SSH」カテゴリーアーカイブ

SSH事業Agorá 「AIが騙される?!機械学習のセキュリティ」

令和4年10月25日(火)

例年、本校にて開催されているAgoráを今年も行いました。“誰でも気軽に”というキャッチコピーのもと、学内外のさまざまな人に科学に関する講義や座談会をするものです。今年は、本校GS科の卒業生で、現在、大阪大学情報ネットワーク学専攻 助教の山内先生に「AIが騙される?!機械学習のセキュリティ」というテーマで、模擬講義をしていただきました。近年、自動運転技術や音声認識システムなど、身近なシステムに導入されているAIですが、AIを標的としたサイバー攻撃も数多く登場しており、機械学習モデルを誤認識させる攻撃とその対策方法について紹介していただきました。また、大阪大学情報科学研究科 研究科長 村田教授や大阪大学情報ネットワーク学専攻の本校卒業生の学生さんにも来校していただき、大学や研究についてお話していただきました。
今回、Agoráに参加した在校生は、先輩の現在の研究についてはもちろんのこと、本校での課題研究に関する苦労や工夫、貴重な経験に終始目を輝かせていました。講義後は座談会形式で当時の高校生活や研究内容についてさまざまな質問に答えていただきました。

五国SSH連携プログラム 「データサイエンスコンテスト決勝進出」

令和4年10月23日(日)

本校を含む兵庫県内のスーパーサイエンスハイスクールが連携して「五国SSH連携プログラム」という科学プログラムを実施しています。今回、GS科1年生8名が参加したのは姫路西高校が企画した「データサイエンスコンテスト」というプログラムです。
台湾とオーストラリアと日本の高校生が2名ずつ計6名のチームをつくり、7月から協働活動を続けてきました。ネット上のさまざまなデータを分析し、旅行者のニーズに応えた日本国内の旅行プランを作成し、英語でプレゼンをするプログラムです。
9月に旅行プランを提出し、22チームの中から5チームが決勝に進みました。本校の生徒も2チーム(4名)が決勝に進出し、10月23日(日)、コンテストの決勝会場である兵庫県立大学社会情報科学部キャンパスに行きました。
決勝当日の会場でもプレゼンの練習を熱心にしており、緊張した雰囲気の中で、オンラインでの決勝プレゼンをやり遂げました。結果は、3位と5位入賞でした。プレゼンまでの期間、テレビ会議を繰り返し、海外の高校生と協働活動をしたり、決勝プレゼンの際、英語での質問に一生懸命答えていたり、大いに健闘していました。素敵な賞状と賞品もいただきました。よく頑張りました!

日本植物学会第86回大会高校生研究ポスター発表に参加しました

令和4年9月17日(土)

本校GS科2年生5名が日本植物学会第86回大会高校生研究ポスター発表に参加しました。今年度は対面形式で京都府立大学での開催となりました。2年GS科の2チームは課題研究の成果をポスターにまとめ、大学の先生や研究者の方に発表を行い、質疑応答も行いました。また、今回はフラッシュトークという初の試みにも参加し、専門家の方に対し、口頭発表も行いました。大変緊張しましたが、議論を深めることができ、良い経験となりました。今後の研究活動に活かしていきたいと思います。

学校設定科目「GSⅠ」 オープン講座フィールド実習

令和4年9月10日(土)

SSHオープン講座「フィールド実習」を行い、丹波竜にかかわる場所を巡りました。参加者は1年生GS科と2年生の希望者2名です。講師として兵庫県立大学特任教授(兵庫県立人と自然の博物館研究員)の田中公教先生に来ていただきました。今回、丹波市山南町にある丹波竜の里公園と化石工房ちーたんの館、川代公園を巡検しました。

丹波竜の里公園では、篠山川に降り、特別に発掘現場で解説していただきました。篠山層群の地層の目前で田中先生から講義をしていただき、とても貴重な時間でした。少し移動したところにある化石工房ちーたんの館では、原寸大の丹波竜の復元骨格やカエルの全身骨格、恐竜の卵の化石などの標本を前にして、施設の方に講義していただきました。

本実習は、3年ぶりに実施することができた実習でした。実際に地層や化石を見ながら、研究者の方と交流させていただき、学びを深めることができました。また、率先して岩石を見ていたり、研究者の方に質問をしていたりするなど、地学や生物にさらなる興味・関心を抱く良い機会となりました。

