流山村若先生にご指導いただきました。

あいさつの仕方、扇子の扱い方、手ぬぐいの持ち方から始まり、夕暮れに散歩をする女性の様子を描いた「夕暮れ」という曲を稽古し、足の運び方、手の位置、身体の使い方など細やかな表現を教えていただきました。本来、お座敷など狭い空間で演じられるため、お客さまとの距離感、見せ方に工夫が必要であることや、顔や手のちょっとした角度で雰囲気が変わることなど、これまで経験してきた舞踊とはまた違う身体表現を学ぶことができました。

演劇科2年生 集中講義「クラシックバレエ」

8月16日(火)、17日(水)  於 本校アポロンホール
本校で長年クラシックバレエの指導をされている藤永弘美先生による、2年生を対象とした集中講義を実施しました。バーレッスンを中心とした丁寧なレッスンを通して、入学してからの1年半で身につけた技術や身体の使い方を点検していただきました。 そして、さまざまなダンスの基本となるクラシックバレエの基礎を固め、身体を正しく使えることの大切さや、感謝の気持ちをもって取り組むことの大切さなど、技術だけでなく心構えについても学びました。

演劇科 外部出演 「人形劇フェスタ阪神」

8月4日(木)

ピッコロシアター中ホールでピッコロフェスティバルの一環として開催された「第28回人形劇フェスタ阪神」に、演劇科1年生、2年生の6名がボランティア参加しました。

本校生は「ジェスチャークイズゲーム」を披露。子ども達も元気いっぱい答えてくれて、盛り上がりました。長年活動されている専門の先生方からは、「子ども達が積極的に参加できていて、とても楽しそうで良かった」と褒めていただくとともに、参加している子ども達の年齢に合わせるために必要な視点や工夫についてのアドバイもいただきました。

また、前日の設営から参加し、当日は自分たちの発表以外にも、全体の司会、他団体の発表の際の幕の上げ下ろし係、道具の設営係や、開演前の手遊びや終演後のあいさつなど、幼児教育を学ぶ他校の生徒さんや、地域で活動されているさまざまな年代の方々と協力して、さまざまなことを経験させていただきました。

校外での活動や交流をする機会が少ない中、実際に子ども達の反応や親子で楽しむ様子に触れることができ、大変貴重な体験になりました。

終了後、ピッコロシアター館長さんから感謝状をいただきました。

コロナ禍でも、子ども達の楽しい時間や家族のぬくもりを感じる時間を守るために、阪神人形劇連絡協議会の皆さまをはじめ多くの方がご尽力されて開催された「人形劇フェスタ」に参加できたことに感謝いたします。

演劇科1年生 特別講義「劇作に取り組もう」

7月15日(金)、21日(木)、29日(金)、8月5日(金) 於 本校アポロンホール

演劇科1年生が、インスパイアハイスクール事業として、特別講義「劇作実習:劇作に取り組もう」を行いました。講師として、劇作家・演出家の小原延之氏、高橋恵氏、筒井潤氏、橋本匡市氏、村上慎太郎氏をお迎えしました。

今回のテーマは「たたかう」。5班に分かれ、4回にわたり、班ごとに講師の先生方のアドバイスを受けながら、戯曲作りに取り組みました。

最終日には各班の代表作品を、班全員でリーディング発表しました。恋愛や部活動、人間関係にまつわる「たたかい」、兄妹の「たたかい」、サラリーマンと学生の「たたかい」、風邪と人間の「たたかい」等、何とどう「たたかう」のか、課題に対する生徒の解釈やアプローチの方法もさまざま。また、講師の先生によって、戯曲を創作する過程や手法も異なるため、同じテーマでありながら、できあがった作品の幅広さに、改めて、戯曲作りの面白さを実感した4日間でした。