GS科」カテゴリーアーカイブ

GS科課題研究発表会

令和5年6月18日(日)

GS科の3年生による「課題研究発表会」を兵庫県立人と自然の博物館ホロンピアホールで実施しました。GS科では1年生の時に、自分たちでテーマを設定し、2年生から本格的に研究を開始し、3年生の6月にその成果を発表します。各研究班はステージでの口頭発表(英語によるアブアストラクトの発表を含む)とホワイエでのポスターセッションを行いました。
次の方々に審査員として来場していただきました。

口頭発表審審査
・大阪大学理学研究科 教授 久保 孝史 先生
・兵庫県立大学減災復興政策研究科 教授 馬場美智子先生
・関西学院大学工学部 教授 山本 倫也 先生
・神戸大学大学院理学研究科准 教授 佐倉 緑 先生
・兵庫県立人と自然の博物館 研究員 鈴木 武 先生
ポスター審査
・京都大学理学研究科 名誉教授 馬場 正昭 先生
・甲南大学理工学部 教授 山本 常夏 先生
・神戸女子大学文学部 特任教授 宮垣 覚 先生
さらに、本校生の保護者、卒業生6名、本校教員が審査を行いました。

発表テーマは次の通りです。
・安定性の高いジャイロ2輪車の製作
・ダイラタンシー流体の剪断増粘性による周期的な応力の検証
・尾翼の形状と迎え角の関係
・黄金比と白銀比の考えを用いた西洋数学に対する和算の利点
・「碁石拾い」の解法数を算出できるプログラムの作成
・竹林の拡大と地理的要因の関連性
・アスファルトへの遮熱性舗装と白い塗装の性質の違いと最適な舗装方法の検討
・ヤドカリの交替性転向反応
・障害物に接した時に植物が見せる挙動
・植物の再生後の変化に関する研究
・ホウレンソウ葉表面の白色顆粒の生成過程および虫に与える影響
・芯切り不要な和蝋燭の開発
・硝酸銅(Ⅱ)水溶液が電気分解で緑色に変化した理由を探る
3年生はこの後、研究内容を論文にまとめ、様々な科学コンクールに応募していく予定です。
審査に来ていただいた方々に厚くお礼申し上げます。

学校設定科目「GSⅠ」 探究基礎実習Ⅰ

令和5年5月27日(土)

GS科1年生全員を対象に、「探究基礎実習Ⅰ」を実施しました。京都教育大学村上忠幸先生、亀田直記先生による講義と実習を行いました。事前に行った「マルチプル・インテリジェンス チェックシート」をもとに構成された4人のグループに分かれ、身近な現象を題材とした問いに対し実験・考察を行いました。
約2時間の実習でしたが、グループで議論と試行錯誤を繰り返しながら、充実した探究の時間となりました。実習後は、「デボノの帽子」を活用した振り返りを行いました。グループのメンバー同士で、6色ある「デボノの帽子」の色を用いた省察を通して、さまざまな考え方を知り、共有していました。また、京都教育大学から学生1名もTAとして指導していただきました。ありがとうございました。
学校設定科目「GSⅠ」では、答えのない課題に立ち向かうために、考える過程や協働的な活動を大事にした探究基礎実習を取り入れています。今後も、「気づく力」「繋ぐ力」「伝える力」「見通す力」「挑戦する力」を高めていきます。

GS科オリエンテーション&自由研究発表会(1年生)

2023年4月15日(土)

GS科1年生対象にオリエンテーションと自由研究発表会が行われました。オリエンテーションでは、GS科および学校設定科目「GSⅠ」についての説明を聞き、ラボノートが配布されました。自由研究発表会では班別に分かれ、過去に行った自由研究について発表を行いました。初めての発表に緊張しながらも活発な質疑応答が出来ており、よい雰囲気で「GSⅠ」をスタートさせることができました。

GS科 春の校外学習(新2年生)

2023年4月1日(土)

GS科新2年生が大阪府熊取町の京都大学複合原子力科学研究所へ校外学習に行ってきました。内容は研究用原子炉(KUR)とイノベーションリサーチラボラトリ(150 MeV FFAG シンクロトロン)の見学でした。広い構内の桜は満開で、新年度の始まりとして、いい一日でした。

日本情報オリンピック授賞式(東京大学安田講堂)

