本校では、「草の根国際交流」に力を入れており、この夏休みに多くの生徒が外国にルーツをもつ子どもたちの夏休みの宿題をお手伝いをするボランティアに参加しました。
三木市や小野市には多くの外国人が住んでいらっしゃり、外国人の子どもの数も増えています。学校での学習について困っている子どもたちも多いとのお話を三木市国際交流協会様や小野市国際交流協会様からお聞きし、一昨年、昨年に引き続き、本校国際総合科、普通科を問わず多くの生徒が、夏休みの宿題に一緒に取り組むお手伝いをしました。
参加した生徒たちは、考えることも多かったようで、また今後もこのような機会があれば参加したいとの声が多く聞かれました。以下、感想を紹介します。
・「言葉が通じなくても真摯に向き合うことで、子供はその意思をくみとって仲良くしてくれるということが分かりました。担当した子は絵が好きで、絵を描くのに夢中になっていたけど、しばらくしたら私に計算を教えてくれるように頼んできたので、子供でもとてもしっかりしているんだなと思いました。」
・「たまたま担当した子がいちご狩りでペアになった子で久しぶりに会えてすごく嬉しかったです!」
・「宿題が終わっていたようでしたが、自分でやるべきことを見つけて取り組んでいました。私はそれがなかなかできないのですごいなと感じました。」
・「ほんとに楽しかったです! 最初は子どもとの接し方に不安があったのですが、少しづつペアの子とも話が出来て、最終的には懐いてくれて嬉しかったです!宿題を教えるのも苦じゃなくなって、会話が増えたりして楽しいことが多くありました。私は将来保育士になることをめざして頑張ろうと思っているので、このようなボランティアがあって、とてもいい機会でした。」
・「初めて参加してみて初めはどんな感じで教えたらいいのか分からなくて少し緊張しましたが、フレンドリーに話しかけてくれて沢山お話しながら楽しく勉強したりおにぎり作りを通して仲が深まったりして良かったです。やはりやさしい日本語を使いながら話をすることは凄く大切なんだなと改めて分かりました。いろんな国籍の子供たちがいて文化の違いなどを感じました。」
・「三木にもたくさんの外国の子供がいて、勉強についていけていなかったりして困っていることが分かったので、もっとそういう子達がのびのびと過ごせる環境を作ったり手助けをしたりしたいと思いました。」
・「初めてこのボランティアに参加し、1回目の参加がとても楽しかったので、次のボランティアも参加しました。様々な国の子たちがきていて自分が担当する子とたくさんお話をしたり、勉強を教えたり、とても良い経験になりました。」
・「3回目の参加だったけれど、やっぱり勉強を教えるということは難しいなと実感しました。日本語をよく理解している子も簡単な言葉で説明しないと伝わらなかったりするので私の中で言葉遣いや語彙力が課題だなと感じました。」