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高大連携課題研究合同発表会 at 京都大学

2023年11月3日

GS科2年生の課題研究班3班が京都大学で開催された課題研究合同発表会(兵庫県教育委員会主催)に参加してきました。
兵庫県内15校から125名の参加があり、発表ポスターも30枚近くあり大きな大会になりました。本校は「テトレーションに対する逆数和とその超越性について」「交替性転向反応の要因を探る」「大根のしみこみやすさの条件」に関する発表を行いました。ポスターセッションでは京都大学の先生や大学院生の方々から貴重なアドバイスを頂くことができました。大会の企画運営を担当してくださった加古川東高校の皆様、ありがとうございました。

 
 

学校設定科目「GSⅠ」 GSⅠ甲子園2023

令和5年10月21日(土)

GS科1年生の学校設定科目「GSⅠ」の授業を行いました。今回は「GSⅠ甲子園2023」と銘打った競技性のある授業です。クラスを7班に分け、前半は数学や理科の問題を個人で解いたり、班全員で考えて解答したり、後半は科学工作による実技競技をしました。
この「GSⅠ甲子園」は兵庫県で毎年開催される「数学・理科甲子園」を模した内容にしており、次週開催予定の「数学・理科甲子園2023」に出場する2年生チームも特別参加しました。授業後には2年生チームと卒業生の間で「数学・理科甲子園」に向けて、いろいろと情報交換をしました。このように本校GS科では、上級生や下級生あるいは卒業生との縦のつながりも大切にしています。
本授業で行った各競技では、点数をつけることとしており、成績・評価が良かった班は、表彰式で優勝カップをもらっていました。難問にも、班で協力して取り組んでおり、大変盛り上がっていました。また、今回は公開授業でした。1年生の保護者の方々にも多数ご来校いただき、授業を参観していただきました。ありがとうございました。

学校設定科目「GSⅠ」 オープン講座フィールド実習

令和5年9月9日(土)

SSHオープン講座「フィールド実習」を行い、午前は丹波竜の里公園と化石工房ちーたんの館を巡りました。参加者は1年生GS科と2年生の希望者2名でした。
講師として兵庫県立人と自然の博物館 主任研究員(兵庫県立大学 自然・環境科学研究所 教授)の池田忠広先生に来て頂き、特別に丹波竜の里公園の発掘現場で解説していただきました。発掘現場で聞く講義はとても臨場感があり、発掘調査のスケールの大きさや意義深さを感じることができました。
化石工房ちーたんの館では、原寸大の丹波竜の復元骨格やカエルの全身骨格、恐竜の卵の化石などの標本から、恐竜の多様性や古環境について学ぶことができました。
午後は兵庫県立人と自然の博物館において、丹波竜の発掘現場の岩石を用いた石割体験を行い、複数の人が化石を見つけることに成功していました。
実際に地層や化石を見ながら、研究者の方と交流させていただき、地学や生物分野の学びを深め、研究において大切なことを学ぶ良い機会となりました。

学校設定科目「GSⅠ」~ファラデー定数を求める~

令和5年11月18日(土)9:30~15:30

GS科1年生が学校設定科目「GSⅠ」に取り組みました。内容は次の通りです。
①化学電池または電気分解の手法によりファラデー定数を求める実験
②大阪大学理学研究科教授 久保孝史 先生、同研究科教授 舩橋靖博 先生による講義
③実験結果の発表
④実験中の「気づき」に基づく新たな研究テーマの話し合い
SSHの支援を受け、大阪大学から教授2名と学生さん4名、さらに本校GS科卒業生(大学生)4名に来ていただきました。
実験をして考察を発表するだけでなく実験中の気づきに基づき、次回のあらたな研究テーマを話し合うことが今回の「GSⅠ」の大きな特徴です。また、大阪大学の学生さん達や本校卒業生との交流もあり、生徒は自分の未来像を描く一助になったのではないでしょうか。
最後になりましたが、大阪大学の皆様ありがとうございました。

Agora「動物の行動を理解するためのAI技術」

令和5年10月31日(火)15:40~17:00

今年2回目のAgora(サイエンスカフェ)を行いました。講師にお招きしたのは大阪大学 大学院情報科学研究科マルチメディア工学専攻 前川 卓也 准教授です。前川先生は本校GS科の前身である理数コースの卒業生です。センサーデータからAI技術により人や動物の行動を解析し新たな知見を発見していく過程を、先生のフィールドワークの話を交えながら楽しく聴くことができました。
Agoraは研究者の方をお招きして、少人数でサイエンスのお話を聞く会です。今後も企画していきますので楽しみにしてください。

 

学校設定科目「GSⅠ」 恐竜の歩行速度を探究する

令和5年10月7日(土)

GS科1年生を対象に、古生物のデータ解析実習を行いました。各自が事前に測定した数値を解析し、文献資料の情報を元に古生物の身体能力について科学的な推定をしました。実習を通して、適正な値の推定には、正確な計測・情報収集能力・論理的思考力などが必要だということを学びました。

 

第3回ヨーロッパ女子情報オリンピック(EGOI 2023)で銀メダル獲得!

