2024年6月10日
GS科の課題研究電池班、化学部の天然多糖類班が3月に行われた日本金属学会春期講演大会高校生ポスターセッションにオンラインで参加し、優秀賞に選ばれその賞状が届きました。
本発表会は、日本金属学会が主催する年に2回の高校生・高専生による発表会で、全国から62件の発表が対面、オンラインで行われました。GS科課題研究電池班は、1年間かけてマグネシウム電池の固体化に取り組んできました。環境負荷が少なく、液漏れによる発火の危険性を伴わない電池の開発に取り組みましたが、試行錯誤の連続で、課題を克服しては次の課題が待ち受けるという苦難の連続で、先が見えない不安と焦りがありましたが、途中で諦めずに最後まで粘った結果、ようやく固体化に成功しました。
化学部の天然多糖類班は、有害な金属イオンを天然の多糖類で捕まえて除去することに取り組みました。この班も実験結果が安定せずに試行錯誤の連続でしたが、それに挫けそうになりながらも諦めずにとにかく実験を繰り返し、最後には、理論以上に金属イオンが捕捉されるという特異な効果を見つけました。
どちらの班も苦労の連続でしたが、諦めずに最後まで粘った結果がこのようなW受賞に結びつきました。この結果は、日本金属学会誌「まてりあ」に掲載される予定です。