Microsoft Teams」タグアーカイブ

リモート授業も2週間目に入りました。


教員にも生徒にも「 リモート授業 」に対する変化が表れてきました。 好ましい面としては 、生徒も教員も 「慣れ」ることでスムーズに授業ができるようになったこと、そして接続不良に対するトラブル対処力の向上などが挙げられます。

授業の双方向性(文科省の言う「インタラクティブな授業」)

上写真右側の教員(椅子に座っている)が「Whiteboard」で対応しているところです。
工夫:数学の計算手順を「Whiteboard」でやりとり

教員 (もちろん生徒もですが) のリモート授業スキルも、どんどんレベルアップしています。上の写真は計算式の手順を Microsoft Teamsの機能「Whiteboard」 でインタラクティブ(双方向)にやりとりをしているところです。
生徒が書いたものがリアルタイムで教員のタブレットに表示され、教員の訂正などが生徒の手元に表されます。
「教員の授業を流し聞くだけ」では疲れも倍増します。そして集中力も持続しません。しかし、双方向での関わり合いが生まれれば、集中力が持続しやすくなり、その結果、疲れも軽減されると考えられます。

「リモート授業疲れ」の対策として

しかし、気がかりな面もあります。それは世間を賑わせた「リモート ~~ 疲れ」です。
生徒に「(リモート授業って)最初こそ、”おぉ~”ってなっただろうけど、疲れない?」と確認をすると、「疲れる」と。
当然だと思います。 大人でも疲れますので。 理由はシンプル。中学校年代の元気の有り余る生徒が、10インチ前後の画面前で、集中して座っているのですから。
そこで、生徒本人と朝の会で以下のことを確認して、授業をする教員に共通理解を図りました。
「授業中でも離籍して(画面から外れて)部屋の中を歩くなど、気分転換をして、無理のないリモート授業の参加をする」と。

まとめ

コロナ禍が引き起こした「リモート授業」ですが、ピンチをチャンスと変えて多様な学びが創出されてきています。運用方法は「子供の実態に合わせて」が第一優先事項。それに合わせて、教員もスキルアップを図っていかなければなりません。

5月17日(月)今年度もリモート授業を開始しました。

授業開始のあいさつ

終わりの会

昨年度までとはシステムを変え、本日、中学部で Microsoft Teams を活用したリモート授業を開始しました。
コロナ感染拡大による、非常事態宣言延長を受け、生徒たちの学びを保証していくためです。
一部の生徒は大事をとってGW前から自宅学習に切り替え、学習プリントの自宅配送などで個別に対応をしていました。それもGW明けまでの辛抱だと…

しかし、非常事態宣言の延長を受け、学びの保証はもとより、生徒同士のつながりを何とか確保しなければ、と今回の実施に至りました。
学校は生徒同士の何気ない会話や関わり合いが醍醐味です。それが楽しいのですから。

生徒は、リモートとはいえ三週間ぶりの友達たちの姿と授業に「楽しかった!」の言葉。
実施できて本当によかったと感じました。
今後の課題は、「リモート」という物珍しさで「楽しい」のでなく、友達たちと関わり、学びあいが深まるからこその「楽しい」にICT機器の活用を推進していかないといけないと思っています。

以下に、本日の取り組みの様子を写真で紹介します。

接続でき授業途中から参加。
製作物を Teams で見せているところ。

総合。今年度の文化祭のアイディアを出し合っているところ。iPadのカメラを通して大型モニターを、教室の生徒と一緒に視聴。

右下にジャガイモの花

生徒が、先週に行った土づくりから、今日実施しているマルチ作業の流れの説明をしているところ。
  
マルチシートを畝に張っているところです。

〈先週のおまけ〉耕運機を使用しているところです。

生徒たちが最も笑顔で楽しんでいたのは、やはり「休み時間」の「おしゃべり」です。
 
他校では、GIGA実施で休み時間の利用を禁じているところもあると聞いています。しかし、機器の活用方法を生徒、保護者、職員でコミュニケーションを取り合って、適切な機器の活用を学ばせていかなければと考えています。幼児児童生徒たちに必要な「デジタルシチズンシップ」の考え方と実践を身につけさせていく取り組みをしていきます。