令和5年9月1日(金)

GS科3年生ヘファナン色葉メープルさんが、第3回ヨーロッパ女子情報オリンピック(EGOI 2023)で銀メダルを獲得し、本日の全校集会でその報告が行われました。EGOI 2023は7月15日~7月21日にスウェーデンのルンドで行われ、52か国・地域から190名の選手が参加し、PythonやC++などのプログラミング言語を用いて与えられた問題を解く、効率の良いアルゴリズムを考えるなどの競技に取り組みました。この世界大会での銀メダル獲得という快挙に対して、文部科学省から文部科学大臣特別賞が授与されました。
ヘファナンさん、おめでとうございます!

 

GS科 青少年のための科学の祭典(丹波会場)出展

令和5年7月30日(日)

GS科1年生4名が「青少年のための科学の祭典(丹波会場)」に参加しました。会場は丹波市氷上町のゆめタウンポップアップホール。青少年のための科学の祭典とは、出展者が各ブースで科学の楽しさや面白さ、不思議さを伝えるイベントです。本校GS科は「ジャイロのふしぎ」を出展しました。回転する自転車のホイールやCDジャイロ、地球ゴマなどを用いて様々なジャイロ効果を体験してもらいました。閉会式では主催者から感謝状を贈呈されました。ありがとうございました。

 

9th Science conference in Hyogo

令和5年7月16日

県内のSSH校が集まって、探究活動の成果を英語のポスターにまとめ、英語によるポスターセッションを行いました。会場は神戸大学百年記念ホールです。本校からは3年生2人が「Development of Japanese candles that do not require wick cutting(芯切り不要な和蝋燭の開発)」を発表しました。本校のパネルには他校の多数の聴衆が集まり、お互いに英語で質疑応答を行っていました。運営を担当して頂いた神戸高校の皆様、ありがとうございました。

GS科課題研究発表会

令和5年6月18日(日)

GS科の3年生による「課題研究発表会」を兵庫県立人と自然の博物館ホロンピアホールで実施しました。GS科では1年生の時に、自分たちでテーマを設定し、2年生から本格的に研究を開始し、3年生の6月にその成果を発表します。各研究班はステージでの口頭発表(英語によるアブアストラクトの発表を含む)とホワイエでのポスターセッションを行いました。
次の方々に審査員として来場していただきました。

口頭発表審審査
・大阪大学理学研究科 教授 久保 孝史 先生
・兵庫県立大学減災復興政策研究科 教授 馬場美智子先生
・関西学院大学工学部 教授 山本 倫也 先生
・神戸大学大学院理学研究科准 教授 佐倉 緑 先生
・兵庫県立人と自然の博物館 研究員 鈴木 武 先生
ポスター審査
・京都大学理学研究科 名誉教授 馬場 正昭 先生
・甲南大学理工学部 教授 山本 常夏 先生
・神戸女子大学文学部 特任教授 宮垣 覚 先生
さらに、本校生の保護者、卒業生6名、本校教員が審査を行いました。

発表テーマは次の通りです。
・安定性の高いジャイロ2輪車の製作
・ダイラタンシー流体の剪断増粘性による周期的な応力の検証
・尾翼の形状と迎え角の関係
・黄金比と白銀比の考えを用いた西洋数学に対する和算の利点
・「碁石拾い」の解法数を算出できるプログラムの作成
・竹林の拡大と地理的要因の関連性
・アスファルトへの遮熱性舗装と白い塗装の性質の違いと最適な舗装方法の検討
・ヤドカリの交替性転向反応
・障害物に接した時に植物が見せる挙動
・植物の再生後の変化に関する研究
・ホウレンソウ葉表面の白色顆粒の生成過程および虫に与える影響
・芯切り不要な和蝋燭の開発
・硝酸銅(Ⅱ)水溶液が電気分解で緑色に変化した理由を探る
3年生はこの後、研究内容を論文にまとめ、様々な科学コンクールに応募していく予定です。
審査に来ていただいた方々に厚くお礼申し上げます。