GS科」カテゴリーアーカイブ

GS科2年 課題研究チョコレート班 サイエンスキャッスル2024 ポスター発表

令和6年12月21日(土)

大和大学大阪吹田キャンパスで開催されたサイエンスキャッスル2024で、GS科2年の課題研究チョコレート班がポスター発表を行いました。
本発表会は、全国から200件以上の応募の中から選抜されたスライド発表12演題、ポスター発表80演題からなり、チョコレート班は、精鋭揃いの発表者の中で果敢に発表しました。チョコレート班は、「牛脂を使用したチョコレートにおける融点の向上」という題目で、長期間の保管による品質低下を、牛脂の添加により抑制する内容について発表しました。審査員や企業の研究者から、研究の指針や評価方法などご助言をいただいたり、参加者から多くの質問をいただいたことで、今後の研究課題が明確となり、非常に貴重な時間を過ごすことができました。

初めての外部発表ということもあり、緊張や不安を隠せませんでしたが、発表の回数を重ねる毎に自信が付き、後半では自身の研究への思いを表現する余裕も覗かせていました。更に他校の素晴らしい発表から刺激を受け、今後の研究を推進するための活力を得ることができました。本発表会に出席したことで、より一層頑張る決意を新たにしました。

電気化学会関西支部高校生チャレンジで優秀賞・奨励賞 受賞

2024年11月30日

GS科2年 課題研究 物理蓄電池班、化学部が京都大学吉田キャンパスで開催された、電気化学会関西支部主催の電気化学研究会高校生ポスター発表会「高校生チャレンジ」で発表し、化学部が優秀賞、物理蓄電池班が奨励賞を受賞しました。物理蓄電池班は、振り子の原理を使って歩きながら発電するデバイス開発に関するもので、化学部の発表は、天然多糖類で固体化した亜鉛の電池で二次電池(充電が繰り返しできる電池)化を達成したものです。本会は電気化学に関する関西地区の大学、大学院、高専生の発表会と同時開催の高校生のポスター発表会で、電気化学に関する専門性が高い多くの大学の先生や院生、大学生らとのポスターセッションにより専門性の高い貴重なご意見、ご指摘を伺うことができました。また、大学生らの発表に参加し将来の自分の姿を重ね合わせ、一段と視野を広げた一日となりました。とくに課題研究物理蓄電池班は初めての外部発表で緊張もありましたが、回を重ねるごとに堂々とした姿が見られるようになりました。

GS科1,2年 交流会を実施しました

2024年11月28日

GS科1,2年生が交流会を実施しました。GS科2年生の浅井さんが「サイエンスカンファレンス2024」でJST科学技術振興機構理事長賞を受賞した栄誉を称え,GS科1,2年生を対象に受賞講演を開催しました。続いて、学校設定科目「GSⅡ」での課題研究の進捗をGS科1年生に披露しました。
浅井さんの発表は数学に関する研究についてで、容易には理解できるような内容ではありませんでしたが、それを非常にわかりやすく、楽しそうに発表してくれました。さすがでした。また、1年生は、課題研究のテーマを決める時期に差し掛かかろうとしているこのタイミングで2年生の研究を聞き、課題研究のイメージを掴み、いよいよという気持ちの高ぶりを感じました。一方で、成長した2年生の姿を目の当たりにして、「自分たちもこんな風になれるのか」と不安を感じる場面も見受けられました。その後、1年生の隣に座る2年生とのフリートークで、色々と心配事について話ができたようでした。
GS科ならではの「縦の関係」。大切に引き継いでいって欲しいですね。

SSH教育探究部「探究の芽」実施

令和6年12月19日(木) 於 兵庫県立宝塚北高等学校

3限は1年生の普通科を対象に2年生で行うリス探の授業についてのガイダンスを行い、4限は1年生の普通科に加えGS科も一緒に講演会に参加しました。
ガイダンスでは2年生の先輩達がどういったテーマで探究活動をしているのか、そしてリス探の年度当初の流れの説明を聞きました。
講演会では株式会社メカノクロス 技術チーフの佐々木郁雄様をお招きし、普段研究されていることを高校生にも分かりやすく説明していただき、探究活動の楽しさを教えていただきました。講演会中そして講演会後も様々な質問に対応していただき、生徒たちも疑問を解決出来たようでとても嬉しそうにしていました。
普通科は2年生になるとすぐにこれから探究活動を行っていく分野の決定をしなければいけません。今のうちから、自分の興味のある分野や進路先のことを考える良い機会になりました。

GS科1年 GSⅠ 大阪大学より2名の教授の先生をお招きしました

2024年11月12日

GS科1年生が学校設定科目「GSⅠ」の授業として、大阪大学大学院理学研究科 教授 久保孝史先生、同研究科 教授 舩橋靖博先生 をお招きし講義を受けました。
ご講義の題目は「環境問題と新エネルギーシステム」、「酸化還元とエネルギー」で、エネルギー問題と酸化還元反応との関わりを交えつつ最近の研究のトレンドについてお話を伺いました。
「理数化学」の授業で「酸化還元」について学習し、それがどのように自然や社会と繋がっているのかを考える良い機会となりました。久保先生、舩橋先生 ありがとうございました。
これから「GSⅠ」では、2年生での課題研究に向けてミニ探究講座が始まります。授業時間、そして希望者は放課後を使って「電池」や「電気分解」についてのミニ探究をチームで実施していきます。その成果についての発表会を、1月7日大阪大学豊中キャンパスの南部ホールにて、久保先生、舩橋先生にもご参加頂き開催します。2年生から始まる課題研究はもうすぐそこです。