2023年3月18日

東京大学安田講堂で「日本情報オリンピック」の授賞式が行われ、1月に行われた第3回 JOIG(=Japanese Olympiad in Informatics for Girls)の本選で金賞(全国1位)となったGS科2年生の生徒と教員が授賞式に参加しました。JOIG金賞(副賞iPad第10世代)、JOI敢闘賞、電子情報通信学会若手奨励賞(副賞図書カード)、情報処理学会若手奨励賞(副賞図書カード)を受賞し、学校にJOIG杯が贈られました。
この後、日本代表選手を決める JOIGの春季トレーニングに参加します。合宿で色んなことを学んで是非とも日本代表になれるよう頑張ってください。

GS科2年生 課題研究中間発表会

2023年3月16日(木)

GS科2年生が本校で課題研究中間発表会を実施しました。研究テーマの分野ごと2会場に分かれて、スライドを用いた口頭発表を行いました。助言者として大学から4名の先生方に参加していただき、今年度の「GSⅡ」の成果にアドバイスいただきました。

助言者
京都大学理学研究科 名誉教授 馬場 正昭 先生
神戸女子大学教職支援センター 教職専門指導教員 宮垣 覚 先生
甲南大学理工学部 教授 山本 常夏 先生
神戸大学理学研究科 准教授 佐倉 緑 先生

また、GS科1年生は発表を視聴し、2年生の課題研究に対して質疑応答を行いました。2年生は緊張しながらも一生懸命に発表しており、1年生は物理や化学、数学などさまざまな分野の研究について、実験や考察を経て研究を進めていく発表を真剣に聴いていました。
発表会の最後には、助言者の先生方から講評と今後へ向けて激励の言葉をいただきました。とても学びの多い一日となりました、ありがとうございました。6月に開催予定の課題研究発表会本番へ、各班の研究内容がさらに深まることを期待します。

GS科 GSⅠ 校外学習

令和5年3月3日(金)

1年7組生徒が、JICA関西・人と防災未来センターを訪問しました。

JICA関西では、館内を見学した後、海外協力隊の一員としてベトナムで活動された作業療法士の方の体験談を聞き、希望者がケニア料理をいただきました。

午後は、JICA関西に隣接する人と防災未来センターに移動し、兵庫県立大学・減災復興政策研究科の永野康行教授による「減災復興学の視点に立つシミュレーションを活用した新たなまちづくり」という講演を聞きました。そして最後に、阪神淡路大震災を体験できるシアターなどを見学しました。

本校のグローバルサイエンス科は国際的に活躍する科学技術者の育成を目標としていますので、この校外学習は、生徒の視野を広め、将来の進路について考える良い機会となりました。


GS科2年生 シスメックス株式会社(Sysmex)訪問

2023年3月3日(金)

GS科2年生がシスメックス株式会社(Sysmex)へ企業見学に行きました。初めにシスメックスの概要説明をしていただき、その後、会社内を見学させていただきました。最後に、がんゲノム医療のことについて講義をしていただきました。

国内だけでなく、海外でのシェアも高く、会社の中で海外の方も多く働いている様子も見学させていただき、広く世界で展開するためには多様でグローバルな視点が必要だと感じました。

これまでGS科の校外学習会では企業見学は行われておらず、初めての試みでありましたが、大学卒業後の進路への視野を広げる良い機会となりました。シスメックス株式会社の皆様、ありがとうございました。

GS科お別れ会

2023年2月28日

卒業式に先んじて、多目的ホールでGS科のお別れ会を行いました。

生徒主体の運営で行われ、校長先生から話をしていただいた後、1年生から「クイズ」「リサーチプランの発表」、2年生からGS科伝統(?)の漫才の出し物があり、場を盛り上げてくれました。

36回生GS科の皆さんが北高で学んだことを活かして未来の科学技術分野をリードしてくれることを期待しています。

学校設定科目「GSⅠ」テーマ設定実習

令和5年2月4日(土)

GS科1年生の学校設定科目「GSⅠ」の授業を行いました。今回は、来年度から本格的に始まる課題研究のテーマを設定するための授業でした。冬休みに、自分自身が興味・関心のある研究テーマについて企画書を作成し、その中から選ばれた10テーマの研究について、代表者10名が発表しました。数学や物理、化学、生物などさまざまな分野の研究テーマがあり、聴き手の生徒はメモをとりながら、熱心に耳を傾けていました。

後半には10名の代表者が2会場に分かれ、個別に質疑応答する時間を設けました。興味のある研究テーマが多く、どの研究を行うべきか熟考していることもあり、活発に言葉を交わしていました。誰もが主体的に取り組むことができており、GS科として育成していきたいと考えている5つの力「気づく力」「繋ぐ力」「伝える力」「見通す力」「挑戦する力」が伸びていると実感できる時間となりました。

今後、2年生の課題研究班が決まり、春休みを利用して事前活動を行っていきます。