五国SSH連携プログラム「プラネタリウム解説コンテンツをつくり、星空の感動をつたえよう」

令和4年8月27日

本校を含む兵庫県内のスーパーサイエンスハイスクール指定校が連携して「五国SSH連携プログラム」という科学プログラムを実施しています。今回は、その「五国SSH連携プログラム」のひとつで、明石北高校が主催し、明石市立天文科学館との共同により実施されました。今回の「プラネタリウム解説コンテンツをつくり、星空の感動をつたえよう」というプログラムにはGS科の1年生3名が参加しました。
下記の日程で行われた本プログラムですが、県下の高校生が約50名参加しており、各日、さまざまな体験をさせていただき、有意義な時間を過ごすことができました。

(1)8月2日(火)               事前のプラネタリウム投影見学 @明石市立天文科学館
(2)8月9日(火)               オンライン講座・交流会 @本校
(3)8月22日(月)             グループでプラネタリウム解説準備・練習 @明石市立天文科学館
.           (その後、希望者のみ天体観測会)
(4)8月27日(土)             来館者の前で発表 @明石市立天文科学館

厳しい暑さのなか、解説コンテンツを作成・発表するために数日に分けて、明石市立天文科学館へ行きました。初回はドームで星空の見学をし、2回目はZoomを用いて、オンライン講座や他校の参加者との交流を行いました。交流する際、解説したい星空の季節を選び、季節ごとにグループを分けました。3回目は他校の参加者と発表に向けて打ち合わせ、実際にドームで星空を投影しながらリハーサルさせていただきました。その後、希望者に対して天体観測会が行われ、さまざまな望遠鏡を使いながら、夏の夜空を眺めました。最終日となる4回目は当日来館された方に向けて,ドームにて星空を解説しました。高校生ならではの視点で星空を解説しており、ユーモアがあり、来館者の方々に楽しんでいただけたと思います。

五国SSH連携プログラム「高校生リサーチプラン研修会」

令和4年8月27日(土)

本校にて、五国SSH連携プログラム「高校生リサーチプラン研修会」を実施しました。
大学や博物館から3名の先生に来校していただき、他校からの参加者と一緒に、研究する上で大切なリサーチプランについて学びを深めました。

午前中は、自分たちがいま取り組んでいる研究についてパネルディスカッションを行いました。そして、甲南大学フロンティアサイエンス学部教授 甲元一也先生に講師として「リサーチプランとは何か」について講義していただきました。また、京都大学大学院理学研究科名誉教授 馬場正昭先生と兵庫県立人と自然の博物館研究員 鈴木武先生にも来校していただき、さまざまな場面でご指導、ご助言いただきました。午後は、午前のことを踏まえて、先生方や先輩方からアドバイスをいただいたり、他校の高校生と意見交換したりしながら、自分たちの研究テーマについてリサーチプランを改善し、今後の課題を発表しました。

研修会日程
実習Ⅰ「リサーチプランの発表」
講義 「仮説の立て方に重点をおいたリサーチプランの立案」  講師:甲元先生
実習Ⅱ「リサーチプランの改善」
実習Ⅲ「改善策の発表」
講評・振り返り

グローバルサイエンス科 8 th Science Conference in Hyogo

令和4年7月18日(月)

神戸大学百年記念館六甲ホールにおいて、“8th Science Conference in Hyogo”が開催され、兵庫県下のスーパーサイエンスハイスクール15校の生徒が参加しました。また、同校のALTも多数参加し、指導・助言を行いました。本校からはグローバルサイエンス科3年生3名が参加し、英語によるポスターセッションと質疑応答を行いました。詳細は以下の通りです。

1  Schedule
(1) Special lecture by Mr. Erkki Tapio LASSILA
Kobe University Graduate School of Human Development and Environmental Studies,
Department of Human Development
Assistant Professor
Title  Science, Education and Science Education: a Cross-Cultural Examination
(2) Presentations with posters and slides
20 minute cycle x 7 rounds
(3) Feedback and closing address

2  Presentations by Takarazuka-Kita SHS
Title      How To Reduce Temperature Changes Due to Ventilation
Speakers  ITO Hakua, KITAMURA Nana, HIROSE Nao

総合的な探究の時間(普通科2年) SSH特別講義~リサーチプランの作成~

令和4年6月2日(木)

普通科2年生の「総合的な探究の時間」のSSH特別講義を行いました。
題目「探究におけるリサーチプランの必要性」
講師 九州工業大学 高大接続センター 進藤 明彦教授

スライドを用いたわかりやすい講義でした。講義途中でキーワードmapを模擬的に作成する実習もあり、今後の探究活動においてすぐに役立てられる実践的な内容でした。
次週は今回作成したmapをもとに、グループ討議をしていく予定です。
探究活動は結果も大切ですが、活動の過程でいろいろなことを考えたり、他人と協議したりすることがもっと大切なことです。人の考えを聞き、自分の考えを伝えられる人になりましょう。