GS科2年   課題研究 中間検討会

2024年10月29日

GS科2年生が学校設定科目「GSⅡ」の授業で取り組んでいる「課題研究」の中間検討会を実施しました。
本年度は11班で課題研究に取り組んでいます。助言者に、京都大学理学部名誉教授 馬場正昭先生、関西学院大学工学部教授 山本倫也先生、京都大学理学部4回生本校GS科OBの尾藤太宇さんをお招きし、班ごとに資料をパネルに貼り、目的、検討方法、現状の結果、課題、展望を発表し、助言者の先生方から質問に答えたり、アドバイスを受けたり、クラスメイトとのセッションを行ったりしました。
なかなか思うように研究が進まなかったり、今後どうしていけばよいのか悩んだりで、研究の道半ばですが、専門家の視点やOBの視点、クラスメイトの視点など様々な視点からアドバイスをもらい、自分たちの研究を見つめ直し、今後の方針をたてる上で非常に貴重な時間となりました。
お忙しい中時間を割いてお越しくださり、親身に耳を傾けアドバイス下さった馬場先生、山本先生、尾藤さん、本当にありがとうございました。本年度の課題研究発表会は令和7年3月22日(土)です。

GS科2年 浅井さん サイエンスカンファレンス2024 でJST理事長賞 受賞

2024年10月14日

GS科2年の浅井優作さんが、JST科学技術振興機構主催の発表会 サイエンスカンファレンス2024でJST理事長賞(全国2位相当)を受賞しました。
本発表会は、JSTが展開する次世代科学技術チャレンジプログラム(STELLAプログラム)の成果を発表する発表会で、次世代科学技術チャレンジプログラムの実施機関および支援終了機関の取り組みに参加する受講生に研さん・活躍の場を提供することを目的として開催される成果発表会で、高校の部では全国から44件の研究が集まりました。
浅井さんは大阪大学のSEEDSプログラムに参加し数学についての研究を大学の先生の指導を受けながら行っています。そこでの研究の成果を発表しました。
本校GS科では、浅井さんだけに限らず、何人かの生徒が大阪大学のSEEDSプログラムや、神戸大学、兵庫県立大学、関西学院大学、甲南大学のROOTプログラムに参加しています。本校ではこうした取り組みを後押ししています。

  

GS科 Perryさんが来校されました

2024年10月28日

GS科の一つの目玉行事は「シアトル研修」です。このシアトル研修を現地で支えて下さっている日米国際交流協会の“Perry”さんが来校されました。
GS科2年生とはランチをご一緒しました。この夏のシアトル研修で大変お世話になった以来の再開で、思い出話で懐かしみました。

GS科1年生とは初対面で、次のシアトル研修に向けて英語で自己紹介をしました。はじめは緊張感満載でしたが、Perryさんの暖かい、ユーモア溢れる人柄に引き込まれ、安心感とともに9か月後のシアトル研修が心待ちになりました。今度はシアトルでお出会いできることを楽しみにしています。

GS科1年「GSⅠ甲子園2024」を開催しました

2024年10月26日

GS科1年生が学校設定科目「GSⅠ」の授業で、「GSⅠ甲子園2024」を開催し、チームに分かれて数学、理科の知識、技能、思考力を競いました。
この「GSⅠ甲子園」は兵庫県で毎年開催される「数学・理科甲子園」を模した内容で実施し、今年度は「数学・理科甲子園2024」と同日開催となってしまったことより、出場する2年生チームの参加は叶いませんでしたが、甲南大学で奮闘している2年生に負けないように、本校第二セミナー教室で熱戦を繰り広げました。
クラスを7班に分け、前半は数学や理科の問題を個人で解いたり、班全員で考えて解答したり、後半は班員で飛行距離を予測し、実際に飛行させて予測精度を競う実技競技を行いました。

最後は大逆転で、飛行距離をみごとに予測した班が総合優勝し、優勝カップを手にしました。難問にも、班で協力して取り組み、大いに盛り上がりました。また、多くの1年生の保護者の方に参観いただき、保護者の方もはらはらドキドキの競技となりました。授業参観にお越しくださり、本会を盛り上げて頂きありがとうございました。

GS科1年 SSHフィールド実習-丹波竜発掘現場-

2024年10月5日

GS科1年が学校設定科目「GSⅠ」の授業として兵庫県丹波市の丹波竜発掘現場を訪問し、フィールド実習を行いました。SSHの事業の一貫として大型バスを借り切って現地に向かいました。
講師として兵庫県立人と自然の博物館 主任研究員(兵庫県立大学 自然・環境科学研究所 教授)の池田忠広先生にお越しいただき、特別に丹波竜の里公園の発掘現場で解説していただきました。今年9月3日に1億1000万年前の同地層から見つかった恐竜の化石が「角竜類(つのりゅうるい)」という草食恐竜の新種であると大きく発表されたところでした。
化石の発掘事業にあたられている池田先生から、世界に比べての日本の地層研究のち密さや、地学だけではなく生物学、語学を初め様々な学問に精通することの大切さ、そして最初の化石の発見から発掘までの壮大な事業の中で「もし化石が発掘されなかったらどうしよう」という舞台裏の苦悩までもお聞きすることができました。発掘現場で聞く講義はとても臨場感があり、発掘調査のスケールの大きさや意義深さを感じることができました。お忙しい中、わざわざ足をお運びくださった池田先生本当にありがとうございました。
次週の「GSⅠ」では、統計的な処理を活用して、恐竜の脚の長さから歩行速度を算出しました。